おはようございます。昨夜のことですが、深夜寝ていたコロちゃんの背中の痛みで目が覚めたんです。
最近は、夜寝ていても以前と違って寝返りをうつぐらいでは、あまり腰が痛まなくなっていたのですよ。それが、昨夜は腰よりも少し上の背中に近い部分の痛みで目を覚ましてしまいました。
これは、また「腰痛」が酷くなってきたのかも知れませんね。
コロちゃんの「腰痛」は、7月の「夏の沖縄旅行」の時から軽くなっていました。その後8月の後半までは痛みが少ない状態が続いていたのですが、先週から再び痛みが強くなりましたね。
「痛み止め」は、ずっと服用し続けているのですが、やはり「腰痛」は軽くなっても一時的だったようですね。
今のコロちゃんは、「腰痛」で日中の行動がちょっと辛い状態ですね。
仕方ありませんから、コロちゃんはこの「腰痛」とは、末永くお付き合いする覚悟を固めていますよ。
さて気分転換のためにも、今日は「出生数がまた減ったよ」をカキコキしますね。
0.「今日の記事のポイント」
コロちゃん
今日の記事は、下記のような内容になっていますよ。どうぞ最後まで楽しみながらお読みください。
☆「出生数の減少に歯止めがかからないよと、異次元の少子化対策とは何だったの?」
☆「少子化は世界各国で起きている現象だよと、家族の形も変わってきたよ」
☆「男女の未婚率は激増しているよ」
☆「コロちゃんの結婚と子育て時代と、貧しくとも誇りがあれが生きていけるよ」
1.「出生数の減少に歯止めがかからないよ」
朝コロちゃんが、コーヒーを飲みながら新聞をバサバサ読んでいると、「出生数最小、5.7%減35万人」との見出しが目に入りました。
こういう書き出しをすると、以前からこのブログを読んでくださっている皆様は「またかよ!」とお思いになるかも知れません。
しかし、コロちゃんの興味は「社会の変化」にあるのですから、やむを得ないこととご勘弁くださいね。なるべく、以前とは違った切り口で書くように心がけますからね。
➀「出生数は2万978人減ったよ」
今朝の新聞では「1~6月の半年間の出生数」が発表されていました。
下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出します。
「厚生労働省 人口動態統計速報 出生数」より
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/s2024/dl/202406.pdf
出典:厚生労働省 人口動態統計速報(令和6年6月分)より(8月31日利用)
上記のグラフは「厚生労働省」が発表した2024年1~6月の「出生数の推移」です。
青色線グラフが「令和5年(2023年)」で、赤色線グラフが「令和6年(2024年)」です。赤色線グラフ(2024年)はすべての月で、前年を下回っています。
また「出生数が減った」のです。
2024年1~6月の「出生数」と、昨年2023年1~6月の「出生数」を比較すると以下のようになります。
◎「前年同時期の出生数比較」
➀「2023年1~6月:37万1052人」
➁「2024年1~6月 :35万74人」
➂「対前年比:ー2万978人」
上記の「➁2024年1~6月:35万74人」と言う数字は、上半期の数字では比較可能な1969年以降で最小を更新しています。
報道では「年間出生数が初めて70万人割りこむ可能性が出て来た」と報じています。
なんともガッカリする発表ですね。
コロちゃんは、もう「出生数が増えることはない」と考えていましたけれど、それでも「もしや」という期待はありましたからね。「やっぱり」としか思えなかったですよ。
➁「婚姻数は2200組増えたよ」
日本では、「婚姻」の2年後ほど遅れて「出生数」に影響が出ると言われています。ですから、今年の1~6月の「出生数」の減少は、2年前の「婚姻数の減少」が反映されているのです。
下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出します。
「厚生労働省 人口動態統計速報 婚姻件数」より
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/s2024/dl/202406.pdf
