【社会考】わが町の将来を知る

社会

おはようございます。今朝もワンコと散歩に行きましたが、いつも顔を合わせるワンコ仲間とすれ違いました。

ワンコ仲間は、皆さん全員がお年寄りですね。

あっ!ワンコの年ではないですよ。リードを持っている飼い主様のお年です。ワンコの年は見ただけでは、なかなかわかりません。

コロちゃんが住んでいるこの町のお年寄りは、ワンコの飼い主様だけではありません。そういえば、街中のどこを歩いても、お年寄りの姿が目につきます。

今日は、コロちゃん+ワンコが住んでいる、わが町の25年後の未来の姿をポチポチします。

1.そういえば、お年寄りはコロちゃんだけではないね

コロちゃんは、このブログで広くお知らせしているように、70歳間近のおじいちゃんです。

すでにリタイア・年金暮らしを「清貧」をモットーにして、日々生きています。

コロちゃんが、お出かけするところは、「病院・薬局」や「スーパー」「ドラッグストア」がほとんどで、あとは「図書館」ぐらいですか。

最近は、遠くへお出かけすることは、あまりなくなりましたね。

そして、そのお出かけ先で、お見掛けする皆さんは、お年寄りが多いのです。いやいや、コロちゃんもその一人なんですが。

そんな時に、新聞をバサバサしていたら、こんな記事を目にしたのです。

「日本の人口に占める65歳以上の割合は28.6%ですが、人口1万人以下の市町村に限れば40.8%になります」

この新聞記事をお読みになりたい方は、下記のリンクのクリックをお願いします。

人口減少時代の都市政策(9) 老いる日本が抱える課題 - 日本経済新聞
2020年国勢調査によると、日本の人口に占める65歳以上の割合は28.6%ですが、人口1万人以下の市町村に限れば40.8%になります。このような状況で、高齢者の生活の質を確保するにはどうすればよいでしょうか。現在の地域包括ケアは、「エイジング・イン・プレイス」という高齢者の移動を前提としない考えに基づきます。住み慣れた...

おー、そんなにお年寄りが増えているのか、とコロちゃんは思いました。

そして、そういえばコロちゃんの住んでいるこの町は、お年寄りが何%ぐらいいるのかなと思い、ポチポチと調べてみることにしました。

2.住んでいる地域の25年後の姿を見てみよう

コロちゃんが住んでいるのは、東京からやや離れた、緑にあふれた自然が残された地域です。

多くの日本全国の地方と同じように、この辺りもお年寄りが増えているのですが、その25年後の姿を知るために、ポチポチ調べていると、ちょうどよいサイトを見つけました。

「地域経済分析システム(RESAS:リーサス)」というサイトです。

このサイトは、地方創生の様々な取り組みを情報面から支援するために、「経済産業省」と「内閣官房デジタル田園都市国家構想実現会議事務局」が提供しているものだそうです。

しかし、「内閣官房デジタル田園都市国家構想実現会議事務局」って、長い名前ですね。読むのが大変です、「寿限無みたい」。ウププ。
(〃゚艸゚)プッ

このサイトを見てみたい方は、下記のリンクのクリックをお願いします

トップページ - RESAS 地域経済分析システム
地域経済分析システム(RESAS:リーサス)は、地方自治体の様々な取り組みを情報面から支援するために、内閣官房デジタル田園都市国家構想実現会議事務局が提供する、産業構造や人口動態、人の流れなどの官民ビッグデータを集約し、可視化するシステムです。

このサイトは、自治体職員の方や、地域に関心を持つ様々な分野の方によって、効果的な施策の立案・実行・検証のためなどに広く利用されているそうです。

ご自分の住んでいる地域の、将来の姿を見てみたい方は、ぜひこのサイトをポチポチしてみてください。興味深いですよ。

3.コロちゃんの住む地域の25年後

コロちゃんの住んでいる地域の将来の人口を見てみるために、上記で紹介しました「地域経済分析システム(RESAS:リーサス)」で、自治体名を入力してみました。

下記の表が「2020年」と「2045年の「総人口」・「年少人口」・「生産年齢人口」・「老年人口」のデータです。

「経済産業省・内閣官房デジタル田園都市国家構想実現会議事務局 地域経済分析システム(RESAS:リーサス)」より

https://resas.go.jp/populationcomposition/#/transition/11/11212/2020/2/0.0/9.75933340719466/36.0421623/139.3999504/-
出典:経済産業省と内閣官房デジタル田園都市国家構想実現会議事務局 地域経済分析システム(RESAS:リーサス)より(5月26日利用)

