【経済考】「賃金」はホントに上がっているのか?

経済

おはようございます。今日はコロちゃんは久しぶりに「図書館」へ行ってきました。以前から「図書館」にリクエストしていた本が届いたとの連絡があったので、いそいそと行ってきましたよ。

この「図書館」の本の貸出期間は「2週間」なので、コロちゃんは大体7~10日ぐらいで通っていますね。

本の予約は10冊までは出来るシステムとなっていますから、だいたい枠いっぱいにリクエストをするのですが、時間がかかる時には忘れた頃に連絡が来たことも多いですね。

今回はリクエストした本が3冊もありましたので、コロちゃんは読むのが楽しみですよ。下記に借りてきた本のフォトを添付しますから、コロちゃんの心のウキウキ気分を少しでも味わってくださいね。

今日は「賃金はホントに上がっているのか?」をカキコキしますね。

0.「今日の記事のポイント」

by<br><span class="bold-blue">コロちゃん</span>
by
コロちゃん

今日の記事は、下記のような内容になっていますよ。どうぞ最後まで楽しみながらお読みください。

☆「賃金は上がっているのと、賃上げの風景」

☆「実質賃金と消費支出を確認すると、コロちゃんの予測の理由」

☆「失われた30年の出口はバラ色かと、コロちゃんの賃上げは月4000円」

☆「コロちゃんの清貧観」

1.「賃金は上がっているの?」

コロちゃんが今日のテーマに「賃金はホントに上がっているのか?」を選んだのは、昨年の春闘から今年にかけて、「連合」や「経団連」は数十年ぶりという「高い賃上げ」を発表しています。

しかし、それが一向に「消費支出」にも「実質賃金」にも反映されてこない実態に、コロちゃんが疑問を持ったからです。

もちろん「賃上げ」は4月ばかりでなく、夏にかけて徐々に決まってくるなどの「遅行性」はあるでしょうし、それから「実質賃金」や「消費支出」へ波及するのにも「時間がかかる」でしょう。

ひょっとしたら、次の月の発表で「実質賃金・消費支出」の上昇が確認できるかもしれませんが、今のところはそうはなっていません。

それでは、最初に「賃上げ」を巡る風景を見てみましょう。

2.「賃上げの風景」

「岸田総理」は2021年10月に就任しています。そして、「新しい資本主義実現会議」を開催して2022年の春闘に「3%の賃上げをお願いしたい」と要請していますね。

「岸田総理」は、過去を振り返ると一昨年の「2022年春闘」から「賃上げ」を要請していたのです。

その結果の「春闘賃上げ率」を下記に見てみましょう。その前年の2021年から記載しますね。

◎「春闘賃上げ率」

➀「2021年:1.78%」

➁「2022年:2.07%」(岸田総理要請はココから)

③「2023年:3.58%」

➃「2024年:5.17%」(連合第5回集計結果:➀~➃は7月の連合最終集計結果)

上記の➀2021年~➃2024年の春闘結果を見ると、「岸田総理」の政治の力の大きさが良くわかりますね。

さすが「1国のトップの総理大臣」です。2021年の2%弱の賃上げ率を、「首相の一言※」で強引に5%強まで高めることができたのですからね。

(※一言とは比喩です。実際には何回もおっしゃっています)

しかし、この「30年ぶりという大きな賃上げ」が、一向に「実質賃金の上昇」と「消費支出の増加」に結びついていません。

もちろん、これらのカネの流れには「タイムラグ」があるでしょうから、今後今年の年末にかけて数字に反映されてくるのかも知れません。

だけど、コロちゃんは言っていることが間違えであっても恥ではありませんから、今の段階で堂々と「なんか変だよ?」と主張しておきますね。

もし、今年の夏から秋にでも「実質賃金の上昇」と「消費支出の増加」が見られるようになった時には、コロちゃんは素直にゴメンナサイと言いますからね。お許しくださいね。
∑(°口° )…ヤ…ヤッ…チャタ…ゴメンナサイ

3.「実質賃金と消費支出を確認する」

それでは、上記で「賃金が上がっているのに上がる気配がない」とコロちゃんが見た「実質賃金」と「消費支出」の現在を見ておきましょう。

➀「実質賃金はいつプラス転換がなされるのか?」

「実質賃金」を知るには、「厚生労働省」が毎月発表している「毎月勤労統計調査」をみます。

以下のグラフをご覧ください。内容は下に書き出します。

「厚生労働省 毎月勤労統計調査」より

https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/monthly/r06/2403r/dl/pdf2403r.pdf
出典:厚生労働省 毎月勤労統計調査 令和6年6月分結果確報より(5月29日利用)

