【社会考】「国民民主党」さん、連立はやめた方がいいと思います

社会

おはようございます。今朝のワンコとの散歩は寒かったです。なんと外気温が15度でした。この気温ではちょっと風が吹くと、背筋にブルブルッと寒気が走りますね。

いよいよ本格的な秋の到来ですね。コロちゃんは、寒さに肩をすくめながらお空を見上げました。

真っ青な空に、高くうろこ雲が白く流れています。今日のこのブログの最初の画面のアイキャッチにアップしていますのでご覧ください。

ねっ、きれいでしょ。どうぞ「秋の空」をご堪能下さい。

今日は、日本の「連立政権の歴史」をポチポチします。

1.「国民民主党連立入りか?」の報道

今日のブログで取り上げるのは、政界の小政党「国民民主党」についてのお話です。

えっ? コロちゃんが支持してるのかって?

いえいえ違いますよ。コロちゃんは、「支持政党なし」のヘタレなおじいちゃんです。

なんか、政治のドロドロした世界は、どうもコロちゃんには合わないんです。

だってコロちゃんは「清貧」ですから・・・。
d(*⌒▽⌒*)b ニコニコッ

「清貧ライフ」って、「生活」だけじゃあないですよ。「生きるスタイル」もそうなんです。

おっと、話しがそれちゃいましたね。今日はその「国民民主党」が現在政権を握っている「自民・公明連立政権」に合流するかもしれないというお話です。

先月の9月2日に小政党である「国民民主党」が、臨時党大会で「玉木雄一郎代表」を選出しました。その場の記者会見で「自民・公明党」との連立入りについて、以下の様に語ったのです。

玉木代表は、連立入りには「2つの条件を満たす必要がある」と説明しました。以下に記載します。

①「政策がある程度の幅の中で一致する」こと
②「選挙区調整がちゃんとできる」こと

この①の「政策の一致」が何を指しているのかは、「ブラケットクリープ」が「玉木代表」の念頭にある模様です。

〇「ブラケットクリープとは」

この「ブラケットクリープ」とは、以下の現象を言います。

「物価が上昇する中で所得が増大しても、所得税率の階層区分(ブラケット)が上がるために税負担が重くなる現象」

要するに「国民民主党」の玉城代表は、「賃上げ」があってもそれによって累進課税で「税金が重くなる分」を「減税」しろと言っているのでしょう。

そして「玉木代表」は、「現段階では、連立入りを否定した」と報じられています。

だけど、コロちゃんは思ったんだけど、「所得税」って格差を縮める為に「累進課税」になっているんですよね。

その「累進した分の税金」を減税しちゃったら、「格差」はいつまでも縮まらないんじゃないの?

それとも「高所得の方から累進課税で増えた分」を「貧しい人たち」にバラ撒くのかな?

コロちゃんには、そうは思えないですけどね。

ああ、そういえば失礼ですけど「国民民主党」はちっちゃい政党なんですよね。国会議員数は下記のとおりです。

(衆議院 国民民主党・無所属クラブ10名、参議院 国民民主党・新緑風会15名)

2.「岸田総理より秋波」

しかし、その後9月15日に岸田総理は、前参議院議員で国民民主党の副代表を務めたこともある「矢田稚子さん」を「首相補佐官」に起用しましました。

「賃金・雇用政策」担当ということらしいですけど、この「首相補佐官」ってどういう役職なのでしょうか。

下記の引用をご覧ください。

「首相官邸 内閣総理大臣補佐官・秘書官」より

https://www.kantei.go.jp/jp/kids/sasaeruhito_hosahisho.html
首相官邸ホームページ 首相官邸きっず 総理大臣を支える人々より(10月3日利用)

上記の引用は、「首相官邸きっず」に掲載されている「フクロウ博士」と「女の子」の会話です。

字が小さいので、以下に書き出します。

🦉「内閣総理大臣補佐官は、重要な政策について総理大臣にアドバイスをする役職じゃ」

🦉「総理に直接アドバイスをする役職じゃから、総理が信頼できる人を選んでおるぞ」

👩「総理の重要な判断を助けているのね」

上記の「総理補佐官」という役職は、首相官邸の「総理秘書官」と並ぶ重要な役職で、国家公務員の「特別職」に該当し、その俸給は以下の通りです。

〇「特別職俸給1410万円」+「地域手当282万円」+「期末手当763.75万円」=「年収2455.75万円」

え、え、えっ、2450万円!
( ゚д゚)ポカーン

このご婦人は、相当優秀なのでしょうね。なんせ、年収2せん4ひゃく50万円もいただけるのですから。
(あー、びっくりして数字が伸びてしまいました)

「矢田稚子さん(57)」は、パナソニックの出身で、「電機連合」の組織内候補として、2016年の参院選で、当時の旧民主党公認で初当選しています。

その後の2022年の参院選で落選し、政界を引退していたそうです。

この方の「首相補佐官就任」は、どうみても将来の「国民民主党」の連立政権入りへの、岸田総理からの呼びかけとしか思えないと、コロちゃんは見えましたね。

3.「連立相手を飲み込んでしまう自民党」

コロちゃんは、長ーく生きてきましたから、20歳になって大人の仲間入りをしてから以降、世の中の多くの風景を見てきました。

もちろん「野次馬」としてですよ。コロちゃんは、若い時から「庶民」でしたから、社会の上層で起こることの当事者には、絶対になれません。なる気もないですけどね。
(* ̄∀ ̄)ゞエヘヘ

