おはようございます。今朝のコロちゃんは、一気に春が来たような陽気に驚きましたよ。
まず、ワンコとの散歩で家を出たら、隣の家の庭に植えてある「梅の花」が一気に開花していました。そしていつもの川の土手下の道を歩いていても、吹いて来る風が暖かいのですよ。
コロちゃんは、朝は冬のジャンバーを着こんでいたのですが、ちょっと暑いぐらいの感覚でしたよ。この冬で初めてでしたから、3月に入った途端に暖かくなりましたよ。
このまま「春に突入」してくれれば良いのですけどね。ワンコも心なしか、ポコポコと嬉しそうに歩いていましたよ。
そんな機嫌のよいコロちゃんが、今日は「財源なきバラマキが始まるのかな?」をカキコキしますね。
0.「今日の記事のポイント」

コロちゃん
今日の記事は、下記のような内容になっていますよ。どうぞ最後まで楽しみながらお読みください。
☆「来年度予算は三方一両損なのかな?と、国民・維新・立憲の順でどうなったのかを見るよ」
☆「高額療養費制度は、若い方の利用が多いよと、長瀬効果をご存じですか?」
☆「財源はどこにあるのかな?と、コロちゃんと高額療養費制度」」
☆「コロちゃんとがん闘病の日々」
1.「来年度予算は三方一両損なのかな?」
コロちゃんが、朝コーヒーを飲みながら新聞をバサバサ読んでいると「年収の壁/6200億円減税追加」との見出しが目に入りました。
コロちゃんは、また「バラマキがあるのかな?」と、ちょっと悪意のこもった目でこの記事を読んでみましたよ。
この記事は「2024年度予算案が国会に提出された」という記事でしたよ。既に皆さんもご存じの通り、現在の与党の自民・公明両党では、衆議院の過半数に足りていません。
だから、「野党」のどっかと手を組まないと「予算案」が成立しませんから、どこと手を結ぶのかをコロちゃんも興味深々に見ていたのですよ。
そうしましたらこの報道です。内容を読んで見ましたら、どうやら「維新・国民・立憲」それぞれに濃淡をつけた妥協案の「予算案の修正案」を国会に提出したようですね。
この「予算案の修正」は、なんと1996年以来の29年ぶりだとのことですよ。コロちゃんは、石破総理の苦しい選択が分かるような気がしまたよ。
そこで、どこと「妥協をしたのか?」がコロちゃんの興味の対象だったのですが、「維新・国民・立民」全部に顔を立ててやったように見えますね。
つまり、これって「令和の三方一両損」みたいですよ。
次にコロちゃんから見た風景を書いてみますね。

2.「国民・維新・立憲の順でどうなったのかを見るよ」
まず与党の「自民・公明党」から、一番主張を通してもらったのは「国民民主党」です。ただし「協議は決裂」となっていますけれどね。
もちろんコロちゃんの評価は「予算の増減の金額」ですよ。以下ですね。

➀「国民民主党は、7.6兆円のところを6210億円だよ」
最初は、もともとは「立憲民主党」から分かれた「国民民主党」です。
この党の支持基盤は「労働組合の連合」ですから、本来は「労働者」の立場の主張が強いはずなのです。
しかし「玉木代表」の個性の表れか、「手取りを増やす」というスローガンで、支持率では「立民」を追い越す第2党まで上り詰めていますね。
今回は「年収103万円の壁」を「年収178万円」までに上げるという要求を突き付けています。それに必要な財源額は「7.8兆円」とい言われていますね。
これについての「自民・公明党と国民民主党の協議」は、2月26日に「決裂」していますが、だけど今回提出された「予算案」では以下となっています。
「課税最低限を123万円から160万円に引き上げ、年収850万円以下の制限をかける。この減税により歳入は6210億円減る」
ですから、コロちゃんは「要求が7.6兆円減税のところ、回答は6200億円減税だった」と見ましたよ。確かに大幅に値切られましたけれど、金額的には一定の成果はあったと見られるでしょうね。
だって、以下で書きますが、3党の中で一番引き出した金額が多いのですよ。