上記のグラフの上の「太い黒の実線」は、実際に支給された「名目賃金」で、下の「細い黒の実線」は物価上昇率を加味した「実質賃金」です。

このグラフは今年2024年の「3月確報値」ですから、まだ今年2024年春闘の結果(賃上げ率5.17%)は反映されていません。

昨年2023年の「名目賃金(太い黒の実線)」が、5月に3%に上昇しているのが「2023年春闘(賃上げ率3.58%)」が反映したものでしょう。

ただこの2023年には7月以降は1%前後に落ちています。その後の「物価上昇」を打ち消すには「2023年春闘(賃上げ率3.58%)」では力足らずだったのでしょうね。

上記のグラフを見てもわかりますが、未だに「実質賃金」は水面下(前年同月比マイナス)です。

来月以降の「毎月勤労統計調査」の結果で「実質賃金」がどのくらい上昇するのかが、実に興味深いですね。

特に「注目点」は、「実質賃金のプラス転換がなされるのか」と、もしプラス転換が実現したならば「それはいつまで続くのか」となると思いますよ。

なお、現在のところ「実質賃金は24ヵ月連続マイナス」となっています。

➁「消費支出はいつプラスになるのか?」

次に「消費支出」を知るためには、「総務省」が毎月発表している「家計調査」を見ます。

この「家計調査」が重要な意味を持つ理由は、上記の「実質賃金」が上がり「消費支出」が増えることで初めて「経済の好循環」が進むからです。

下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出します。

「総務省統計局 家計調査報告」より

https://www.stat.go.jp/data/kakei/sokuhou/tsuki/pdf/fies_mr.pdf
出典:総務省統計局 家計調査報告 2024年(令和6年)3月分より(5月29日利用)

上記のグラフは、「二人以上の世帯の家計調査報告」です。昨年2023年の3月以降に「消費支出」がマイナス圏に沈んでいることが見て取れます。

上記グラフの「黒色の実線が消費支出」で、「点線が消費支出の3ヶ月移動平均線」です。「消費支出」は、昨年2023年3月以降は12ヶ月連続でマイナスとなっています。

こちらの「消費支出」は、上記の「実質賃金」と違って昨年「2023年春闘(賃上げ率3.58%)」の影響は全く感じられませんね。

来月以降の「家計調査」の結果で「消費支出」がどのくらい上昇するのかが、実に興味深いですね。

特に「注目点」は、「消費支出のプラス転換がなされるのか」となると思いますよ。

さて、ちょっと早いかとは思いますが、ここでコロちゃんの予想をぶち上げておきましょう。その方が面白いですからね。

その前に、専門家の意見を見ておきましょう。

「日経新聞」では、先日の5月20日に専門家4人を招いて「本社景気討論会」を開催したと報じています。

その中で「久我尚子ニッセイ基礎研究所上席研究員」が、「10~12月期は実質賃金がプラスになるのではないか」と発言したと報じられています。 

ふむふむ、なるほど「経済の専門家の方は実質賃金が年内にプラスに転換する」とみているわけですね。

だったら、コロちゃんは「実質賃金の年内プラスはない」としましょうか。さてどちらが当たるか、当たるも八卦、当たらぬも八卦ですね。

なおコロちゃんの予測が外れても、何も景品は出ません。あしからず。

4.「コロちゃんの予測の理由」

上記で「岸田総理」と「十倉経団連会長」が、二人三脚で目指している「経済の好循環」の第1歩である「実質賃金の年内プラスがない」と言い切ったコロちゃんですが、その理由を書いてみますね。

さすがに、「さっきサイコロを振ったらそう出てた」では怒られてしまいます。

コロちゃんは、先日の5月22日に「日経新聞」の「経済教室」に掲載されていた「肥後雅弘東大教授」+「西村清彦政策研究大学院客員教授」の「論考」を読んで深い感銘を覚えたのです。

この「論考の内容」は、簡単に言うと「毎月勤労統計の数字はあてにならないよ。厚生年金加入者のデータの方が正しいよ※」というものなのですよ。

(※コロちゃんの理解です)

そして更に「大企業の賃上げは、実際にはもっと低いよ※」と言うのです。

(※コロちゃんの理解です)

