0.「今日の記事のポイント」

コロちゃん
今日の記事は、下記のような内容になっていますよ。どうぞ最後まで楽しみながらお読みください。
①「アメリカでは転職を上回る現職の賃上げがあるんだって」
②「転職で収入アップは容易ではないって?」
③「転職しての賃金増加は4割で思ったよりも多くないよ」
④「ビッグステイは個人の生活視点では良いことだよね」
⑤「コロちゃんと転職のお誘い」

1.「アメリカでは転職を上回る現職の賃上げがあるんだって」
コロちゃんが、朝コーヒーを飲みながら新聞をバサバサ読んでいると「ビッグステイ/転職上回る現職の賃上げ」との見出しが目に入りましたよ。
コロちゃんは、この馴染みのない「ビッグステイ」との見出しに、「はて?ビッグステイって何?」と首を傾げましたよ。
(。・_・?)ハテ?
コロちゃんは「初めて聞く言葉」ですよね。これは「日経新聞」の「市場を知るニュースワイド」の「コラム記事」ですから、そんなに長い記事ではありません。
読んでみると、以下でしたよ。
「ビッグステイとは同じ会社で働き続ける労働者の賃金上昇率が転職者を上回る現象の事です」
へー、そんな「言葉(概念)」があるんだー? 知らなかったなー。
( ¯ㅿ¯)へー
そこで興味を持ったコロちゃんが、内容を読んでみると「2023年に米民間雇用サービス会社ADPのチーフエコノミストが提唱したのが始まり」と書いてますね。
ふむふむ、「3年前」にアメリカで初めて提唱されたのではコロちゃんが知らなかったのも無理はないですよね。
(σロ-ロ)✧フムフム…
それで「コラム」を続けて読んでみますと、以下の内容が記載されていましたよ。
「米アトランタ連銀が公表する賃金トラッカーによると、3月の賃金上昇率は転職者が4.4%、継続勤務者が3.8%だった」
「約2ポイントの差があった22~23年に比べると、転職で得られる賃金の伸びが鈍化している」
これを記事では「米国では転職者と継続勤務者の賃金上昇率が縮小している」と書いているのですよね。
うーむ、まだかろうじて「転職者」の賃金が「継続勤務者」を上回っていますが、その差は「2%以下」にまで縮小しているんじゃ、わざわざ「転職するインセンティブは小さい」ですよね。
( ̄へ ̄|||) ウーム
それに、もしこの「ビッグステイ(転職しない方が賃金が高い)現象」が日本でも起きたら、もう「雇用の流動化」なんて進むはずないですよね。
記事では、「日本にもこの波が近く押し寄せ、物価や個人消費などに影響する可能性があります」と報じていますよ。
さらにコロちゃんが注目したのは、「就職情報サイトのマイナビの調査によれば、企業の採用担当者に『ビッグステイが日本でも同様に到来するか』について尋ねたところ、8割超が『来ると思う』と回答した」と記載していますよ。
コロちゃんは、さっそくこの「マイナビの調査」を探してちょっと読んでみようと思い立ちましたよ。
だけどコロちゃんが、この「コラム」を読んでショックを感じたのは、現在の日本の「雇用の流動化で生産性を向上させる」との政策への疑問を持ったことでしたよ。
だって「別に雇用の流動化」でわざわざ転職させなくとも、「経営者が高い賃上げ」をすれば良いんじゃないですか。
コロちゃんは、「転職一般」について全部反対しているわけではないですが、「転職」にはリスクとコストが大きな負担として労働者に降りかかりますよね。
それは全部「労働者個人の負担」になります。コロちゃんは、その「労働者個人の負担」を重視しますよ。
だから、このコラム記事を読んだ時にコロちゃんは、「雇用の流動化」で「転職を奨励」するよりも「もっと企業に賃上げを奨励すべき」だと思ったのですよ。
そこでコロちゃんは、この「ビッグステイ(転職しない方が賃金が高い)」が日本ではどのような状況になっているのかをちょっと調べてみようと思い立ちましたよ。
なお、この「日経新聞」の「ビッグステイ/転職上回る現職の賃上げ」との見出しの記事をお読みになりたい方は、下記のリンクのクリックをお願いします。


