【経済考】「介護保険料」が過去最高だって

経済

おはようございます。コロちゃんは、たった今、週に1度の「訪問リハビリ」を終えたところです。

毎週1回12時30分に「訪問介護ステーション」から、「訪問リハビリのお兄さん」に自宅に来てもらって、腰回りの「マッサージと整体」をしていただいているのです。時間は50分間です。

この「マッサージと整体」を受けた直後には、曲がった腰がスッキリと伸びるのですが、その時に「腰が痛い」のです。「腰痛」を感じる腰まわりの筋肉を刺激しますからね。

それからしばらくすると、痛みが引いて来て、その日1日は「腰痛」が軽くなるのですが、一晩寝て翌日の朝になると腰の様子が「リセット」されて、いつもの痛みがよみがえってきます。

コロちゃんの「腰痛」は、なかなか改善しませんね。とりあえず「悪化」しないだけマシと考えていますよ。

なお、この「訪問リハビリのお兄さん」の費用は、「介護保険」の10%負担で月2781円ですよ。安いですよね。コロちゃんは助かっていますよ。

今日は「介護保険料が過去最高となった」をカキコキしますね。

0.「今日の記事のポイント」

by<br><span class="bold-blue">コロちゃん</span>
by
コロちゃん

今日の記事は、下記のような内容になっていますよ。どうぞ最後まで楽しみながらお読みください。

☆「介護保険料が過去最高の月6225円と、コロちゃんたちの介護保険料の決め方」

☆「全国の介護保険料の決め方と、コロちゃんの介護保険料」

☆「国民負担率を見ると、コロちゃんの介護保険サービス体験」

☆「制度が複雑すぎるでしょ」

1.「介護保険料が過去最高の月6225円」

先日の5月14日に「厚生労働省」が、「2024~2026年度」の65歳以上の介護保険料が全国平均で月6225円になると発表しました。

この発表は「第1号被保険者(65歳以上)」の方の保険料です。「第2号被保険者(40~64歳)」の方は、健康保険と同じに標準報酬月額により計算され、給与から天引きされます。

ですから今回発表になったのは、コロちゃんのような高齢者の「介護保険料」で、その額が過去最高(全国平均月6225円)となったことは、清貧コロちゃんには大打撃ですよ。

2.「コロちゃんたちの介護保険料の決め方」

コロちゃんたち65歳以上の高齢者は「第1号被保険者」となります。

この「第1号被保険者(65歳以上)」と「第2号被保険者(40~64歳)」は、介護保険料の決め方が違います。

「第2号被保険者(40~64歳)」の保険料は、上記で書きましたように「健康保険」と同じく標準報酬月額により計算され、給与から天引きされます。

しかしコロちゃんたち「第1号被保険者」は、下記のようになります。

下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出します。

「厚生労働省 介護保険制度における第1号保険料」より

https://www.mhlw.go.jp/content/12300000/001182066.pdf
出典:厚生労働省 給付と負担について(参考資料)より(5月15日利用)

上記のグラフは「介護保険給付費」です。全国の各自治体は3年ごとに「介護サービス」に必要な給付額の見込みを立て、予算を組みます。

上記のグラフのように「国が25%、都道府県と市町村が12.5%ずつ、そして第1号被保険者(40~64歳)が27%、残りの23%が第1号被保険者(65歳以上)」が、「保険料基準額」となります。

複雑なことに、この「基準額」がそのままコロちゃんたちの「介護保険料」になるわけではありません。

全国の各自治体は、この「基準額」を元にして「所得に応じた軽減・割り増し額」をかけて算出されますから、自分の「介護保険料」は、通知があるまで分からないことが多いです。

この「所得に応じた軽減・割り増し額」の段階も、「標準は9段階」ですが、コロちゃんが住んでいる自治体では「13段階(コロちゃんは第6段階に該当)」でした。

3.「全国の介護保険料の概要」

さて上記で発表となった今回の「全国の介護保険料の基準額」ですが、月6225円で過去最大だということはすでに触れました。

その「基準額」は、3年に1度の前回(2021~2023年度)の改定額から3.5%の上昇となっています。

「介護保険制度」が始まった2001年の第1期の介護保険料は月2911円だったとありますから、今回の改訂基準額6225円は、23年間で2倍以上に膨れ上がった計算となりますね。

また報道では「利用者負担分を除く介護費用の総額」は2040年度には、2018年度の4倍に膨らむとの政府の試算があると報じています。

どうやら、「少子高齢化」の進む日本では、今後も「介護費用の増大」に伴う「介護保険料の上昇」は避けられないようですね。

なお、コロちゃんの住んでいる「埼玉県」の「介護保険料の基準額」を見てコロちゃんは驚きましたよ。

「埼玉県の基準額」は「月5992円」で、前回(2021~2023年度)の「月5481円」から8%のアップですよ。たっかー。
(; ・`д・´) ナ、ナンダッテー!!