もし、この「論考」の内容が正しいならば、「大企業の所定内賃金上昇率は、現在公表されている『2024年:5.17%(連合:賃上げ:第5回集計結果)』よりも、実際には低い」となります。

もしそれが正しければ「実質賃金のプラス転換と消費支出のプラス転換」の足を引っ張る要因となるかも知れません。

それでは、次にこの「肥後雅弘東大教授」+「西村清彦政策研究大学院客員教授」の「論考」を、コロちゃんが簡単にご紹介してみますね。

➀「毎月勤労統計には大きな誤差がある」

上記で発表している「実質賃金」は、「厚生労働省」が行なっている「毎月勤労統計調査」を元に計算されています。

その「毎月勤労統計調査」を、「肥後・西村教授」は「大きな統計誤差を抱え、賃上げの詳細な実像を把握するのが困難だ」としているのです。

この「論考」では、グラフを添付しながら「毎月勤労統計調査(500人以上の事業所)」を見ても21年から23年まで上昇率は約1%と一定であり、春闘の結果とずれが生じている」としています。

そこでコロちゃんは、上記で「2021~2023年の春闘賃上げ率」を確認してみました。

◎「春闘賃上げ率」

➀「2021年:1.78%」
➁「2022年:2.07%」
③「2023年:3.58%」

ふむふむ、なるほど確かに「毎月勤労統計の上昇率1%」だったら、「春闘の賃上げ率」よりは大分下回っていますね。

文章だけでは、ちょっとわかりにくいかもしれませんが、「肥後・西村教授」は以下のように言っているのです。

「毎月勤労統計では21~23年の賃金上昇率は約1%ってなっているのに、春闘賃上げ率は『➀2021年:1.78%・➁2022年:2.07%・③2023年:3.58』』だよね、ちょっとおかしくね?※」

(※コロちゃんの理解です)

ただどちらが正しいのかは、コロちゃんの様な素人のおじいちゃんには手に余りますね。だけど、「東大教授」+「政策研究大学院客員教授」の「論考」ですからね、間違いはないんでしょうね。

コロちゃんは、このような「専門家の権威」には弱いんですよ。

➁「厚生年金加入者のデータの方が正しいよ」

そして、このお二人の「教授」は「厚生年金加入者のデータ(第1号被保険者4200万人)」を「詳細な分析に耐える精度と利便性を有している」としています。

そして、そのデータを「チョメチョメ※」と算出すると「全産業・全規模ベースのフルタイム労働者の所定内賃金の前年比上昇率は・・1.8~1.9%と見込まれる」としているのです。

(※算出方法を簡単に纏めているのでしょうけど・・簡単じゃないよお知りになりたい方は最後に添付する論考のリンクからお読みください)

その結果として「2023年春闘の賃上げ効果は全規模で2%弱と評価できる」としているのです。

更に「1千人以上の大企業の所定内給与の前年比上昇率を見ると、21年0.5%、22年に0.8%、23年に1.5%に加速していて・・・春闘結果と整合的な動きで・・(厚生年金データの)精度の高さを示す」としているのです。

③「大企業の所定内給与上昇率は春闘ベースアップ率を下回っている」

上記のように「肥後・西村教授」は、「厚生労働省の毎月勤労統計」よりも「厚生年金加入者のデータ(第1号被保険者4200万人)」の方が信頼性が高いとしています。

そしてその「厚生年金加入者のデータ(第1号被保険者4200万人)」の「規模別の所定内給与上昇率」を「2023年春闘ベースアップ率」と比較すると、以下のようになったとしています。

◎「1000人以上の企業(大企業)」

➀「2023年:春闘ベースアップ率:2%を上回る」(定昇を含む賃上げ率は3.58%※)

(※春闘賃上げ率=定期昇給+ベースアップ率)

➁「2023年:所定内給与上昇率:1.3~1.5%」

上記のように「肥後・西村教授」は、「大企業の所定内給与上昇率が春闘ベースアップ率を下回る傾向が2010年代から続いている」としているのです。

要するんに、本来は同じ率になるはずの「所定内給与上昇率」と「春闘ベースアップ率」が何故か乖離していると言っているのです。

これはおかしいですよね? 本来は「大企業の所定内給与上昇率と春闘ベースアップ率」は同じ(※)になるはずだとコロちゃんは思いましたよ。

(※定期昇給は、賃金の高い年配者が退職し賃金の低い新卒が入社するため、全体では賃金総額は増えない。賃金総額が増えるのはベースアップで、それに対応しているのは所定内給与上昇率となる)

(※2023年春闘賃上げ3.58%は定期昇給1.7%程度+2%程度のベースアップが含まれているとされる)

それでは、その「大企業の所定内給与上昇率が春闘ベースアップ率を下回る」のは何が理由なのでしょうか?

