【社会考】リクルート事件を思い出す

社会

おはようございます。コロちゃんは、昨日にショックを感じることがあったんです。何かって言うと、お家の「火災保険」が5年の契約期間が切れるとの連絡があったのです。

前回の契約は確かに5年前でしたね。すっかり忘れていました。

その「火災保険金」が何と「30万円」だと言うのです。
ガ━(llʘДʘll)━ン!!!

「清貧ライフ」で生活しているコロちゃんにとって、「30万円」というお金は「天文学的金額」です。
(それほどでもありません)
(* ̄з ̄) ~♪

そこで前回5年前の契約金額を確かめてみたら「19万円」でした。なんと30%もの値上がりです。

これは「岸田総理」と「植田日銀総裁」のせいに違いない!
(たぶん違うと思います)
σ(,,´∀`,,)エヘヘ

だけど「火災保険」に加入しないという選択肢はないですから、コロちゃんは「泣き泣き」30万円で契約することになるんでしょうね。

いやいや、ちょっとは値切れば安くなるかも・・・。

安くしてくださいよー、お願いしますよー。
_|\○_オネガイシヤァァァァァス!!

きょうは、「政治資金パーティ裏金疑惑」をカキコキします。

0.「今日の記事のポイント」

by<br><span class="bold-blue">コロちゃん</span>
by
コロちゃん

今日の記事は、下記のような内容になっていますよ。どうぞ最後まで楽しみながらお読みください。

☆「内閣支持率最低とリクルート事件」

☆「そういえば他にもあったね。佐川急便事件・日歯連事件・薗浦議員事件」

☆「政党交付金と政治献金の二重取り」

☆「これからどうなるんだろう、国民の声を聞く」

1.「内閣支持率最低記録」

コロちゃんは、このブログで「政治」にはあまり触れないようにしていたんですよね。だって書くと「編集長&株主様」の「次男一家家長様」が「臭い!」って怒るんです。

だから、今日はあまり「臭くない」ように軽く触れてみますね。

コロちゃんが、新聞を読んでると「岸田総理の内閣支持率が、26%と政権発足以来最低を記録した」と報じていました。

下記の記事ですね。

岸田内閣支持率26%で最低 政治資金問題「首相に責任」6割 - 日本経済新聞
日本経済新聞社とテレビ東京は15、16日に岸田文雄内閣の4閣僚らの交代人事を受けて緊急世論調査をした。内閣支持率は26%で、11月の前回調査から4ポイント低下し、2021年10月の政権発足後の最低を記録した。内閣を「支持しない」は6ポイント上昇し68%となった。岸田文雄首相(自民党総裁)は14日、同党派閥の政治資金パー...