②「日本維新の会には、6000億円のところを1000億円だよ」
次は「日本維新の会」です。この党は「保守党である」と自認していますから、与党と思想的には違いが最も小さいですね。
だけど、それゆえに「自民党」と差がなければ、有権者に選んでもらえないという苦しい立場でもあります。
この「維新」が当初主張していた「高校への授業料無償化」は、「所得制限を公立・私立ともに撤廃、私立への支援金の上限を、大阪府で実施されている年間63万円まで引き上げること」でした。
それに必要な予算額は「約6000億円」とされていましたが、今回の回答は以下となりました。
「25年度に始まるのは、年11.8万円の就学支援金の所得制限撤廃と、私立高校への加算は26年度の制度改正で実現」
これに必要な今回の予算額は「1064億円」とされています。
ですから「維新」への回答は、要求が「6000億円」だったところを「1000億円」にねぎられたとなりますね。
だけど、この案(1000億円)で「維新」は「予算案賛成」にまわっていますよね。
上記の「国民民主党」は「6200億円減税」を引き出した上で「決裂」していますよ。
この「維新」の姿勢は甘いですね。コロちゃんが見たところでは「政治的」に勝ったのは「国民民主党」だと思いましたよ。

③「立憲民主党には、高額療養費制度の改定を一部検討するだけ」
最後は、野党第1党の「立憲民主党」です。一応「衆議院」では148議席数を占める政党なのですが、地味ですね
コロちゃんが見てても「存在感が薄い」というか「ほとんどない」です。
今回の「予算案」に対しても、「立民の主張」があまり見えてきません。もちろん「修正案」は色々出しているんですよ。
だけど、上記の「高校無償化(維新)」「103万円の壁(国民民主)」と比べると、目立たないのですよ。
まあ「野田代表」自身が、「世襲の金魚に立ち向かうどじょう※」とご自身から発言されるぐらいですから、まだ泥の中にもぐっているのかも知れませんね。
(※2024年8月の立民代表選挙時の発言:小泉進次郎氏を金魚と重ねた発言)
だけど、コロちゃんは結構この方を評価しているのですよ。そろそろ「泥の中」から出てきて「水面」から顔を出していただきたいですね。
おっと、話しがだいぶそれちゃいましたね。
\(-_\)(/_-)/ ソレハコッチニオイトイテ…
「立憲民主党」は、「高高額療養費制度」の負担限度額の引き上げ(3年かけて3段階で引き上げ)の撤回を求めていました。
回答は、そのうちの今年度分は予定通りに実施するが、それ以降の引き上げは「今秋までに判断する」となりました。
うーん、なんか「譲歩の幅」が小さいように見えるなあ?
(´ヘ`;)ウーン
だってお金かけてないし、「秋に検討します」って言っただけですもんね。
それにこの譲歩による「予算案」への影響があるのかな?
σ( ̄^ ̄)はて?
報道には記事横の「表」の中で「高額療養費見直し+55億円」とありましたけど、「今年度分は予定通りに実施」とありますから、詳細はよくわかりませんでしたね。
ただ「厚生労働省」のデータを見ると、「3年3段階の引き上げ」による「保険料軽減効果」は以下でしたよ。
◎「高額療養費見直しによる財政影響と保険料軽減効果」
➀「令和7年8月:1470億円削減」
②「令和8年8月:2600億円削減」
③「令和9年8月:1260億円削減」
④「合計 :5330億円削減」
(厚生労働省:第192回社会保障審議会医療保険部会:資料2:高額療養費制度についてより)
うーむ、これって「立憲民主党」には、ほとんど「ゼロ回答に近い」ように感じますね。だって、今年の分の「➀令和7年8月:1470億円削減」は、そのまま実施するんでしょう?
( ̄へ ̄|||) ウーム
それに、その後の「②と③」は、「今秋に検討」ですから「検討したけどやっぱりやります」って言うかもしれませんよね。
この「削減」って、これは「予算の削減」だからその分は「患者が払う」んですよね。このままだと、「がん患者など」の自己負担額が「4年目から5330億円増える」となりますよね。
なんだかなー、目立たない「立憲民主党の要求」が、一番「国民の負担増の政策課題」になっている姿をコロちゃんはため息をつきながら見ていますよ。
ε=(・д・`*)ハァ…
これって「政党」として負けたのは「立憲だけ」じゃないの? だって一番「要求」が通っていませんよね。
ということは「三方一両損」ではなく、「1人負け」ってことになるのかな?
ʅ(。◔‸◔。)ʃ…ハテ?