➃「大企業所定内給与上昇率が低い理由は高齢者と女性雇用か?」

この「論考」では、上記の「大企業の所定内給与上昇率が春闘ベースアップ率を下回る理由」として、労働者の中で「女性と高齢者(定年後の再雇用)」の割合が増加していることをあげています。

「給与が低い」女性労働者・高齢労働者の数が拡大すると「平均賃金」の低下が進むという、ごく当たり前の理由ですね。

とりわけ「大企業」では男性と女性の、給与格差が大きいために「女性シェア拡大」による賃金押し下げ効果が大きいと指摘しています。

そしてこの「論考」では、下記の3点も「大企業の所定内給与上昇率が春闘ベースアップ率を下回る理由」としています。

◎「大企業の所定内給与上昇率が春闘ベースアップ率を下回る理由」

❶「管理職の賃上げ率が組合員よりも低い」

❷「労組がない企業の賃上げ率は、労組がある企業よりも低い」

❸「給与が低いフルタイム非正規労働者が拡大している」

ざっと、上記のように「肥後・西村教授」は、一見順調に「賃上げが行なわれ経済の好循環に進んでいる」かのように見える現在の情勢に、大きな疑問を提起しているのです。

はてさて、この「肥後・西村教授」の「論考」によると、「実質賃金」算定の根拠となるデータ自体を疑っていますね。

そして「厚生年金のデータ」で見ると「大企業の賃上げは公表されているよりは実際は低いよ」というものですね。

これが事実ならば、今後「実質賃金がプラス転換」しても、それはまぼろしで「消費出プラス転換」には至らない可能性が出て来ますよね。

いやいや、これはホントなんでしょうか? コロちゃんは「推理小説」を読んでいる時みたいに、今後どうなるのかを注意深く見て行きたいと考えていますよ。

だけど、この「論考」は「日経新聞」に掲載されたものなのですから、この内容はある程度は説得力があるのだと思いますよ。

この様に見て行くと「経済学」は、素人のおじいちゃんでもワクワクドキドキする学問だと、コロちゃんは思いましたよ。

なお、この「肥後・西村教授」の「経済教室の論考」をお読みになりたい方は、下記のリンクのクリックをお願いします。

年金データで見る賃金動向 大企業の上昇率、中小に劣後 西村清彦・政策研究大学院大学客員教授、肥後雅博・東京大学教授 - 日本経済新聞
ポイント○既存の賃金統計より年金データは高精度○大企業の賃金上昇率は春闘結果を下回る○女性・高齢者のシェア拡大、賃金押し下げ賃金引き上げを通じて日本経済の活性化を図る「賃金と物価の好循環」が重要な政策課題となっている。毎年の春季労使交渉(春闘)の回答結果は、政府や日銀の政策判断にも大きな影響を及ぼしている。もっとも、大...

5.「失われた30年の出口はバラ色か?」

コロちゃんは、つい先日に「失われた30年」という呼び方には、「取り戻そう、そこに帰ろう」という価値観が埋め込まれている言葉だと、このブログで書きました。

そうしましたら、「編集長&株主様」から次のようなお言葉を頂戴したのです。

by<br>編集長&株主様
by
編集長&株主様

コロ

失われた30年という言葉に、そこに戻ると言う考えが埋め込まれていると言うのは面白いよ。

それに、オイラは生まれてから今までずーっと経済はこんな調子だったから、それ以前があったなんて全く知らないよ。

そっかー、コロちゃんは1970年代の高度成長もリアルタイムに見て来たし、その後の「バブル」も「崩壊」も知っているけど、30代の若者だったら「失われた30年の前」なんか知らないよね。

だから、今後がどう変わるのかの想像が出来ないんでしょうね。

コロちゃんも、最初は「賃上げ⇒実質賃金増加⇒消費支出拡大」と進むと考えていました。

しかし、上記の「肥後・西村教授」の「経済教室の論考」を読んで、どうやら「出口」はバラ色ではなさそうだと考え始めましたね。

もともとコロちゃんは「経済の好循環」に懐疑的だったですが、その根拠を読んだ気分ですよ。果たしてどうなるのかは「答えは風の中※」ではなく「年末」までにハッキリするでしょう。

