おはようございます。今朝もコロちゃんはワンコといつもの散歩を歩いてきました。
そしてその後には、足洗いの洗面器でワンコの足を洗うのですが、ヨイショと抱き上げると何か臭いが・・・。
( ̄∞ ̄) クンカクンカ
この臭いは、わが愛しのワンコから発生していますね。
「100年の恋も冷める」という表現もありますが、このワンコの臭いはちょっと許せませんね。
コロちゃんは、このワンコを毎月1回、日を決めてシャンプーしているのですが、前回のシャンプーからそろそろ一ヶ月が経ちます。
明日は絶対にシャンプーをするぞと、決めたコロちゃんでした。
えっ、「なぜ今日シャンプーしないの?」ですか?
それは、コロちゃんは何事かを行なう時には、心の準備がいるのですよ。
それで、今から1日かけて入念に準備を整えて、明日ワンコ・シャンプーを突入するのです。
(いやいや、単に面倒なだけでしょ!)
そうとも言いますね。
d( ̄  ̄) ヾ(^o^;オイオイ・・・
今日は「安倍派5人衆と検察審査会」をカキコキします。
0.「今日の記事のポイント」
コロちゃん
今日の記事は、下記のような内容になっていますよ。どうぞ最後まで楽しみながらお読みください。
☆「安倍派解散と、ちょっと歴史を振り返る」
☆「検察審査会申し立て受理と、検察審査会とは何か?」
☆「小沢一郎氏の場合と、報道のダメージは大きい」
1.「安倍派解散す」
先日の2月1日に「自民党安倍派」が最後となる「派閥総会」を開いたと報じられました。
その報道では、安倍派の塩谷座長が「派閥解散の手続きを説明した」だけとされ、今回の安倍派に始まった「ウラ金事件」の責任を取るとの発言は、誰からもなかったと報じられています。
日本の政権政党である「自民党」の、最大の派閥である「安倍派」は100人ほどの所属議員がいるとされていましたが、その100人の中から「責任」を言い出す幹部は誰一人いなかったようです。
「悪いことをしたら謝るんだよ」byコロちゃんの母
「自分がしたことぐらい説明できるでしょ」byコロちゃんの母
今は亡きコロちゃんの母親に登場してもらいましたが、別に「説明責任」とか「けじめ」とかの難しいことは言わずとも、「謝る・自分がしたことを言う」ことも出来ないとは情けない限りですね。
「国会議員」とは国民の代表ですよね、よく「選良」とも呼ばれます。
「選良」は、フランス語ですと「エリート」と訳され、語源はラテン語の「eligere(選ぶ、選出する)」になります。
語源からして「選ばれた者」を意味します。
その「選良」の国会議員様が100人近く集まって、だれも「責任」を明言しないとは、これは彼らが「特殊な集団」なのか、それともこれは元々の「日本人」が持つ特性なのでしょうか?
2.「ちょっと歴史を振り返る」
コロちゃんは、好きな読書ジャンルに「歴史」もあります。時代区分は「幕末」から始まって「明治・大正・昭和戦前期」がカテゴリーです。
その中で、日本の「政治指導者」の中で最大に無責任だった方は、コロちゃんが知る限りでは「徳川慶喜(最後の将軍)」ですね。
幕末の慶応4年(1868年)、「鳥羽伏見の戦い」で敗れた旧幕府軍が大阪城に撤退した後で、将軍徳川慶喜は敗軍を残して、側近と江戸城に逃亡します。
その後も「征東軍」との闘いを放棄して謹慎したのはともかく、幕府が消滅した後は何も語らずに静岡県に隠棲しました。
その静岡の地では、自転車や写真などの数多くの「趣味三昧」の生活をすごし、その費用は明治政府からの年金だったようです。
そして1902年に明治政府から「公爵」に任じられ、子どもの10男11女はそれぞれ明治の華族に縁付いています。
この子作りの数にも驚きますが、幕末の政局とその後の生き方に、何の暗さも見られないのです。
当時でも「貴人というものはそのようなもの」と言われていたようですが、コロちゃんの見るところでは、一つの軍を指揮・領導した責任を全く感じていないような人生の後半の過ごし方でしたね。
コロちゃんは、興味があって幕末から明治期についての書籍を漁って読みましたけど、この徳川慶喜の生き方だけは、全く理解が出来ませんでした。
あまりにも「無責任」です。
まあ、この方の評価は同時代の方たちも、かなり厳しい内容が出ていますから、ただ単に「変わった人」だったのかもしれませんが、これでは命を落とした方たちも納得できなかったでしょう。
コロちゃんが言いたかったのは、「政治指導者」はその決断一つで多くの国民が命を落とすこともあるのだから「責任はキチンとれよ」と言う事です。
ただ歴史を見ると、この方以外にもその後の「昭和戦前期」には無責任な指導者が数多く出てきますから、ひょっとしたら「今回の安倍派5人衆の無責任」は、日本人本来の姿なのかもしれませんね。
3.「検察審査会、申し立て受理す」