それでは、上記のデータでコロちゃんが住んでいる〇〇市の、「2020年」と「2045年」の「総人口・年少人口・生産年齢人口・老年人口」の違いを比べてみましょう。

下記の、左が2020年で、右がその25年後の2045年です。

●総人口    91791人→81029人  マイナス10762人

●年少人口   10582人→ 8638人  マイナス 1944人

●生産年齢人口 52871人→42844人  マイナス 10027人

●老年人口   25995人→29547人  プラス 3552人

上記の25年後の人口推移をみると、「総人口」が1万人減少して、「年少人口」も2千人減少し、「生産年齢人口」が1万人減少ですね。

増えるのは「老年人口」のみで、3.5千人増えています。率で言うと28.32%→36.46%への増加です。

総じて、〇〇市の25年後は、総人口はゆっくりと減少していきますが、生産年齢人口は、それに合わせて減少し、老年人口は、ゆっくりと増えていくように見えますね。

この未来の姿は、おそらく避けられないものとして招来するものと思われます。

4.人口減少がもたらすもの

人口の減少は、日本全体で起きている現象です。どこの地域でも大小の違いはありますが、人口の減少は進んでいきます。

それでは、その影響について見てみましょう。

国土交通省が、「人口減少が進行した場合に想定される地方のまち・生活への具体的な影響について」という文書を表示しています。

そのサイトをお読みになりたい方は、下記のリンクのクリックをお願いします。

2 人口減少が地方のまち・生活に与える影響

この文書の中では、「人口減少が地方のまち・生活に与える影響」の、主なものを紹介しています。下記の見出しをご覧ください。

(1)生活関連サービス(小売・飲食・娯楽・医療機関等)の縮小

(2)税収減による行政サービス水準の低下

(3)地域公共交通の撤退・縮小

(4)空き家、空き店舗、工場跡地、耕作放棄地等の増加

(5)地域コミュニティの機能低下

そして、それだけではありません。

人口減少による地方のまち・生活へのそれぞれの影響は、生活利便性の低下や地域の魅力の低下を通じて、さらなる人口減少を招くという悪循環に陥ることが考えられます。

その「人口減少の悪循環」の一例をイメージ図で示したものが、下記の図表です。

「国土交通省 人口減少が地方のまち・生活に与える影響」より

https://www.mlit.go.jp/hakusyo/mlit/h26/hakusho/h27/html/n1122000.html
出典:国土交通省 人口減少が地方のまち・生活に与える影響より(5月26日利用)

上記のイメージ図によると、「人口減少の悪循環」として挙げられていることは、以下の通りです。

●生活関連サービスの縮小

●税収減等による、社会サービスの低下・社会インフラの老朽化

●地域公共交通の撤退・縮小

●空き家・空き店舗・工場跡地・耕作放棄地の増加

●住民組織の担い手不足(自治体・消防団・地域の祭り等)

●学校の統廃合

コロちゃんも多くの皆さんも、まだまだ自分のこととしては受け止められていないと思いますが、少し調べてみると、この人口減少はまず避けられません。

そして、上記の「人口減少の悪循環」もまた避けられないものとして考えなければならないと思います。

それを前提として、様々なソフトランディングのための対策を今から進める必要があると考えます。

5.長男一家様の住む地方都市

コロちゃんの長男一家様は、コロちゃんちよりも、少し都市部に近い所にあります。その地方都市の25年後はどうなっているのかと思って、ポチポチしてみました。

「経済産業省・内閣官房デジタル田園都市国家構想実現会議事務局 地域経済分析システム(RESAS:リーサス)」より

https://resas.go.jp/populationcomposition/#/transition/11/11230/2020/2/0.0/9.75933340719466/35.793497/139.5653302/-
出典:経済産業省と内閣官房デジタル田園都市国家構想実現会議事務局 地域経済分析システム(RESAS:リーサス)より(5月26日利用)

