【闘病考】ペインクリニックその後

闘病

コロちゃんは、このブログをお読みの方には、もうご存じの通り「慢性腰痛」を抱えて生活しています。

以前に、次男の嫁さまからアドバイスを受けてから、ずーっとペインクリニックに通っていますので、その経過などをポチポチお知らせしようと思います。

全国の腰痛患者さんの参考になれば、とてもうれしいですね。

1.ペインクリニックに通って3ヶ月です

コロちゃんが、このペインクリニックに通い始めたのは、2月の末です。現在は、もう4月下旬になりますから、もう3ヶ月になります。

最初の1ヵ月は「硬膜外ブロック注射」を毎週1回注射していただいて、最近は2週に1回のペースに落としました。

その間の経過については、前回のブログに詳細を書いておりますので、お読みになりたい方は、下記のリンクをクリックお願いします。

【闘病考】「腰痛」の「痛み止め」が見つかった?

2.「診察」の雰囲気

もう、このペインクリニックに3ヶ月も通っていると、医師とも、けっこう親しくなり(コロちゃんの勝手な思い)、遠慮なくいろいろお尋ねすることができます。
(もともと遠慮してない)
( ̄▽ ̄;)アハハ…

先生、腰の痛みに、今の「ブロック注射」と「飲み薬」以外の治療法はないの?

MRIで、腰痛の患部を調べて、手術することもできますが、それは現在の治療の効果が無くて痛みがひどくなった時ですね

じゃあ、コロちゃんは、現在のところ「ブロック注射」と「飲み薬」で、痛みが軽くなっているから、継続でいいの?

いいと思いますよ。これで痛みが軽くなってきたら、だんだんと「ブロック注射」をやめて、それ以降は、「飲み薬」を減らしていくようになりますね

ふーん、そっかー。じゃあ、今のとこは、痛みが少し楽になってるから、このまま続けてみようかなっと!

それでは、現在の治療の「硬膜外ブロック注射」と「痛み止めの飲み薬」の様子について、次にご紹介しますね。

3.「硬膜外ブロック注射」は、効いています

コロちゃんの、腰痛の内容は、朝が一番痛くてつらいです。

毎朝起き上がると、とにかく痛みが出て、手すりを使いながら、よろよろと起きだします。

痛みの程度は、10段階で5~4ですね。

それが、数時間経過するうちに、だんだん下がりますが、以前は、痛みの程度で3以下には下がりませんでした。

それが「硬膜外ブロック注射」を注射すると、朝とそれ以降の痛みが1~2ポイント下がったのです。

この「硬膜外ブロック注射」とは、どのようなものかは、下記の引用をご覧ください。

「神経ブロック」より

「神経ブロックとは、麻酔を用いた治療法の一種。伝達麻酔とも称される。神経痛などの恒常的な痛みを訴えている患者に行なわれる。一般的に専門の麻酔科医行う」

種類「硬膜外ブロック」より

「硬膜外麻酔と同義である。硬膜は脊髄を取り囲んでいる一番外側の膜で、硬膜と黄色人体との隙間のことを硬膜外腔と言い、ここに局所麻酔薬などを注入する」

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A5%9E%E7%B5%8C%E3%83%96%E3%83%AD%E3%83%83%E3%82%AF
ウィキペディア (Wikipedia): フリー百科事典:「神経ブロック」最終更新 2023年4月15日 (土) 23:44 

上記の引用によると、背骨の中を縦につながって通っている神経の束を「脊髄」といい、この「脊髄」を包んでいる膜を「硬膜」というそうです。

この「硬膜」の外側の空間は「硬膜外腔」と呼ばれ、ここに「脊髄神経」があります。

この「硬膜外腔」に麻酔する薬を注射することによって、「脊髄神経」に麻酔がかかり、痛みの感覚を脳に伝達する神経の動きが遮断されます。

この神経の働きを遮断する治療のことを「ブロック治療」と言うそうです。

それでは、この注射は、単なる痛み止めの注射で、一時的な効果しかないのでしょうか? 