出典:厚生労働省 人口動態統計速報(令和6年6月分)より(8月31日利用)
上記のグラフは「厚生労働省」が発表した2024年1~6月の「婚姻数の推移」です。
青色線グラフが「令和5年(2023年)」で、赤色線グラフが「令和6年(2024年)」です。赤色線グラフ(2024年)はすべての月でほぼ重なっています。
2024年1~6月の「婚姻数」と、昨年2023年1~6月の「婚姻数」を比較すると以下のようになります。
◎「前年同時期の婚姻数比較」
➀「2023年1~6月:24万8513組」
➁「2024年1~6月:24万6332組」
➂「対前年比:+2181組」
おー、増えていますね。昨年2023年の同時期より2200組ほど増えていますよ。今後は増加に転じてくれると良いのですけどね。
ちょっと「婚姻数」の長期推移を見てみましょう。
下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出します。
「こども家庭庁 婚姻件数及び婚姻率の年次推移」より
https://www.cfa.go.jp/assets/contents/node/basic_page/field_ref_resources/f27802a2-0546-424d-ac61-ac0641d67d38/cf9b37be/20240719_councils_lifedesign-wg_f27802a2_02.pdf
出典:こども家庭庁 結婚に関する現状と課題についてより(8月31日利用)
上記のグラフは「こども家庭庁」が発表している1947~2023年の「婚姻数と婚姻率の推移」です。
これを見ると「日本の婚姻数のピーク」は、1972年の110万組ですね。今は年間50万組程度ですから2倍以上で年間60万組も多いです
それに確かこの1972年とは、コロちゃんと妻が初めてであった年である1973年の前年になりますね。コロちゃんと今は亡き妻は1973年の夏にキャンプ場で知り合ったのですよ。
(〃ノдノ)テレテレ
おっと話がそれちゃいました。ゴーインに戻しますと、ここ数年の「婚姻数の推移」は以下の通りです。
◎「直近の婚姻数の推移」
➀「2019年:59万9007組」
➁「2020年:52万5490組」(コロナ禍)
➂「2021年:50万1138組」
➃「2022年:50万4930組」
⑤「2023年:47万4717組」
うーむ、「➁2020年:52万5490組(コロナ禍)」は、コロナ禍の影響で「婚姻数」が減少したのかと思いましたが、その後の反動増が無いですね。
昨年の「⑤2023年:47万4717組」は、戦後初の50万組割れとなっています。
上記で見た「2024年1~6月の「婚姻数」は、昨年2023年1~6月の「婚姻数」よりも、「➂対前年比:+2181人」となっていますから、このまま増えればいいのですけれど、まだわかりませんね。
ただ、上記の➀~⑤の「直近の婚姻数の推移」は右肩下がりに減少していますので、これらの年代の2年後の「出生数」が減少することは間違いがないと思われますよ(※)。
(※「結婚」から2年後ほど遅れて「出生数」に影響が出ると言われています)
➂「死亡数は81万人に増えたよ」
最後に2024年1月~6月の「死亡数」を見ておきましょう。「出生数」と「死亡数」の差が「日本の人口の増減」になりますからね。
下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出します。
「厚生労働省 人口動態統計速報 死亡数」より
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/s2024/dl/202406.pdf
出典:厚生労働省 人口動態統計速報(令和6年6月分)より(8月31日利用)
上記のグラフは「厚生労働省」が発表した2024年1~6月の「死亡数の推移」です。
青色線グラフが「令和5年(2023年)」で、赤色線グラフが「令和6年(2024年)」です。赤色線グラフ(2024年)が、ほとんどの月で青線グラフ(2023年)を上回っています。
