【社会考】「働く高齢者」じゃなきゃダメなの?

社会

おはようございます。やっと少し涼しくなってきましたね。

もう9月も終わりなんですから、暑い日々は来年でいいんですけど、天気予報では「来週には暑さがぶり返す」なんて言っていますよ。

今年は「秋」がどこへ行っちゃったのでしょうか。

コロちゃんは、早く気持ちのよい涼しい秋の下でワンコを散歩をしたいですね。

今日は「働く高齢者が最多」という話題をポチポチします。

1.「働く高齢者912万人」の報道

朝、コロちゃんが新聞をバサバサと広げていると、「働く高齢者が最多」という記事を見つけました。

その報道によると、2022年の「65歳以上の高齢者の就業者数」が、912万人と過去最多となったと報じています。

コロちゃんは「単身無職高齢者」として、60代のほぼ10年間を過ごしてきましたから、こういうお話しを聞くと、「なんか働いてないと悪いんかなー」と、斜に構えてしまうんですよね。
( ̄‥ ̄)=3 フン

コロちゃんは、何も世の中の皆さんの動きに追従することはないんですが、やはり周りの方たちのことは、ちょっとは気になりますね。

2.「高齢者の人数は初めて減少、割合は最高更新」

この発表は、総務省統計局が「敬老の日」(9月18日)を迎えるにあたって、統計からみた我が国の65歳以上の高齢者の姿について取りまとめたものです。

題名は「統計トピックス 統計からみた我が国の高齢者-「敬老の日」にちなんで-」です。そのまんまですね。

内容を簡単に見てみましょう。以下のグラフをご覧ください。

「総務省統計局 高齢者の人口」より

https://www.stat.go.jp/data/topics/pdf/topi138_01.pdf
出典:総務省統計局 統計トピックスNo.138 統計からみた我が国の高齢者-「敬老の日」にちなんで- より(9月19日利用)

上記のグラフは「高齢者の人口の推移」です。

ちょっと驚くのですが、日本の「高齢者の人口」は2023年9月15日の推計で3623万人と前年比で1万人の減少となったそうです。

この減少は、1950年以降で初めてのことと書いています。

しかし、総人口に占める「高齢者」の割合は29.1%と、こちらは過去最高となったとしています。

要するに、コロちゃんの「高齢者仲間」が3600万人もいらっしゃるわけですね。沢山いますね、街中が「高齢者」ばかりになるわけですね。

3.高齢者の就業数は912万人

次は、今日のテーマの「高齢者の就業」についてです。下記のグラフをご覧ください。

「総務省統計局 高齢者の就業」より

https://www.stat.go.jp/data/topics/pdf/topi138_02.pdf
出典:総務省統計局 統計トピックスNo.138 統計からみた我が国の高齢者-「敬老の日」にちなんで- より(9月19日利用)

上記のグラフは「高齢就業者数」の推移です。

「高齢就業者数」は、2004年以降19年連続で増加を続けており、2022年には912万人と過去最多となっています。

コロちゃんは、これを読んで「なんか働かないと悪いのかな?」とちょっと感じてしまいました。世の中の雰囲気と流れはそちらに向かっているように思ってしまったのです。

4.隣は何をする人ぞ

「高齢者の就業者数」が過去最多の912万人になったからといって、すべての高齢者が働いているわけではありません。

下記のグラフをご覧ください。

「総務省統計局 高齢者の就業」より

https://www.stat.go.jp/data/topics/pdf/topi138_02.pdf
出典:総務省統計局 統計トピックスNo.138 統計からみた我が国の高齢者-「敬老の日」にちなんで- より(9月19日利用)

上記のグラフは「高齢者の就業率の推移」です。

コロちゃんと同じ「65~69歳の方の就業率(緑色線)」は50.8%です。働いているのは二人に1人にすぎません。

コロちゃんは、もうすぐ70歳になりますから、そうなると働いている方は33.5%で、三人に1人です。

現在働いていないコロちゃんは、少数派ではなく、多数派なのです。エッヘン!
o(`⌒´*)oエッヘン!

いやいや、別に偉くないですよ。
(´・_・`)ショボン

5.なぜみんなは働くのだろう

上記のような「高齢者の就業状況」を見ていくと、「なぜみんなは働くのだろう?」と思いますよね。

それを調べた内閣府の調査があります。下記のグラフをご覧ください。

「内閣府 高齢者の経済生活に関する意識」より

https://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/w-2020/html/zenbun/s1_3_1_2.html#:~:text=%E3%81%BB%E3%81%A9%E5%A4%9A%E6%A7%98%E5%8C%96-,%E7%8F%BE%E5%9C%A8%E5%8F%8E%E5%85%A5%E3%81%AE%E3%81%82%E3%82%8B%E4%BB%95%E4%BA%8B%E3%82%92%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8B%E4%BA%BA,%E9%A0%86%E3%81%A8%E3%81%AA%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8B%E3%80%82
出典:内閣府  令和2年版高齢社会白書(全体版)就業の状況 より(9月19日利用)

