【社会考】「外国人」が増えるって

社会

おはようございます。今朝のコロちゃんは、玄関を開けてワンコと外に1歩でてビックリしました。

なんと、「真っ白な雪」があちこちに積もっているのです。

そういえば「昨晩は雨が降っていたなー」、と思い出したコロちゃんでしたが、まさかその雨が夜に雪に変わってしまっていたとは夢にも思いませんでした。

ワンコのリードを引っ張って歩き始めると、細かい霧雨が降っていましたので、いつもの道路の高架下へ向かいましたが、周りを見渡すと駐車した車の上には雪が積もっていました。

「へ―3月の雪か、珍しいなー」とコロちゃんは呟きましたが、「これ以上は積もらないでね。お願いね」と「天の神様」にお願いしましたよ。

何しろワンコの散歩は、1日3回は必ず出なければなりませんからね。雪が積もっていてコロちゃんが転んだりしたら、目も当てられません。

空を見上げると、どんよりした雲が垂れ込めていましたね。雨で雪が全部溶けちゃえば良いと、コロちゃんは勝手なことを考えましたよ。

その車に積もった雪のフォトを下記に添付しますね。コロちゃんの散歩の苦労を感じていただいて、このブログの応援をお願いしますね。

(関係ないじゃん!)
(⌒∇⌒)ゞえへっ♪

今日は「外国人が増えるって」をカキコキしますね。

0.「今日の記事のポイント」

by<br><span class="bold-blue">コロちゃん</span>
by
コロちゃん

今日の記事は、下記のような内容になっていますよ。どうぞ最後まで楽しみながらお読みください。

☆「外国人労働者受け入れ人数2.4倍にと、介護業界の人手不足は深刻」

☆「国際協力機構(JICA)の推計と、日本は選ばれる国になれるか?」

☆「泥縄かな?と、移民は避けられない」

☆「もしコロちゃんちに外国人のヘルパーさんが来たら?」

1.「外国人労働者受け入れ人数2.4倍に」

コロちゃんが、新聞をバサバサ読んでいると「外国人労働者の特定技能、窮余の拡大」との見出しが目に入りました。

どうやら「政府」が、各地の「人手不足」に音を上げて「外国人労働者の入国数」を拡大しようとしたみたいですね。

報道によれば、2024年度からの5年間で、現行の2倍以上の82万人を受け入れると方針転換を図ったようです。

その内訳は以下のようになっていました。

◎「特定技能実習生の受け入れ上限:左が2019~2023年度、右が2024~2028年度」

➀「建設・造船・宿泊など:6.4万人⇒18.2万人」

➁「工業製品・製造業:5万人⇒17.3万人」

③「漁業・農業・飲食料品・製造業など:16万人⇒29.3万人」

➃「介護・ビル・クリーニング:7.1万人⇒17.2万人」

⑤「合計:34.5万人⇒82万人」

上記のように、2023年度現在では「技能実習生の受け入れ上限が34.5万人のところを、2024~2028年度は2.4倍の82万人に増やそうというのです。

下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出します。

「法務省 研修生・技能実習生の在留状況」より

https://www.moj.go.jp/isa/content/001411508.pdf
出典:法務省 出入国在留管理庁 外国人技能実習制度について より(3月8日利用)

上記のグラフは「法務省」の発表した「技能実習生の在留状況」です。

青色棒グラフが「技能実習生の数」です。

グラフの左端の平成19年(2002年)は8.9万人だった「技能実習生」が、平成24年(2012年)以降、急激に右肩上がりに増加しています。

そして、グラフの最後の右端の令和5年(2023年)の「技能実習生数」は35.8万人にまで増えています。

この2023年35.8万人を、今後5年間で2倍以上の82万人に増やそうというのが、今回の「政府提案」なのです。

コロちゃんは、今出入りしている「介護業界」の方たち(ケアマネージャー・ヘルパー・リハビリ)からも、雑談で「人手不足で募集をかけても全然来ない」とよく聞いています。

ですから、上記の外国人労働者の受け入れを「窮余の策」として進めるのも無理はないと思いましたよ。

 

2.「介護業界の人手不足は深刻」

「外国人技能実習生」が就業する業種は、たくさんあります。以下に記載しますね。

◎「特定技能実習生の受け入れ業種」

❶「農業関係」
❷「漁業関係」
❸「建設関係」
➍「食品製造関係」
❺「繊維・衣服関係」
❻「機械金属関係」
「その他」
「介護」(2017年追加)

たくさんある中で、コロちゃんが関係するのは「介護業界」です。

コロちゃんは、現在「要支援1」の介護保険認定を受けていて、毎週2回の「訪問ヘルパー」と1回の「訪問リハビリ」を受けています。

また月1回は「ケア・マネージャー」と「訪問看護師」に来てもらって、身体の状態を見てもらっています。

その時に耳にするのは「人手不足で求人をかけても、ちっとも応募がない」と、口々に言われますね。

もうコロちゃんの住む地方では、介護業界の「人手不足」は深刻化が進んでいますね。

下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出します。

「厚生労働省 第8期介護保険事業計画に基づく介護職員の必要数について」より

https://www.mhlw.go.jp/content/12300000/001144293.pdf
出典:厚生労働省 介護人材の処遇改善等(介護人材の確保と介護現場の生産性の向上)より(3月8日利用)

