【社会考】また「少子化」が進んだね

社会

おはようございます。今朝のワンコとの散歩ではキレイな朝焼けが見れました。コロちゃんは「おー、綺麗だなー、フォトを1枚撮っておこう」と、ポケットに手を入れたら、あら何も手ごたえがありません。

あらら、携帯電話を忘れちゃった! 全く、コロちゃんはドジですよね。
(認知症じゃないの?)
ヽ(; ゚д゚)ノ ビクッ!!

いつもワンコとの散歩の時にも、必ず持ち歩いていたスマホを、居間のテーブルの上で充電したまま忘れてきました。

そんなわけで、今日はキレイな朝焼けのフォトをお届けできなくなってしまいましたが、あの朝焼けの様子ですと、一日中良い天気のようです。

昼間は暖かくなるといいですね。コロちゃんは、冬の寒さは苦手ですが、冬の青空は大好きですよ。空気が澄んで空が高く見えて気持ちが安らぐ思いを持つんです。

皆さんも、青空が広がっていましたら、遠くを見つめると良い気持ちが味わえますよ。

今日は「出生数が最小の見込み」をカキコキします。

0.「今日の記事のポイント」

by<br><span class="bold-blue">コロちゃん</span>
by
コロちゃん

今日の記事は、下記のような内容になっていますよ。どうぞ最後まで楽しみながらお読みください。

☆「出生数が過去最少に、婚姻数も過去最少」

☆「子ども未来戦略方針は、子育て世代への支援のみ」

☆「若者たちの所得の低下、必要なのは未婚者対策」

☆「コロちゃんの家族観」

1.「出生数が過去最小を更新」

厚生労働省が、先日の1月23日に「人口動態調査」を発表しました。

その内容によりますと、2023年1~11月の「出生数が69万6千886人」と、前年同期比で5.3%減少して、昨年2023年通年でも過去最少を更新する見込みだと報じられました。

①「出生数が過去最小に」

下記のグラフをご覧ください。

「厚生労働省 出生数」より

https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/s2023/dl/202311.pdf
出典:厚生労働省 人口動態統計速報 より(1月24日利用)

上記のグラフは、2022年(青線)と2023年(赤線)の「出生数」です。

今年2023年(赤線)が、ほぼ全ての月で昨年2022年(青線)を下回っています。「出生数の減少」が全く止まっていません。

「出生数」については、2022年に77万747人と初めて80万人を割り込んだと騒がれていましたが、コロちゃんは、このまま5%台の減少が続くとあと数年で70万人割れとなりそうだと思いました。

②「婚姻数も過去最少に」

そして次に「婚姻数」です。下記のグラフをご覧ください。

「厚生労働省 婚姻件数」より

https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/s2023/dl/202311.pdf
出典:厚生労働省 人口動態統計速報 より(1月24日利用)

上記のグラフは、2022年(青線)と2023年(赤線)の婚姻数です。

グラフを見ると、8月と9月は昨年を上回ったようですが、それ以外の月は減少となり、前年同期比では5.6%減少となっています。

この婚姻数は、コロナ流行前の2019年と、流行後の2020・2021年とを比べると、10万組以上も減少しています。

一時は、コロナ禍が終わればその「リバウンド婚姻」で、婚姻数が増加すると言われたこともありますが、上記の婚姻数を見ると、その楽観的な予想は当たらなかったようですね。

そして、出生数から死亡数を引いた「人口」の「自然増減」は、マイナス74万7260人と「日本の人口」の減少は更に進んでいます。

2.「子ども未来戦略方針は、子育て世代への支援のみ」

政府は「少子化対策」として「こども未来戦略方針」を策定しています。

その中の「こども・子育て支援加速化プラン」の内容を見ると、ほとんどがすでに「子どもがいる世代への支援」なのです。

ちょっと、その「こども・子育て支援加速化プラン」の内容を見てみましょう。

①「児童手当の拡充」

これは所得制限を撤廃して、高校生まで支給すると言う制度ですね。第3子は月3万円支給とする制度ですが、もちろん「子育て世代」しか対象ではありません。

②「第3子:大学授業料:無償」

この制度も、「多子世帯(子ども3人以上)」への大学・短大・高専(4・5年生)の授業料・入学金を所得制限を設けず無償化するもので、対象は「子育て世代」のみです。

③「育児休業の給付引き上げと男性育休の推進」

制度名を読んだだけで、もう対象が「子育て世代」だとわかりますね。

➃「育児時短就業給付の創設」

これも同様ですね。上記で見たように「政府」の3.6兆円規模の「こども未来戦略方針」は、全て「子育て世代」が対象で、「若者の婚姻促進」は対象としてはいないのです。

それでは、なぜこれほど若者たちの「婚姻数」が減少しているのでしょうか?