〇「自民党+α」の連立政権

その中で、政権の「連立政権」も数多く見てきました。1955年以降の自民党と他党との「連立政権」を見てみましょう。

〇「第2次中曽根内閣(1983~1984年)」
「自民党」は、「新自由クラブ」との連立を組みました。

「新自由クラブ」は河野洋平氏らによって1976年に結成されましたが、10年後の1986年に自民党に吸収されました。

〇「村山内閣(1994~1995年)」
「日本社会党」「自民党」「新党さきがけ」が連立政権を組みました。

「新党さきがけ」は、1993年武村正義氏らによって結成されましたが、2002年に解党しました。

「日本社会党」は、ご存じの通りかつては2大政党の一角でしたが、現在の国会議員数はわずか2名となっています。

この二つの政党も「自民党」に飲み込まれたと、コロちゃんは考えています。

〇「第1次橋本内閣(1996年1~11月)」
「自民党」「社会民主党」「新党さきがけ」が連立政権を組みました。

「日本社会党」が「社会民主党」に党名変更しましたが、それ以外は上記に記載した通り(現在の国会議員2名)です、その後に生き残ったのは「自民党」です。

「社会民主党」も「新党さきがけ」も、今ではかたや「消滅寸前」と、かたや「解党」となりました。

〇「小渕第1次改造内閣(1999年1月~10月)」
「自民党」「自由党」が連立政権を組みました。

「自由党」は小沢一郎氏の党でしたが、分裂後「保守党」に移行した議員は「自民党」に吸収されました。

小沢一郎氏は「民主党」に合流しましたが、その後分裂と合流を繰り返し、現在は「立憲民主党」に所属しています。

〇「小渕第2次改造内閣(1999~2000年)」
「自民党」「自由党」「公明党」が連立を組みました。

「自由党」は分裂して、その後の「保守党」に移行した議員は、「自民党」に吸収されました。

〇「第1次森内閣(2000年4~7月)
「自民党」「保守党」「公明党」が連立を組みました。

「自由党」は分裂して、その後の「保守党」に移行した議員は、「自民党」に吸収されました。

〇「第2次森内閣(2000年7~12月)
「自民党」「保守党」「公明党」が連立を組みました。上記と同じです。

「自由党」は分裂して、その後の「保守党」に移行した議員は、「自民党」に吸収されました。

〇「第1次小泉内閣(2001~2002年)
「自民党」「保守党」「公明党」が連立を組みました。上記と同じです。

「保守党」は、小沢一郎氏の「自由党」から分裂した党ですが、この後の2003年に解党し「自民党」に吸収されました。

これ以降の「自民党政権」の下では、連立相手は「公明党」のみが、現在まで続いています。

「自民党」と連立を組んで現在まで生き残っているのは「公明党」だけです。「新党」は一つ残らず消え去っています。

この様に、コロちゃんがリアルタイムに見てきた「戦後日本の政治史」においては、「新党」が時々出現し、一時は多くの国民の期待と支持を集めますが、長続きした政党は一度も見たことはありません。

「自民党」はとにかく強いのです。一度「連立」を組んでも、いつの間にか相手を取り込んでしまいます。例外は、宗教政党である「公明党」のみでしたね。

4.「国民政党の自民党」

コロちゃんは、上記で「自民党」は「連立相手」を飲み込んでしまうと書きましたけど、悪い意味ばかりではありません。

「自民党」は、幅広い国民各層の意見を代表する「国民政党」なのです。

ですからその中には、右から左までの考え方を持った方が幅広くいらっしゃいます。

元総理で個人となった「安倍晋三氏」は、右のお考えを持った方でしたが、実際に行なった政治行動は真ん中よりやや左の政策も多かったと、コロちゃんは見ていました。

その象徴的な事例は、2015年8月14日に閣議決定された安倍総理の「戦後70年談話」です。

コロちゃんは、興味深く読みましたけれど、内容は驚くほど「リベラル」なものでした。

そのくらいに、懐が深い政治家が数多い政党が「自民党」なのです。

とにかく「自民党」は融通無碍に、野党の政策を遠慮なく取り込むことも多かったですね。

現総理の岸田文雄が率いる派閥の「宏池会」は、中道の穏健派として知られています。いわゆる「ハト派」ですね。

ですから「新しい資本主義」を掲げて、「格差の是正」に積極的に取り組まれているのだと思います。

現在の選挙制度の「小選挙区制」は、1994年に「小選挙区比例代表並立制」として導入されました。

当時の政治家が意図したことは、金権選挙をしなくても良い「2大政党」を作り出すことにありました。

そして「緊張感のある政治」を目指したのですが、それから30年近くが経っても、「2大政党制」は実現できていません。

おそらくモデルとしたイギリスの選挙制度を日本に移植する時に、誤算があったのだと思いますね。

当時、選挙制度を改革した時に、「小選挙区制」と共に「比例代表制」を組み込みました。

その割合が、当時の政治的妥協で「比例代表制」の割合を多く配分したことの影響が、現在まで続く「2大政党制」が実現できていない理由だと、コロちゃんは見ています。

「小選挙区制」は、「2大政党制」を生み出しますし、「比例代表制」は、「多党化」を生み出すと、コロちゃんは考えています。

いずれにしろ、コロちゃんが現在の政界を見渡したところでは、「国民民主党」がもし「自民党」と連立を組んだならば、何年か後には吸収される結果となるように思えます。

「玉木代表」さん、できれば「連立」はやめた方がいいと思いますよ。コロちゃんは、老婆心ながらそう思っています。

コロちゃんは、社会・経済・読書が好きなおじいさんです。

このブログはコロちゃんの完全な私見です。内容に間違いがあったらゴメンなさい。コロちゃんは豆腐メンタルですので、読んでお気に障りましたらご容赦お願いします(^_^.)

おしまい。

Annette MeyerによるPixabayからの画像


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