【経済考】「物価と賃銀」の好循環か「円安と物価」の悪循環か?

経済

おはようございます。今のコロちゃんは、午後のワンコとの散歩から帰ってきて、麦茶を1杯のみ干したところです。

今朝は霧雨が降っていたんですけれど、お昼ごろからピーカンの青空です。吹き抜ける風は涼しいのですが、太陽が照っているところはもう「初夏」でしたね。

コロちゃんは、1時間ぐらい歩いてきたのですけれど、ゆっくり歩いただけでもう息切れがしましたよ。

いやいや、衰えたものですね。だけど「ペットカート」に乗せられて歩かないワンコよりはマシですよ。

今日の1時間の散歩の内で、ワンコが歩いた時間は10分ぐらいでした。あとの時間のワンコは「ペットカート」に乗せられて周りをキョロキョロ見渡していましたよ。

全く、しょうがないワンコですよね。だけどもう15歳ですからやむを得ませんね。可愛いからコロちゃんは許してあげますよ。

今日は「物価と賃金の好循環か、それとも円安と物価の悪循環か?」をカキコキしますね。

0.「今日の記事のポイント」

by<br><span class="bold-blue">コロちゃん</span>
by
コロちゃん

今日の記事は、下記のような内容になっていますよ。どうぞ最後まで楽しみながらお読みください。

☆「円安と物価の悪循環の懸念と、経済の好循環と悪循環」

☆「経団連と民間議員が円安懸念を指摘と、物価2%目標よりも物価上昇を阻止して欲しい」

☆「円安が進むと実質賃金はプラスにならないと、実質賃金とは何か?」

☆「物価が上がったこととお金の価値が下がったことの意味と、コロちゃんのスーパーマーケットでのお買い物」

1.「円安と物価の悪循環の懸念」

現在「岸田総理」も「十倉経団連会長」の「芳野連合会長」も、そろって「経済の好循環」を実現しようと懸命に努力なさっています。

この光景は、10年前だったら絶対に見られない光景だったでしょうね。何しろ、いつも対立関係にあった「政・財」と「労」が共に並んで同じ目標に向かっているのですからね。

このような「政・労・使」が協力する姿を見始めたのは、コロちゃんが知る限りは10年前の2014年です。

当時の安倍政権は、「経済の好循環実現に向けた政労使会議」を開催していました。その時の参加メンバーは「政府・経団連・商工会議所・中小企業団体中央会・連合」でしたね。

それ以来10年間に渡って、この「経済の好循環」を協力して目指してきたのですが、いよいよその結論が出るのではないかと思われます。

その結論とは、コロちゃんの眼には「経済の好循環」が実現するか、それとも「円安と物価上昇」の「経済の悪循環」に進むかの岐路のように見えましたね。

この「経済の悪循環」に進むかもしれないという考え方を披露するのは、コロちゃんは初めてのことですので、皆さんにも考えていただきたいと思いますね。

2.「経済の好循環と悪循環」

この「経済の好循環」については、コロちゃんは今までに何度もこのブログで書いてきました。その「現在地」を今回ちょっと考えてみましたので、下記をお読みください。

➀「経済の好循環は道半ば」

まず、最初はもうおなじみの「経済の好循環」ですね。うまく進んでいればよいのですが、なかなか苦戦していますね。

もう一度その内容を確認しておきましょう。

◎「経済の好循環」

①「賃金が上昇し消費が拡大」⇒
②「消費が拡大し物価が上昇」⇒
③「物価が上昇し企業売り上げが増加」⇒
④「企業売り上げ増加し企業利益が増加」⇒
⑤「企業利益が増加し賃金が上昇」⇒
●一番上に戻り、そのループが繰り返される

上記のように進めば多くの皆さんが万々歳なのですが、まだ最初の1歩の「①賃金が上昇し消費が拡大」が実現できていません。

「総務省統計局」の発表によると昨年「2023年度平均の2人以上の世帯」の消費支出は「実質で前年度比▼3.2%減」と減少しています。

そして、毎月の「消費支出も13ヶ月連続でマイナス※」となっています。

(※総務省統計局:3月の家計調査より)

今のところ「➀賃金が上昇し消費が拡大」は、はるか彼方に遠ざかるばかりなのです。これで本当の「経済の好循環」が実現するのでしょうか。

「賃上げ」は進んでいますが、まだ「大企業と一部の中小企業」にとどまっていて、大多数の「中小零細企業」」と「非正規雇用」を合わせると、「物価上昇」に追いついていないのです。

