おはようございます。今朝のワンコとの散歩は、すごく寒くて温度はマイナス1℃でした。
ワンコの足洗いの洗面器の水も凍っていて、コロちゃんは小さいブロックで氷を割ってから、ワンコの足を入れて洗いましたよ。
よく「2月が一番寒い月」だと言われますが、今朝みたいな氷を見ると、ホントなんだなと思いましたよ。
どれどれ、ホントに2月が一番寒いかを調べてみましょう。
下記の表をご覧ください。内容は下に書き出します。
「気象庁 過去の気象データ」より
https://www.data.jma.go.jp/stats/etrn/view/monthly_a1.phpprec_no=43&block_no=1070&year=2023&month=2&day=&view=
出典:国土交通省 気象庁 過去の天気検索 より(2月7日利用)
上記の表は、コロちゃんが住む地域の昨年2023年の月ごとの気象データです。
この表の月ごとの「平均気温」を見てみると、低い順から下記の様になっています。
◎「月平均気温:低い順」
①「1月 :3.9℃」
②「2月 :5.4℃」
③「12月:7.5℃」
あらら、1年の内で一番寒い月は「①1月:3.9℃」でしたね。「②2月(5.4℃)」は2番目でした。
「2月が一番寒い月」だと間違えたのは、コロちゃんじゃないですからね。世の中でそのように言われているのですから、間違っていたのはコロちゃんじゃなくて、世間様なのですよ。
まったく、しょうがないですよね「世間様」は!
コロちゃんが今度会った時には間違いを正しときますから、ご勘弁くださいね。
(ฅ∀<`๑)てへっ♡
今日は「少子化対策、ホントに月¥500円負担なの?」
0.「今日の記事のポイント」
コロちゃん
今日の記事は、下記のような内容になっていますよ。どうぞ最後まで楽しみながらお読みください。
☆「少子化対策負担月500円と、国民負担率とは何か?」
☆「国民負担率を上げない方法」
☆「賃上げで所得が増えない人がいると、月¥500円では済まないよ」
☆「ホントに必要ならば正面から増税を語れ」
1.「少子化対策負担、月¥500円だって?」
先日の2月6日に「岸田総理」が、国会の答弁で「少子化財源確保」のために「医療保険」に上乗せする新たな「支援金の負担額」が、平均で一人当たり月500円になると表明しました。
同時に「実質的な負担増」にはならないとも強調されています。
これを聞いたコロちゃんは、「ホントかな?」と、ひとの悪い感想を持ちましたよ。
そりゃ1国の総理大臣のおっしゃられることですから、素直に受け止めたいのですが、この「実質的な負担増にならない」という内容が、ややこしいロジックで組み立てられているのですよね。
普通「実質的な負担増にはならない」という場合は、素直に聞けば「負担額が増えないのか」と思いますよね。
ところが「岸田総理の辞書」には、「負担増とは金額ではなく負担率のこと」だと記載されているのです。
ここで、また「負担率って何?」と皆さんは首を傾げますよね。コロちゃんも「なんのこっちゃ?」って思いました。
ʅ(。◔‸◔。)ʃ…ハテ?
そこで、次の「負担率のロジック」をお読みください。
2.「国民負担率とは何か?」
岸田総理が、今回の少子化対策の財源を、全国民から平均月¥500円を徴収しても、国民の「実質的な負担増」とはならないと言う意味は「国民負担率は増えないから」と言う事らしいです。
ではその「国民負担率」とはどういうものなのでしょうか?
「国民負担率」の中身は二つに分かれます。下記に書きますね。
◎「国民負担率内訳」
「租税負担率」+「社会保障負担率」=「国民負担率」
簡単に言えば「税金+年金・医療・介護等の負担額が国民所得に占める割合」=「国民負担率」となります。
岸田総理の「追加負担を生じさせない」とは「金額」ではなく、上記の「国民負担率」の中の「社会保障負担率」が現状を上回らないという意味だというのです。
この少子化対策支援金は、医療保険に上乗せして徴収することになっていますから、健康保険の徴収額は「平均500円」増えることは間違いありません。
ふつう「追加負担は無いよ」と言ったら、誰もが「金額は増えないんだ」と思うじゃないですか。
だいたい国民の皆さんは、「国民負担率」や「社会保障負担率」の事なんか知らないじゃないですか、みんな「追加負担なし」と言われたら「金額が増えない」と思うに決まってますよ。
誰も「実は社会保障負担率が増えないという意味だ」なんて、思うわけがありませんよ。
3.「国民負担率を上げない方法」
上記で見てきたように、「国民負担率」は、皆さんの所得の中から国に納めたお金の割合」となります。
「国民負担率」は、個人や企業などの収入をあわせた「国民所得」を分母、「税や社会保障の負担」を分子として計算して算出します。
ですから「国民負担率」を現状から上げないための道は二つあります。
「分母(国民所得)を増やす」か、「分子(社会保障費)を減らす」かの二つです。
以下に具体的に書きます。
◎「国民負担率を上げないための二つの道」
①「賃上げで国民の所得を増やす」(分母を増やす)
②「増大する社会保障の支出を削減する」(分子を減らす)