そうではないそうです。

「硬膜外腔」に注入された局所麻酔薬は、痛みの間隔を脳に伝える感覚神経に生じた異常な興奮状態を沈め、一時的に痛みの間隔を緩和させます。

さらに、それだけではなく、血管の太さを変化させる「自律神経」も局所麻酔薬によって麻酔されるため、血管が太く拡張するようになり、血液の流れがよくなるそうです。

血液の流れが良くなると、発痛物質が洗い流されますので、持続していた痛みの緩和が期待できるそうです。

診療明細書を見ると「塩酸メピバカイン注シリンジ」と注射薬の記載があります。麻酔薬ですね。

これが、効いたみたいで、朝は痛みの程度が10段階としますと、以前の5~4から、3程度まで下がりました。

4.「飲み薬」はこれです

このペインクリニックで、最初に出してくれた飲み薬は、痛み止めの「タリージェ」でした。

興奮性神経伝達物質の過剰な放出を抑えるという、鎮痛作用薬剤だそうです。

しかし、このお薬は、コロちゃんには、あまり効いていないように感じましたので、今はやめてもらっています。

その後に、出していただいたお薬は「トリプタノール」というお薬です。

これは、服用した次の朝から、はっきり効果が出ました。腰の痛みは1~2㌽下がりました。

しかし、朝起きても眠いんです。そして1日中眠気が途切れませんでした。このお薬の副作用だそうです。

この「トリプタノール」というお薬は、効能が「うつ病」「夜尿症」「末梢性神経障害性疼痛」だそうです。

ただ、副作用が、上記でも書いているように「眠気」があります。

コロちゃんは、「眠気」よりも「痛み」の方が嫌ですから、この薬を今少しずつ増やしてもらっています。

最初は、1日1錠の処方でしたが、現在は3錠にしてもらっています。

3錠ですと、朝の起床がちょっと辛いですね。

全身がだるいのです。その代わりかもしれませんが、腰の痛みが、はっきりと1~2㌽軽くなりました。

しかし、だるさは短時間で軽減しますから、腰の痛みが軽くなる方の利益の方が、はるかに大きいというのがコロちゃんの評価です。

現在は、「硬膜外ブロック注射」の効果と合わせますと、午後以降の腰の痛みは10段階で3~2に下がる時もあります。

今後は、少しずつ、この「トリプタノール」を、増やしてもらって、最適な量を探ってみたいと思っています。

当面は、「硬膜外ブロック注射」+「トリプタノール」の組み合わせですね。これでより腰痛が軽くなることを期待していますね。

5.「医療費」は、このぐらいです

今回のペインクリニックの「医療費」について、コロちゃんの経験をご紹介します。

新しい病院に行くというのは、誰しもが躊躇しますよね。面倒だという理由もありますし、時間が無いというのもあるでしょう。

そして、何よりも「お金がかかる」という大きな理由があります。

ペインクリニックという診療科は、皆さんも、あまり今までにかかったことのないですよね。コロちゃんも初めてでした。

ましてや「硬膜外ブロック注射」などという、聞いたことのない治療法を聞くと、いくらぐらい治療費がかかるのかが、気になるかと思います。

コロちゃんの医療費の負担割合は、70歳未満ですから、多くの現役の方と同じ3割負担です。

この国民健康保険の3割負担で、コロちゃんが、この「硬膜外ブロック注射」でお支払いしている治療費は1回で約¥3000円です。

それに、飲み薬の「トリプタノール」の薬局での支払いは約¥1000円です。

合計は、約¥4000円になります。

ですから、コロちゃんの、最初の1ヵ月間は、初診料+レントゲンの¥2000円程度と、「硬膜外ブロック注射」+「飲み薬」で、約¥4000円×4回となり、総計が約¥18000円でした。

その後は、「硬膜外ブロック注射」は、2週に1回としましたので、「硬膜外ブロック注射」+「飲み薬」で、約¥4000円×2回となり、総計が約¥8000円となりました。

この金額で、毎日一日中痛かった腰が、少しでも楽になるのならば安いものです。とにかく、痛い時はつらいですからね。

皆さんも、腰や身体のどこかが痛むときは、このペインクリニックという診療科を、頭の隅に置かれておくことをお勧めします。

6.「薬剤師」さんのアドバイス

コロちゃんは、医療については全くの素人ですから、ペインクリニックに行っても、医師を相手にいろいろお伺いすることには、いつも苦労しています。

そもそも、どういうことを聞けばよいのかも、よくわからないのです。

そんな時に次男の嫁さまが、「薬のことは薬剤師さんに聞いた方が良い」というアドバイスをしてくれました。

なんでも、医師は、「治療は専門だけど、薬についてはそんなに詳しくない」らしいです。

まあ、確かに、薬剤師さんは薬の専門家ですよね。そのために大学を6年間も通っているんですからね。

そう聞いていましたので、コロちゃんは、それ以降は、身近の薬剤師さんや、行きつけのいつもの薬局の薬剤師さんに、どんどん疑問点をお聞きすることにしました。

例えば、今服用している「トリプタノール」を今後増やそうと思っているけど、どのくらいまで増やせるかとか、副作用の相談とか。

皆さんも、お薬のことで効きたいことがあったら、医師の先生と薬剤師さんの両方に聞いた方が、知識が深まりますよ。

特に、医師の先生とは長話がしにくいから、薬剤師さんも活用した方が良いというのが、コロちゃんがこの間の経験で得たことです。

7.痛みを我慢することはないよね

この「硬膜外ブロック注射」が効いて、腰痛がなくなれば万々歳なんですけど、しばらくは、このクリニックに通って治療をしてみようかと思います。

何も痛みをがんばって我慢することはないですよね。これで痛みが無くなるといいなー。

このようなペインクリニックの経験が、少しでもこれを読んでいただいている方の参考と知識になればいいなと思い、今日のブログを書きました。

また、新しい体験がありましたら、お伝えしたいと思います。

コロちゃんは、社会・経済・読書が好きなおじいさんです。

このブログはコロちゃんの完全な私見です。内容に間違いがあったらゴメンなさい。コロちゃんは豆腐メンタルですので、読んでお気に障りましたらご容赦お願いします(^_^.)

おしまい。

Maja CvetojevićによるPixabayからの画像
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