【社会考】男女の「賃金格差」を考える

社会

おはようございます。今朝はお外の気温が25度でしたから、さわやかに感じました。日中もこうだといいんですけど、まだしばらくは暑い日々が続きそうですね。

家のワンコは、最近歩くのを嫌がって、腰を落として進もうとしないことが増えました。このワンコは、もう14歳のおじいちゃんですから衰えてきたのかもしれませんね、寂しいことですけど。

コロちゃんは、自分とワンコで「老化の競争」をしています。どうやらコロちゃんの方が勝ちそうですけどね。

えっ、勝ったらどうなるのって? 

さー?♪~ <( ̄ε ̄*)>

今日は、「男女の賃金格差」についてポチポチします。

1.男女の「賃金格差」は平均3割

コロちゃんが、あちこちをポチポチしていたら「男女の賃金格差平均3割」との記事を見ました。

その内容は、2022年7月の女性活躍推進法の省令改正で、常用労働者数301人以上の企業に、「男女の賃金格差の開示」を義務づけたとありました。

その義務づけられた対象は、以下の通りです。

①全労働者
②正規労働者
③非正規労働者

ただし、開示義務はありますが、罰則規定はありません。その結果をまとめた内容が以下の通りです。

2023年7月10日までに、厚生労働省のデータベースに開示した企業は約7100社で、男性の賃金を100として女性の平均賃金を比較した、それぞれの格差は以下の通りだったとしています。

①全労働者   30.4%
②正規労働者  25.2%
③非正規労働者 22.3%

これを見ると、「同一労働同一賃金」が、広く語られている中でも、男女の賃金格差は約3割というのが日本社会の現実のようです。

コロちゃんは、その様子が一目でわかるようなイラストはあるかなーと思って、あちこちを探しましたら、以下のグラフを見つけました。

「厚生労働省 男女間の賃金格差の現状と推移」より

https://www.mhlw.go.jp/bunya/koyoukintou/seisaku09/pdf/02.pdf
出典:厚生労働省 雇用均等・児童家庭局 男女間の賃金格差解消のためのガイドライン 男女間の賃金格差の現状と推移 より(6月23日利用)

上記のグラフを見ても、男女の賃金格差は確かに3割はありますね。

このような現状は、コロちゃんは非常に「不当」だと思うのですが、皆さんはいかがお思いでしょうか。

コロちゃんは、若い頃から「女性を差別」する日本社会の風習に対して、憤りと怒りを感じていました。

個人の能力は、男女間でほとんど差はありません。学力などは、むしろ女性の方が高い場合が多いと思っていました。

そのせいもあって、青年コロちゃんは、「強い女性」が好きでした。そのような女性がとても「かっこよく」見えたのです。

その結果選んだ(選ばれた?)配偶者は、とても「(性格が)強い女性」でした。その後50年近くが経過した今でも、当時の選択は間違っていなかったと思っています。

女性の能力は、男性よりも高い場合も多いのです。

コロちゃんは、男性優位の日本社会のしくみは間違っていると思いますし、是正しなければならないと、今でも考えています。

2.「男女雇用機会均等法」は昭和61年(1986年)

