【経済考】「賃上げ」は生産性を上げるのか?

経済
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おはようございます。コロちゃんは、このブログについての方針をちょっと変更しようと考えました。

昨日のブログで「エッセイとは?」を、調べながら書きましたが、エッセイの「自由な形式で、自分の意見や感想を述べた散文」という定義を読んで、コロちゃんも考えてしまいました。

今までのコロちゃんのブログでは、「データの調査」にかなりの時間を費やして、その後にコロちゃんの考えを整理しながらカキコキしています。

その「データの調査」に、かなりの時間を費やしているものですから、1話を書き上げるのにだいたい4~5時間を使っているのです。

そうなると、土日の2話投稿を考えると、1日で2話を仕上げるには、8~10時間かかってしまいます。

これでは、コロちゃんの楽しみである「読書時間」が極めて少ない時間しか取れていませんし、「長男一家家長様」からいつも言われている「ウォーキング」も出来ません。

そこで、今後は1話を1時間ぐらいでカキコキしようと思いますね。ブログの内容も、2コンテンツで1000字程度にしたいと思います。

ただ、コロちゃんの言いたいことはキチンとブログに入れて、毎日カキコキしますよ。

ですから、読者の皆様が物足りなく感じた時には、その後の日に書きつないでいると思いますから、毎日このブログをご訪問くださると幸せです。

あらら、これだけでもう500字を使ってしまいました。今日はちょっと1000字は越えちゃいそうですね。

きょうは「賃上げは生産性を上げるのか?」をカキコキします。

0.「今日の記事のポイント」

by<br><span class="bold-blue">コロちゃん</span>
by
コロちゃん

今日の記事は、下記のような内容になっていますよ。どうぞ最後まで楽しみながらお読みください。

☆「続々と大幅賃上げが続くがと、賃上げは生産性を上げるのか?」

☆「なぜ日本経済は停滞したのかと、大幅賃上げは持続できない」

1.「続々と大幅賃上げが続くが・・・」

先日の3月15日に、連合は「春闘第1次回答」を発表し、平均賃上げ率が5.28%と1991年(5.66%)を33年ぶりに上回ったとしています。

主要製造業の8割が「賃上げ満額回答」や、それを上回る回答をしていると報じられています。

「日本製鉄」は組合要求を5000円上回る3.5万円回答をし、「王将フードサービス」は要求を上回る11.5%で妥結するなど、大幅賃上げが続出しています。

昨年の賃上げでは「3.58%(定昇∔ベア)」で、このうちの「ベア」は、2.12%と言われています。

昨年のこの賃上げでも「実質賃金」は2024年1月まで22ヶ月連続でマイナスとなっています。「実質賃金がマイナス」となれば、「消費の拡大」には進みません。

昨年の「賃上げ3.58%(うちベア2.12%)」では足りないのです。

それでは、いったいどのくらいの賃上げなら、「実質賃金」がプラスとなるのでしょうか?

コロちゃんが、いろいろポチポチと見てみたところでは、だいたい「賃上げ5%(うちベア3%)」以上と言ったところだと感じていますね。

今回の回答はその5%を超えて、5.28%の賃上げとなっていますから、この後の焦点は「中小企業」がどのくらいの賃上げとなるかに移っていくかと思いますね。

2.「賃上げは生産性を上げるのか?」

上記で「5%以上の賃上げ」がなされるのならば、「実質賃金の低下」は避けられるかも知れないと書きました。

しかし、たとえ今年「5%以上の賃上げ」が実現しても、それによる「実質賃金の上昇」はその年に限ったことです。

長期的な「賃上げ」は「労働生産性の上昇」がなされなければ持続できません。

しかし、コロちゃんが知る限りでは、「賃上げ」が「労働生産性」を上昇させるとの経済理論は見たことがありません。

「労働生産性」を上昇させるには、「業務の効率化・従業員のスキルアップ・省力化投資」などが必要とされています。

下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出します。

「内閣府 労働生産性の寄与度分解」より

https://www5.cao.go.jp/j-j/wp/wp-je23/h06_hz030101.html
出典:内閣府 令和5年度経済財政白書より(3月15日利用)