今回の岸田総理の国会答弁で「実質的な負担は生じない」ということは、上記の「①賃上げで国民の所得を増やす(分母を増やす)」で達成すると言う意味となります。
なにしろ「②増大する社会保障の支出を削減する(分子を減らす)」は、月平均500円増えることは決まっていますから必ずその分は増えますから無理ですね。
ただ、この「平均月500円増」を見ていると、いくつかの懸念が生じてきましたね。次をお読みください。
4.「賃上げで所得が増えない人がいる」
上記の「国民負担率を上げないための二つの道」を、もう一度見てみましょう。
①「賃上げで国民の所得を増やす」(分母を増やす)
②「増大する社会保障の支出を削減する」(分子を減らす)
この「②増大する社会保障の支出を削減する(分子を減らす)」は、上記で見てきたように、必ず「月平均¥500円」増えますから出来ません。
その分以上に「賃上げ」される方は良いですが、世の中には「賃上げがない・少ない方」も多数いらっしゃいます。
コロちゃんのような「年金生活者」は、既に6月からの年金改定率(賃上げ)が2.7%アップと決まっています。
昨年2023年の物価上昇率が3.1%ですから、「実質年金額」は既にマイナスとなっています。
ここから更に「月平均¥500円」が徴収されますから、「実質的な年金額」はこの分低下することになりますね。
5.「月¥500円では済まないよ」
そして、この「月平均¥500円」というのが曲者です。誰も「定額」とは言っていないのです。
そしてこれは「平均」ですから、¥500円よりも高い人も低い人もいると言う事なのです。
会社員が加入する「健康保険」には、大企業中心の「健康保険組合」があり、中小企業が加入する「協会けんぽ」がありますが、保険料は平均で9~10%の「定率」となっています。
「定率」ですと、所得が高い方は保険料は高いのですが、これらの組合は「支援金」も「定率」で保険料に上乗せする見通しとされています。
ある試算では、下記のようになると報じられていますね。
◎「一人当たり支援金平均額」
①「協会けんぽ638円(中小企業)」
②「健康保険組合851円(大企業)」
③「国民健康保険741円(自営業)」
コロちゃんのような「年金生活者」はどうなるかと調べてみましたが、「国民健康保険(自治体健保)」は居住自治体ごとに「保険料」の算出方法が違っていますね。
「自治体健保」は、「応益割り(均等割り・平等割り)」と「応能割り(所得割・資産割り)」が組み合わせて料率が決定されるようで、やたら複雑怪奇でわかりませんでした。
まあコロちゃんは、「清貧生活」ですから平均以下(月¥500円以下)になる可能性が高いと思いましたが、それでも「負担感」は重いですね。
6.「ホントに必要ならば正面から増税を語れ」
コロちゃんが「岸田総理」の「月¥500円発言」を聞いていて、政治家として「日本の将来に必要なこと」を正面から語っていないと感じましたね。
これはコロちゃんの考えなのですが、本来「政治家」というのは、「国家の将来像」や「夢」を語る「言葉の芸術家」でなければならないと思うのですよ。
どんな厳しい未来でも、トップリーダーが夢を語ることで、人々が「将来に希望」をもって歩むことが出来るようにする。
そのような「お仕事」が「政治家」だと思うのです。
そのような視点で、最近の「岸田総理」を見ていると、本来ならば「増税」や「予算の大幅な付け替え」をするべきなのに、「言葉のレトリック」でその場その場をしのいでいるようにしか見えません。
これでは、また世論調査の支持率が下がるでしょう。政治の求心力の低下は、長い目で見ても良いことは一つもないと言うのが、コロちゃんの考えです。
コロちゃんは、2006年から2012年の間の6年間に総理大臣が6人変わったことを、リアルタイムに見てきました。
その時の総理大臣は以下の通りです。
◎「歴代総理大臣」
①「安倍晋三 366日(第1次内閣)」
②「福田康夫 365日」
③「麻生太郎 358日」
➃「鳩山由紀夫 266日」
⑤「菅直人 452日」
⑥「野田佳彦 482日」
過去には「総理大臣」が1年程度しか持たない時代があったのです。この時には、見ていられないほど酷かったですね。
コロちゃんは、この時に「日本の衰退」を痛感しましたね。
どんな「優秀な総理大臣」でも1年で何かが出来るとはとてもコロちゃんには思えません。このような政治の混乱だけは、二度と起きて欲しくないと「老婆心」ながら思っていますよ。
なおこの「老婆心ながら」という言葉は、コロちゃんのような男性が使ってもよいそうですね。出典を調べてみると「仏教語」でした。
中国の北宋時代に道原によって編纂された「景徳伝灯録」に記載されているそうです。この頃も政治が乱れていたのでしょうか、ただ口うるさい老婆がいただけなのかもしれませんけどね。
コロちゃんは、社会・経済・読書が好きなおじいさんです。
このブログはコロちゃんの完全な私見です。内容に間違いがあったらゴメンなさい。コロちゃんは豆腐メンタルですので、読んでお気に障りましたらご容赦お願いします(^_^.)
おしまい。
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