この稿の小見出しの「経済の好循環道半ば」という言い方は、当たり障りのない言葉ですよね、いつまでたって達成できない責任をうやむやにする言い方なのですよね。

だってコロちゃんのこのブログだって、「読者数1万人まで道半ばだよ」と言うだけならいくらでも言えますからね。

「物価と経済の好循環」も、このまま進むとあと10年経っても「道半ば」で終わるかもしれませんよ。

「実現不可能な目標」を設定するのだったら、早く方向転換をした方が犠牲は少ないと思うのですけどね。

➁「いつのまにか経済の悪循環が迫ってきた」

コロちゃんは、目標までの道のりは遠くとも、少しでも「経済の好循環」が達成できる可能性があるのならば、進む価値はあると今までは考えてきました。

しかし、ふと気が付いてみると、足下に「円安と物価上昇の悪循環」が迫ってきているではありませんか。

「円安」で輸入物価が上昇することぐらいはコロちゃんも知ってはいましたが、賃金が十分に上がらないままに「物価が上昇する」と消費が落ち込みます。

その先に待ち受けているのは「経済の悪循環」です。下記をご覧ください。

◎「経済の悪循環」

❶「円安で輸入物価が上昇」⇒
❷「物価上昇で消費が減少」⇒
❸「消費が減少で企業売り上げが減少」⇒
➍「企業売り上げが減少し企業利益が減少」⇒
❺「企業利益が減少して賃上げが進まない」
❻「賃上げが進まず消費が減少」⇒
〇「❸に進みループする」

コロちゃんは、普段「円安のニュース」を聴いていても、こんな事態になるとは全く予想していませんでしたが、専門家の皆さんは予想していたのでしょうか。

何で、今まで言わなかったのかな? 言えば怒られるからでしょうか?

だけど、これはまずいでしょ。何とかならないのですかね。

物価が上昇している中で、景気が後退する経済現象は「スタグフレーション※」と言います。 

(※スタグフレーションは景気停滞を意味する「スタグネーション」と「インフレーション」を組み合わせた合成語)

「日本」では、かつて1973年の「第4次中東戦争」の時に「オイルショック」によって、その「スタグフレーション」に入ったことがありますね。

はてさて「日本」は、今後50年ぶりにこの「スタグフレーション」に突入することになるのでしょうか?

3.「経団連と民間議員が円安懸念を指摘」

コロちゃんが、上記のような見方を突然したのは、新聞で5月15日に開かれた「経済財政諮問会議の議事要旨」の記事を読んだからです。

この「経済財政諮問会議」については、コロちゃんも5月13日のブログ記事で「民間議員から過度な物価高だと苦情が出た」と書いて投稿していたのです。

その時点では「提出資料」のみしか公表されていませんので、詳細な発言内容までは分かりませんでしたが、今回「議事要旨」が公表されました。

その「議事要旨」で、「民間議員」のお二人がかなりきつく「円安懸念」を発言していたことがわかりました。

その発言をした一人は「十倉経団連会長」ですね。ちょっとやんわりと「円安の弊害」を指摘しています。以下ですね。

「円安による過度な物価上昇も懸念される中、政府・日本銀行におかれては、これまでの共同声明に基づき、2%程度の適度な物価上昇の実現を図っていただきたい」

このように「円安による過度な物価上昇も懸念」とおっしゃっています。

そして、同じ「民間議員」のもう一人の方の「BNPパリバ証券の中空麻奈氏」は、以下の様にもっとハッキリ言っていますね。

「日本銀行におかれては、物価見通しに基づく金融政策を行う方針を出して、円安圧力を緩和してもらう必要もあるかと思う」

本来「経団連」は「大手企業クラブ」ですから輸出企業が多く、「円安」は企業収益の増益要因で歓迎するはずなのですが、その「経団連会長」でも「円安を懸念」せざるを得ない状況なのでしょうね。

それに「日本銀行」にとって、本来「円安などの為替政策」は管掌外のはずなのです。

それを、あえて「円安圧力を緩和してもらう必要がある」との意見が出て来ることは、それだけ「円安」の弊害が大きいという認識があるのでしょう。

この様な発言が続いたということは、「日本経済」にとって「円安」が優先的に解決をするべき大きな問題になりつつあるということだろうと、コロちゃんは考えましたよ。

なお、この「経済財政諮問会議の議事要旨」をお読みになってみたい方は、下記のリンクのクリックをお願いします。

https://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/minutes/2024/0510/gijiyoushi.pdf