この数字は「県別平均」ですから、コロちゃんが住む市町村の「基準額」を見ると「月5700円」で、前回の「月5300」円から7.5%アップでしたよ。

ちなみに、「全国1基準額が高い自治体」は「大阪市の月9249円」で、「全国1基準額が低い自治体」は「東京都小笠原村の月3374円」でしたよ。何と2倍以上も差があるのですよ。

4.「コロちゃんの介護保険料」

コロちゃんは、4月の末に「介護保険料が上がる」との最初の報道を聞いて、直ぐに市役所に自分の「介護保険料」がいくらぐらい上がるのかを聞いています。

「☎もしもし、コロちゃんの介護保険料は今年値上げになるの?」byコロちゃん

by<br>市役所のお兄さん
by
市役所のお兄さん

はい、コロちゃんさんの介護保険料金は、今年から年間¥8万2千円となりますね。

(; ・`д・´) ナ、ナンダッテー!! 
なんと、なんとコロちゃんの支払う「介護保険料」が、今までの7万6300円(月6300円強)から、一気に8万2000円(月6800円)に上がると言うのです。

月500円の値上がりですね。

あら? おかしいな。上記で調べたコロちゃんの住む自治体の「基準額は月5700円」って言ってたよね。

・・・年間にすると6万8400円か、それがなんでコロちゃんの保険料が8万2000円(月6800円)になるの?

そのように当然の疑問を調べてみたら、なんとコロちゃんの住む自治体では、「介護保険料の基準額は月5700円です。保険料は所得により13段階に分かれます」とのことでしたね。

それでコロちゃんは「第6段階(基準額は第5段階)」に分類されるので、8万2000円(月6800円)」になることが判明しました。

めんどくせー! 何ちゅう複雑な制度だよ!
ヽ(`Д´#)ノ ムキー!!

5.「国民負担率を見る」

ここまでは「介護保険料」の「第1号被保険者(65歳以上)」の方の分を見てきましたが、これだけでは64歳以下の読者様は面白くないですよね。

若い方の「介護保険料」についても見てみましょう。

もっとお若い読者様は、ご自身がいずれ40歳になった時から徴収される金額として読んでくださいね。

「介護保険料」の「第2号被保険者(40~64歳)」の方は、健康保険と同じに「標準報酬月額※」により計算され、給与から天引きされます。

(※標準報酬月額:4~6月の3ヵ月間の給料の月平均額。基本給・残業手当・家族手当・通勤手当・精勤手当・管理職手当などが含まれる。ボーナスは含まれない)

上記のように「第2号被保険者(40~64歳)」の介護保険料は各自が違ってきますので、一律の月額は算定できません。

そこで、「第2号被保険者(40~64歳)」にあたる会社員の方々の負担を見る為に、「国民負担率(※)の推移」を見てみましょう。

(※国民負担率:所得に占める税金〈所得税・法人税・消費税など〉と社会保険料〈年金・医療保険・介護保険など〉の負担の割合)

下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出します。

「財務省 国民負担率に関する資料」より

https://www.mof.go.jp/tax_policy/summary/condition/a04.htm
出典:財務省 負担率に関する資料より(5月15日利用)

上記は「財務省」が発表している昭和50年~令和6年の「国民負担率」の推移です。

青色ラインが「国民負担率」になります。

昭和50年(1975年)に25.7%だった「国民負担率」が、令和6年(2024年)には45.1%にまで膨れ上がっています。もうすぐ2倍に到達しますね。

2023年度の「国民負担率」の見込みは、46.1%とされています。

その後は、高齢化に伴い「社会保険料」の負担が増える一方で、「賃上げ」などで所得の伸びが大きくなることにより、2024年度は45.1%に下がるとされています。

しかし10年単位で上記のグラフを見ると、2002~2012年度が+4.8㌽増だったのに対して、2012~2022年度は+8.6㌽増と、その上昇幅は倍近く大きくなっています。