3.「高額療養費制度は、若い方の利用が多いよ」」
コロちゃんは、自身が「大腸がんと悪性リンパ腫※」に罹患し、その後には妻が「肺がん※」となっています。
(※その後コロちゃんのがんは完治、妻は死去)
その時には、2人とも「高額療養費制度」の適用となり「医療費負担」が軽減されています。
コロちゃんは会社を退職していましたし、妻はもう年金受給者でしたから、この「高額療養費制度」には感謝していますよ。
その「高額療養費制度」の利用者ですが、コロちゃんが驚いたことには、「70歳未満の若い世代」の方がけっこう多いのですよ。
この「高額療養費制度」には、「直近12ヶ月以内に3回、自己負担の利用限度額に達した場合、4回目から限度額を下げる『多数回該当』という仕組み」があります。
コロちゃんは、自身がもう高齢者ですから、この「高額療養費制度の多数回該当の利用者」も「高齢者が多いのだろう」と考えていましたが、違っていましたよ。報道では、下記でしたね。
◎「高額療養費制度の多数回該当の利用者」
➀「70歳未満が43%」
②「50歳代が5割弱」
③「10歳未満が4割弱」
(日経新聞:2月24日記事より)
上記のように、現実の「医療現場」での「高額療養費制度」の対象者は「①現役世代が4割」となっており、その中でも「②50歳代が5割弱」で「③10歳未満が4割弱」と意外な結果となっています。
コロちゃんは、いったいどんな病気が対象となっているのかを調べてみたら、「がん」以外にも「脳卒中」をはじめとした「脳血管疾患」の平均入院日数は長いようですね。
さらに「脳血管疾患」は、術後のリハビリ期間が長くなり「医療費」や「入院費」が高くなるようですよ。
要するに「高額療養費制度」の対象者の中の「50代の方たち」とは、「脳溢血・脳梗塞」を発症した現役世代の方たちだとコロちゃんは思いましたよ。
そして、今回の「政府案」では「上限引き上げによって見込む医療費削減(5330億円)のうち、受診控えによるものが2270億円との試算」を計算に入れていたのですよ。
この「受診控え」って、お金がないから「病気になっても病院へ行かない」ってことでしょう。
そもそも「日本」は「貧しい人が病気になっても心配いらない」という「国民皆保険制度」の国ですよ。
それが「国民皆保険制度」の改正に、「高額療養費制度の予算削減」のために「受診控え」を計算に入れてるって、鬼ですか!
( ・o・)/・゚゚・。オニハソト!ヾ( ;゚□゚)ノギャアアーー!!
コロちゃんは、思わず怒っちゃいましたよ。
ヽ(`Д´💢)ノ ムカーッ!!

4.「長瀬効果をご存じですか?」
コロちゃんは、以前このブログで「高額療養費制度の改正」について書いたことがありました。
その時にも、「社会保障審議会保険部会」のデータを読んで、上記した「高額療養費見直しによる財政影響と保険料軽減効果」の一覧表をみていたのですが、気が付かなかったことがありました。
それは「欄外の※印の脚注」に、以下の文言が記載されていたのですよ。
「※4 実効給付率が変化した場合に経験的に得られている医療費の増減効果(いわゆる長瀬効果:約▲610億円(給付費))を見込んでいる。」
最初にこれを見た時にも、まったく気が付きませんでしたよね。
上記の脚注の「いわゆる長瀬効果」とは、「制度の変更に伴い医療費が変化すること」です。言葉を変えれば、「医療費が上がると受診を控えることによる医療費の削減効果」ですね。
だから、今回の「高額療養費制度の改正」では、その結果生まれる「医療費削減(5330億円)」のうち、4割にあたる2270億円は「患者の受診控え」を見込んでいたとなります。
なんかこれを知った時のコロちゃんは、「貧乏人は早く死ね」という事かと思っちゃいましたよ。
このように見ていくと、「立憲民主党」の「高額療養費制度の改正の反対」は、本来ならば「現役世代への影響も大きい重要な課題」のはずなのですが、何とも「影が薄い」ですね。

5.「財源はどこにあるのかな?」
おっと、今日は「財源なきバラマキ」がテーマでしたっけ、途中で「高額療養費制度の改正」が気になって、ちょっと深堀りしてしまいましたよ。
だけどコロちゃんが目を皿のようにして新聞を読んでも、これらの「財源」は以下しか書いていませんでしたね。
◎「予算案の財源の話」
➀「赤字国債は追加発行しない」
②「それ(高校無償化の財源:1000億円)をなくして採決をあおぐことにはならない(25年度予算案の衆院採決前に示す)」(石破総理発言)
今のところこれだけしか出てきていません。
上記で見た「年収の壁の6200億円」が一番金額が大きいですが、報道では「与党税制調査会幹部が、「(財源面でも)なんとかなるぎりぎりの案だった」と報じられています。
恐らく、今後少しづつ「情報」が出てくるのでしょう。
コロちゃんは、国民の反応を見ながら少しづつ小出しにしているように感じていますが、基本的に「政策と財源はセット」で表明していただきたいと思いましたよ。