コロちゃんは岸田総理が可哀そうに思いますよ。

だって、今回の「政治資金パーティ事件」で、「派閥ぐるみ」で「裏金」をつくっていたのは「安倍派・二階派」ですものね。

確かに同じ「自民党」ですけど、岸田総理は「第4派閥の岸田派」です。

たとえ「裏金」を知っていたとしても、「他派閥」の内政にしかも「最大派閥」の内輪の事には、「口出し」は出来なかったでしょうね。

だけどコロちゃんは、この「政治資金パーティ裏金事件」で、岸田総理の支持率が最低を記録した記事を読んだ時に、頭に浮かんだことがあるんですよ。

2.「リクルート事件が頭に浮かぶ」

コロちゃんの頭に浮かんだ情景は、1988年に起きた「リクルート事件」です。

コロちゃんは、この事件をハッキリ憶えていますよ。当時のコロちゃんは30代で、ちょうど「転職」したばかりでしたね。

コロちゃんは、新聞でこの「リクルート事件」は読んではいましたが、それよりも転職後の仕事に慣れるのに一生懸命だった記憶があります。

その当時は、事件の全容がわかるにつれてだんだんと「政治問題」になり、日に日に拡がっていった記憶がありますね。

今回の「政治資金パーティ裏金疑惑」が、今後どうなるのかは分かりませんが、過去の日本で起きたことを振り返って見てみるのも参考になると思いますよ。

コロちゃんは、この「政治資金パーティ疑惑」を読んで、直ぐに「リクルート事件」などがデジャブ(既視感)のように頭に浮かびましたが、おそらく岸田総理も同じでしょう。

岸田総理は、コロちゃんよりも少し下の年代になります。「リクルート事件(1988年)」時には「政治家秘書」2年目の修行中で35歳、まだ若いですね。

その「政治家秘書修行中」の岸田青年の目の前で、戦後最大の疑獄事件と言われる「リクルート事件」の捜査・逮捕・政治家の辞任が次々と繰り広げられたのです。

ですから、岸田総理も今回の事件をみて、当時の「リクルート事件」を思い出していると思いますよ。

それでは、簡単にその「戦後最大の疑獄」といわれた「リクルート事件」を振り返ってみましょう。

3.「発端は朝日新聞神奈川支所の調査報道」

何が起きたのかというと、1984~1985年にかけて「リクルート社」の江副会長が、「有力政治家・官僚たち」に、子会社の「リクルート・コスモス社」の未公開株を、広くバラ撒いたのです。

その後の1986年に「リクルート・コスモス社」は店頭公開され、事前に譲渡された者には多額の「売却益」が転がり込みました。

その「売却益」の総額は6億円とされています。

当時、この報道をコロちゃんが聞いた時に「この案件は犯罪性があるのかな?」と思ったのを記憶していますね。

未公開株を店頭公開すれば、ほとんどの場合株式は値上がりしますが、逆に「値下がり」することは理論的にはあり得ます。

現在では、初値が公募価格を下回る(公募割れと言う)ことも、1割程度はあると言われています。

事例としては、2018年の「ソフトバンク(公募価格15万円⇒初値14.63万円)」がありますね。

そういう意味では「リスク」は小さいとしても無いわけではないですから、「賄賂」と言えるかどうか微妙だと、当時のコロちゃんは考えたのです。

しかし、「東京地検特捜部」はそうは考えなかったようです。

①「発覚」

この「リクルート事件」は、最初は朝日新聞神奈川支所の「調査報道」で得たスクープでした。

1988年に6月に「川崎駅西口開発」にからんで、川崎市助役にリクルート・コスモス株が譲渡されたことを報道したのです。

7月になると、森喜朗元文相にコスモス株が譲渡されていたことが報道され、大騒ぎになりました。

その後も発覚が続き、中曽根前総理、竹下総理、宮沢副総理、安倍慎太郎自民党幹事長、渡辺美智雄自民党政調会長などが続きました。

その後も拡がり続け、多くの政治家が、この株の譲渡を受けたことが報じられました。

②「捜査開始・裁判・辞任」

その後に「東京地検特捜部」は、1989年に江副リクルート元会長を贈賄側として起訴、藤波元官房長官を収賄側として起訴しています。

そして、高石前文部事務次官、加藤前労働事務次官などの「高級官僚」もコスモス株の譲渡を受けていたことが発覚したり、宮沢蔵相が辞任となったりが続きました。

最終的にリクルート・コスモス株の譲渡を受けた政治家の人数は以下とされています。

①「総理・元総理 2人」
②「大臣・元大臣 13人」
③「長官・副長官 7人」
④「政治家他   22人」

これらの政治家の中から、「贈収賄罪など」で10人以上が起訴され、その後執行猶予付きの有罪となっています。

そして、1989年に当時の竹下総理の支持率は13%まで下落し、予算成立と引き換えに辞任となっていきました。

この事件以降、「政治改革」が1990年代前半の重要な「政治テーマ」となり、選挙制度が当時の「中選挙区制」から、現在行なわれている「小選挙区比例代表並立制」の導入に繋がっていきます。

当時のコロちゃんは、事態の進展に驚きながら眺めていた記憶がありますね。

4.「そういえば他にもあったね」

ここまで「リクルート事件」を思い出していたら、そういえばその後もいろいろあったことを思い出しましたね。

①「佐川急便事件」

これは、1992年に東京佐川急便から「5億円の政治献金」を受けていた自民党副総裁の金丸信が、東京地検特捜部から「政治資金収支報告書」への記載がないとして略式起訴されて議員辞職した事件です。

