【社会考】「未婚の高齢者」が増えるって?

社会

おはようございます。コロちゃんは、今ちょっと悩んでいるんです。どうしたのかというと、なかなかこのブログの原稿が「短時間で書けない」のですよ。

そりゃ、コロちゃんは「年金老人」ですから、毎日がヒマと言えばヒマですよ。

しかしね、毎日5~7時間も原稿カキコキしていると、楽しみの読書も1時間ぐらいしか読めないんですよ。

原稿がもう少し短くて、短時間で書けるネタがあればいいんですけどね。コロちゃんはカキコキしていると、いつの間にか原稿が長くなっちゃっているんですよ。

これは、たぶん「原稿の神様」が、天の上からコロちゃんがカキコキする姿を見ていて操っているにちがいないのです。

それでは、ここ1週間の原稿の字数を見て見ましょうか。

◎「コロちゃんの1週間のブログ記事字数」

➀「月曜日:9513字」
➁「火曜日:9654字」
③「水曜日:8653字」
➃「木曜日:5239字」
⑤「金曜日:10821字」
⑥「土曜日:6398字」
⑦「日曜日:10102字」

ほら、長いでしょう? ひー、ふー、みー。ポチポチと計算してみると、この1週間での平均字数は「8625文字」ですね。

できれば、5000文字を3時間ぐらいでカキコキしないと、余裕のある読書生活がおくれませんよね。

その上で、ブログの原稿内容を「視点を考え、エビデンス(根拠)を探し、説得力がそれなりにあるロジックを組み立て、できればユーモアと教養が感じられる文章」に書ければ言うことはないです。

そんなのできねーよ!
ムリ(゚ロ゚)ムリ(゚ロ゚)ムリ(゚ロ゚)ムリ(゚ロ゚)ムリ(゚ロ゚)ムリ(゚ロ゚)ム

ちょっと、コロちゃんは高望みをしていますね。まあ、出来るだけ上記の文章に近づけるということでご勘弁願います。

今日のブログは「未婚の高齢者が増えるって」をカキコキしますね。

0.「今日の記事のポイント」

by<br><span class="bold-blue">コロちゃん</span>
by
コロちゃん

今日の記事は、下記のような内容になっていますよ。どうぞ最後まで楽しみながらお読みください。

☆「日本の世帯数の将来推計が発表されましたと、1世帯当たりの平均人数は2人を割り込む」

☆「世帯の単独化が進むと、世帯主が65歳以上の高齢世帯が増える」

☆「65歳以上の未婚者が増えると、社会制度は追いつけるのか?」

☆「ずいぶん変わったものだよね」

1.「日本の世帯数の将来推計が発表されました」

先日の4月12日に「国立社会保障・人口問題研究所」が、「日本の世帯数の将来推計」を発表しました。

今回の発表のテーマには、「2030年代前半に平均世帯人員は初めて2人を割り込む」というサブテーマが書き込まれています。

既に「日本の将来人口」が、大幅に減少することは誰の目にも明らかな事実となっています。

しかし、家族の単位である「世帯人口が2人を割りこむ」ことは、大きな「社会変化」をもたらすのではないかと考えられます。

それでは、今回の発表の中からコロちゃんが気になったところを、いくつか見て行きたいと思いますね。

2.「1世帯当たりの平均人数は2人を割り込む」

最初に、「社会の最小の構成単位」である「世帯の平均人員数の推移」を見てみましょう。

下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出します。

「国立社会保障・人口問題研究所 一般世帯総数、平均世帯人員の推移」より


https://www.ipss.go.jp/pp-ajsetai/j/HPRJ2024/hprj2024_gaiyo_20240412.pdf
出典:国立社会保障・人口問題研究所 日本の世帯数の将来推計(全国推計)(令和6(2024)年推計) -令和2(2020)~32(2050)年-より(4月13日利用)

