おはようございます。今日もいい天気ですね。コロちゃんは、毎朝ワンコと散歩しながら、いろいろ考えごとをするのが日課です。
何を考えているのって? だいたいがくだらないことですが、よーく考えると・・・やっぱりくだらないことかな?
ʅ(。◔‸◔。)ʃ…ハテ?
「三題噺」って、あるでしょう。三つのお題を挙げてもらって、お話を作る落語のお楽しみです。
これとは違いますが、今日は、コロちゃんが、気になった3つを順次取り上げてポチポチしたいと思います。
1.「ノルム」(規範)のせいにするんじゃねーよ
最近、世の中のえらい方が、ノルム(規範)という言葉を使っているのを、あちこちで聞きます。
①日銀・黒田前総裁
まずは日銀の黒田総裁です。おっと、もう前総裁ですね。
4月7日の退任会見でも、黒田総裁は、「長年のデフレの経験や物価や賃金が上がらないことを前提とした考え方や慣行(ノルム)」に阻まれ・・・「ノルムは明らかに変容しつつある」と、おっしゃっています。
この退任会見は、日経新聞の記事でお読みになることができます。お読みになりたい方は、下記のリンクをクリックして下さい。
また、黒田総裁は、3月11日の記者会見で、何度も「ノルム」とおっしゃっています。
「賃金や物価が上がらないことを前提とした考え方や慣行、いわばノルムが根強く残っている」
「賃金・物価が上がらないというノルムは変化しつつある」
「賃金・物価が上がらないという一種の慣行、ノルムは予想よりも強かった」
黒田前総裁は、2年でやるよとおっしゃった2%の物価目標が、10年たってもできなかったのは、「ノルム」のせいだというように聞こえましたね。
コロちゃんには、強気の退任会見に聞こえました。
短期戦のはずの2%の物価目標が、10年かかっても達成できなかったということは、もともと無理な目標だったのではないでしょうか。
「ノルム」のせいにするよりも、見通しが間違っていた反省の弁が聞きたかったと、コロちゃんは思いました。
②新浪サントリーホールディングス社長
お次は、新浪剛史サントリーホールディングス社長です。
「日本は賃金が上がらず、物価も上がらないというデフレのノルム(社会通念)を払拭するテッピングポイント(転換点)にある」
4月3日、日経新聞の「日銀の植田新総裁への「私の注文」中曾氏ら4氏語る」という記事です。
この記事は、日経新聞の記事でお読みになることができます。お読みになりたい方は、下記のリンクをクリックして下さい。
コロちゃんは、このように責任のある重責についている方が、「ノルム」の存在を前提とした発言をすることに違和感を持ちます。
「ノルム」(社会通念)とは、普通は正しいものとして語られることが多いと思うのです。
それが、何か悪い「通念」がどっかから湧いてきているみたいにおっしゃっているのはおかしいと思うのです。
もし、悪い「ノルム」があるのだとしたらば、それを変えようと堂々と、今までに発言していればよかったのです。
責任のある方が、自分たちが思うように解決できなかった時に、「それは、自分が悪いんじゃない。日本社会のノルムのせいだ」と言われると、言い訳のように聞こえるのです。
まずは、第1に、目標を達成できなかった自らの力不足を謝罪することから始めるべきではないでしょうか。
コロちゃんのように、周りから見ているだけの庶民が「ノルム」(社会規範)が変わらないせいだね、というんなら良いですよ。
コロちゃんも、日本が変わらない理由として「ノルム」もその一因ではないかと考えたこともあるんですから。
その時の考察のブログをお読みになりたい方は、以下のリンクのクリックをお願いします。
日本は、もう30年も経済低迷を続けています。この間の多くの責任ある方々は、任期が終わる時には、常に「道半ば」とか「金融緩和が足りない」とか、言い訳を積み重ねてきています。
今回悪いのは、どうやら「ノルム」(社会規範)のせいらしいですが、コロちゃんは、なんか違うんではないのかと感じていますよ。
2.「人口減少」を前提にしよう
昨今のはやりは「少子化対策」のようです。新聞でも、しょっちゅうその話題を取り上げています。
しかし、もう日本の人口が減少することは、確実な事実です。
全ての政策や将来プランは、その「人口減」を前提に計画するべきではないでしょうか。
下記のグラフをご覧ください。
https://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/special/future/sentaku/s2_1.html
出典:内閣府 平成24年版高齢社白書 将来す池人口で見る50年後の日本より(11月22日利用)
上記のグラフを見ても、右肩下がりです。
この内閣府の「人口・経済・地域社会の将来像」には、「人口減少が終息する場合」の楽観的なグラフもありますが、そちらは現実味がなさそうなので、ここでは取り上げません。