当時「政界のドン」と言われていた金丸でしたが、議員会館にある事務所の金庫に時価1000万円相当の「金塊」が発見されるなど「脱税事件」でも立件されています。

その後の裁判で「政治資金規正補違反」では、略式起訴後に罰金20万円の判決となり、「脱税事件」では裁判中に病死しました。

この当時は宮沢総理でしたが、この事件発覚後の支持率は14%まで下がり、その後の1993年に内閣不信任案が可決され、その後の衆議院選挙で自民党は過半数を失う結果となっています。

やはり内閣支持率が10%台にまで下がると、その後辞任となることが多いですね。

岸田総理の支持率はまだ20%台ですから、大丈夫かな? 今後10%台まで下がると危ないですね。

この1992年という年は、バブル崩壊後に土地価格が本格的に暴落した年ですね。

日本の株式バブルのピークは1989年末の3万8915円で、1990年初頭から下落しますが、土地価格の下落は1991年に大都市圏から本格的に下落に転じています。

この「佐川急便事件」は、バブル崩壊での不安が大きくなった時に起きたことを思い起こしますね。この年には、社会全体が「不安」で満ちていたのですよ。

コロちゃんは、お仕事で東京都内を走り回っていた頃に起きた事件でした。

②「日本歯科医師会連盟事件」

この事件は2001年に起きました。当時の「歯科医師会」の会長から、1億円の「ヤミ献金」が当時の「自民党橋本派」に渡された事件です。

「政治資金報告書」への記載がないと言う事件ですから、今回の「安倍派・二階派」の「政治資金パーティ疑惑」と構造は同じですね。

この事件は、その後「歯科医師会長」と「橋本派」の会計責任者、村岡橋本派会長代理が起訴され、いずれも「有罪・執行猶予」となっています。

この頃コロちゃんは、何をしていたかなー?
σ( ̄^ ̄)はて?

当時「長男」が高校生でしたから、この1年前に初めて購入したパソコン(とても大きな画面の重い型でした)を居間に置いて、家族みんなでポチポチしていましたね。

③「薗浦健太郎事件」

これは昨年2022年に起きた事件です。

まだ最近の事ですが、皆さん憶えていらっしゃいますか? 

コロちゃんは、日々の生活の忙しさですっかり忘れていましたよ。「そういえば、そんなことがあったなー」ぐらいの記憶ですね。

自民党の薗浦衆議院議員が、「政治資金パーティ」の4600万円の収入を「政治資金収支報告書」へ記載しなかったとして、秘書2人と共に「東京地検特捜部」に摘発され略式起訴されました。

薗浦議員は「議員辞職」し、裁判の判決は「罰金と公民権停止」で確定していますね。

こうやって、過去の「政治家とカネ」の問題を見ていくと、「懲りない面々」が続いているとコロちゃんは思いましたよ。

5.「政党交付金と政治献金の二重取り」

今回の疑惑の焦点となった「政治資金パーティ」の参加費の「裏金疑惑」ですが、その背景には1994年に成立した「政党交付金」があります。

上記で見ました「リクルート事件」や「金丸脱税事件」から、不透明な「政治資金」を規制すべきという世論が盛り上がりました。

その結果として「政党」への「企業・団体献金」を禁止して、その代わりに「国民一人当たり¥250円」の「政党交付金」を税金から交付するという法案が1994年に成立したのです。

要するに「政党」は、賄賂と疑われるような「政治献金」を受け取らない代わりに「国民」から「交付金」を受け取る制度にしたのです。

12月20日に「政党交付金」が、各政党に交付されています。その金額は以下の通りです。

◎「政党交付金」

①「自民党    39.7752億円」
②「立憲民主党   17.814億円」
③「日本維新の会  8.3786億円」
④「公明党     7.1747億円」
⑤「国民民主党   2.9331億円」
⑥「れいわ新選組  1.5492億円」
⑦「みんなでつくる党 8360万円」
⑧「社民党      6504万円」
⑨「参政党      4623万円」
(日本共産党はこの制度に反対していますので0円です)

これだけの「税金」が、「政党」に交付されているのです。

コロちゃんは、今回「政党交付金」と「裏金」を二重取りした「自民党の派閥」の分だけでも、国庫に返還すべきだと思いますよ。

1994年に成立した「政治資金規正法」は「ザル法」と言われるほど「抜け穴」が多くあります。

今回騒がれた「政治資金パーティ」については、「1人20万円までは氏名記載の義務」がありません。そして「政治資金収支報告書」に記載していれば違法ではないとされています。