6.「コロちゃんと高額療養費制度」
コロちゃんは、60歳の時に「大腸がん」になり「手術・抗がん剤治療」を行なった時に3回「高額療養費制度」の対象となっています。
その後も63歳の時に「悪性リンパ腫」で「手術・抗がん剤治療」を行なった時にも、2回「高額療養に制度の対象」で「医療費を減額」されていましたね。
この二つの治療は、入院期間が短かかったので「多数回該当」は適用されませんでした。
さらに「妻」が「肺がん」に罹患した時には、治療で入院期間が長引いたこともあり、「多数回該当」で「医療費負担」は抑えられていました。
ざっと、上記のようにコロちゃん夫婦は何度も「高額療養費」により「医療費負担」が抑えられていたのですよ。
それでも「年間の医療費」は、2人で100万円を超える年が何年も続いていましたよ。
それは「入院費」には、「医療費」以外にも「食費・管理費」や「雑費(シーツ・おむつ代など)」もかかるのですよ。
病気になると、あっという間に出費が膨れ上がりますね。このコロちゃんの経験からしても「高額療養費制度の改正(患者の負担増)」は止めて欲しいと思いましたよ。

7.「コロちゃんとがん闘病の日々」
コロちゃんは、上記した「大腸がん」の時に、近隣の大学病院で「手術とその後の抗がん剤治療」を受けました。
「大腸がんの手術」の入院は「2週間」でしたね。もちろん「無事成功」しましたよ。入院費は20万円強で、最初の「高額療養費制度」の対象となり「医療費」が減額されていました。
その後は「ゼロックス療法」という「抗がん剤治療」が通院で開始されました。この治療方は「3週間を1コース」として4回行なわれました。
この「治療法」は、順調に進めば「12週間(3ヵ月)」で終わりますが、コロちゃんの場合は一度「体調」で休薬・延期されましたので4ヶ月近くかかりました。
その間に「高額療養費制度」の対象となったのは、2回だったと記憶していますね。ですから、この年は最初の「手術・入院時」と合わせて3回対象となっています。
この制度は「月の始まりから終わりの1ヵ月間の医療費」で計算するものなので、抗がん剤治療回数が「1ヵ月の間」に2回重ならないと対象から外れていたのですよ。
当時のコロちゃんは、「抗がん剤治療」を受けた月が「高額療養費」の対象となるかをとても気にしながら治療を受けていましたね。
時期は、ちょうど「冬から春にかけての季節」だったのですが、この「抗がん剤のゼロックス療法」は副作用に「手足のしびれ」があったのですよ。
特に「冷たい物」に触れるとたちまち「痺れ・痛み」が走るのです。コロちゃんは、厚い手袋を着用して、大学病院へ「電車とバス」で通いましたよ。
普段でしたらコロちゃんは、車で1時間ほどかけて「大学病院」へ通っていたのですが、「抗がん剤治療」が始まると「副作用」で、とても「車の運転」など危なくて出来ませんでした。
今でも、その冬の「通院時」に寒さの中で「手足のしびれ」に耐えながらバス停でバス待ちをしていたことを、ハッキリと思い出すことが出来ますよ。
その時のコロちゃんは、まだ「逝くわけには行かない」と、心の中に「ファイティングポーズ」を浮かべていたのですよ。
そのためには、その時の「手足のしびれ」はどんなにつらくとも、「耐え抜いてやる」との気概を胸に抱いていましたよ。
だってその時のコロちゃんは、まだ60歳になったばかりで「妻」も元気でいたのですからね。もう12年も前のことでしたよ。
その後の長い「闘病の時期」にあったことは、今後機会があれば書いてみることにしましょう。
ホント、よくここまでたどり着いたものだと、その時点から12年が過ぎた現在のコロちゃんは思っていますよ。
今日は「財源なきバラマキ」をテーマとしたのですが、よく調べてみるとまだ「財源」は明らかになっていませんでした。
ただ「維新・国民・立憲」の「政策の違いと力点の置き方」が分かったように思えますね。
そして「高額療養費制度の改正」の内容をご紹介しましたが、これは「若い方への影響」が大きい制度の改変ですね。
そのあたりをご紹介出来たのが良かったかと思われますね。最後の内容は、いつものコロちゃんの「余話」です。
少しでも「がん患者の抗がん剤治療の雰囲気」が分かってもらえば、コロちゃんは嬉しいですよ。
コロちゃんは、社会・経済・読書が好きなおじいさんです。
このブログはコロちゃんの完全な私見です。内容に間違いがあったらゴメンなさい。コロちゃんは豆腐メンタルですので、読んでお気に障りましたらご容赦お願いします(^_^.)
おしまい。

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