【社会考】目標「潜在成長率1%」です

社会

おはようございます。今コロちゃんは、隣の椅子の上でダラーっと寝ているワンコを横目で見ながら、このブログをポチポチしています。

最近このワンコは、寝てばかりいるんですよね。コロちゃんが一生懸命にブログをカキコキしているのに、怪しからんではないですか。
ヽ(`Д´)ノプンプン

「少しぐらい手伝えよ!」 と、思わず思ったコロちゃんでした。

まあ、ワンコは前足の肉球では、パソコンのキーボードは打てないですから、せめて「ネタ作り」ぐらいは協力してもらいたいもんですね。

今日は、岸田総理の「新しい資本主義実現会議」をカキコキします。

1.「新しい資本主義実現本部」

先日の10月25日に「内閣府」の「新しい資本主義実現会議」が、第23回目の会議を開催しました。

コロちゃんは、このような「経済」に影響するような動きにはいつも興味をもって見ていますので、早速その内容を読んでみました。

その中で話し合われたことを、コロちゃんが気になったところだけ、ご紹介していきたいと思います

政府は、「内閣官房」の中に「新しい資本主義実現本部」を設置しています。

その目指すところは、その名前のまんまですね。「新しい資本主義」を実現することです。

下記の引用をご覧ください。

「内閣官房 > 新しい資本主義実現本部/新しい資本主義実現会議」より

https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/atarashii_sihonsyugi/index.html
参照:内閣府 新しい資本主義実現本部/新しい資本主義実現会議より(10月27日利用)

上記のサイトの表示によりますと、以下の様に書かれています。

『「成長と分配の好循環」と「コロナ後の新しい社会の開拓」をコンセプトとした新しい資本主義を実現していくため、内閣に、新しい資本主義実現本部を設置しました。』

この会議の「有識者構成員」は16名です。

有名な方ばかりですが、よく知られているのは、十倉 雅和 (経団連会長)、新浪 剛史(経済同友会代表幹事)、芳野 友子(連合会長)などの方がいらっしゃいます。

2.「潜在成長率1%目標」

今夏の会議では「3年を目途に日本の潜在成長率を1%への引き上げを狙う」とされました。

以下のグラフをご覧ください。

「内閣官房 潜在成長率の推移」より

https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/atarashii_sihonsyugi/kaigi/dai23/shiryou1.pdf
出典:内閣官房  新しい資本主義実現会議(第23回)より(10月26日利用)

上記のグラフは「先進国4ヶ国+日本」の「潜在成長率」の推移です。

「潜在成長率」は、その国の成長の「巡航速度」を示すとされるもので、「企業の設備・労働力・生産性」から計算されます。

この「潜在成長率」は、「経済」の「供給サイド」を表すものなのです。

日本では、その「供給面」と「需要面」の双方が現在低いラインを描いています。

上記のグラフでは、「日本」は一番下の赤線です。他の欧米諸国の「米国・カナダ・フランス・ドイツ」と比べても低い位置を低迷しています。

このグラフは、「日本」の供給力の低迷を表しているのです。

昨年2022年は「潜在成長率0.5%」で、2009~2022年の間の「潜在成長率の平均も0.6%」と低迷しています。

「アベノミクス」の期間は2013~2020年でしたが、その期間の「平均潜在成長率」は0.75%と、やはり低成長だったことも確認できるのです。

岸田総理は、その「2022年0.5%の潜在成長率」を「3年間で少なくとも1%」に上昇させようと訴えています。

あれれ? 何か「3年間」って、最近聞いたことありますね。

そうだそうだ、確か「所信表明演説」ですね。バサバサ(古新聞を広げる音)。

by<br><span class="bold-blue">コロちゃん</span>
by
コロちゃん

コロちゃんは1%なんて到底無理だと思うんですよね。だって「人手不足」もあちこちで言われているし、高齢者と女性の労働動員もいっぱいいっぱいだし、どう見ても上向く要素がないじゃないですか。

現在足下での「潜在成長率0.62%」が上向いて1%が何とか達成できるようだったら、もうとっくにできていると思いますよ。

3.「所信表明で3年間で変身?」

コロちゃんが、古新聞をバサバサと探してみると、岸田総理は、先日の10月23日の国会における「所信表明演説」で、今までの「コストカット型経済」から脱却してするとしていました。
(アベノミクスの否定ですね)