上記のグラフは「就業者の仕事をしている理由」の回答です。

男女の65~75歳以上の方の回答(全体)をみると、第1の理由は「収入が欲しいから(45.4%)」です。第2の理由が「働くのは身体によいから老化を防ぐから(23.5%」となっています。

やはり「生活費・老後の備え」が、皆さんの「なぜ働くのか?」の一番大きな理由の様です。

6.コロちゃんは、「リタイア清貧生活」を楽しんでいる

コロちゃんは、60歳になったとたんに「大腸がん」に罹患し、その後も「悪性リンパ腫」にも罹患したために、一足早いリタイア人生を強いられました。

しかし、今では後遺症の「腰痛」に、未だに苦しめられていますが、それなりの「清貧生活」をエンジョイしています。

毎日が「読書」と「ブログ作成」の日々ですが、それなりに楽しんでおり充実しています。

コロちゃんは、今後「お仕事」に就く気はありません。

そのような考えは決してコロちゃんだけではありません。以下のグラフをご覧ください。

「内閣府 高齢者の経済生活に関する意識」より

https://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/w-2020/html/zenbun/s1_3_1_2.html#:~:text=%E3%81%BB%E3%81%A9%E5%A4%9A%E6%A7%98%E5%8C%96-,%E7%8F%BE%E5%9C%A8%E5%8F%8E%E5%85%A5%E3%81%AE%E3%81%82%E3%82%8B%E4%BB%95%E4%BA%8B%E3%82%92%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8B%E4%BA%BA,%E9%A0%86%E3%81%A8%E3%81%AA%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8B%E3%80%82
出典:内閣府  令和2年版高齢社会白書(全体版)就業の状況 より(9月19日利用)

上記のグラフは、現在「働いていない高齢者」の方に、今後仕事に就く気があるかどうかを質問した回答結果です。

なんと9割近く(87.0%)の方が、「仕事につくつもりはない」と回答しているのです。

ですから「就労生活」よりも「リタイア生活」を選んでいる高齢者の方は、決してコロちゃんだけではないのです。

コロちゃんだけじゃないもーん!
ヽ(`Д´)ノナイナイ

7.諸外国の高齢者との比較

それでは、こんなに高齢者が働いているのは日本だけなのでしょうか、諸外国の高齢者の例を見てみましょう。

下記のグラフをご覧ください。

「総務省統計局 高齢者の就業」より

https://www.stat.go.jp/data/topics/pdf/topi138_02.pdf
出典:総務省統計局 統計トピックスNo.138 統計からみた我が国の高齢者-「敬老の日」にちなんで- より(9月19日利用)

上記のグラフは「主要国における高齢者の就業率の比較」です。

これを見ると、日本では韓国に次ぐ主要国第2位の「高齢者就業率」です。

ヨーロッパ諸国は、みな一桁で「高齢者就労」が例外というくらいに低い数値です。

アメリカ・カナダでさえ、日本より下回っています。

唯一「韓国」のみが、日本よりは高い数値ですが、これは社会経済的状況が日本よりも「高齢者」に厳しいためなのか、それとも「儒教」の影響なのかはよくわかりませんね。

しかし、日本の「高齢者就業率」が世界的にも極めて高い事は間違いがありません。

8.よく見るとそんなに働いてないんじゃないの

コロちゃんは、ここまでポチポチ書いて来て、ふと気が付きました。

冒頭の新聞報道での見出しは「働く高齢者が最多」となっていて、まるで「高齢者が働いてないことが例外」のような印象です。

その記事の内容も、「就業率が上がった」と具体的な数字をたくさん書いていて、あたかも「高齢者みんなが働いているのだから・・・」と言わんばかりの記事になっています。

うがった読み方をすると「働いていないあなたは、みんなが働いているのだから、働いた方がいいよ」とアピールしているようにも読めます。
コロちゃんの印象です)ちょっとね。

しかし、現実の数字は、65~69歳の方の就業率は50.8%です。働いているのは二人に1人にすぎません。70~74歳になると、働いている方は33.5%と、三人に1人です。

この数字を確認すると、新聞記事の見出しに「働く高齢者が最多」と書くのは・・・・ちょっとね。

確かに「働く高齢者の絶対人数」は、昨年より1万人増えて最多になっていますから、「見出し」の内容は誤りではないのですが、「高齢者の中で働いている人数」は最多ではありません。

しかし、この「見出し」を読んだ「高齢者」は、「おー、みんな働いているのか、じゃあ俺も働かなきゃあ」と勘違いするのではないでしょうか。
コロちゃんの印象です)

「働いている高齢者」は、「高齢者全体」の中では多数派ではありません。誤解のないようにしていただきたいと、コロちゃんは思いました。

就労していないコロちゃんは、決して少数派ではないですからね。
ヾノ゚ェ゚*)ナイナイ

コロちゃんは、社会・経済・読書が好きなおじいさんです。

このブログはコロちゃんの完全な私見です。内容に間違いがあったらゴメンなさい。コロちゃんは豆腐メンタルですので、読んでお気に障りましたらご容赦お願いします(^_^.)

おしまい。

manseok KimによるPixabayからの画像
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