【社会考】「決められない政治」が訪れるか?

社会

おはようございます。来ましたよ、来ましたよ、とうとう来ましたよ。

えっ、「何が来たの?」ですか?

それはとうとう「冬将軍様」がいらしたのですよ。

今朝のワンコとの散歩の気温は「摂氏0℃」。今季初めての「0℃」です。ワンコの足洗桶には、まだ氷が張っていませんでしたね。

このワンコの足洗桶は、風のふきぐあいにもよりますけど、だいたい「摂氏-2℃」ぐらいで凍るんですよね。

いよいよ「腰痛コロちゃん」には、嫌な季節が本格的に来襲したようです。

それでも、昨年2022年12月の、コロちゃんの住む地方の「最低気温マイナスの日」を、「気象庁」のデータで調べてみますと「21日間」もあったのですよね。

今年の12月1~19日の期間での「最低気温マイナスの日」は「7日間」ですから、今年の12月は昨年よりは「暖か」なんですね。

しかし、コロちゃんの家の「アマゾン・エコー」に聞く気温はまだマイナスの日がありませんから、気象庁のこの地域の「気象データポイント」は、ちょっと寒い場所に置かれているのかもしれません。

今日は「岸田政権の実行力の陰り」をカキコキします。

0.「今日の記事のポイント」

by<br><span class="bold-blue">コロちゃん</span>
by
コロちゃん

今日の記事は、下記のような内容になっていますよ。どうぞ最後まで楽しみながらお読みください。

☆「介護サービス料金2割負担拡大が先送り」

☆「負担拡大案を見てみるが、10日間でいきなり消えた」

☆「決められない政治と、政争は起きているのか?」

 

1.「介護サービス料金2割負担拡大が見送りとなる」

報道によりますと12月19日に「政府は介護サービス利用料の2割負担対象者の拡大」について、結論を「先送り」する方針と伝えられました。

コロちゃんは、現在「訪問介護サービス」と「訪問リハビリサービス」を利用しています。

この「利用料金」として、1ヵ月に以下の金額をお支払いしています。

◎「介護サービス利用料金」

①「訪問介護サービス   2996円」
②「訪問リハビリサービス 2781円」

●「合計 5777円」

この現在の上記の料金は「1割負担」です。残りの9割は「保険料50%」と「公費(税金50%)」で負担されています。

今回「見送り」となったのは、コロちゃんの「1割負担」を「2割負担」に上げようとした「(案)」です。

(値上げは、別にコロちゃんを狙ったわけではありません)

2.「負担拡大案を見てみる」

この報道された「先送り」された「介護保険利用料金2割負担拡大」は、12月7日に「厚生労働省」の「社会保障審議会介護保険部会」で検討されていました。

その案は以下の通りです。

下記の字は読まなくて結構ですよ。眼を悪くしちゃいますからね。下に必要なところを書き出します。

「厚生労働省 影響試算(粗い資産)」より

https://www.mhlw.go.jp/content/12300000/001176033.pdf
出典:厚生労働省 社会保障審議会 介護保険部会 資料1 給付と負担について より(12月19日利用)

上記にあるのは、「介護保険サービス」を利用する高齢者の、「自己負担割合の改革プラン」です。

現在の「介護サービス」は、「原則として1割負担」で、「2割負担は、単身世帯で年収280万円(月23.3万円)~340万円(月28.3万円)未満」となっています。

そして「3割負担は、年収で340万円(月28.3万円)以上」となっています。

この「介護保険サービス利用料」の1~3割の負担者の割合は以下の通りでした。

◎「介護サービス利用料金割合」

①「1割負担 91.2%」
②「2割負担  4.6%」
③「3割負担  3.6%」

ほとんどの「高齢者」は「1割負担」だったのです。なんせ「年金所得」で細々と生活している高齢者が大部分を占めていますからね。

今回の「改革案」は、この「2割負担(4.6%)」を拡大しようとしたものです。まだまだ増やす余地があると思われたのでしょう。

そのプランは、「単身年収190~200万円未満」から、「単身年収270万円以上」までの9コースに分けられていました。

そのプランの内の最低年収である「単身年収190~200万未満(月15.8~16.7万円)」は、コロちゃんの年金額と近い「年収」となります。

ですから、この「改革プラン(9案)」の選択次第で、コロちゃんの現在の「介護サービス料金:月¥5777円」が、2倍の「¥11554円」に倍増するかもしれなかったわけです。

今回の報道では、この「介護サービス利用料金2割負担拡大」が見送りとなったとありますので、コロちゃんはホッとしましたね。
ε-(´∀`*)ホッ

「介護保険制度」は、3年に一度の見直しとなるために、次の見直しは早くとも2027年度以降にずれ込むと報じられています。

そこでコロちゃんは、安心はしたのですけれど、「別の不安」が生まれてきたのです。

3.「改革プランが10日で消えた!」

コロちゃんは、とりあえずは安心しましたよ。とにかく目先の「生活費・介護サービス料金」の「値上げ」が先送りされたわけですからね。

しかし、現金なものですね。今度は「値上げしなくても大丈夫なのか?」ということが心配になってきたのです。

なぜかと言うと、政府は「子ども未来戦略会議」で、「少子化対策3.6兆円の財源」に下記を挙げているのです。

◎「医療・介護といった社会保障の歳出改革、2018年度までに1.1兆円程度」

この「介護・・社会保障の歳出改革1.1兆円」の「財源」の一つに。この「介護サービス料金の2割負担の拡大」が入っていたのです。

上記で引用しました「影響試算(粗い資産)」によると、「9通りのプラン」での「歳出削減額」は「90~800億円」の選択となっていました。

今回の発表で、「介護サービス料金の2割負担の拡大」は当分の間はなくなりましたが、今度は「それではその分の少子化対策の財源」をどこに見つけるのかが問題となりそうです。