そして、「3年程度の変革期間で成長型経済を構築」すると発言なさっています。

この「潜在成長率1%達成の3年間」と「コストカット経済からの脱却の3年間」」は、偶然の一致ではないですね。

岸田総理は現在総理になってから丸2年になります。この発言と合わせると、岸田総理は「あと3年間は総理を務めるよ」という決意の表れかもしれませんね。

by<br><span class="bold-blue">コロちゃん</span>
by
コロちゃん

コロちゃんは、3年間の目標を決めることはいいと思いますよ。しかしね、達成できない可能性が高いのだから、「プランB」も用意してもらいたいと思うんですよ。

だって、日本経済のここ30年間は、いろんな対策を「やってダメ」、「やってダメ」の繰り返しだったんですからね。

コロちゃんは、日本はもう「高い成長はできない経済体質」になったと考えていますよ。

4.「人手不足」

この「新しい資本主義実現会議」の皆様も、人手が足りていないことは重々ご承知なのです。

下記のグラフをご覧ください。

「内閣官房 我が国の足もとの人手不足の状況」より

https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/atarashii_sihonsyugi/kaigi/dai23/shiryou1.pdf
出典:内閣官房  新しい資本主義実現会議(第23回)より(10月27日利用)

上記のグラフは、2012~2023年の期間の毎年3月の「日本の有効求人倍率の推移」です。

「有効求人倍率」が高い3業種を下記に書き出します。数字は2023年3月の「有効求人倍率」です。

①「建設・採掘従事者 5.32倍(赤線)」

②「介護関係職種4.16倍(緑線)」

③「サービス職業従事者3.08倍(黄線)」

2023年8月時点における全職業の「平均有効求人倍率」は1.17倍だそうです。

これらの「人手不足」を、「採用増」ではなく、「省人化投資」の拡大によって解決しようとしているようです。

by<br><span class="bold-blue">コロちゃん</span>
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コロちゃん

もう「高齢者」と「女性」の労働動員の拡大は望めないからこそ「省人化投資」の拡大をめざすんでしょうけれど、それができるんだったら、もうとっくにどこかがやっているんじゃないのでしょうか?

上記の「①建設・採掘従事者」や「②介護関係職種」「③サービス職業従事者」などは、みなこれ以上機械で代替えできない業種だと思うんですよね。

5.「70歳まで働きなさい」

今日、このブログ記事でご紹介している引用グラフは、全て「内閣官房 新しい資本主義実現本部 事務局」が、先日の10月25日に開催された会議に「基礎資料」として提示されたものです。

その中に、下記の様なグラフがありました。

「内閣官房 70歳以上までの就労希望割合」より

https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/atarashii_sihonsyugi/kaigi/dai23/shiryou1.pdf
出典:内閣官房  新しい資本主義実現会議(第23回)より(10月27日利用)

上記のグラフは、「70歳以上までの就労希望」と名付けられた、現在50代と60代の従業員に「何歳まで働き続けたいか」を尋ねた回答のグラフです。

このグラフの上部には下記のように書き込んでいます。

「70歳以上の年齢まで働き続けたいと回答した者は、50代で25.1%、60代で41.4%、存在する。」

これって、「70歳まで働け」ってことですよね。

この「70歳以上までの就労希望」というグラフは、上記で取り上げました「人手不足」の次のページに出て来るのですから、その意味することは誤解しようがありません。

上記の円グラフの「質問内容」と「回答」の一部を下記に書き出します。

●質問内容「何歳まで働き続けたいか」

◎「現在50代の従業員」

○「70歳13.0%」

○「71歳以上生涯働けるまで12.1%」

●「合計 25.1%」

◎「現在60代の従業員」

○「70歳28.3%」

○「71歳以上生涯働けるまで13.1%」

●「合計 41.4 %」

確かに生涯働こうと考えている50代・60代の方は一定数いらっしゃるでしょうね。

しかし、コロちゃんは、思うんですよね。「71歳以上生涯働けるまで」働かせるよりは、安心してリタイアできる環境を整備するのが「政治のお仕事」ではありませんかと。

これじゃあまるで、「死ぬまで働け!」じゃないですか。

by<br><span class="bold-blue">コロちゃん</span>
by
コロちゃん

大体、65歳を超えて働けるのは身体を使うよりも頭を使うような管理者が多いんですよね。「肉体労働」を主とする業種は、高齢者には厳しいんですよ。

そして、今足下で人手不足が叫ばれているのは、上記でも出てきました「①建設・採掘従事者」や「②介護関係職種」「③サービス職業従事者」でしょ。

これらの業種に「71歳以上生涯働けるまで」働いてもらうのですか?