これだけ大きく減少する以上、「年金・介護・医療」はもちろん、多くの社会システムの組みなおしは行なわざるを得ないでしょう。
しかし、現在はすべて小手先の修正にとどまっています。
コロちゃんは、いいんですよ。もうすぐ70歳で先があんまりないんですから。
しかし、お若い方やお子さんたちの未来を思うと、一刻も早く、人口減少を前提とした政策や対策を進めていただきたいですね。
3.目指せ一日8000歩
「一日8000歩以上歩けば、週1~2日でも死亡リスクが減少する」。
新聞の報道では、京都大学大学の井上浩輔助教のチームの研究が、上記の発表をしています。
週に1日または2日でも8000歩以上歩いている人は、週に3日以上定期的に8000歩以上歩く人とほぼ同等に死亡リスクが低いことを明らかにしたそうです。
皆さんお忙しいですから、なかなか毎日きちんと8000歩歩くことは難しいですけれど、別に毎日ではなくとも、ちゃんと効果があるとは、うれしい研究です。
このデータの解析には、米国の国民健康栄養調査のデータを用いたそうです。
そして、1日に8000歩以上歩いた日数が0日と、1〜2日、3〜7日の人の死亡リスクをそれぞれ検討しました。
その結果、0日の人に比べて、1〜2日の人は全死亡リスクが14.9%、心血管死亡リスクが8.0%低くなり、3日以上の人は、全死亡リスクが16.5%、心血管死亡リスクが8.4%低かったとしています。
はてさて、コロちゃんは、毎日ワンコと散歩をしていますが、どのくらいの歩数かな?
下記のグラフをご覧ください。
あー、8000歩に届いているのは週2~3日ですね。天気の悪い日もありますからねー。
ちょっと残念、今日からもう少し距離を伸ばそうかなー。
皆さんも、お時間を作って、ぜひウオーキングしましょうね。コロちゃんもがんばるぞー!
٩(•ิ˓̭ •ิ )ง
4.「三題噺」のまとめ
「ノルム」(社会規範)、「人口減」、「1日8000歩」。これを「三題噺」としてまとめると・・・・。
o(´^`)o ウー
あー、いやいや、コロちゃんは、朝気になったことを、ポチポチ書いただけで「三題噺」をやるとは言っていないですよ。
だけど、せっかくですから、ちょっとまとめてみましょう。
上記で書きましたように、物価が上がらない「ノルム」があるそうですね。どれどれ、過去の消費者物価指数の推移を見てみましょう。
下記のグラフをご覧ください。
「
https://www.sangiin.go.jp/japanese/annai/chousa/keizai_prism/backnumber/h30pdf/201816902.pdf
出典:参議院 消費者物価指数半世紀の推移とその課題 より(4月10日利用)
ホントですね。過去30年ぐらいほとんど上がっていませんね。これが「ノルム」(社会規範)っていうやつのせいなんですかね。
だけど、所得も上がっていないですよね。
下記のグラフをご覧ください。
https://www.mhlw.go.jp/stf/wp/hakusyo/kousei/19/backdata/01-01-08-01.html
出典:厚生労働省 令和2年版 厚生労働白書ー令和時代の社会保障と働き方を考えるー より(3月21日利用)
上記のグラフを見ると、世帯所得も上がっていないどころか、1990年代をピークに下がってきていますね。
所得が下がるのは「ノルム」(社会規範)のせいじゃないですよね。
低賃金でいいというような「ノルム」(社会規範)があるわけないですものね。
これは、経営者さんが「物価が上がっていないから、給料も上げなくていいね」ということで起きたことなんじゃないでしょうか。
そして、給料が上がらないと、結婚できないですよね。
結婚できない方が増えると、子どもが生まれません。すなわち「人口減」です。
ほら、ここで「ノルム」と「人口減」がつながりました。ふー、関係あったでしょ。
ε- ( ̄、 ̄A) フゥー
それでは、「給料が上がって」「ノルムが変われば」「物価が上がって」「結婚も増える」「そして人口も増える」となるのかな?
これは、やってみて欲しいですね。できない理由をなんだかわからない「ノルム」にするよりも、実現可能性があります。
えっ! まだ、「1日8000歩」が残っているって?
あー、それは・・・。
Σ( ̄□ ̄|||) 【しまった】
あとは、「1日8000歩」あるいて、みんな健康になって元気に子作りに励みましょうということで・・・。おあとがよろしいようで。
コロちゃんは、社会・経済・読書が好きなおじいさんです。
このブログはコロちゃんの完全な私見です。内容に間違いがあったらゴメンなさい。コロちゃんは豆腐メンタルですので、読んでお気に障りましたらご容赦お願いします(^_^.)
おしまい。
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