「死亡数」は、前年よりも増えているのです。
しかし「死亡」って「夏」よりも「冬」の方が多いのですね。グラフを見ると1月が1番多くなっていますね。コロちゃんは知りませんでしたよ。
2024年1~6月の「死亡数」と、昨年2023年1~6月の「死亡数」を比較すると以下のようになります。
◎「上半期の死亡数比較」
➀「2023年1~6月:79万7716人」
➁「2024年1~6月:81万1819人」
➂「対前年比:+1万4103人」
おー、増えていますね。昨年2023年の同時期より1.4万人も増えていますよ。
日本の死亡数は、1955年頃は70万人前後でしたが、その後1990年以降は80万人台、1995年以降は90万人台、さらに2003年からは100万人を越え、2007年からは110万人台となっています。
そして、昨年2023年の1年間の死亡数は157万人です。今の日本は毎年150万人以上が亡くなっている国なのです。
上記の「出生数」から「死亡数」を差し引くと、わが国の人口の「自然増減」が分かります。
上記で発表された「2024年1月~6月の自然増減はー46万1745人」で、この「自然減は20年連続で減少幅は過去最大を更新した」と報じられています。
ここまで「厚生労働省」が発表した「人口動態統計」を書いてきましたが、書いていてコロちゃんはドッと疲れる思いを持ちましたよ。
そりゃ、コロちゃんはいつも「日本の人口減少はもはや所与の条件」で、今から「反転することなどできないよ」とは言ってはいましたよ。
だけど、岸田総理もいろいろ頑張って「少子化対策」を進めていたじゃないですか。それが全く効果が無かったということでしょう?
コロちゃんは、「ダメだ、ダメだ」と言いつつも、ちょっとだけは期待していたのですよ。ああそれなのに・・・ガッカリですよ。
l|li╭( ๐_๐)╮il|liガックリ…
2.「異次元の少子化対策とは何だったの?」
コロちゃんは、ここまで書いて来てやっぱり「少子化の流れを反転させること」は、そもそも不可能なことだったのではないかと思いましたよ。
だって「岸田総理」は「異次元の少子化対策」と名打って、以下のような「政策パッケージ」を行なったのに、それでもダメだったのですよ。
下記で「岸田総理の異次元の少子化対策」を見ておきましょう。
今年の2月に政府は「少子化対策に関する改正法案」を閣議決定しました。その内容は以下と報じられていました。
◎「児童手当の充実」
①「所得制限撤廃」
②「第1子・2子:3歳未満:月1.5万円」
③「第1子・2子:3歳~高校生年代:月1万円」
➃「第3子:0歳~高校生年代:月3万円」
⑤「支給回数:年6回(各2ヶ月分)」
◎「妊婦のための支援給付の創設」
・(10万円支給)
◎「妊婦等包括支援相談事業の創設」
・(出産・育児等の見通しを立てるための面談等の相談支援)
◎「子ども誰でも通園制度の創設」
・(生後半年~3歳未満で保育所に通っていない子どもが対象)
◎「児童扶養手当の第3子以降の加算額の引き上げ」
・(1人親への支援)
◎「出生後休業支援給付」
・(育児休業給付の給付率を10割:28日間を限度:社会保険料免除含む)
◎「育児休業時短給付」
・(2歳未満の子:時短勤務をした場合:給与の10%支給)
◎「育児休業中の国民年金保険料免除措置創設」
◎「支援金制度創設」(医療保険料と合わせて徴収)
ざっと、上記のような内容で「閣議決定」がされています。今あらためて読んでも、過去の「少子化対策」よりも、大分踏み込んでいますよ。
ただ上記の政策の「財源」がまだハッキリしていなくて「岸田総理の置き土産」となっていますが、そんなことは些細な問題です。
コロちゃんが、一番思ったのは上記の政策が「全く効果を上げなかったという事実」です。
これだけ「政策資源」を投入しても、ダメだったならばこれ以上に投入すれば良いのか、それとももう何をやってもダメなのかのどちらなのでしょうか。
皆さんは、どうお考えになりますか? コロちゃんは、後者の「もう何をやっても少子化の流れは変えられない」と考えていますよ。
3.「少子化は世界各国で起きている現象だよ」
それでは、世界各国の「少子化の動き」を見てみましょう。比較するのは「合計特殊出生率の推移」です。