それが、今回の「政治資金パーティ」疑惑では、集められた「政治資金パーティ参加費」の一部を「政治資金収支報告書」に記載しないで、議員にキックバックし「裏金化」したとされています。

本来の趣旨からいえば「政党交付金」を受け取る代わりに、収賄まがいの「政治献金」を禁止したはずなのです。

それを「政党交付金」と「政治資金パーティ参加費(政治献金)」とを、二重取りしていたわけです。

そして「政治資金収支報告書」への記載さえしない今回の事件は、派閥ぐるみの「犯罪行為」だとコロちゃんは思いましたね。

今後「政治資金パーティ」には、より「厳しい法的な規制」が議論されることとなりそうですね。

上記の「リクルート事件」から35年経った現在でも、「政治の世界」の汚さは変わっていないと、コロちゃんは思いましたよ。

6.「これからどうなるんだろう?」

こうやって、過去に起きたことを見てくると「今後はどう進むんだろうか?」と、誰しもが思いますよね。

過去の「政治資金収支報告書」の不記載の例を見ていくと、どうやら「不記載の金額」でその後に「起訴」されるかどうかが決まるようです。

かつては「1億円」を超える金額がラインだった時代もあったようですが、上記の「薗浦議員事件」は、4600万円で略式起訴されています。

こう見ていくと、今回の「安倍派」の「政治資金パーティ疑惑」の焦点は、派閥の幹部であり不記載金額の多いと思われる「安倍派5人衆」の「不記載金額」がどのくらいの金額だったのかですね。

議員の「会計担当者」の起訴は確実ですね。

それが「議員」との共謀があると立証ができるかどうかが、その議員の進退に影響を及ぼすと思います。「議員辞職」まで進む可能性も十分あると、コロちゃんは思いましたよ。

そしてちょっとコロちゃんが考えすぎかもしれませんけど、状況の進行次第では「自民党分裂」と、政界再編まで・・・。

何となく、1993年に小沢一郎が自民党を離党して「新生党」を結成して、その後に8党連立の細川内閣が成立し、「自民党」から政権奪取した時のことが、コロちゃんの頭に浮かびましたよ。

まさかね・・・。

人生には「上り坂・下り坂・まさか」があるって言ったのは誰だったでしょうね。

6.「国民の声はどうなっているの?」

このブログの冒頭で挙げたように岸田総理の支持率は、日経新聞の調査では26%ですが、共同通信の調査では22.3%と更に低い数字が出ています。他社の数字を書き出しますね

①「日経新聞  26%」
②「共同通信社22.3%」
③「読売新聞  25%」
④「毎日新聞  16%」
⑤「朝日新聞  23%」
⑥「東京新聞  27%」
⑦「産経新聞 22.5%」
⑧「NHK   23.2%」
⑨「TV朝日   21.3%」

いやいや、見事なほどに「内閣支持率」が落ち込んでいます。報道各社は質問内容が違いますから、一概に比較は出来ません。

例えば「日経新聞」は、電話で「内閣を支持しますか、しませんか」との時に、回答がはっきりしない時には「お気持ちに近いのはどちらですか」と2度聞きするらしいです。

ですから「日経新聞」の「世論調査」の支持率は高く出るようです。

それを割り引いて見ても、岸田総理の支持率は低空飛行となっています。この数字では岸田総理の政策の実行が危ぶまれるとコロちゃんは思いましたね。

来月の「通常国会」は1月中旬になる模様ですが、今後の「政治の世界」は、しばらくの間は目の離せない展開が続くのではないかと、コロちゃんは思いましたよ。

えっ? 「コロちゃん面白がってない?」ですか?

えへへ、そんなことちょっとしか思ってないですよ。
(やっぱりちょっと思ってたんかーい!)
(x_x) ☆\( ̄ ̄*)バシッ

コロちゃんは、社会・経済・読書が好きなおじいさんです。

このブログはコロちゃんの完全な私見です。内容に間違いがあったらゴメンなさい。コロちゃんは豆腐メンタルですので、読んでお気に障りましたらご容赦お願いします(^_^.)

おしまい。

Tra ChorによるPixabayからの画像


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