上記のグラフは、1980~2050年の「一般世帯総数、平均世帯人員の推移」です。

今回発表されたレポートは、2020年とその30年後の2050年までの推移が見られるようになっています。

現在コロちゃんの世帯は、「単身高齢世帯」ですから「1.0人」ですね。

そしてコロちゃんの「長男一家様」は「4.0人」で、「次男一家様」は「5.0人」となっています。

この「コロちゃんズ」の3世帯の「平均世帯人員」は「3.3人」になりますね。2020年の「平均世帯人員」は「2.21人」ですから、それよりは大分多くなっています。

「岸田総理」から表彰状が贈られてこないかなー?
((o(´∀`)o))ワクワク

しかし、上記のグラフで将来の「1世帯の平均世帯人員の推移」は、下記の様になっています。

◎「一世帯平均世帯人員の推移」

➀「2020年:2.21人」⇒
➁「2050年:1.92人」

いよいよ「世帯人数」が二人を割りこむんですよ(2033年1.99人)。

この「世帯人数」は2030年までは減少し続けますが、その後は減少スピードが穏やかになるとしていますね。

おそらく、この「世帯人数が2人を割り込む」のは、「日本史上初めて」ではないかと、コロちゃんは思いましたね。

3.「世帯の単独化が進む」

上記で「世帯平均人員数」の減少が続けば、その結果「世帯の単独化」が進むことは容易に想像がつきます。

下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出します。

「国立社会保障・人口問題研究所 単独世帯の推移」より


https://www.ipss.go.jp/pp-ajsetai/j/HPRJ2024/hprj2024_gaiyo_20240412.pdf
出典:国立社会保障・人口問題研究所 日本の世帯数の将来推計(全国推計)(令和6(2024)年推計) -令和2(2020)~32(2050)年-より(4月13日利用)

上記のグラフは、1980~2050年の「単独世帯数の推移」です。

「家族類型別」を数の多い順に見ると、以下の通りとなっています。

◎「家族累計別:多い順」

❶「単独世帯」
❷「夫婦と子からなる世帯」
❸「夫婦のみの世帯」
➍「ひとり親と子からなる世帯」
❺「その他の一般世帯」

上記は、多い順に並べていますが、既に「単独世帯」が一番多くなっています。その「単独世帯」の推移を見てみましょう。

◎「単独世帯推移」

➀「2020年:2115万世帯:38.0%」⇒
➁「2050年:2330万世帯:44.3%」

上記の様に「単独世帯数」は、30年間で6.3㌽、215万世帯も増加します。

要するに、コロちゃんの様な「単独世帯」が、今後もしばらくの間増え続けるというわけですね。ただ、こちらの数字は「若い単独世帯」も含んでいます。

次にコロちゃんの様な「高齢世帯」について見てみましょう。

4.「世帯主が65歳以上の高齢世帯が増える」

次は読むとちょっとショックを感じるかもしれませんね。「一般世帯総数に占める世帯主65歳以上と、65歳以上単独世帯の割合」を見てみましょう。

下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出します。

「国立社会保障・人口問題研究所 一般世帯総数に占める世帯主65歳以上と65歳以上単独世帯の割合」より


https://www.ipss.go.jp/pp-ajsetai/j/HPRJ2024/hprj2024_gaiyo_20240412.pdf
出典:国立社会保障・人口問題研究所 日本の世帯数の将来推計(全国推計)(令和6(2024)年推計) -令和2(2020)~32(2050)年-より(4月13日利用)

上記のグラフは、2020~2050年の「一般世帯総数に占める世帯主65歳以上と、65歳以上単独世帯の割合の推移」です。

こちらのグラフは、コロちゃんと同じ「高齢者世帯」の数字ですね。この「高齢者世帯」の推移は以下のようになっています。

◎「世帯主:65歳以上」

➀「2020年:37.6%」⇒
➁「2050年:47.6%」

◎「◎世帯主:65歳以上:単独世帯」

➀「2020年:13.2%」⇒
➁「2050年:20.6%」

これは凄いですね。2050年には「65歳以上の一人暮らし」が全世帯の20.6%と、5世帯に1世帯となりますね。人数は1083万人となり、2020年比だと47%増となるとしています。

そして「世帯主が65歳以上の世帯」が、全世帯の47.6%と、2世帯に1世帯になります。

2050年には、若い方のお隣には必ず高齢世帯が住んでいる社会になりますね。

2050年と言ったら、今から26年後ですか。コロちゃんは絶対に生きていませんが、コロちゃんの子ども世代は健在ですね。その頃は60代となっていることでしょう。

その時に世の中を見渡すと「高齢者」の2人に1人近くが「1人暮らし」となっています(2050年:65歳以上:47.6%)。

そのころには、コロちゃんの子どもたちは「夫婦のみの世帯」になっているでしょうね。

5.「65歳以上の未婚者が増える」

上記で見てきました「世帯主:65歳以上:単独世帯:2050年:20.6%」は、全世帯の中での割合でしたが、「65歳以上の高齢者世帯」を分母としますと、また違った光景が見えてきます。