上記のグラフは「厚生労働省」が発表した将来の「介護職員の必要数」です。

2019年の211万人を起点として、2023年には22万人の「新規就労」が必要とされます。2025年には32万人、2040年には69万人もの「新規就労」が必要と試算されています。

現在「女性と高齢者」の労働動員がこれ以上は限界と言われる中で、この「介護業界」の必要数を埋めるには「外国人労働者」を頼るしかないと言うのが、「政府・厚労省」の見解なのでしょう。

コロちゃんは、自身の「終活」として「自宅での一人死」を目指すことにしていますから、「24時間訪問医療・24時間訪問看護・24時間訪問介護サービス」が成立していないと困ったことになるのです。

コロちゃんは、そうした考えを持っていますから、もう「日本人」だけでは回らない業界には、どんどん積極的に外国人労働者が来ていただけることを望みますね。

3.「国際協力機構(JICA)の推計」

「国際協力機構(JICA)」とは、開発途上地域に対して、技術援助やODA(政府開発援助)によって、その地域の発展に協力することを目的とする外務省所管の独立行政法人です。

このJICAが、2020年に「外国人との共生社会の実現に向けた取り組み調査・研究報告書」を発表しています。

その中には、以下の「研究結果」が示されています。

◎「調査・研究報告」

➀「年平均成長率1.24%を維持するため必要な外国人労働需要量」

●「2030年時点で外国人労働需要量:419万人に対し、労働供給量:356万人で63万人の不足が生じる」

●「2040年時点で外国人労働需要量:万人に対し、労働供給量:632万人で42万人の不足が生じる」

➁「2040年時点で外国人数が10%を超える都道府県・9都府県」

❶「東京都」
❷「茨木県
❸「栃木県」
➍「群馬県」
❺「愛知県」
❻「静岡県」
❼「岐阜県」
❽「福井県」
❾「三重県」

コロちゃんは、これを読んでまずこんなに多くの「外国人労働者が来てくれるのかな?」と思いました。

だって、厚生労働省が発表している2023年10月の「外国人労働者数」は、およそ200万人でした。

それが、「2030年で419万人、2040年で632万人もの需要が発生する」となると、今の2倍・3倍の「外国人労働者」が必要となるのですよ。

それに、「外国人労働者数」が10%を超える「9都府県」では、いろいろな「文化摩擦」が起きるでしょうね。

「外国人労働者」だって、家族をいずれ呼び寄せたり、結婚したりするでしょうし、子どもが生まれるでしょうし、言葉や教育など多くの課題が生じることは充分に予想されますね。

今からその準備をしようにも、政府は「移民は認めない」のが公式見解ですから、ドイツみたいな「連邦移民難民庁」や、フランスみたいに「移民・統合庁」をつくったりはしないでしょう。

まあコロちゃんは2040年までは、間違いなく生きていないでしょうから、その大変な「日本」は見ずに済みそうですけど、何とも心配なことですね。

 

4.「日本は選ばれる国になれるか?」

上記のように見ていくと、「日本」は「外国人労働者」の招へいが進まないと、国内の経済成長も危うくなりそうに思えてきます。

何よりも、コロちゃんは自分の「終活」での「介護不安」をどんよりと感じますね。

そこで、「日本」が海外の「外国人労働者」から選ばれる国なのかを見てみましょう。

世界の「移民政策」を比較する「移民統合政策指数」(MIPEX)というものがあります。

これは「研究組織(Migration Policy Group)」が作成した指数であり、「8つの政策分野」の外国人の権利状況を評価した指数です。下記の8つですね。

◎「移民統合政策指数:8つの政策分野」

➀「労働市場の移動
➁「家族統合」
③「教育
➃「健康」
⑤「政治参加」
⑥「永住」
⑦「国籍取得」
⑧「反差別」

あー、コロちゃんはこの8つの項目を一目見ただけで、たぶん「日本」は低いだろうなー、と思っちゃいましたよ。

どれどれ、世界で順位とアジアでの順位はどうなっているのかを見てみましょう。

◎「総合スコア」

❶「スウェーデン」
❷「フィンランド」
❸「ポルトガル」

㉑ 「韓国」
㉟ 「日本」
「中国」

あらら、「日本」はやっぱり低いですね。全56ヵ国中の35位です。上位を占めているのは「北欧」の2か国(スウェーデン・フィンランド)と、ポルトガルです。

「日本(35位)」より「韓国(21位)」の方が上ですね。

「日本」の「評価」を見ると、長期滞在しても「基本的権利」や「教育の機会均等」が得られないことや、「反差別」の項目の評価が非常に低くなっていました。

全く耳に痛い評価ですが、これでは今後「アジアの労働者」が「日本」を選んで来てくれるかが不安になりますね。

5.「泥縄かな?」

政府は今までの「技能実習制度」から、新しい「育成就労制度」を施行しようとしています。

この「育成就労制度」については、コロちゃんはこのブログで内容をご紹介したこともありますね。それは下記です。

【社会考】「移民」か「スルー」か?