ちょっと、コロちゃんは絶対イヤですよ。リタイアさせてくれー!
(´・д・`)ヤダ

6.「リ・スキリング」

岸田総理は、10月25日の会議で、「シニアのリスキリング(学びなおし)も含めて就業環境の整備に努力する」と述べられたそうです。

「基礎資料」には、「リスキリング」について、下記の円グラフがありました。

「内閣官房 リ・スキリングを実行するミドル・シニア従業員の割合」より

https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/atarashii_sihonsyugi/kaigi/dai23/shiryou1.pdf
出典:内閣官房  新しい資本主義実現会議(第23回)より(10月27日利用)

上記のグラフは、「リ・スキリング」を実行する「ミドル・シニア従業員(35~64歳)」の割合です。

この円グラフの中の「赤の部分(14.4%)」が、「仕事やキャリアに関して継続的に学習を行っている層(リ・スキリング層)」になります。

しかし、この「リ・スキリング層14.4%(赤色)」も、中は下記の二つの層に分かれています。

◎「リスキリング(学びなおしをしている層)14.4%の内訳」

○「学び直し積極層(自ら学び直す意欲がある)  12.7%」

○「やむなく学び直し層(自ら学び直す意欲がない)1.7%」

上記のグラフを見てみると、積極的に「学びなおし(リスキリング)」に取り組んでいる「ミドル・シニア就業者(35歳~64歳の就業者)」は、わずか「学び直し積極層12.7%」しかいないのです。

残りの87.3%の方々は、「リスキリング」には意欲がないか、意欲はあっても学んでいない層なのです。

日本では、戦後からの長い間にわたって、企業内での「OJT」や「OFFJT」が行なわれてきました。それをいきなり、「雇用者個人で積極的にやりなさい」と言っても、無理がありますね。

日本企業に於ける「OJT・OFFJT」は、欧米諸国に比べても少ない事がわかっています。岸田総理は、この現状を「シニア個人の頑張り」によって変えようとしているのです。

岸田総理は、この「ミドル・シニア層(35歳~64歳の就業者)」を、大々的に「リ・スキリング」に動員しようとしているのだでしょうけど、コロちゃんはちょっと無理なんじゃないかと思いましたね。

○「OJTとは?」
On the Job Training の略で、企業内で上司や先輩が、部下や後輩に対して、実際の仕事を通じて指導し、知識、技術などを身に付けさせる教育方法

○「OFFJTとは?」
Off the Job Trainingの略で、職場外での教育方法

by<br><span class="bold-blue">コロちゃん</span>
by
コロちゃん

コロちゃんは、このOJT・OFFJTへの企業の出費が少なくなっている理由に「非正規雇用の増大」が背景にあると考えています。

雇用者は、パートのおばさんには教育訓練の費用をさほどかけるようには思えません。

かと言って、企業に政府が「OJT・OFFJT」をやりなさいとは言えませんから、個人のリスキリングの支援となるのは分かりますが、それで「非正規雇用」の方がリスキリングをやるようになるとは、コロちゃんには思えませんね。

7.「新しい資本主義は実現するか?」

最後に、この「新しい資本主義実現会議」は、今後11月初旬にもまとめる「経済対策」で、上記で触れた「供給力強化」の政策などを盛り込む方針としています。

この「基礎資料」には、他にも「映画やアニメ」などの「コンテンツ産業」についても、触れられていますが、コロちゃんにはあまり興味を持てませんでした。

報道を見ましても、この「新しい資本主義実現会議」については、5面の囲み記事で、あまり大きくは扱われていません。

コロちゃんが読んだ「基礎資料」の感想は、「新しい資本主義」を目指すとの大きな目標の割には、中身が小粒で、失礼ながらあまり期待できないとしか思えませんでした。

しかし、日本の「潜在成長率」を上げることは、これから「人手不足」が顕在化する中での「供給力の強化」をはかる上で必須の課題です。

今回の内容は、コロちゃんにはちょっと「力不足」としか思えませんでしたが、より効果のある政策を今後出してくれることを期待しますね。

コロちゃんは、できるならば少しでも日本が成長してもらいたいのです。

残念ながら、今のところは「新しい資本主義実現」は、ちょっと無理だとコロちゃんは思いましたけど。

コロちゃんは、社会・経済・読書が好きなおじいさんです。

このブログはコロちゃんの完全な私見です。内容に間違いがあったらゴメンなさい。コロちゃんは豆腐メンタルですので、読んでお気に障りましたらご容赦お願いします(^_^.)

おしまい。

Annette MeyerによるPixabayからの画像
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