4.「物価2%目標よりも物価上昇を阻止して欲しい」

「日本銀行」は、2013年の1月に開かれた「金融政策決定会合」で「2%の物価の持続的安定的な実現」を目標とすると決めました。

それ以来、もう10年以上が経過していますが、未だ「実現」に至っていません。

コロちゃんは、「10年経っても実現できない目標」は、そもそも「目標設定」が間違っていたと考えますよ。

例えば「新入社員」が入社時に「社長を目指す」というのは微笑ましいですけれど、10年たって「係長」にもなれないで「社長を目指す」と言ったら笑われるでしょう。

このような例は「最初の目標設定が間違っていた」とコロちゃんは考えますよ。

そもそも「金融政策」にしても「財政政策」にしても、およそ為政者の進める政策の目標は「国利民福※」です。

(※国利民福:国家の利益と国民の幸福)

いつまで経っても達成できない「2%目標」よりも、「円安による物価上昇」をとめて「国民の生活を守る」方向に転換すべきではないかと、コロちゃんは考えますよ。

5.「円安が進むと実質賃金はプラスにならない」

報道では「円安が進むと実質賃金がプラスにならない」との試算が報じられています。

その内容では、ドル円が150円と160円ならば「実質賃金はプラス転換」するが、170円を越えて円安となると、「実質賃金はマイナス」の可能性が出て来るとしていました。

また現在の「消費水準」は、異次元緩和前の2013年3月よりも下回っているとの報道もありました。

「実質賃金」のプラス転換は、物価が上昇するほどその達成は難しくなります。

今行なうべきことは、「円安」を放置して物価上昇を招いて「実質賃金」を低下させるのではなく、まずは物価上昇を抑えて「実質賃金」のプラス転換を優先することなのではないでしょうか。

6.「実質賃金とは何か?」

コロちゃんは、最初にこの「実質賃金」という言葉を聞いて、なんだかわかりませんでした。そりゃ「毎月貰っている給料」の事らしいことぐらいは分かりますよ。

しかし頭に「実質」が付いていると、じゃあ「実質じゃない賃金ってあるの?」とか、「実質じゃない賃金とは架空賃金かな?」などと考えたりしましたよ。

そこで何度も説明文を繰り返した読んだりして、理解しようとしたのですが、それでもなかなかイメージを掴むのに時間が掛かりましたね。

なぜ、そんなに理解するのに時間が掛かったのかというと、この「実質賃金」とは「給料袋の現金額」ではなく、「物価上昇を計算にいれた賃金の概念」なのです。

下記をご覧ください。

◎『「実質賃金」とは、会社員が実際に受け取った給与である「名目賃金」から、消費者物価指数に基づく「物価変動の影響」を差し引いて算出した指数です。』

上記のように「名目賃金」は、「実際に受け取った給与」ですから、頭の中に直ぐに「袋入りの現金」が浮かびます。

それに対して「実質賃金」は、「名目賃金」から物価上昇率を差し引いた「概念」なのです。だからコロちゃんはなかなか頭の中に「イメージ」が浮かばなかったのです。

そこで「物価と現金」の関係に考えを進めると、「物価が3%上がる」ということは逆に見れば「お金の価値が3%下がる」ことです。

だから、コロちゃんがスーパーで「物価が上がって買う商品を減らした」ことは、逆から見れば「お金の価値が下がったから買う商品の数を減らした」とも言えます。

そのように考えると、毎月の「消費支出が13ヶ月連続でマイナス※」の意味するところは、「物価が上がったから」「お金の価値が下がったから」のどちらでも同じ意味ですので正解となります。

(※総務省統計局:3月の家計調査より)

しかしコロちゃんは思いましたけど、「物価上昇」は分かるんですよ、実際にスーパーへ行けば目の前に値上げ商品がたくさん見ることができますからね。

しかし「お金の価値が下がる」のは「概念」ですから、ピンときませんよね。別に財布の中の千円札が900円札に変わる訳じゃないですしね。

そこを乗り越えないと「実質賃金が低下する」ことがなかなか理解できないと思いましたよ。

そしてこの「物価上昇」は30年ぶりだということが、戸惑いをもたらしていると思いますよ。

コロちゃんの様な「高齢者」は1970年代の「狂乱物価」も知っていますけど、現在の若い方たちは生まれてから今までのほとんどの期間がデフレ(物価が上がっていない)なのです。

これでは、社会の常識が「物価は上がらないもの」から、「物価は上がるもの」に切り替わるのにはある程度の時間が掛かるのは当然だと思いましたよ。

7.「物価が上がったことと、お金の価値が下がったことの意味」

上記で「物価が上がった」「お金の価値が下がった」のどちらも同じ意味だと書きました。これがどのような意味を持つのかのコロちゃんの考えを書きますね。

「物価が上がった」「お金の価値が下がった」が同じ意味でも、コロちゃんの様な「清貧ライフ」で暮らしている高齢者には全く関係がありません。貯蓄もたかが知れていますしね。