この「技能実習制度」は、2020年の「技能実習生」の失踪者数が9000人超だったことでもわかるように、評判の悪い制度でした。

だから、今回新しい「育成就労制度」が導入されることとなったのですが、「お役所仕事」の典型でやっと「新制度」は固まったのですが、施行が遅れています。

現在のところ、国会での改正法審議はまだ始まっていないですね。改正法の施行は2025年~2027年となる見込みとしていますが、今の調子だともっと遅れるかもしれません。

しかし、地方での「労働力不足」の深刻化は進む一方で、取り敢えずの対策が、上記しました「外国人労働者の特定技能、窮余の拡大」です。

こういうのを何と言うのかコロちゃんは知っていますよ。

「泥縄(どろなわ)」って言うんですよね。

「泥縄」とは、「泥棒を捕らえて縄をなう」ということわざの略です。泥棒を捕まえてから縛るための縄をなうことは、「行き当たりばったりのやり方」を言いますね。

こんな事態を起こすぐらいなら、もっと早く「外国人労働者の移民制度」を検討しとけよと、コロちゃんは思いましたよ。

6.「実質移民は避けられない」

コロちゃんは、たとえ「社会文化摩擦」があったとしても、もう「移民」を受け入れなければ、日本の社会が保てないところに、いずれ行きつくと考えています。

すでに一部の地方では、「外国人材」に頼らなければ「地方経済」が回らないところが出始めています。

そして、上記の「国際協力機構(JICA)」の推計で、2040年には「外国人数が10%を超える9都道府県があるとされているのですよ。

もう一度その9都道府県を下記に書いておきますね。皆さんがお住みになっている県ではありませんか?

(東京都、茨木県、栃木県・群馬県、愛知県、静岡県、岐阜県、福井県、三重県)

この上記の都道府県では、いわゆる「外国人村」や「○○スタン」のような「外国人」が密集して住む地域も出て来るでしょう。

当然「文化摩擦」も一定起きると思いますが、コロちゃんはもうそれは「受け入れないといけないもの」になると考えていますよ。

もはや「日本」は社会を維持するのか「実質移民」を受け入れるのかの、二者択一の選択を強いられてくると思いますよ。

7.「もし、コロちゃんちに外国人のヘルパーさんが来たら?」

最近ニュースで「もしトラ」と言うフレーズを聞くことが増えました。それにあやかって「もしコロ」と、コロちゃんは勝手に命名しましたよ。

「もし、コロちゃんちに外国人のヘルパーさんが来たら」の略です。

ねっ、「もしコロ」になっているでしょ。
( 〃´艸`)ネッ

コロちゃんの人生に「外国人」の方と親しくお付き合いしたことは在りませんでした。

ですから「文化摩擦」と言っても、コロちゃんが実生活で経験したことはありません。いわばすべて「紙の上の知識」なのです。

そこで、「もし、コロちゃんちに外国人のヘルパーさんが来たら?」と思考実験してみました。

by<br><span class="bold-blue">コロちゃん</span>
by
コロちゃん

へ、へ、へろー?

*゚o゚)ノ Hello♪

すみません、ちょっとしたジョークでした。

しかし、コロちゃんは「腰痛」で身体を屈めての掃除などは出来ませんから、もし来ていただけるなら「外国人ヘルパーさん」でも受け入れるでしょうね。

コロちゃんが住む地域が「ヘルパーさん」不足で「介護サービス」が出来ない事態が発生するのは、あとどのくらい後かわかりませんが、いずれ必ず来ると思いますよ。

そして、その時には「外国人はイヤだ」などと言えない状態となっていると思いますよ。

コロちゃんが、以上のことを確信したのは、今回の「外国人労働者の特定技能、窮余の拡大」を見たからです。

本来「政府」は、予定通り「外国人実習生制度」を、もうすでに出来上がっている「育成就労制度」に衣替えすることで「事足れり」としていたはずです。

それが、みっともないことに「特定技能、窮余の拡大」をせざるを得なくなったのは、おそらく「地方経済」の「人手不足」が想定よりも早く訪れて来たのでしょう。

それで、追い込まれるように「外国人労働者の特定技能、窮余の拡大」となったと言うのが、コロちゃんの読みですね。

皆さんは、この「外国人労働者」の受け入れをどのようにお考えですか? 

ある日突然、隣の家に「外国人」の方が引っ越ししてくるかも知れませんよ。たまにはそんなことを考えることも、心の準備となるかもしれませんから、コロちゃんはお勧めしますよ。

コロちゃんは、社会・経済・読書が好きなおじいさんです。

このブログはコロちゃんの完全な私見です。内容に間違いがあったらゴメンなさい。コロちゃんは豆腐メンタルですので、読んでお気に障りましたらご容赦お願いします(^_^.)

おしまい。

HansによるPixabayからの画像

 

 

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