おはようございます。今日のコロちゃんは「太極拳の日」なんですよ。もう少したったら家を出る時間になります。
コロちゃんは、「長男・次男」がうるさ・・・ゲフンゲフン、やさしくいつも「ジムへ行け!」とのアドバイスに従って、現在週に2回「ジム」へと通っているのです。
(´ρ`*).ゲフンゲフン
その内の「1回は太極拳の日」なのですよ。ここの「ジム」では、「1時間¥500円」の「やさしい太極拳の教室」を開催しているのです。
この「太極拳の先生」は、コロちゃんと「同年代ぐらいの女性」のですね。ただコロちゃんと違うところは、その「体幹の強さ」です。
この「先生」は、どんな動きをしても「安定感」が抜群でシッカリしていることが一目で見て取れるのですよ。
コロちゃんも、ちょっとぐらい見習いたいものですよ。だけど、コロちゃんはここで「太極拳」をまねてトレースしても、いつもフラフラしていますよ。
「達人への道」は、はるか彼方へ伸びていますね。コロちゃんはちょっとでも進んでみたいですよ。
そんな「太極拳のコロちゃん」が、今日は「消費税増税は無理なのか?」をカキコキしますね。
0.「今日の記事のポイント」

コロちゃん
今日の記事は、下記のような内容になっていますよ。どうぞ最後まで楽しみながらお読みください。
☆「コロちゃんは消費税増税論者だけど・・・と、増税のハードルは著しく上がったよ」
☆「経済の好循環は失敗だったよと、コロちゃんと消費税導入の記憶」

1.「コロちゃんは消費税増税論者だけど・・・」
つい先日に行なわれた「参議院選挙」では、全ての政党が「消費税減税か給付金」を訴えていました。
コロちゃんは、その風景を見ながら「今の日本では消費税増税は無理なのか?」と思わず考えてしまいましたよ。
そんな時にコロちゃんは「日経新聞」で「消費税なき社保改革の難路」との見出しの記事が目に入りました。
コロちゃんが読んでみると、この記事では「今後取りうる政策手段」として2つを上げているのです。下記の2つですね。
◎「今後取りうる政策手段」
①「社会保障給付のあり方を見直して伸びを抑える」
②「負担能力のある高齢者には支える側に回ってもらうこと」
これって「もう消費税造成は無理」だから、「セカンド・サードプラン」を考えようって言う事ですよね。
うーむ、最初の「①社会保障の見直し」って、「年金削減」とか「医療費負担」を増やすとかですよね。
( ̄へ ̄|||) ウーム
こりゃ「ハードルが高い」わ。
(*。_。)⁾⁾ゥンゥン
記事ではこの「①②も難路だ」と書いてあるのですが、コロちゃんは「消費税増税」は今後取りうる選択肢に入らないということに、ちょっとショックを感じながら読みましたよ。
それでは、この「記事の内容」を次に簡単にご紹介しますね。

