【社会考】大学入学の「女子ワク」をご存じですか?

社会

おはようございます。コロちゃんが今朝目を覚まして大きなあくびをしていると、枕元になんか変なものが転がっていました。
٩(๑´O`๑)۶ふぁ~

「こりゃ、何だ?」byコロちゃん

枕元に転がっている何かを指先でつついて見ると・・・。

「これは歯だよね、歯でしょう、歯みたい、絶対歯!」

なんと、ワンコの歯が抜けてベッドの上に転がっていたのです。そういえば、ちょっと前からワンコの牙がグラグラしてたなー。

このワンコは、今年で15歳になります。人間でいえば「後期高齢者」、こらいまれのコロちゃんよりも年上のおじいちゃんです。

そりゃ歯もぬけるよねー、これでこのワンコの歯が抜けたのは、ひい・ふう・みいと数えてみると全部で5本目ですか。

このまま歯が抜け続けると、入れ歯? 差し歯? インプラント?

いやいや、ワンコにそんな治療は出来ないでしょう。せいぜい「やわらかなエサ」を上げるぐらいでしょうね。

やだなー、このワンコはコロちゃんよりも先に逝くのかなー?

コロちゃんが先に逝くのも困りますけど、ワンコが逝ったら寂しくてコロちゃん泣いちゃうよ!
˚‧º·(˚>ᯅ<)‧º·˚エーン

このブログをお読みの皆様は、どうかワンコの長生きを祈ってくださいね。

今日は「大学入学の女子ワクをご存じですか?」をカキコキしますね。

0.「今日の記事のポイント」

by<br><span class="bold-blue">コロちゃん</span>
by
コロちゃん

今日の記事は、下記のような内容になっていますよ。どうぞ最後まで楽しみながらお読みください。

☆「女子ワクを設け始めた大学と、多くの大学が女子ワクを設けてた」

☆「大学が女子ワクを設ける理由(わけ)と、リコチャレをご存じですか?」

☆「男女の非正規雇用率を見ると、男女の賃金格差」

☆「男女の生涯賃金を見ると、コロちゃんの女性観」

1.「女子ワクをもうけ始めた大学」

コロちゃんは、ある日新聞をバサバサ読んでいましたら、「ある大学が女子ワクを設けた」との報道を目にしました。

コロちゃんは「ほーほー、いい事だよね」と、つぶやきながらどれどれと読み始めると、下記のような内容でした。

「大阪大学は2026年度入学生の入試から、基礎工学部の学校推薦型選抜(旧推薦入試)で、女子ワクを計20人分設けると発表した」

ふむふむ、そうかそういう時代がもう来ていたのかとコロちゃんは思いましたね。

コロちゃんの目には、アメリカやEUなどで進められている「アファーマティヴ・アクション※」の「クオータ制※」の導入に見えたのです。

(※アファーマティヴ・アクション:積極的差別是正措置)

(※クオータ制:一定数を女性と定める制度)

コロちゃんは、「理念」としても「実生活」でも、「日本の男女差別構造」にはいつも憤りを持っていますから、関係する報道などには敏感に気が付くのです。

コロちゃんは「実生活」でも、常に「女性(奥さん)」を立てる姿勢を心がけていましたからね。

(それは単に奥さんの方がコロちゃんよりも強かっただけじゃないの?)

まあ、そうとも言いますね。
(*ノ>ᴗ<)テヘッ♡

2.「多くの大学が女子ワクを設けてた」

そんなわけで、大学が女子ワクを設け始めたことを知ったコロちゃんは、「まてよ、新聞では大学4校しか紹介していなかったけどもっと多いかも?」と、ポチポチ調べ始めました。