それでは、上記のデータで長男一家様が住んでいる〇〇市の、「2020年」と「2045年」の「総人口・年少人口・生産年齢人口・老年人口」の違いを比べてみましょう。

下記の、左が2020年で、右がその25年後の2045年です。

●総人口    166017人→158710人  マイナス7307人

●年少人口   20924人→ 19540人  マイナス 1384人

●生産年齢人口 98647人→87107人   マイナス 11540人

●老年人口   42180人→52063人  プラス 9883人

上記の25年後の人口推移をみると、「総人口」が7千人減少して、「年少人口」も1.3千人減少し、「生産年齢人口」が1.1万人減少ですね。

増えるのは「老年人口」のみで、9.8千人増えています。率で言うと25.41%→32.8%への増加です。

総じて、〇〇市の25年後は、総人口はゆっくりと減少していきますが、生産年齢人口は、それに合わせて減少し、老年人口は、ゆっくりと増えていくように見えますね。

この未来の姿は、間違いなく避けられないものとして招来するものと思われます。

6.次男一家様の住む町

次に、コロちゃんの次男一家様の住んでいる地域を見てみましょう。コロちゃんちから行くには、新幹線を使わないと行けないような地方都市です。

この地方都市の25年後は、どのように変わっているのでしょう。

「経済産業省・内閣官房デジタル田園都市国家構想実現会議事務局 地域経済分析システム(RESAS:リーサス)」より

https://resas.go.jp/population-composition/#/transition/23/23233/2020/2/0.0/9.75933340719466/35.1999114/136.8529141/-
出典:経済産業省と内閣官房デジタル田園都市国家構想実現会議事務局 地域経済分析システム(RESAS:リーサス)より(5月26日利用)

それでは、上記のデータで次男一家様が住んでいる〇〇市の、「2020年」と「2045年」の「総人口・年少人口・生産年齢人口・老年人口」の違いを比べてみましょう。

下記の、左が2020年で、右がその25年後の2045年です。

●総人口    67352人→66080人   マイナス1272人

●年少人口   8696人→ 8559人   マイナス 137人

●生産年齢人口 36320人→38324人   マイナス 2004人

●老年人口   15188人→19197人  プラス 4009人

上記の25年後の人口推移をみると、「総人口」が1.2千人減少して、「年少人口」はわずか130人の減少ですね。

「生産年齢人口」は2千人減少で、「老年人口」は4千人増えています。率で言うと22.55%→29.05%の増加です。

この地方都市は、今後25年にわたって、ほとんど人口変動が見られない、数少ない都市になるのではないかと思われますね。

ただ、「生産年齢人口」の2020年のグラフに、異様な減少と増大のへこみがあります(RESASのデータには人口推移の線表も記載されています)。

なにかこの時期に5000人規模の人口移動があったように思われます。地域的な要因なのかもしれません。

このブログをポチポチしている時に、地方都市の場合に、老人ホームなどの介護施設が新設されると一気に高齢化率が上昇する場合があるとの情報がありました。

なるほど、そういうこともあるかもしれませんね。今後もいろいろな情報を調べて、この問題は追いかけてみたいと思います。

7.対策は今からしたほうがいいと思うよ

今日は、新聞で「日本の人口に占める65歳以上の割合は28.6%ですが、人口1万人以下の市町村に限れば40.8%になります」という記事を読んで、自分の居住地をポチポチしてみました。

記事は、「1万人以下」の市町村でしたので、コロちゃんの居住地は当てはまらないのですが、それでも高齢化の波は、この地域にもひたひたと迫ってきていました。

コロちゃんが、25年後まで生きていることはないと思っていますが、このジワジワと真綿で首を絞められるような人口減少は、それとは関係なく確実に進行していきます。

最初は、周辺の小さな市町村から、順次大きな市町村へと進んでいくことでしょう。

今日、見てきた3つの地方都市は、今ではまだ、深刻な人口減までは進んでいません。

それでも2045年の高齢化率は、コロちゃんの居住地では36.46%、長男一家様の居住地では32.80%、次男一家様の居住地では29.05%に達します。

今の内から未来に備えて、上記でご紹介した、国土交通省の「人口減少が進行した場合に想定される地方のまち・生活への具体的な影響について」を真剣に検討すべきだと、コロちゃんは考えています。

コロちゃんは、社会・経済・読書が好きなおじいさんです。

このブログはコロちゃんの完全な私見です。内容に間違いがあったらゴメンなさい。コロちゃんは豆腐メンタルですので、読んでお気に障りましたらご容赦お願いします(^_^.)

おしまい。

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