➀「男性の未婚率が増える」

下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出します。

「国立社会保障・人口問題研究所 配偶関係別にみた65歳以上単独世帯の割合:男性」より


https://www.ipss.go.jp/pp-ajsetai/j/HPRJ2024/hprj2024_gaiyo_20240412.pdf
出典:国立社会保障・人口問題研究所 日本の世帯数の将来推計(全国推計)(令和6(2024)年推計) -令和2(2020)~32(2050)年-より(4月13日利用)

上記のグラフは、2020~2050年の「配偶関係別にみた65歳以上単独世帯の割合:男性」です。

下記に書き出しますね。

◎「2050年::65歳以上の配偶関係別:単独世帯の割合」

❶「未婚 :59.7%」
❷「有配偶:5・7%」
❸「死別 :15.8%」
➍「離別 :18.9%」

何と上記を見れば、「未婚」が6割もいらっしゃるのです。これでは「単独世帯」が増えるのも当たり前のことですね。

2020~50年の間に「高齢単独世帯」に占める「未婚者」の割合は、「男性33.7%→59.7%」に激増します。

➁「女性も未婚率が増える」

次に「女性」のグラフも見てみましょう。

下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出します。

「国立社会保障・人口問題研究所 配偶関係別にみた65歳以上単独世帯の割合:女性」より


https://www.ipss.go.jp/pp-ajsetai/j/HPRJ2024/hprj2024_gaiyo_20240412.pdf
出典:国立社会保障・人口問題研究所 日本の世帯数の将来推計(全国推計)(令和6(2024)年推計) -令和2(2020)~32(2050)年-より(4月13日利用)

上記のグラフは、2020~2050年の「配偶関係別にみた65歳以上単独世帯の割合:女性」です。

下記に書き出しますね。

◎「2050::65歳以上の配偶関係別:単独世帯の割合」

❶「未婚 :30.2%」
❷「有配偶:2.9%」
❸「死別 :40.9%」
➍「離別 :21.1%」

こちらの「女性」の方は、2020~50年の間に「高齢単独世帯」に占める未婚者の割合は11.9%→30.2%」と増加します。

また「女性」の場合は、平均寿命の男女差から「死別」が多く、2050年では4割以上の方が「死別」となっており、「未婚」と合わせると8割近くなっており「高齢単独世帯」が急増していますね。

このように「高齢者の一人暮らし」が増える主な要因は、上記で見た通りに「未婚率の上昇」です。

それと、女性の社会進出に対応する仕事と育児の両立支援が整っていないこともあると、報道では触れていますね。

その結果が「高齢単独世帯」の増加となっていると思われますね。

なお、この「国立社会保障・人口問題研究所」の「日本の世帯数の将来推計」をお読みになりたい方は、下記のリンクのクリックをお願いします。

https://www.ipss.go.jp/pp-ajsetai/j/HPRJ2024/hprj2024_gaiyo_20240412.pdf

6.「社会制度は追いつけるのか?」

上記で見たように「2050年の日本」では、高齢の単独世帯が急増することが推計されています。

このことにより「年金・医療・介護」」などの「社会保険制度」の改革は必須となりますが、現在の動きは緩やかですね。

「年金制度」は、今年2024年が5年に一度の「財政検証」を迎えています。

この「財政検証」とは、「国民年金」及び「厚生年金」の財政の現況や見通しの作成を、5年に一度行なうことが法律で義務付けられています。

現在、すでに「年金改定」の議論が始まっており、年内に「財政検証」が発表されることになっています。

そして「診療報酬改定」は、2年に一度改定が行われ「薬価改定」については、既に4月から改定されており、それ以外の改定事項は6月より始められるようです。

また「介護報酬・障害福祉サービス」については、3年に1度改定が行われることになっており、これも今年2024年4月から改定されています。

このように「年金:5年おき」「医療:2年おき」「介護:3年おき」で、検証・制度改定が行われること」になっており、それぞれ関係者・専門家の審議会で「検討・改定」されることになっていますね。

しかし制度の抜本改革や予算措置などは、政治家が責任をもって決めることになりますから、今後膨れ上がる「財政負担」にどのように取り組むのかが焦点となると思われますね。