2.「転職で収入アップは容易ではないって?」
コロちゃんは、冒頭の記事を読んでさっそく「マイナビ」の「企業の雇用施策に関するレポート2026」をざっと読んでみました。
この「調査」は、「企業の中途採用担当者1500人」に聞いたものでした。以下でしたよ。
◎「Q.日本でビッグステイが来ると思うか?」
(小数点以下切り捨て)
①「今後1年以内に来ると思う :17%」
②「2~3年以内に来ると思う :34%」
③「4~5年以内に来ると思う :20%」
④「6~10年以内に来ると思う : 7%」
⑤「10年以上先に来ると思う : 5%」
⑥「この先永遠に来ないと思う:15%」
https://news.mynavi.jp/article/20260415-4338057/
(出典:マイナビ 転職せず現職に留まる「ビッグステイ」日本にも到来かより:4月28日利用)
うーん、上記をみると「①~⑤の来ると思うの合計が84%」と大多数になっていますね。
(´ヘ`;) ウーン
そしてコロちゃんが注目したのは、「その理由」ですよ。以下でしたよ。
◎「ビッグステイが日本にも来ると思う理由」
①「日本でもビッグステイが起こりうる・・・ただし欧米の様な『賃金高止まりによる転職メリットの消失』ではなく『日本独自の雇用慣行・人手不足・働き方改革』が主因となる」
②「転職で収入アップするのは容易ではなく、同じ会社に長年勤めた方が退職金も含めて多く稼げる」
うんうん、コロちゃんも上記の①②はもっともだと思いますよね。
(*。_。)⁾⁾ゥンゥン
やっぱりコロちゃんは、現在の「日本」が最優先で解決しなければならない課題は、「大幅賃上げ」だと思うのですよね。
つまり「2000年代初頭のベアゼロからの20年分の賃上げ」を、急いで取り返すことですよ。そうすれば「安いニッポン」から脱却できると考えていますよ。

3.「転職しての賃金増加は4割で思ったよりも多くないよ」
さてコロちゃんは、冒頭の「ビッグステイ(転職しない方が賃金が高い)」がアメリカで進んでいることを知って、さっそく「日本」での「転職事情」を調べてみましたよ。
コロちゃんは「厚生労働省」が発表した「令和6年(2024年)」の「転職者の賃金変動状況」を読んでみましたよ。下に書き出しますね。
◎「転職者の賃金変動状況」
(小数点以下切り捨て)
(末尾の〇は増加、●は減少と変わらないの合計値)
①「19歳以下 :増加48%」〇
「減少11%+変わらない34%=45%」
②「20~24歳 :増加50%」〇
「減少16%+変わらない31%=49%」
③「25~29歳 :増加46%」
「減少29%+変わらない23%=51%」●
④「30~34歳 :増加46%」
「減少24%+変わらない29%=53%」●
⑤「35~39歳 :増加45%」
「減少24%+変わらない28%=52%」●
⑥「40~44歳 :増加45%」
「減少29%+変わらない23%=52%」●
⑦「45~49歳 :増加46%」
「減少23%+変わらない26%=49%」●
⑧「50~54歳 :増加39%」
「減少28%+変わらない31%=59%」●
⑨「55~59歳 :増加27%」
「減少36%+変わらない33%=69%」●
⑩「60~64歳 :増加13%」
「減少60%+変わらない24%=84%」●
⑪「65歳以上 :増加23%」
「減少40%+変わらない33%=73%」●
⑫「総計 :増加40%」
「減少29%+変わらない28%=51%」●
https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/koyou/doukou/25-2/dl/gaikyou.pdf
(出典:厚生労働省:令和6年雇用動向調査結果の概況より:4月28日利用)
・・・ふー疲れた。やっと全部書き終わったよ。
ε- ( ̄、 ̄A) フゥー
上記ではコロちゃんが、末尾に「転職して給料が増加した方を〇」に「転職して給料が減少した方と変わらない方の合計の方●」と書いてみたんですよね。
これをみると「転職して給料が増えた方が多い年齢層」は「①19歳以下と②20~24歳」の方のみですね。
それ以外の「③25歳~⑪65歳以上の方の年齢層」では、「転職しても給料が減少した方+変わらない方が多い」という結果になっていますよ。
「転職して給料が増えた」は全年代の総計では40%ですけど、年齢が高くなるほど「給料は減った方」が増えていますね。
( ̄へ ̄|||) ウーム
コロちゃんは、上記を見て「転職するなら若いうちに(25歳まで:増加約5割)」と思いましたよ。ただ、それでも「給料が減った+変わらない」が5割近くはいますけどね。
そして「60代の転職(減少60%+変わらない24%=84%)」は止めた方が良いって言っても、これは「定年」でやむを得ず転職するのでしょうから仕方がないですね。
だけど「⑧50~54歳」は「増加39%:減少28%+変わらない31%=59%」ですよ。本来ならば、一番「給料が高い世代」のはずなのに、あまりいい思いをしていませんね。
この50代の方たちは、20代の頃は「安い給料」で働いて来て、やっと50代になって成果を刈り取ろうとしている世代ですよ。日本の「企業社会」は50代に冷たいですね。
この数字を見ると「リスキリングでスキルを上げて高い給料の会社に転職しよう」との考えは、必ずしも成功していないと、コロちゃんは見ましたよ。
だって全年代を見ると、「給料が上がったが4割で、下がった+変わらないが5割」と、「下がった+変らない」の方が多いんですからね。