そうしてみると、なんとなんと、既に多くの大学が「女子ワク」を設けているではありませんか。

下記に2024年入試で、その「女子ワク」を設けていた大学をご紹介しますね。

1 北見工業大学
2 電気通信大学
3 富山大学
4 金沢大学
5 山梨大学
6 名古屋大学
7 名古屋工業大学
8 島根大学
9 熊本大学
10 大分大学
11 琉球大学
12 兵庫県立大学
13 山陽小野田市立 山口東京理科大学
14 東北工業大学
15 ものつくり大学
16 嘉悦大学
17 芝浦工業大学
18 玉川大学
19 東京都市大学
20 東京理科大学
21 神奈川大学
22 神奈川工科大学
23 新潟工科大学
24 神奈川学院大学
25 福井工業大学
26 愛知工科大学
27 愛知工業大学
28 大同大学
29 人間環境大学
30 大阪工業大学
31 広島工業大学
32 第1工科大学
33 大阪工業大学
34 東京工業大学
35 高知工科大学
36 宮崎大学

上記の表は、コロちゃんがネットのあちこちから拾って来たものですから、正確性は保証できません。だいたい、このぐらいの大学が今年に「女子ワク」を設けていたらしい程度でご了解ください。

しかし「大学の女子ワク」が、思ったよりも多くの大学ですでに導入されていて、おそらく今後も多くの大学で導入が検討されるだろうと思われます。

何しろ全国の「大学数」は約800校もありますから、上記の36校ではまだ5%程度ですから、まだまだ増える余地は大きいと思いますよ。

3.「大学が女子ワクを設ける理由(わけ)」

上記の大学が「女子ワク」を設ける理由は、何と言っても「多様性の確保」があるのでしょう。

これらの「女子ワク」を設けた大学の学部は、「工学部系統」が多いとされています。同じようなメンバーを集めても、同じような発想しか出て来ないと言われます。

様々なメンバーが集まることにより、イノベーションが生まれやすくなるとされ、アメリカの大学では意図的に多様な人々が集まるようにしているとされていますね。

ただ、反論として「不平等である」や「逆差別だ」との声も又多くあるとされていますね。この「反論」は、アメリカでもあるようですね。

しかし、コロちゃんは「日本」の男性天国の社会は既に「賞味期限」がとっくに切れていると思っています。

ですから、それを変えようとするならば、このようこのような「積極的差別是正策(アファーマティヴ・アクション)」は必要だと考えていますよ。

そもそもこの「内閣府」の「男女共同参画局」の前身である「婦人問題企画推進本部」が、当時の「総理府」に設置されたのは1975年です。

それからほぼ50年・半世紀たっても「社会の中での男女の格差」は一向に解消されていません。

「積極的差別是正策(アファーマティヴ・アクション)」でも行なわなければ、男女の格差は100年経っても変わりませんよ。コロちゃんは、そう考えていますよ。

4.「リコチャレをご存じですか?」

下記のイラストをご覧ください。内容は下に書き出します。

「内閣府 理工チャレンジ」より

https://www.gender.go.jp/c-challenge/
出典:内閣府 男女共同参画局 理工チャレンジ(リコチャレ)より(4月18日利用)

皆さん、「リコチャレ」ってご存じですか? 上記のイラストがその入り口です。

コロちゃんは、今回ポチポチと調べていて初めて知りました。「内閣府」の「男女共同参画局」が、2005年から、女子中高生の支援策を展開しています。

へー、こんなことがもう20年近く行なわれていたんですね。その割にはあまり成果が・・・ゲフンゲフン・・頑張ってください。
(*ᴗ͈ˬᴗ͈)⁾⁾⁾ オツカレサマデス

だけど、この「リコチャレ」って絶対にみんなに知られていませんよね。政府のやることって「へた」だよねー?