この「合計特殊出生率」では、人口が一定数保つには「人口置換水準:2.07」が必要だとされています。
だから「合計特殊出生率が2.07以下」では、長期的に人口は減少に向かいます。
なお「日本」の昨年2023年の「合計特殊出生率は1.20」です。
2.07を大幅に下回っていますから「人口」が減少するのは当然ですね。過去に「合計特殊出生率」が2.07を下回った年を調べてみますと「1974年の2.05」でした。
この1974年以降の「日本」は、もう人口減少への道を進み始めたとなりますね。
下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出します。
「厚生労働省 諸外国の合計特殊出生率の推移」より
https://www.mhlw.go.jp/content/000826249.pdf
出典:厚生労働省 諸外国の合計特殊出生率の推移より(8月31日利用)
上記のグラフは「厚生労働省」が発表した1950~2019年の「諸外国の合計特殊出生率の推移」です。
グラフには8ヵ国が記載されていますが、右端の最終年に「合計特殊出生率2.0」のラインを上回っている国は1ヵ国もありません。
最終年の「合計特殊出生率」を下に書き出しますね。
◎「合計特殊出生率:2018年:日本のみ2019年」
➀「フランス :1.88」
➁「スウェーデン:1.76」
➂「アメリカ :1.73」
➃「イギリス :1.68」
⑤「ドイツ :1.57」
⑥「日本 :1.36」
⑦「シンガポール:1.14」
⑧「韓国 :0.98」
上記の結果を見てみると、どの国もグラフの数値は、70年近くに渡って右肩下がりに低下し続けてきています。
世界の先進国で「少子化」に進んでいない国は、ただの1国もありません。すべての国が経済成長するとともに必ず「少子化への道」に進んでいます。
ですから、今の「日本」でもし「少子化の流れ」を反転することが出来れば「世界史の例外」となることが出来ますが「まず無理だろう」とコロちゃんは考えていますよ。
4.「家族の形も変わってきたよ」
「出生数」と「婚姻数」のマクロな数字のお話しと、「少子化対策」などの「政策」のお話しばかりではつまらないでしょうから、ここで「家族の形」について見てみましょう。
現在のコロちゃんは、ワンコと一緒に暮らしている「1人暮らし」ですけれど、過去には「コロちゃんと妻と二人の子ども」の4人家族でした。
それが、子どもたちが独立していって、その後に妻が亡くなり、今の一人暮らしになっています。
日本の過去の「家族の形」を調べてみると、かつては「夫婦と子の世帯」が一番数が多かったのです。それが年々「一人暮らし世帯」が増えてきて、今では逆転しています。
➀「単独世帯が社会の主流になったよ」
下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出します。
「内閣府男女共同参画局 家族累計別世帯割合」より
https://www.gender.go.jp/kaigi/kento/Marriage-Family/2nd/pdf/1.pdf
出典:内閣府 男女共同参画局 結婚と家族をめぐる基礎データより(8月31日利用)
上記のグラフは「厚生労働省」が発表した1980~2040年の「家族累計別世帯割合」の推移です。2020年以降は予測ですね。
下に1980年と2015年の「家族累計」の推移を書き出しますね。
◎「家族累計別推移:1980年⇒2015年」
➀「夫婦と子 :42.1%⇒26.9%」
➁「単独 :19.8%⇒34.5%」(➀と➁が逆転)
➂「夫婦のみ :12.5%⇒20.2%」
➃「ひとり親と子:5.7%⇒8.9%」
上記を見ると、1980年には一番多かった「①夫婦と子:42.1%」が、2015年には「②単独:34.5%」に逆転しています。
1980~2015年の35年間の時の流れは、「夫婦と子世帯」が主流だった時代から「単独世帯」が世の中に広がった時代へと転換しています。
分かりやすく言うと、今の「一人暮らしのコロちゃん」が、社会の主流だってことですよ。
o(`⌒´*)oエッヘン!