4.「ビッグステイは個人の生活視点では良いことだよね」
ここで、ちょっとコロちゃんの考え方を書いてみますね。
コロちゃんは、冒頭の新聞記事で「初めてビッグステイ(転職しない方が賃金が高い)」を知りましたが、これって「生活者の視点」から見ると「良いこと」だと思ったのですよね。
だって「わざわざリスクをとって転職しなくとも給料が上がる」のですよ。
前項で見てきたように、現在の日本では「リスクをとって転職しても給料が上がる率は4割」でしかありません。
たとえ「リスキリング」で「最初に高い賃金」を提案されても、「将来の賃金上昇率」まではなかなかわかりませんよね。
だからコロちゃんは、現在の「物価上昇」や「社会保険料の上昇」などの問題の大部分は「高い賃上げ」で解決できるものと考えていますよ。
つまりコロちゃんは、この「ビッグステイのメリット」を以下のように考えているのです。
◎「ビッグステイ(転職しない方が賃金が高い)のメリット」
①「会社と個人の生活の安定性が高まる」
(人が動かないので社内関係と個人生活が安定、コミュニティが維持)
②「熟練、スキルが深化する」
③「社会コストが低下する」
(引っ越し、転職による再教育などが不要)
④「年功制が残る日本企業では将来賃金が高くなりやすく退職金の減少も防げる」
上記が、ざっとコロちゃんが考えた「ビッグステイ(転職しない方が賃金が高い)のメリット」です。それでは次は「デメリット」を考えてみましょう。
◎「ビッグステイ(転職しない方が賃金が高い)のデメリット」
①「雇用のミスマッチの固定化」
(向いてない仕事をずっと続けるリスク)
②「賃金上昇が起きにくい場合がある」
(同様の業種より低い賃金に固定化リスク)
③「労働市場の硬直化」
(マクロ視点では人手不足の業界に人が来なくなる)
④「イノベーションの停滞」
(社内の人材の多様性が得られない)
ふーむ、ちょっとコロちゃんが頭をひねってみましたが、上記の「①雇用のミスマッチと②低い賃金の固定化」の例では「転職する」のは当たり前のことですよね。
( ̄へ ̄|||) フーム
あとの「③労働市場の硬直化」と「④イノベーションの停滞」は、個人が考えるものではなく「政府のお仕事」ですよね。
コロちゃんは、ざっと上記を考えて「ビッグステイ(転職しない方が賃金が高い)」について、以下の様にまとめましたよ。
◎「ビッグステイ(転職しない方が賃金が高い)の効果・効用は?」
❶「社会や会社に安定をもたらすが、停滞も生みやすい」
(社会の分断・地域格差を抑える効果がある)
(安定の持続性を高める)
❷「長期の成長にはマイナスになりやすい」
(成長産業に人が移動しにくい)
(成長の持続性を削りやすい)
うんうん、いきなり考えたのでおおざっぱなまとめですが、だいたい上記のような「安定と成長」との「二律背反」の狭間にあるのが「ビッグステイ」だと思ったのですよね。
(*。_。)⁾⁾ゥンゥン
ただコロちゃんは、「現在の日本」では「社会の分断」があちこちで見られるようになっていますから、「社会の安定・持続性」を高める「ビッグステイ」が進展することを推奨したいですよ。
その「デメリット」の「❷長期の成長にはマイナスになりやすい」という点については、何も「個人のビッグステイ」に頼らずとも「政府の施策」と「会社の戦略」で代替えできますよね。
例えば「政府のゾンビ企業の自然退出政策」や「企業内でのリスキリング教育の進展」ですよ。
それらを十分に進めないで「個人の転職」に「社会の生産性上昇を託す」のは間違っているとコロちゃんは考えていますよ。