(※明日があるさ:2001年:歌:ウルフルズ:作詞:青島幸男:作曲:中村八大)

コロちゃんは「消費支出のプラス転換はない」と予言しますよ。上記の「肥後・西村教授」の「経済教室の論考」を読んで、ますます確信を深めましたよ。

果たしてその結果がどうなるのかは、年末までの報道でハッキリしますよ。コロちゃんは、興味津々に新聞を読んでいきますよ。

6.「コロちゃんの賃上げは月4000円」

コロちゃんが、ここまで原稿をカキコキしました時に、今朝の朝刊で「2024年の賃上げがバブル期並みの5.6%」という景気の良い記事があったことを思い出しました。

その記事によると何と「商船三井が回答企業の中で最高のベア月9万2400円」だというのです。

さらに「三菱商事の夏のボーナスが641万円」ですと。な・ん・と、うらやましい。

いーなー。
(*´罒`*)いー(*´□`*)なー

だって、コロちゃんの今年の「年金の賃上げ(引き上げ額)」は、+2.7%で月4000円ですよ。今月の6月から改定額が受給となりますけど、現在の物価上昇の折にはとても追いつきませんね。

別にコロちゃんは、「ボーナス641万円を支給してくれ」なんて言いませんよ。

「月9.24万円も年金上げてくれ」とも言いませんけど・・・なんか不愉快!
ヽ( ̄Д ̄*)ちぇっ

あんな「ボーナス」なんて酸っぱいに違いない!だからコロちゃんはいらないもんねー(※)!

(※年金にボーナスはありません)

all

7.「コロちゃんの清貧観」

上記でお見苦しい所をお見せしました、心からお詫びを申し上げます。
(^◇^)V ブイ!

今日はもうコロちゃんが貰っていない「賃金を巡る風景」を見てきましたが、コロちゃんはこのような「経済」には興味があるのです。

何と言っても「経済」とは「国の大切な在り方」ですから、最終的には「個人のふところ具合」にまで影響を及ぼします。

コロちゃんは「清貧をモットー」にしていますが、これもある程度の生活が出来る「ふところ具合」があってこそ成立するものです。

ちょっと「清貧」という言葉を調べてみますと「無理に富を求めようとはせず、行いが清らかで貧しい生活に安んじていること」と出てきました。

また「貧しく生活が質素であること」というのもありましたね。

しかし、コロちゃんはこの「清貧」とは、「欲望を制御すること」だと考えています。そして「目線を高く持つこと」でそれが維持できるとも思っています。

人間は誰しもが、いろいろな欲望を持って生きています。「金銭欲・出世欲・所有欲」いくらでもありますよね。

しかし、逆に全く「欲望」が無ければ人間は成り立ちません。コロちゃんだって「知識欲」や「生活を維持する欲」は湧き出るぐらいに持っていますよ。

だからコロちゃんは、そんな時に一段上からの目線を持ちたいのです。

「自分自身を睥睨する」という言葉がイメージが持ちやすいかもしれません。

この「睥睨(へいげい)」という言葉は「にらみつける・横目で見る」とかのあまり良くない意味で使われることが多いのですが、コロちゃんはそうは考えていません。

例えば、「何かを欲しがったコロちゃん」や「困っているコロちゃん」を、自分自身が一段上から見下ろして観察するように「睥睨」していたいといつも思っているのです。

要するに自分を「客観視」することですね。そうするとコロちゃんは本当に欲しいものなんて、あまりないことに気が付くのですよ。

むしろ、「無い事を不満に思うストレス」を抱くことに馬鹿らしさを感じてしまうのですよね。これがコロちゃんの「清貧観」ですね。

一度「清貧生活」に慣れゃうと、ほとんど欲しいものがない事に気が付きますよ。だけど、これはもう「こらいまれ」となったコロちゃんだからですからね。

まだまだお若い方は、まだまだやることや、やりたい事が多くあると思いますから、あまり参考にはならないかも知れませんよ。

ただ、こんなおじいちゃんもいるとお思い下さればコロちゃんは幸せですよ。

コロちゃんは、社会・経済・読書が好きなおじいさんです。

このブログはコロちゃんの完全な私見です。内容に間違いがあったらゴメンなさい。コロちゃんは豆腐メンタルですので、読んでお気に障りましたらご容赦お願いします(^_^.)

おしまい。

Jamie NakamuraによるPixabayからの画像


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