3.「若者たちの所得の低下」

なぜ、20代30代の若者たちの「婚姻数」が減少しているのかは、簡単に推察することができます。

若者たちの所得が下がっているからです。下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出します。

「独立行政法人 労働政策研究・研修機構 賃金カーブ」より

https://www.jil.go.jp/kokunai/statistics/timeseries/html/g0405.html
出典:独立行政法人 労働政策研究・研修機構 早わかりグラフで見る長期労働統計 より(1月24日利用)

上記のグラフは、「性別・年齢階級別の賃金カーブです。ラインの上の3本が「男性」で、下の3本が「女性」です。

上に伸びた「男性のライン」は、「1976年:黒色点線」「1995年:赤色点線」「2022年:青色実線」となります。

そのラインの「結婚年齢」である「20~24歳」「25~29歳」を見ると、年代別の給与が高い順がわかります。下記に書き出しますね。

◎「年代別所得が高い順:男性:20~24歳:25~29歳」

①「1976年:黒色点線」
②「1995年:赤色点線」
③「2022年:青色実線」

この調査はだいたい20年ほどの間を置いてますが、上記のグラフの山の高さは年々低くなっています。

日本の男性の所得は年々下がっているのです。

これでは、時代が下がるほど結婚できない若者たちが増えていくのは当然の事となります。

4.「必要なのは、未婚者対策」

少子化の一番の問題は、そもそも結婚できない若者が増えていることにあります。

「年収」と「結婚」が、連動していることは誰でも知っていますよね。

「非正規雇用」と「低所得雇用」に手を付けなければ「結婚」も増えませんし、少子化は改善しません。

下記の表をご覧ください。内容は下に書き出します。

「厚生労働省 雇用形態別の配偶者がいる割合(男性)」より

https://www.mhlw.go.jp/wp/hakusyo/kousei/15/backdata/01-01-03-018.html
出典:厚生労働省 平成27年版厚生労働白書 – 人口減少社会を考える -より(1月24日利用)

上記のグラフは、「正規の職員・従業員」と「非正規の職員・従業員」それぞれの「配偶者がいる割合」です。

内容を書き出しますね。

◎「配偶者がいる割合:20~24歳」

①「正規 :9.6%」
②「非正規:3.7%」

◎「配偶者がいる割合:25~29歳」

①「正規 :33.4%」
②「非正規:14.5%」

◎「配偶者がいる割合:30~34歳」

①「正規 :60.1%」
②「非正規:27.1%」

◎「配偶者がいる割合:35~40歳」

①「正規 :71.7%」
②「非正規:33.5%」

「非正規」の方の「有配偶者率」は、「正規」の人の半分以下というのが現実ですね。

現在の日本で「少子化対策」と「婚姻対策」で一番有効な施策は、「非正規雇用」を「正規雇用」に切り替えることだと、コロちゃんは考えていますよ。

5.「コロちゃんの家族観」

コロちゃんは、もう20年以上前に「子育て」を終えていますが、子どもが年を重ねるたびに成長する姿を見れたことは楽しかったと思っています。

もともとコロちゃんの「人生観」は、自分が主人公の「人生という舞台」で精いっぱい力を尽くして、その時の課題をやり抜くところにあると思っています。

その「舞台のシナリオ」は、当然にして自分で書くわけですが、結末は運しだいとなることも多いですね。

当然にして「大団円」よりは「悲劇」の上演になることもあるのですが、それも「人生のシナリオ」ならば、仕方ないと受け入れざるを得ないのです。

そのような価値観のコロちゃんにとって、「結婚」と「子育て」は「新たなシナリオ」の執筆でした。

「子育て」というシナリオは、自分だけでは書けませんから、特に意外性があり楽しいですし、後から振り返っても心が温かくなるような思い出となっていますね。

そのような、コロちゃんの価値観からすると、上記で見てきたような「結婚できない若者」は、最初から「人生のシナリオの一つ」を奪われていると思えるのです。

コロちゃんは、多くの「シナリオの人生を演じられる」ことが「豊かな人生」と言えると思っています。

それが「結婚と家族の形成」という楽しいシナリオを、今の若者が最初から奪われているとしたら、これほど悔しいことはないと思えるのです。

一番大事なことは、「人生のシナリオは自分で書く」という点です。

それが「非正規雇用」や「低所得」だと言う事で、「結婚」から「家族の形成」という道を閉ざされることはあってはならないことだと、コロちゃんは考えていますよ。

そして、このような社会の現状を少しでも変えて欲しいと願っていますよ。

コロちゃんは、社会・経済・読書が好きなおじいさんです。

このブログはコロちゃんの完全な私見です。内容に間違いがあったらゴメンなさい。コロちゃんは豆腐メンタルですので、読んでお気に障りましたらご容赦お願いします(^_^.)

おしまい。

tijanatixによるPixabayからの画像

PVアクセスランキング にほんブログ村

コメント

タイトルとURLをコピーしました