日本において「男女雇用機会均等法」が施行されたのは、1986年です。

この法律の成立により、「募集・採用、配置・昇進」についての、男女の均等な取扱いについては、事業主の「努力義務」とされました。

それから既に30年以上たちますが、男女の賃金格差は一向に解消されていないのは、上記で見た通りです。

政府においても、総理府に「男女共同参画室」(現在の内閣府男女共同参画局)が設置されたのは1994年です。

それから数えても30年も経過していますが、一向に成果が上がっていないと言ってよいのではないでしょう。

もはや、「善意」に頼るような法制度は意味がありません。男女の格差を認める日本社会を変えるには、「罰則規定」を導入して、強く社会意識の転換を図るべきだと思います。

コロちゃんは、一生懸命生きる姿勢を持つ女性を尊敬します。

コロちゃんが、このブログで長男・次男の奥さんを「嫁さま」と呼ぶのは、単に「ウケ」を狙っているわけではありません。

今の日本社会で「妻」と「母」と「お仕事」とういう、膨大な任務をこなさなければならない「女性全体」を、コロちゃんが畏敬の念をもって見ているからです。

コロちゃんは、日本社会全体を、より「女性」が生きやすい社会に変えていかなければならないと思っています。

3.「男女間賃金格差」の国際比較

世界を見渡せば、ウクライナ戦争や、米中の対立の下で、何人もの政治家が、欧米諸国と「価値観を共有する」との発言が発せられています。

しかし、この「男女の賃金格差」については、欧米とは「価値観は共有」できていません。

下記のグラフをご覧ください。

「内閣府 男女共同参画に関するデータ集」より

https://www.gender.go.jp/research/weekly_data/07.html#:~:text=%E6%88%91%E3%81%8C%E5%9B%BD%E3%81%AE%E7%94%B7%E5%A5%B3%E9%96%93%E8%B3%83%E9%87%91,%E5%88%86%E3%81%8B%E3%82%8A%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%90%E5%9B%B3%EF%BC%92%E3%80%91%E3%80%82
出典:内閣府 男女共同参画局  男女共同参画に関するデータ集 男女間賃金格差(我が国の現状)より(8月7日利用)

上記で見ると、日本の男女間の賃金格差は、OECD諸国平均をも大きく下回り、この表では「日本」より下は「韓国」しかないという惨状です。

政府だって、内閣府に「男女共同参画局」を設置して、それなりに対策は進めているのでしょうけど、一向に成果は上がっていないようです。

このグラフの「日本」と「韓国」が共に「男女間の賃金格差」が大きいのを見て、コロちゃんは、エマニュエル・トッド(フランスの人口社会学者)の理論を思い出しました。

その論考では、ユーラシア大陸の中心地帯に、先進文化として「男性優位社会」が成立して、そのイデオロギーとしての「儒教」が成立したとしています。

「日本」と「韓国」は、その影響を強く受けて「男性優位社会」がいまだに続いているというのです。

それに対して、北部ヨーロッパと英米は、人類の古い文化が残っていて「男女が平等」な社会が続いてきているのだというのです。

「日本」と「韓国」の社会文化は共に「儒教」の影響を受けた「男性優位社会」で、「英米」では古代から「男女平等」の社会文化が続いているのだとしています。

コロちゃんは、上記の内容を思い浮かべて、「日本」と「韓国」が、共に「男女間に賃金格差」が大きいという背景には、両国の共通の社会文化があるせいかもしれないと思いました。

4.男女共同参画担当大臣

政府は、何も取り組んでいない訳じゃあないですよ。成果は一向に見えてきませんけど。

「男女共同参画担当大臣」や「内閣府特命担当大臣(男女共同参画担当)」を任命して「男女共同を参画する行政を所管しています。

コロちゃんは、この「担当大臣」に、どのくらい女性が任命されているのかを調べてみました。

「男女共同参画担当」は、2001年には大臣ではなく「官房長官」が担当していた模様です。その時期の「官房長官」は、福田康夫氏(元総理)でした。

それ以降の2003年になって、内閣府特命担当大臣(男女共同参画担当)が設置されました。

それから現在までに29人の「担当大臣」が任命されましたが、女性は17人で男性が12人でした。

担当大臣の任命は、一応女性の方が多いとはいえ男性の任命が12人とは、ちょっと多すぎるのではないでしょうか。それとも政治家には女性がいないんでしょうか。

自民党の組閣は、派閥の順送りで大臣を決めますから、このように「内閣府特命担当大臣(男女共同参画担当)」に男性が就任することになるのでしょう。

5.「M字カーブ」とは何か?

「M字カーブ」という言葉を聞いたことがある方は多いと思います。

女性が結婚や出産を機に退職し、育児が一段落した後にまた働きだすという、日本の女性特有の習慣を表した言葉です。

下記のグラフをご覧ください。

「総務省統計局 台形へと近づきつつある「M字カーブ」の状況」より

https://www.stat.go.jp/info/today/pdf/184.pdf
出典:総務省統計局 統計調査部国勢統計課 台形へと近づきつつある「M字カーブ」の状況 より(8月8日利用)

上記のグラフの「赤の点線」が「年齢階級別」の1985年の女性の労働力率で、「赤の太線」が2020年の女性の労働力率です。

1985年の点線が「M字のカーブ」ですが、2020年では、ほとんど「台形」に近くなっています。だんだん男性に近づいてはいるものの、まだまだ格差は残っています。

この「赤い線」が、男性の「青い線」に重ならなければ、男女差別が無くなったとは言えないと思います。

ともかく日本の企業社会での「男女差別」は、根が深い問題です。

コロちゃんの妻も、結婚後と子育て後に仕事をしようとしてもパートの仕事しか受け皿がありませんでしたね。もう30年以上前のお話ですけど、その状況はいまだに変わっていないようです。

6.「L字カーブ」とは何か?