いやいや、コロちゃんは別に偉くないからね。それに「コロちゃんが社会の主流」じゃなくて、「1人暮らしが社会の主流」ってだけのことですよ。
(。•́ – •̀。)ショボーン…
次に「子どものいる世帯」の子ども数を見てみましょう。コロちゃんちは「男の子2人」でしたよ。
➁「子ども3人が減って1人が増えて来たよ」
下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出します。
「内閣府男女共同参画局 夫婦の出生子ども数の分布」より
https://www.gender.go.jp/kaigi/kento/Marriage-Family/2nd/pdf/1.pdf
出典:内閣府 男女共同参画局 結婚と家族をめぐる基礎データより(8月31日利用)
上記のグラフは「厚生労働省」が発表した1977~2015年の「夫婦の出生子ども数分布」の推移です。
一番上の、緑色ラインは「子ども2人」です。この「子ども2人」が一番多いことは、1977~2015年の間変わりはありません。
他はどうなっているのでしょうか。下に書き出しますね。
◎「夫婦の出生子ども数:1977年⇒2015年」
➀「子ども2人 :57.0%⇒54.0%」
➁「子ども3人 :23.8%⇒17.9%」
➂「子ども1人 :11.0%⇒18.6%」(➁と➂が逆転)
➃「こども4人以上:5.1%⇒3.3%」
⑤「子ども0人 :3.0%⇒6.2%」
ほうほう、目につくのは「➁子ども3人:23.8%⇒17.9%」が減って、「➂子ども1人:11.0%⇒18.6%」が増えていることですね。
それぞれ「➁子ども3人が5.9㌽」減って、「➂子ども1人が7.6㌽」増えています。それでも「子ども2人:いずれも50%台」が、過去も現在も一番多いですね。
そしてあまり目立ちませんが、「⑤子ども0人がジワリと3.2㌽」増えてきています。
この上記の「家族の形の変化」の理由に、コロちゃんは直ぐに「経済力」や「所得の変化」を考えてしまうのですが、皆さんはどうお考えでしょうか。
コロちゃんが上記の内容を読んだ感想としては、「⑤子ども0人6.2%」は意外と少ないと思いましたね。
そして、驚いたのは2015年の「子ども2人以上の夫婦」が「➀子ども2人:54.0%」+「➁子ども3人:17.9%」+「➃こども4人以上:3.3%」=75.2%もいたことですよ。
「結婚したカップル」の7割以上が子どもを2人以上産んでいるのですよ。
コロちゃんは、1970年代の「結婚したら子どもは2人が普通だよ」と言う時代をすごしていましたので、ちょっとホッとした思いを感じましたよ。
ただ、上記のように「➂子ども1人:18.6%」と、「⑤子ども0人:6.2%」を見ると、「少子化対策」は子どもの数を増やすよりは、結婚するカップルを増やした方が効果的なのではないでしょうか。
だって「子ども2人以上の夫婦は既に75.2%」もいらっしゃるのですからね。
上記のグラフを見た結果は、「少子化問題」は「未婚者の増加」だということがハッキリしていますね。
5.「男女の未婚率は激増しているよ」
ここまで調べていくと、これで終わりとはなりにくいですね。上記では「結婚した9割以上のカップル(子ども0人は6.2%)」は、子どもを1~4人以上産んでいるということを見てきました。
だから「少子化対策」に有効なのは「結婚するカップル」を増やすことなのです。
それでは、下記に男女の「未婚率の推移」を見てみましょう。
➀「男性未婚率は30代後半で4.5倍に増えたよ」
下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出します。
「厚生労働省 年齢階級別未婚率の推移(男性)」より
https://www.mhlw.go.jp/stf/wp/hakusyo/kousei/22/backdata/01-01-01-09.html
出典:厚生労働省 令和5年版 厚生労働白書より(8月31日利用)