しかし、「現金・資産をたくさん保有している富裕層」や「事業を営んでいる企業家」はそうではありません。

「物価上昇率3%」が続くと、「現金・資産保有の富裕層」はその持つ資産が毎年3%ずつ価値が下がってしまうのです。

それは「企業家」も同じです。保有する「設備投資した機械や保有する資産」がやはり毎年3%ずつ価値が減価しますから、それを上回る利益を上げなければ、いずれは企業経営にいき詰まります。

最近では、若い方の間でNISAでの「海外株式投資」が進んでいると聞きます。

コロちゃんは、このことについて一つ思ったことがあります。上記で書いたことをもう一度下に書きますね。

「物価上昇」はスーパーで値上げ商品を見ることで直ぐにわかるが、「お金の価値が下がる」のは「概念」だからなかなかピンと来ない。

上記のように、いくら「お金の価値が下がるのは概念だからなかなかピンとこない」と言っても、「物価上昇」がはじまったのは2021年後半からですから、もう2年以上になりますよね。

そうなると、さすがに皆さんがそろそろ「お金の価値が下がり続けていて、今後も下がり続けそう」と気が付いてくるのじゃないでしょうか。

そうなると「ほぼゼロの銀行預金の実質価値が物価上昇で目減りしている」ことに、多くの方がたが気が付いて、「外貨建ての金融商品」への「お金の逃避」が始まるかも知れません。

もし「お金の逃避」が始まれば、それは「円安要因」ですよ。円を売ってドルを買って投資するんですからね。

そのような事を考えていると、「物価と賃銀の好循環」が起こる前に、「円安と物価の悪循環」が始まる可能性がどうも高くなってきているのじゃないかと、コロちゃんは不安を感じましたよ。

8.「コロちゃんのスーパーマーケットでのお買い物」

たとえ「値上げ」が進もうとも、「円安」が進もうとも、コロちゃんはスーパーマーケットでのお買い物を止めるわけにはいきません。

毎日3度の食事をキチンと時間通りに食べているコロちゃんは、現在だいたい3日に1度、歩いて7分の所にあるスーパーマーケットにお買い物にお出かけしています。

コロちゃんは、トートバックをぶら下げて財布とスマホを持って、・・・おっとそうだそうだ「買い物メモ」を忘れちゃいけないですね。

コロちゃんは、スーパーで何を買うのかをいつも「買い物メモ」に記載して、買い忘れが無いようにしているんですよ。それでも忘れ物があるんですから、いやになっちゃいますよ。

何しろ最近のコロちゃんは、いろんなことを忘れてしまう事が増えてきていますからね。

話しを戻しますと、コロちゃんはスーパーで目当ての商品をかごに入れると、スマホのスーパーの「アプリ」をスキャンすると、もう決済が完了します。

このスーパーでは「アプリ決済」でポイントが付きますから、コロちゃんはすっかりこのやり方に慣れましたね。

コロちゃんの様な「高齢者」にとって、一番大切なことは「日々の生活の安心」です。

もちろん、それは若い方たちも同じことかも知れませんが、若い方はいろいろとカバーできるんですよね。

もし何かやらなければならないことがあれば、寝る時間を少し削ってもカバーできるでしょうし、お金が足りなければ、節約するなり、もっと働くこともできるかもしれません。

しかし、「高齢者」はもう無理がきかない身体ですし、今から「年金額」を増やすことも出来ません。

結局「高齢者」は、現在の条件を維持しながら生活を過ごすしかないのですよ。そんな条件の下では現在の「物価上昇」は強敵・大敵ですよ。

多くの「年金暮らしの高齢者」は、「いつこの物価上昇は終わるのか」と思っていると思いますよ。

しかし、コロちゃんが見る現在の「日本経済」は、どうやら「物価と賃銀の好循環」ではなく、「円安と物価の悪循環」に進みそうに見えます。

どうか、コロちゃんのこの予想が外れて欲しいと心から願っていますよ。

そして、コロちゃんたち「年金暮らしの高齢者」が「安心して生活できる社会」であって欲しいとも思っていますよ。

コロちゃんは、社会・経済・読書が好きなおじいさんです。

このブログはコロちゃんの完全な私見です。内容に間違いがあったらゴメンなさい。コロちゃんは豆腐メンタルですので、読んでお気に障りましたらご容赦お願いします(^_^.)

おしまい。

Frauke RietherによるPixabayからの画像
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