5.「男女の非正規雇用率を見る」

現在の企業社会において、「男女」がどのような位置にあるのかを「非正規雇用率」を見てみましょう。

昨年2023年の「正規の職員・従業員数」は3615万人で、「非正規の職員・従業員数」は2124万人となっています(※)。

(※総務省統計局:労働力調査(基本集計)2023年平均結果の要約より)

全体の「非正規雇用率」は、37.0%です。

しかし、これを「男女別」に見ると、また風景が違って見えます。

下記のグラフをご覧ください。

「内閣府 男女共同参画局 正規雇用労働者と非正規雇用労働者数の推移(男女別)」より


https://www.gender.go.jp/about_danjo/whitepaper/r04/zentai/html/zuhyo/zuhyo02-07.html
出典:内角府 男女共同参画局 男女共同参画白書(令和3年版)より(4月18日利用)

上記のグラフは、1984~2021年の「正規雇用労働者と非正規雇用労働者数の推移」です。男女別に色分けされています。

上記のグラフの内容を、下に書き出してみましょう。

◎「男性・女性:非正規雇用者数比較」

①「女性の非正規雇用者数:1413万人:53.6%:薄茶色斜線」

➁「男性の非正規雇用者:652万人:21.8%:薄緑色の斜線」

一つ上の方で昨年2023年の「男女全体の非正規雇用率:37.0%」を見てきました。これは「男女全体の非正規雇用率」です。

上記のグラフで「男女別の非正規雇用率」は、「男性21.8%:女性53.6%」と女性が「日本の労働市場」で以下に「非正規雇用」に追いやられているかを見ることが出来ますね。

「女性:53.6%」は、「男性:53.6%」の倍の割合で「非正規雇用」となっているのです。

コロちゃんの意見は簡単です、一言で表現できます。

「理不尽だ!」
(๑ १д१)<ヒドイ!

6.「男女の賃金格差を見る」

次に「男女間の賃金格差是正」について見てみましょう。

下記のグラフの出典は「内閣府」が発表している「令和5年度(2023年度)年次経済財政報告」です。

下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出します。

「内閣府 年次経済財政報告 年齢別男女賃金格差是正」より

https://www5.cao.go.jp/j-j/wp/wp-je23/pdf/p020001.pdf
出典:内閣府 年次経済財政報告 令和5年度-動き始めた物価と賃金- 家計の所得向上と少子化傾向の反転に向けた課題 より(4月18日利用)

上記は、「正社員の男女の年齢階級別年収」のグラフです。一目見ても男女の「格差」が良くわかりますね。

「白書」では、以下の様に記載していますね。

「最も差が小さい20~29歳の年齢階級でみても、女性の年収は男性対比で約22%低く、この差は年齢が上がると拡大する傾向にあり、30~39歳では約36%、50~59歳では約43%低くなっている」

この大きな差が「男女差別」でないと言ったら、何を「差別」といってよいのかわからなくなりますね。

この「男女の年収の差」について、「白書」では、以下の点を指摘しています。

〇女性の方が労働時間が短い
〇女性の方が時給が低い
〇管理職割合に大きな男女差がある
〇男女に勤続年数に差がある
〇管理職割合に差がある

そして、そのまとめとして「白書」では、以下の様に書いています。

「男女間賃金格差は、女性の正規雇用者が増加傾向にある中で徐々に縮小傾向にあるとみられ、縮小の動きを後押ししていくことが重要である。」

「また、2022年から男女間の賃金の差異に関する情報の開示が義務化されたことも、男女間賃金格差の是正を加速させることが期待される」

コロちゃんが、読んだ限りでは、全く甘い見通しだと感じました。

企業は利益が第一ですから、法規制がない限り、今後も「賃金」の男女格差は縮まることはないと思います。

7.「男女の生涯賃金を見る」

ここまでに、男女の「非正規雇用率格差」「賃金格差」を見てきましたが、その結果である「男女の生涯賃金の差」を見てみましょう。

下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出します。

「労働政策研究・研修機構  生涯賃金など生涯に関する指標」より

https://www.jil.go.jp/kokunai/statistics/kako/2019/documents/useful2019_21_p314-358.pdf
出典:労働政策研究・研修機構 ユースフル労働統計2019 21 生涯賃金など生涯に関する指標 より(7月15日利用)