上記のグラフは「1990年代後半・2000年代・2010年代」の「労働生産性」です。

このグラフを見ると、1990年代後半に2%近くあった「労働生産性」が、2010年代に1.5%弱へと減少し、2010年代に更に1%程度に落ち込んでいます。

この「労働生産性」を上げない限り、持続した「賃上げ」は出来ないでしょう。

3.「なぜ日本経済は停滞したのか?」

この「日本の労働生産性が減少した理由」については、多くのエコノミストや経済学者が自説を展開していますが、コロちゃんが読んでしっくり感じた理論は「小林慶一郎氏」の説です。

この「小林慶一郎氏」は、以下の3点を「経済の停滞」の原因としています。

◎「経済の停滞の原因」

①「人的資本の劣化」

これは「非正規雇用の増加」ですね。労働人口の40%近くまで膨れ上がった「非正規雇用」は、会社がOJTをさせたりはしません。その積み重ねが「経済の停滞」になっているとしています。

②「国民の将来不安」

これは「財政赤字」で国債が積みあがっていることを、いずれ「増税」は避けられないと感じる「国民の不安」が増しているとしていますね。

そして「社会保障の持続性への不安」が拡がって「長期停滞」をもたらしたとしています。

③「低金利の長期化」

現在の「日銀」は20年以上続けている「ゼロ金利政策」をいつ解除するのかが取りざたされていますが、この「ゼロ金利政策」は短期的には「経済浮揚」に有効だとしています。

金利がゼロになれば、企業が借金をしやすくなりますからね。

しかし、その「短期目標の政策」が20年以上も続いたことによる思いがけない効果として、「企業のゾンビ化」が発生し、また「ゼロ金利下」でイノベーションを阻害する効果も生じたとしています。

「ゼロ金利下」の社会では、企業がリスクを取ってわざわざ「イノベーションに挑戦」するよりも、「低利益の既存事業」を継続するインセンティブが生じたとしているのです。

この上記の①~③が、日本の経済を停滞させたと「小林慶一郎氏」は訴えています。

コロちゃんは、この「小林慶一郎氏」の「日本の経済政策」を読んで、「目からうろこが落ちた」ように思いましたね。

下記の本です。是非皆さんもお読みになると良いと思いますよ。「日本経済」の「失われた30年」が理解できますよ。

4.「大幅賃上げは持続できない」

今日のテーマは「賃上げは生産性を上げるのか?」です。

コロちゃんは、「大幅な賃上げ」で従業員の「やる気」が、その年は少しぐらいは上がるかもしれませんが、「経済構造」を持ち上げるほどの効果はないと考えていますね。

そもそも、今年のような「大幅な賃上げ」は、来年以降は持続できないと思いますよ。だって「労働生産性が上がる要素」が見られませんからね。

そうなると、コロちゃんは「岸田総理」と「十倉経団連会長」が目指している「経済の好循環」の実現は難しいだろうと考えていますが、この結果は年内にわかると思います。

それがわかるまでは、コロちゃんは興味津々に「経済ニュース」を楽しみに見ていきたいと思いますよ。

ここまで、今日のブログをカキコキして2時間ほどかかりました。それと字数は・・・あらら4500文字です。

コロちゃんの新しいブログ原稿カキコキ目標の「1時間:1000文字達成」は、まだ遠そうですね。明日以降にまたチャレンジしてみましょう。

このブログをお読みの皆さん、ぜひ温かい目でコロちゃんの応援をお願いしますよ。
(*ᴗ͈ˬᴗ͈)⁾⁾お願いします*•.¸¸♡

コロちゃんは、社会・経済・読書が好きなおじいさんです。

このブログはコロちゃんの完全な私見です。内容に間違いがあったらゴメンなさい。コロちゃんは豆腐メンタルですので、読んでお気に障りましたらご容赦お願いします(^_^.)

おしまい。

HeungSoonによるPixabayからの画像
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