コロちゃんは、このような制度をほとんど知らない素人のおじいちゃんですけど、それでも「高齢化」に伴って「社会保険の予算」が膨れ上がることぐらいは見当が付きます。

それに今後の「日本」がどのように取り組んでいくのか、納得のいく「政治家さん」の発言が是非聞きたいと思っていますよ。

7.「ずいぶん変わったもんだよね」

コロちゃんは、普段の生活は家の中と近所をワンコの散歩出歩くぐらいなのですが、それでも時々は近隣の駅まで出かけることがあります。

駅の構内の「銀行のATM」に行くのですが、周りを歩いている方はほとんどが高齢者です。まあ、だいたいが「元気そうな高齢者」ですね。

そして、昨年に「コロナワクチンの接種(6回目)」に、指定された診療所で周りで見かけた「高齢者」の皆さんは、ほとんどが「やっと歩けるかどうかのご老人たち」でした。

コロちゃんは、やっと歩けるかどうかのお年寄りなんて、自分以外は見たことなかったのですが、普段は家の中に閉じこもっている「高齢者の方々」が、たくさんいらっしゃることを実感しましたね。

➀「コロちゃんの子ども時代」

ここで、コロちゃんの子どもの頃の思い出を語りますね。

コロちゃんの子ども時代には、まだ「ガキ大将」がいました。「ジャイ〇ン」ですね。この「子どもを引き連れた一団」は、全員が小学生なのがルールでした。

コロちゃんが所属した集団は、10人ほどのグループで近所の「ケンちゃん」という少年に率いられていました。

この「ケンちゃん」は、ケンカが強かったのです。青っ洟を垂らしながらのケンちゃんのケンカにはどの子どももかないませんでした。

当時は昭和30年代(1960年前後)、子どもの数がワシャワシャとイナゴの佃煮みたいに、近所に湧いていましたよ。

「こちら葛飾区亀有公園前派出所※」の両津勘吉が1952年生まれとありましたから、コロちゃんとほとんど同年代です。

(※こち亀:作:秋元修:少年ジャンプ:1976~2016年)

この「こち亀」で時々描写された、両津勘吉の少年時代の風景は、コロちゃんの少年時代と全くカブリます。

コロちゃんの話しに戻りますと、毎日学校から帰ると、家からは外で遊べと追い出されます。そうして近くの空き地へ行くと「ガキ大将」のケンちゃんが、多くの子どもたちの前に立って言います。

「きょうは、かくれんぼするゾ!」というように、毎日指示をするのです。

そして、周りが暗くなるころまで、みんなで「ガキ大将」の統率の下で遊ぶのですよ。

この時代は、周りに子どもたちが多かったのですよ。子どもは家に居ると家事の邪魔になりますから、お母さんから外に追い出されてしまうのです。

それを集めて遊びの指示をするのが「ガキ大将」でした。

その後、コロちゃんの次の代の「ガキ大将」は指名されていましたが、そのまた後の1960年代後半ごろから、日本中で「ガキ大将」は自然に消滅していったようでしたね。

コロちゃんの少年時代は、ほとんど「三丁目の夕日※」の時代でした。

(※三丁目の夕日:作:西岸良平:ビッグコミックオリジナル:1974年)

「時代」は、子どもの数が多く、「お年寄り」はほとんど見かけないぐらい少なかったですね。

➁「思えば遠くへ来たもんだ」

コロちゃんは、思うんですよね。

コロちゃんの子ども時代の、周囲にガキどもがワサワサ居た「ガキ大将のいる風景」がありました。

そして、現在の駅の周囲に元気な高齢者がたむろする風景、そして診療所の待合室にやっと歩けるかどうかの高齢者がいる風景と、つい昔の風景を比べてしまうのです。

この対比に、コロちゃんはしんみりと「思えば遠くへ来たもんだ」との感慨を抱きましたよ。

「日本」は、あの「昭和の時代」から大きく変貌しましたね。かつての「日本」は、いい国でしたけど、もうそれは追憶の中にしかないのでしょうね。

これからは違った国として、見つめなおすことで別の未来を目指すしかないと、コロちゃんはちょっとおセンチになりながら思いましたよ。

コロちゃんは、社会・経済・読書が好きなおじいさんです。

このブログはコロちゃんの完全な私見です。内容に間違いがあったらゴメンなさい。コロちゃんは豆腐メンタルですので、読んでお気に障りましたらご容赦お願いします(^_^.)

おしまい。

CouleurによるPixabayからの画像
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