5.「コロちゃんと転職のお誘い」
さて今日は、「転職しない方が得?ビッグステイという新しい選択」をテーマに考察してみましたよ。
何しろこの「ビッグステイ(転職しない方が賃金が高い)」をコロちゃんは初めて知ったものですから、ちょっと「荒い議論」になったかも知れませんよ。
しかし、これも「好奇心が強いコロちゃん」のやることとお許しお願いしますね。
最後の「コロちゃん話」は、「ビッグステイ(転職しない方が賃金が高い)」にちなんで、「1990年代にあったコロちゃんへの転職のお誘い」について書きますね。
今から振り返ると「1986~1991年がバブル経済の期間」で、「株式の暴落が1990年」で「土地価格の暴落が1991年」でしたね。
しかし、この時代をリアルタイムに経験したコロちゃんの実感としては、「1990年代前半はまだ実体経済」には「加熱したバブル経済の余熱」が残っていましたよ。
ちょうどそのころの「1990年代半ば」に「コロちゃんは30代後半の働き盛り」でしたね。そんな「コロちゃんと社員」の間に「転職のおすすめ」が聞こえてきたのですよね。
どうやら、その時期は「バブル崩壊の余波」で一部産業の「労働力の移動」が激しくなっていて、コロちゃんの属した業界では、次々と「人の流出」が進んでいたようなのですよね。
それでコロちゃんの耳にも、「転職のお誘い」が聞こえてきたというわけなのですよね。
その時にコロちゃんが聞いた話では、「月給がすぐに10万円は上がる」とか「入社支度金が50万円出る」という景気の良い話でしたね。
そしてコロちゃんの周囲でも、何人も「転職する社員」が見られましたよね。
ただコロちゃんは、へそ曲がりですからそのような「上手い話」にはどこかに裏があるとすぐに考えちゃうのですよね。
そもそも「給料」は、「本給」以外にも多くの手当てがついていることが多いですし、「福利厚生」も会社によって違っています。
先に退職した人は「良い話」しかしませんから、誘われて行ってから「こんなはずではなかった」と思いたくなかったのですよね。
それで結局「会社に居残ることになったコロちゃん」でしたが、その後の「給料」はさほど上がりはしませんでしたが、下がることもありませんでしたよ。
これは当時の「時代状況」を考えると、とても「運が良かった」のですよね。この「バブル経済とその崩壊の時代」は、多くの会社員が「賃金の低下」を強いられていたのです。
だから「バブル崩壊後」の「デフレ経済(物価が上がらない)の30年」では、「コロちゃんの賃金が下がらない」というのは運が良かったと思っていますよ。
そのようにして「同じ会社に居続けたコロちゃん」は、その後「10年」ほど経つうちに、周囲は「後輩」ばかりになり、やがて「居心地が良いポジション」を獲得しています。
特にその後の「新任の所長」が、コロちゃんがこの会社に入社した時の「直属の主任」だったのですよね。
この「新所長」は、あちこちの「営業所」を順々に出世していってから、その後再び「コロちゃんの働いていた営業所」に「新任所長」として凱旋してきたのです。
この「新所長」は、いつも何かあると「コロちゃん、ちょっと相談があるんだがいいかい?」とか話しかけてきたりしていたのですよね。
それまでも「居心地の良い職場」だったコロちゃんでしたが、その後はさらにいっそう「ストレスの少ない職場」になりましたよね。
結局コロちゃんは、この「会社」に30年近く勤めた後に「病気退職(大腸がん)」することになりましたが、その直前の「病気休職」の間も周囲はとても丁寧に気遣ってくれましたよ。
これも「1990年代の転職の勧め」に首を振らなかった結果だと思いますが、コロちゃんの場合は「バブル経済とその後という時代状況」がありましたからね。
だから今の「若い方たち」には、もし「転職のおすすめ」があった時には、絶対に「転職はダメ」とはコロちゃんも言いませんよ。
ただ「慎重に慎重に慎重に検討すること」をおすすめしたいと考えていますよ。
今日の「コロちゃん話」は、「1990年代の壮年コロちゃんの転職のおすすめの話」でしたよ。今から30年ほど前の古い話でしたが、ちょっとでも興味を引く話題でしたらコロちゃんは嬉しいですよ。
コロちゃんは、社会・経済・読書が好きなおじいさんです。
このブログはコロちゃんの完全な私見です。内容に間違いがあったらゴメンなさい。コロちゃんは豆腐メンタルですので、読んでお気に障りましたらご容赦お願いします。
(^_^.)
おしまい。






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