上記のグラフは「厚生労働省」が発表した1980~2020年の「年齢階級別未婚率の推移(男性)」です。
下に1980年と2020年の「未婚率」を書き出しますね。
◎「年齢階級別未婚率の推移:1980年⇒2020年」
➀「20-24歳 :91.8%⇒95.7%」(3.9㌽増)
➁「25-29歳:55.2%⇒76.4%」(21.2㌽増)
➂「30-34歳:21.5%⇒51.8%」(30.3㌽増)
➃「35-39歳 :8.5%⇒38.5%」(30.0㌽増)
⑤「40-44歳 :4.7%⇒32.2%」(27.5㌽増)
⑥「45-49歳 :3.1%⇒29.9%」(26.8㌽増)
⑦「50-59歳 :2.1%⇒26.6%」(24.5㌽増)
あー、疲れた。計算するのが大変でしたよ。
(*´Д`)=3ハァ・・・
いやいや、1980~2020年の40年間に「未婚率」は激増していますね。
何歳が一番「未婚率」が増えているかと言うと、「青色ラインの➂30-34歳(30.3㌽増)」と「黄色ラインの➃35-39歳(30.0㌽増)」がボリュームゾーンですね。
上記の「黄色ラインの➃35-39歳 8.5%⇒38.5%」の未婚率は、4.5倍に増えていますよ。凄まじい激増ですよ。
やっぱり「30代」だよね。この年代に結婚しないと、その後は難しいんだよなー。
( ̄へ ̄|||) ウーム
➁「女性未婚率は20代後半が2.7倍に増えたよ」
次に「女性」の方も見ておきましょう。
下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出します。
「厚生労働省 年齢階級別未婚率の推移(女性)」より
https://www.mhlw.go.jp/stf/wp/hakusyo/kousei/22/backdata/01-01-01-09.html
出典:厚生労働省 令和5年版 厚生労働白書より(8月31日利用)
上記のグラフは「厚生労働省」が発表した1980~2020年の「年齢階級別未婚率の推移(女性)」です。
下に1980年と2020年の「未婚率」を書き出しますね。
◎「年齢階級別未婚率の推移:1980年⇒2020年」
➀「20-24歳 :77.8%⇒93.0%」(15.2㌽増)
➁「25-29歳:24.0%⇒65.8%」(41.8㌽増)
➂「30-34歳 :9.1%⇒38.5%」(29.4㌽増)
➃「35-39歳 :5.5%⇒26.2%」(20.7㌽増)
⑤「40-44歳 :4.4%⇒21.3%」(17.0㌽増)
⑥「45-49歳 :4.5%⇒19.2%」(14.7㌽増)
⑦「50-59歳 :4.4%⇒16.5%」(12.1㌽増)
あー、疲れた。また計算するのが大変でしたよ。
(*´Д`)=3ハァ・・・
しかし、驚きましたね。「赤色ラインの➁25-29歳は(41.8㌽増)」ですよ。「未婚率」は倍増どころか2.7倍に激増しています。
これを見ると、女性の25-29歳の婚姻率を増やさないと、子どもは増えていかないということになりますね。
6.「コロちゃんの結婚と子育て時代」
コロちゃんは、1970年代に妻と出会い結婚しました。その後1980年代に2人の子どもが生まれて4人家族となっています。
ですからコロちゃんが子育てをした期間は、1980年代から1990年代にかけてでした。
しかし今から振り返って見ると、当時の世の中の普通の青年と女性の歩んできた道を、コロちゃん夫婦は歩いてきた様に思われます。
この1980年代は「一億総中流」の時代です。会社員の夫と専業主婦の組み合わせの「昭和モデル」は、当時のデフォルトでした。
会社員の夫は、残業や休日出勤も厭わず働き、企業は家族を養えるだけの給料を保証するという「昭和モデル」が全盛だったのが、1980年代の日本でした。
その日本が変わっていったのが1990年代です。1991年のバブル崩壊以降に「日本経済」は、長い低迷期に突入します。「銀行破綻などの金融危機」が続いていました。