上記のグラフの棒グラフの内、右側の黒い方が「女性」です。

「左側の灰色のグラフ(男性)」と「右側の黒い棒グラフ(女性)」の「生涯賃金」を比べると、大きな差があります。下に書きますね。

◎「生涯賃金の男女差」

①「高校卒   :6960万円差」
➁「高専・短大卒:4840万円差」
③「大学卒   :4310万円差」

これだけの「男女の賃金格差」の合理的な理由はあるのでしょうか。

このグラフの数値は「退職金」が含まれていませんから、実際の「賃金格差」はもっと広がっているのでしょうね。

コロちゃんは、単身高齢女性の年金が低い問題も、このブログで取り上げていますので、「生涯賃金の男女差」は今後無くしていくようにしないと大きな「社会問題」となると思いますよ。

そのためには、上記のような実態を、多くの方々が知る必要があると考えていますよ。

8.「コロちゃんの女性観」

コロちゃんの女性に対する見方は、「フェミニズム」の影響を受けているかというと、それは違うと思います。

海外の「フェミニズム」は、20世紀初頭から続いていたようですが、日本に於いては1970年代の「ウーマンリブ運動」などはあっても、広く世の中に拡がったのは1990年代の頃かと思われます。

コロちゃんの「女性観」がつくられたのは、もっと前の1970年代初め頃ではないかと思うのですよ。

コロちゃんは、1970年代の初めに「妻」と一緒に住み始めて、東京の下町に住み始めました。

その頃の生活は、コロちゃんはもちろん「会社勤め」をしていましたが、妻も「工場勤務」をしていましたね。

そしてお互いの給料はお互いに管理し、それぞれが知り合いとの活発な活動をしていました。妻はよく「ハイキング」などのグループで山々へ出かけていましたね。

また、スイミングクラブなどにも積極的に出ていき、そこで知り合ったメンバーと必ず夜は飲んで交歓していましたね。

コロちゃんもまた、毎晩忙しく出歩いていましたから、ある夜に遅く帰宅したところ、妻がまだ帰って来ていない。

コロちゃんは「あいつまた遅くまで飲んでるなー」と考えていたところ、ちょうど電話があり「飲んでいるから迎えに来て!」と妻の声。

えっ、「それでどうしたの?」ですか?

当然、迎えに行きましたよ。コロちゃんもお酒を飲んで帰宅したばかりだったので、自転車で向かいましたよ。

コロちゃんと妻は、お互いに「自由を束縛することのない関係」が居心地が良かったのです。

おそらくコロちゃんの「女性観」は、この時代に形成されたのだと、今人生を振り返って思いますね。

男女が等しく相対して、お互いに相手を尊重することで、フラットで気楽な関係が生まれます。古い「男尊女卑」の社会通念などは、考えるだけで気持ち悪く居心地が良くない。

コロちゃんと妻とは、そのような関係を作り上げてきたと考えていますよ。

もちろん、コロちゃんは「そういう関係をつくるのにコロちゃんは苦労した」と妻にいつも言っていて、妻からは「ばかやろう、苦労したのは私だ!※」と毎回優しい反論を頂戴していましたけどね。

(※コロちゃんの妻は口が悪かったのです。心根はやさしかったですけどね)

その「妻」も、もういません。

コロちゃんは、それでも「けなげ」に生きていきますよ。
(* ̄∀ ̄)ゞエヘヘ

妻が生きていたら、ぜったい「馬鹿言うな!」と突っ込みそうなまとめとなりました。

コロちゃんは、社会・経済・読書が好きなおじいさんです。

このブログはコロちゃんの完全な私見です。内容に間違いがあったらゴメンなさい。コロちゃんは豆腐メンタルですので、読んでお気に障りましたらご容赦お願いします(^_^.)

おしまい。

congerdesignによるPixabayからの画像
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