「M字カーブ」はよく知られたいる言葉だと思いますが、最近では「L字カーブ」という言葉も出てきています。

「L字カーブ」とは、女性の「正規雇用比率」を年齢階層別に線で示したとき、20代後半をピークに、その後は右肩下がりで低下していく形を表した言葉です。

下記のグラフをご覧ください。

「内閣府 令和5年版男女共同参画白書」より

https://www.gender.go.jp/about_danjo/whitepaper/r05/gaiyou/pdf/r05_gaiyou.pdf
出典:内閣府 男女共同参画局 令和5年版男女共同参画白書 より(8月7日利用)

上記のグラフの、左側が「女性」で、右側が「男性」です。

男性のグラフは「台形」となっていますが、女性のグラフは「L字」を寝かせたような形になっています。

この「L字カーブ」も、男性と同じ線を描くまで、法規制を強めても進めなければならないとコロちゃんは考えていますが、いかがでしょうか。

7.「クォーター制」とは何か?

上記のような「男女差別」をなくそうとする時に、日本は企業経営者の善意に頼って、法規制するのではなく、「努力義務」にとどめてることが多いです。

しか、「企業経営者」の優先することは「利益の向上」ですから、なかなか「男女の差別」は無くならないのが実態であることは、上記で見てきたとおりです。

しかし、これは世界の国々でも同じことで、多くの国々では「クォーター制」を導入することで、「男女差別」の是正を進めてきています

下記の引用をご覧ください。

「ウィキペディア  クオーター制」より

クオータ制とは、人種や性別、宗教などを基準に、一定の比率で人数を割り当てる制度のこと」

「クオータとは、ラテン語に由来する英語で「割り当て、分担、取り分」などの意味である」

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%82%BF%E5%88%B6
ウィキペディア (Wikipedia): フリー百科事典:「クオーター制」最終更新 2023年6月28日 (水) 16:44 

上記の引用は、「クオーター制」についてです。

「クォーター」って1/4のことではないですよ。ラテン語(割り当て、分担、取り分)だそうです。

上記の引用の本文には、国会議員のクオーター制を導入している国を、以下のように紹介しています。

「ウィキペディア  クオーター制」より

  • 国会議員のクオータ制を憲法で定めている国:14か国(準備中3か国)
  • 国会議員のクオータ制を選挙法で定めている国:38か国(準備中3か国)
    (2006年8月時点)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%82%BF%E5%88%B6
ウィキペディア (Wikipedia): フリー百科事典:「クオーター制」最終更新 2023年6月28日 (水) 16:44 

現在の世界では、既に多くの国々が、「男女差別是正」のための強制的なプログら身を実施してきているのです。

日本もこれらの国々と「価値観を共有」すべきではないでしょうか。

おりしも「少子高齢化」が取りざたされている日本です。

「女性」の労働力を生かして生産性を上げるためにも、強制的な「男女差別廃止」のプログラムが必要と、コロちゃんは考えますが、いかがでしょうか。

8.コロちゃんは「フェミニスト」です

コロちゃんは、妻が生きている頃にはスーパーに行くと、必ず買った品物の袋はコロちゃんが持つことを心がけていました。

その他にも、妻の意見や希望を優先したことも多いですね。

これは単に怖かっただけとも言えるかと思いますが、女性は社会的に低い地位に貶められているからこそ、尊重しなければならないと、コロちゃんは考えていたのです。

「フェミニスト」という言葉があります。

「女性の権利を尊重し、女性に対する不平等の解消を唱える人」のことをいうらしいですけど、コロちゃんはそこまで大きなことを言うつもりはありません。

ただ、スーパーで荷物を持つことが、もし「フェミニスト」と言えるのだったら、コロちゃんは「フェミニスト」と言えると思います。

今日は、ちょっと偉そうなことを言ってしまったような気もしますが、皆さんのお気に障ることがありましたら、ご容赦お願いしましす。

コロちゃんは、社会・経済・読書が好きなおじいさんです。

このブログはコロちゃんの完全な私見です。内容に間違いがあったらゴメンなさい。コロちゃんは豆腐メンタルですので、読んでお気に障りましたらご容赦お願いします(^_^.)

おしまい。

NoName_13によるPixabayからの画像
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