その後の2000年代から、企業経営者は「賃金を上げない選択」に踏み切っています。経団連の当時の奥田会長(トヨタ会長)が、ベアゼロを言い出したのが2002年です。
それ以降の企業経営者は、雇用者の賃金は上げない選択と同時に、退職者の後補充を「非正規雇用」とする道に踏み込んでいます。
しかし、この選択は「既に雇用している会社員は守る」と言う道でもありました。
だから被害を受けるのは、新たに就職する若者に集中される結果となっていました。就職氷河期は1993~2004年です。
その時期に新卒・就職した方は大きな被害を未だに受けていますね。さらに、激増した「非正規雇用者」も被害者ですね。
1990年代から2000年代の企業と雇用者の動向を見ると、それまで勤めていた雇用者は被害をほとんど受けていません。
だから「団塊世代」が逃げ得をしたとの声は正しいとコロちゃんは考えていますよ。確かに、「団塊世代」の多くは逃げ切れたのですよ。
このような「日本経済の動き」を背景にして、コロちゃんは「子育ての時代」を過ごしていたのです。もちろん、その時のコロちゃんは「日本経済の動き」なんて何も分かっていませんでしたよ。
当時は夫婦で力を振り絞って「普通の生活」を守り切ったと思っていましたが、何のことはない「運が良かった」のですよ。
「日本企業」は、不況になったからと言って解雇やレイオフはしませんでした。新規雇用を抑制するか、退職者の補充を非正規雇用にする道を選択しました。
もちろん業種によっては、希望退職やリストラをせざるを得ない企業も出てきていますが、コロちゃんの会社はなんとか構造不況からは逃れていましたね。
だから、コロちゃんは子育ての1980年代から、その後を通しても「経済的不安」は抱いたことはありませんでした。
そのように過去を振り返って見ると、コロちゃんの「人生すごろく」は運が良く転がって行ったとの思いを持ちますね。
なによりも、2人の子どもを得て無事に独立させることが出来たのですからね。
7.「貧しくとも誇りがあれが生きていけるよ」
今日のブログは、「出生数がまた減った」という新聞記事から、「少子化対策」の政策効果の考察をしてみました。
そして、何よりも「少子化対策」には、多くの若者の結婚が不可欠という認識を書いてきました。
コロちゃんは、今の若者たちが「所得の減少」の中で、「結婚」という選択を選ばずに「おひとり様」として生きる道を選択することを残念なことだと思っています。
なぜかと言うと、今のコロちゃんは「貧しくとも誇りを持って生きている」からです。
その「誇り」とは下記の3つです。
◎「コロちゃんの貧しくとも抱いている誇り」
➀「全力で生きて来た」
➁「自分たちの力だけで生きて来た」
➂「子どもたちを自立させた」
コロちゃんと今は亡き妻は、1970年代の前半に一緒になって以来、ずっと2人の力だけで常に全力で生きてきました。
そして、2人の子どもを四苦八苦しながら育て上げ自立させることができました。
この上記の3つは、コロちゃんと亡き妻の「誇り」です。これを心に抱いている限り、コロちゃんは「貧しさ」は苦になりません。
子どもたちが幼い時には、給料を増やすために無我夢中で働いていたコロちゃんですが、今は「貧しさよりも誇りが持てないことの方が辛い」と思っていますよ。
この様に考えているコロちゃんにとっては、結婚しないで「おひとり様」の道を選択する若い方たちには、貧しくとも結婚して子育てをすることは、その後の人生の喜びに繋がるよと言いたいですね。
今日のブログでは、最後にコロちゃんの思いのたけを書いてみましたが、少しでもお読みの皆さんの心に響くことがあれば嬉しいですよ。
コロちゃんは、社会・経済・読書が好きなおじいさんです。
このブログはコロちゃんの完全な私見です。内容に間違いがあったらゴメンなさい。コロちゃんは豆腐メンタルですので、読んでお気に障りましたらご容赦お願いします(^_^.)
おしまい。
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