コロちゃんは、この経緯を見て「岸田総理」が「政治力の低下により、国民の不利益配分の改革がもう出来なくなったのではないか?」と思いましたね。

だって、上記で引用した「9種類の自己負担割合の改革プラン」が、資料として出されて議論されたのは、12月9日の「社会保障審議会介護保険部会(第109回)」ですよ。

それが19日の報道でいきなり「先送り」ですよ。

大胆な「改革」が、10日もしないで「やっぱりやめた!」なんて、どう考えたっておかしいじゃないですか。

一般的に「役人のお仕事」は「政策の選択肢」を示すことで、「政治家のお仕事」は「決断して選択すること」だと言われます。

この「介護サービス料金の2割負担の拡大」は、既に「9通りのプラン」が「議論済み」なわけです。

ですから急遽先送りされた理由は、「決断して選択する政治」の側で何かが起きたと、コロちゃんは思っていますよ。

4.「決められない政治が再び起きるのか?」

コロちゃんは、過去に日本の総理が1年程度でコロコロ変わっていた時のことを思い出します。

2001年に総理に就任した小泉氏は、その後2006年までおよそ1982日の在任期間でしたが、その後は毎年のように総理が変わりました。

小泉総理以降の総理在任期間を見てみましょう。

①「安倍晋三 366日(第1次)」
②「福田康夫 365日」
③「麻生太郎 358日」
④「鳩山由紀夫266日」
⑤「菅直人  452日」
⑥「野田佳彦 458日」
⑦「安倍晋三 2824日(第2次)」

ざっと見てみると、最初の安倍総理は2006年に就任しています。デフレ経済の真っただ中ですね。日本経済が「物価も賃金も上がらない」中で長期間低迷していた時です。

この1年ごとに「総理が変わった時代」を見ると、2006~2012年の「デフレ経済」の時期と重なります。

「日本経済」の低迷期には、「政治の安定」は望めない事が見て取れますね。

トップがコロコロ変わると、下の官僚も「リスク」は取らなくなります。いつ新しい上役が来て、それまでのプランがひっくり替わるかわかりませんからね。

上記の事はコロちゃんの憶測であり、何の根拠もありません。

ただ、コロちゃんは以前にもあった「決められない政治」が再び起きるのではないかと懸念していますよ。

5.「起きているのは政争か?」

今起きている「政治資金パーティ疑惑」が、どこまで拡がるのかはまだわかりません。

この「疑惑」の最初の報道は、2022年11月6日付の「しんぶん赤旗 日曜版」とされています。

それらの報道では、赤旗の記者がある「政治団体」の「政治資金報告書」には「パーティ参加の購入記録」があるのに、「売った側(派閥)」の「収支報告書」には記載がないと気づいたとされています。

コロちゃんは、これを読んで過去にあった「九州電力の『やらせメール』問題」を思い出しました。

2011年に九州電力が、運転再開を支持するメールを投稿するよう指示した「世論偽装工作事件」です。

あれは確か「内部告発」でしたね。そしてこれも最初に報じたのは「赤旗」でしたね。

聞くところによれば、「共産党」には内部告発が結構あるようなんですね。何しろ社会の偉い方からの圧力が通じませんからね。

コロちゃんは、今回の「政治資金パーティ疑惑」の発端が、自民党内からのチクリでも不思議はないと思っていますよ。何の証拠もありませんけどね。

「外交は武器を使わない戦争」という言葉は、確かクラウゼヴィッツだと思いましたが、コロちゃんは「政治」も同じだと思っています。

今「政界」では、「自民党内」での熾烈な権力闘争が行なわれているのだとコロちゃんは思っています。

この「政治資金パーティ疑惑」が、会計責任者のみの「シッポ切り」で終わるか、それとも「政治家本人」にまで届くかで情勢は変わってきますね。

それ次第で、今後の日本の「政界」の風景が一変する可能性があると、コロちゃんは思っていますよ。

コロちゃんは、ただ見ているだけですから興味津々ですけど、早く決着となって今回棚上げとなりそうな「少子化対策」や「介護保険改革」にも目を向けて欲しいとも思っていますよ。

なにしろ「社会保険改革」や「少子化対策」は待ったなしで時間がないとされているんですからね。

コロちゃんは、社会・経済・読書が好きなおじいさんです。

このブログはコロちゃんの完全な私見です。内容に間違いがあったらゴメンなさい。コロちゃんは豆腐メンタルですので、読んでお気に障りましたらご容赦お願いします(^_^.)

おしまい。

Melih YılmazによるPixabayからの画像
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