コロちゃんは、以前にこのブログで「東京地検特捜部」も一つの国家機関ですから、「権力中枢の安倍派」への配慮から「不起訴処分」にするかもしれないと指摘しています。
しかし、たとえ「東京地検特捜部」が安倍派中枢の5人衆を「不起訴処分」としても、「検察審査会」というシステムがあるから、そのまま逃げ切るわけにはいかないだろうとも書きました。
そして、コロちゃんが危惧した通りに先月1月26日に「安倍派5人衆は不起訴処分」となっています。
これだけだと、「無責任だ」「ひどい話だ」で終わってしまいますが、そうはなりません。「安倍派5人衆」には、この後に「検察審査会」という制度が待っています。
コロちゃんは、2月1日の新聞のベタ記事(11行の小さい記事)で、「安倍派5人衆ら検察審申し立て受理」と報じられたのを読みました。
その報道では、「検察審査会申し立て受理」の期日は1月26日で、市民団体「検察庁法改正に反対する会」が申し立てていました。
この「検察審査会」とはどのような制度なのでしょうか。以前にもこのブログで書きましたが、もう一度見てみましょう。
4.「検察審査会とは何か?」
皆さんも「検察審査会」という言葉自体は聞いたことがあるかと思います。
下記をご覧ください。内容は下に書き出します。
「裁判所 検察審査会の概要」より
https://www.courts.go.jp/links/kensin/seido_gaiyo/index.html
出典:裁判所 検察審査会の概要 より(2月2日)
上記のイラストにもあるように、「検察官」が「不起訴処分」にした案件を、「国民の中から選ばれた11人」が、もう一度「処分内容」を再検討するのが「検察審査会」です。
この「検察審査会」が設置された目的は、一般国民の目線で「検察官の判断」をチェックすることです。
メンバーは、選挙権のある国民から「くじ」で選ばれます。
そして、申し立てがあった「案件」は、以下の流れで審査されます。
①「第1段階の検察審査会」
下記をご覧ください。内容は下に書き出します。
「裁判所 検察審査会審査の流れ」より
https://www.courts.go.jp/links/kensin/shinsanonagare/index.html
出典:裁判所 検察審査会の審査の流れ より(2月2日)
「検察審査会」に申し立てされた案件は、国民から「くじで選ばれた11人」によって「検察審査会義」に掛けられます。
「検察審査会義」では、通常はその案件の検察官の「不起訴処分」が正しかったかどうかを検討し、判断します。
その「審査結果」は、多数決によって以下の3点のどれかの選択となります。
①「不起訴相当」
②「不起訴不当」
③「起訴相当」
上記「①不起訴相当」の場合は、「検察官の不起訴処分は相当」という判断となりますので、そのまま「事件」は終結します。この採決は過半数で6票以上です。
「②不起訴不当」の場合は、「検察官の不起訴処分には納得できない。もう一度捜査をして起訴・不起訴の処分をすべき」となります。
再審査せよとの判断で、「検察官」のところへ再度送付されます。そして「検察官」が再度「起訴・不起訴」の判断を行ないます。
「③起訴相当」は、過半数ではなく11人中8人以上が「検察官の不起訴処分は間違っている、起訴するべき」という判断をした場合になります。
「起訴相当」となると検察官は再度捜査を行ない改めて「起訴・不起訴」の判断をします。
そして、検察官がさらに「不起訴処分」となった場合は、再び「検察審査会(第2段階)」に入ります。
②「第2段階の検察審査会」
第2段階の「検察審査会」での結論は、「起訴議決」と「起訴議決に至らなかった」の2択です。
後者の場合は「事件」は終結しますが、前者の「起訴議決」となると、裁判所が「検察官の職務を行う弁護士」を指定し「検察官」に代わって「起訴・裁判」へと進みます。
なお「検察審査会のくじで選ばれた国民」の任期は6ヶ月と決められていますので、「第1段階の検察審査会メンバー」と「第2段階の検察審査会メンバー」は、違ったメンバーが判断することになります。
この「起訴議決制度」は平成21年(2009年)に始まっています。
まだ10数年しかたっていませんが、これまでに「強制起訴」された10件のうちで有罪が確定したのは2件(徳島県石井町元町長の暴行事件、長野県柔道教室での重度障害事件)ですね。
他の「東京電力経営陣への原発の安全対策を怠ったとする事件」や、「JR宝塚脱線事故」などの有名な事件は全て「無罪」となっていますから「起訴議決」は有罪率が低いのです。
どうでしょう皆さん、一旦検察官が「不起訴」とした事件が「検察審査会」により、「起訴議決」となり、その後「有罪」となることは非常にハードルが高いと思いませんか?