今後も「少子高齢化」が進行することを考えると、この「国民負担率」も更に上昇するだろうと思われますね。

なお、4月に「岸田総理」がおっしゃった「(少子化対策の)負担は増えない」という発言は、実際に「医療保険と合わせて徴収される支援金の金額」のことではなく、上記の「国民負担率」のことだったことで、いろいろ物議を醸していましたね。

上記のように、「第2号被保険者(40~64歳)」の方から徴収される「介護保険料」は、年々上昇傾向にあることだけは間違いがありませんね。

6.「コロちゃんの介護保険サービス体験」

コロちゃんは、現在も「要支援1」に認定されて、介護保険の「訪問ヘルパー」と「訪問リハビリ」のサービスを利用しています。とても助かっていますよ。

最初にコロちゃんが「介護サービス」を利用したのは、今はもう亡き「妻」が「脳梗塞」で倒れた2019年のことでしたから、もう5年も前のことになります。

3か月間の病院の入院生活から退院してきた「妻」は、歩くことが不自由となり、その後は週2回の「デイケアサービス」と、同じく週2回の「通所リハビリサービス」を利用するようになりました。

この「通所リハビリ」の方は、送迎の車を出していただきましたが、「デイケア」の方は、送迎の配車の関係で、コロちゃんが車で送り迎えをすることになりました。

両方で週4回の「介護サービス」の利用でしたね。朝8時頃に迎えに来て、夕方4時頃帰宅で、お昼ご飯とおやつが出ていましたね。

コロちゃんはとても助かりましたよ。この週4回の「介護サービス」は、その後に「妻」の「肺がん」が判明した後も通えるうちは利用していましたね。

コロちゃんは、「妻」をデイケアに送りながら、時々その建物内の大部屋までついて行ったことが何回かありましたが、大勢のお年寄りがいろいろ歓談していましたよ。

コロちゃんが心配していたのは、個性が強い「妻」が「通所介護・リハビリ」を嫌がるのではないかと憂慮していたのですが、「妻」は全く嫌がるそぶりを見せませんでしたね。

今から思えば、「妻」はコロちゃんの負担を増やすまいと考えていたのかなー、などと思うことがありますよ。

あの当時は、コロちゃんもまだ「悪性リンパ種」の完治前でしたので自分の「大学病院通院」もありましたから、「妻」が「デイケア」や「通所リハビリ」を嫌がらない事には、本当に助かりましたよ。

コロちゃんの「初めての介護保険サービス利用」の風景でした。

おっと、そうだそうだ、この上記の「介護サービス」に、コロちゃんが毎月支払った金額を書いておきますね。

「介護保険利用者」は10%の負担ですね。それで各支払額は、以下の通りでした。

◎「介護保険サービス料金」

➀「週2回のデイケアサービス:1.1万円」

➁「週2回の通所リハビリサービス:1万円」

③「介護ベッド等のレンタル:0.4万円」

〇「合計月2.5万円」

「介護保険」があるおかげで、コロちゃん夫婦の支払額は、決して大きな負担ではない金額に納められていましたよ。ホントに助かりましたよ。

7.「制度が複雑すぎるでしょ」

上記のように、「介護保険」の「第1号被保険者(65歳以上)」と「第2号被保険者(40~64歳)」や、「全国の基準額」があります。

そして、それぞれの「地方自治体」の独自の所得ごとの13段階の保険料などに分かれているなど、あまりにも「制度」が複雑になっているのではないでしょうか。

そして、今後は「医療保険」に「少子化対策の支援金」を上乗せするなども行なわれます。

コロちゃんは、このブログを書き始めてから、「厚生労働省」の審議会の資料などにも目を通し始めましたが、何度読んでも良く分からない項目はけっこうあります。

それはコロちゃんの頭が「読解」に不足しているのかも知れませんが、本来「国の制度」とは誰が見ても一目でわかるような、ざっくりした制度が一番優れているのではないかと、コロちゃんは思いますね

ですから、コロちゃんは思い切った「増税」を主張しているのですが、政治家は選挙で負けるのを恐れて誰も「増税」と口に出しません。

いずれ、誰かが勇気をもって真剣に正面から「増税」を言い出す、そんな「政治家」が出てくれないかとつぶやくコロちゃんですよ。

コロちゃんは、社会・経済・読書が好きなおじいさんです。

このブログはコロちゃんの完全な私見です。内容に間違いがあったらゴメンなさい。コロちゃんは豆腐メンタルですので、読んでお気に障りましたらご容赦お願いします(^_^.)

おしまい。

🌼Christel🌼によるPixabayからの画像
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