【経済考】「中国・インド」が5割だって

経済

おはようございます。コロナが5類移行となり、黄金週間も人出が多いようでしたね。皆さんは、どうお過ごしでしたでしょうか。

今日は、コロちゃんが読んだ新聞の中で、ちょっと気になった記事についてポチポチします。テーマは「世界の経済成長」についてです。

1.「世界の経済成長 中印が5割寄与」

新聞をバサバサと広げていましたら、IMFが5月2日に発表した「アジア太平洋の経済見通し」で、「世界の経済成長 中印が5割寄与」との報道をみました。

IMFの経済成長率予測をもとに、世界の経済成長の寄与度を算出すると、中国が34.9%、インドが15.4%となり、中印で50.3%となるとの記載があります。

その記事をお読みになりたい方は、下記のリンクのクリックをお願いします。

世界の経済成長、中印が5割寄与 IMFが経済見通し - 日本経済新聞
【香港=伊原健作】国際通貨基金(IMF)は2日に発表したアジア太平洋地域の経済見通しで、2023年は中国とインドが世界の経済成長の約50%を担うとの分析を明らかにした。米地銀の破綻などで不透明感が強まるなかでも、同地域の成長は底堅いとの見方を示した。IMFは4月に23年のアジア太平洋地域の経済成長率予測を4.6%と、昨...

2.IMFとは何か?

まず、この「世界経済成長率」を発表したIMFとは何かを見てみましょう。

下記の引用をご覧ください。

「ウイキペディア 国際通貨基金」より

「国際通貨基金( International Monetary Fund, )は、国際連合(国連)の専門機関の一つ」

「国際金融と為替相場の安定化を目的として設立された。本部はアメリカ合衆国の首都ワシントンD.C.。2018年現在、加盟国は189か国である」

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E9%9A%9B%E9%80%9A%E8%B2%A8%E5%9F%BA%E9%87%91
ウィキペディア (Wikipedia): フリー百科事典:「国際通貨基金」最終更新 2023年4月11日 (火) 07:17 

上記の引用をみてもわかるように、IMFとは国連の機関の一つです。

そして、このIMFは、通常は4月と10月の毎年2回、世界経済に関する中期的な予測を発表しています。また、1月と7月にデータを更新したアップデート版を発表しているのです。

このような「経済予測」は、他にも様々な機関で発表されています。

しかし、他の機関の場合は、様々な思惑が入り込むことが多いのです。

その点、このIMFの予測は、比較的ニュートラルな立場からの発信なので、信頼性が高いのです。

このIMFは、先月の4月11日に2023年の世界経済成長率の見通しを発表しています。

下記の引用をご覧ください。

「IMF 世界経済見通し」より

https://www.imf.org/ja/Publications/WEO/Issues/2023/04/11/world-economic-outlook-april-2023
出典:IMF世界経済見通し2023年4月より(4月21日利用)

上記の引用のグラフでは、日本の経済成長率(実質)は、2022年1.1%、2023年1.3%となっています。

それでは、次に日本政府の経済予測を見て、上記の数字と比較してみましょう。

3.日本政府の経済予測

下記の引用が、2023年1月に閣議決定された日本の「政府経済見通し」です。

「内閣府 政府経済見通し」より

https://www5.cao.go.jp/keizai1/mitoshi/2022/r050123mitoshi-gaiyo.pdf
出典:内閣府 政府経済見通しより(5月3日利用)

上記の引用を見ると、日本政府は、2022年の経済成長率実績見込みを1.7%、2023年の実質経済成長率見通しを1.5%としています。

上記で引用したIMFの経済成長予測では、日本は、2022年1.1%、2023年は1.3%となっていましたね。

このように、どちらの予測が当たるのかは、あとではっきりわかるのことなのですが、日本政府の経済成長見通しの方が高い数字になっているのです。

日本政府は、IMFより楽観的なわけですね。

4.中印が世界経済成長の5割という意味

お話しを一番上まで戻しますが、この日経新聞の記事は、米欧の経済成長率が減速する中で、アジア太平洋地域の経済は堅調という内容でした。

日本経済としては、この「世界経済成長の5割」を占める中国とインドへの関与を深めるのが経済的には合理的な選択だと思うのです。

この日経新聞の記事の中にも「今年の成長の最大の原動力は中国だと強調している」とあります。

しかし「安全保障」としての「デカップリング」という、アメリカからの圧力が強まるとどのようになるのかと、コロちゃんは懸念しています。

日本は、アジアのこの場所から引っ越すことはできません。

アジアの国々との、過度な摩擦は国益にならないと思うのですが、いかがでしょうか。

今日は、「アジアの成長が世界経済を牽引している」という内容を、取り上げてみました。

コロちゃんは、社会・経済・読書が好きなおじいさんです。

このブログはコロちゃんの完全な私見です。内容に間違いがあったらゴメンなさい。コロちゃんは豆腐メンタルですので、読んでお気に障りましたらご容赦お願いします(^_^.)

おしまい。

Erik KaritsによるPixabayからの画像
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