この「検察審査会」という制度が、そのようにできていると言うしかありませんね。
5.「小沢一郎氏の場合」
コロちゃんは「検察審査会」と聞いて、一番記憶に残っているのは「小沢一郎事件」です。
現在「立憲民主党」に所属している「小沢一郎氏」は、「2004年と2005年の土地購入の経緯」と「2007年の政治資金収支報告書虚偽記載」の二つの事件で訴えられました。
この二つの案件は、今回と同じ「東京地検特捜部」によって一旦は「不起訴処分」となり終結しています。
その後に、上記しました「検察審査会」によって再度「事件」となったのです。
その後の経過は以下の通りです。
❶「2007年の政治資金報告書虚偽記載」
「不起訴→検察審査会で不起訴不当→検察で不起訴→終結」
❷「2004年と2005年の土地購入の経緯」
「不起訴→検察審査会で起訴相当→不起訴→検察審査会(第2段階)で起訴議決→起訴→裁判無罪」
最終的に小沢一郎氏は、上記「❶検察で不起訴:終結」「❷裁判で無罪」となったのですが、上記の「不起訴・検察審査会起訴相当・不起訴・終結」のその都度に、事件の構図が繰り返し報道されたのです。
それぞれの期間は6ヶ月ほど空きますから、世の中がもう事件のことなど忘れた頃に、再び「法的にはグレー」だが「心象的には黒っぽい」内容が繰り返し報道されるのです。
これらの報道は、その都度に「政治家・小沢一郎」のイメージをどん底に落としていましたね。
まあ小沢一郎氏は見た目も悪人顔・・・げふんげふん・・親分顔ですから損をしていましたね。
小沢一郎氏は、報道のその都度に大きくその「政治資産(支持率)」を低下させていました。
6.「その都度報道されるダメージの方が大きい」
この「小沢一郎氏」の前例を参考にすると、今回の「安倍派5人衆」の「ウラ金事件」は、今後「検察審査会」で審査の結論がでる都度に、繰り返し報道されることになります。
そしてその報道の都度に、悪いイメージは世の中に拡がっていくでしょう。
コロちゃんは、「派閥解散総会時」に「けじめと禊」を済ませた方が「よりダメージは小さかった」と思いますよ。
古人曰く「天網恢恢疎にして漏らさず」。
この言葉は、古代中国の「老子」に見られます、また「魏書」にもあるそうです。
意味はお分かりですよね。「天網」は天に張り巡らされた網で、「恢恢」は大きくて広い様子、「疎」は目の粗い状態です。
つまり「天が悪い人をみつける為に張り巡らされた網の目は粗いかもしれないが、悪人は逃がさないよ」というものですね。
「事実は小説より奇なり」で、どんなTVドラマよりも興味深いドラマが、現実に目の前に展開されることになると思いますよ。
なにしろ「安倍派5人衆」が主人公で、舞台が「検察審査会」です。
はてさてドラマは「大団円」に無事向かうでしょうか? コロちゃんは、開演を楽しみに待っていますよ。
コロちゃんは、社会・経済・読書が好きなおじいさんです。
このブログはコロちゃんの完全な私見です。内容に間違いがあったらゴメンなさい。コロちゃんは豆腐メンタルですので、読んでお気に障りましたらご容赦お願いします(^_^.)
おしまい。
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