2.「増税のハードルは著しく上がったよ」
この「消費税なき社保改革の難路」の見出しは、「日経新聞編集委員の柳瀬和央氏」の署名入り「論考」です。
「柳瀬編集委員」は、まず「参院選では消費税の不人気ぶりが浮き彫りになった」として、「税率10%超への増税ハードルは著しく上がったとみるべきだろう」と見解を明らかにしています。
その上で「社会保障給付の現状」を、以下のように述べています。
◎「社会保障給付の現状」
(年金・医療・介護など)
①「2025年度:約140兆円」
(過去30年間でほぼ倍)
(毎年度2.4兆円増)
(参考:公共事業費:約6兆円)
(参考:防衛費 :約8.7兆円)
うーむ、さらにこの「①毎年度2.4兆円増」は「消費税1%(約2兆円程度)」を上回っているというのですよ。
( ̄へ ̄|||) ウーム
つまり「社会保障増」を、もし「税収」でまかなうとしたならば、「毎年消費税を1%増税」してもまだ足らないというのですよ。
②「社会保障に必要な費用」
(今後15~20年は増え続ける)
(2040年度の給付費は188~190兆円)
(2040年度時点の生産年齢人口は約6000万人、現在より約1300万人減)
あー、これって「減った生産年齢人口(15~64歳)で高齢世代を支える」ようになるってことですよね。
( ̄Д ̄*)アー
それに「冒頭で2025年度の社会保障給付は約140兆円だ」と書いていましたから、15年後の「2040年度には44~50兆円」も増えることになりますよ。
そこでこの増える「44~50兆円」をどうして調達するのかですよ。
「柳瀬編集委員」は、以下のように書いています。
「社会保障の負担に占める消費税の比重を高めていけば・・・現役世代に片寄る負担を引退世代にも分かち合ってもらう効果が期待できる」
これって「消費税増税」のことですよね。しかし、その後にすぐに「それは無理というニュアンス」の書き方をしていますね。以下ですよ。
「消費税の追加導入という手段が取れない状態で負担の改革を進めるには、社会保険料の算定に金融資産の保有状況を勘案する精緻な仕組みをつくるしかない」
しかし、この「高齢者の金融資産の把握」って出来るんでしょうか?
「柳瀬編集委員」の論考は、最後を「消費税の増税を封じられた少子高齢化対策はいばらの道である」と締めていますよ。
コロちゃんが読んだ限りは、「柳瀬編集委員」は「社会保険料が15年後には44~50兆円も増えることへの対処」を以下の3つの提示をして、どれも「いばらの道だ」と言っていると感じましたよ。
◎「社会保険料増への対処方針の選択肢」
①「消費税増税」
(消費税の不人気が浮き彫りに)
②「社会保障給付を見直して伸びを抑える」
(言及無し)
③「高齢者の金融資産を把握し負担者にする」
(否定的な国民が少なくない)
コロちゃんが読んだ限りでは、「柳瀬編集委員」は本来は「社会保険料(年金・医療・介護など)」の増加には、「①消費税増税」が出来れば良いのだが、おそらく無理だとみているのでしょう。
その根拠は、今回の参議院選挙での「消費税の不人気ぶり」ですよね。
そして「②社会保障給付を見直して伸びを抑える」は、記載はないのですが、これは「現在の給付を削ること」になりますので無理と見ているのではないでしょうか。
最後の「②高齢者の金融資産を把握し負担者にする」を、残った選択肢としているのですが、実行の困難さから「ため息をついている」ように思えましたよ。
コロちゃんは、市井のおじいちゃんですから、誰にも遠慮などはしませんよ。堂々と最初の「①消費税増税」を推奨しますよ。
だけど、どうしてもダメだというのならば、最後の「③高齢者の金融資産を把握し負担者にする」にも賛成しますね。
コロちゃんは、巨額の「金融資産」など持っていませんからね。いつでも「マイナンバーカードでの把握」はドンとこい!ですよ。
щ(゚д゚щ)カモーン
だけど、今後の「日本の将来の選択肢」がこの3つしかないとは、何とも辛い話ですね。皆さんだったら、どれを選びますか? もう一度書いておきますよ。
◎「日本の将来の選択肢」
①「消費税増税」
②「社会保障給付を見直して伸びを抑える」
③「高齢者の金融資産を把握し負担者にする」
確かに、どれを選んでも「いばらの道」ですよね。
なお、この「日経新聞」の「消費税なき社保改革の難路」の論考をお読みになりたい方は、下記のリンクのクリックをお願いします。


3.「経済の好循環は失敗だったよ」
ここで、ちょっとコロちゃんの考えを書きますね。
コロちゃんは、上記の「論考」を読んで「日本の将来の選択肢」が著しく少なくなったと感じましたよ。
まずは、2040年の「社会保障(年金・医療・介護など)」が188~190兆円となるとの内容は「2018年の厚生労働省の社会保障審議会医療部会」で既に発表されているのです。
「社会給付が激増する」のは、もう7年前にはとっくに分かっていたのですよ。
ところが「その財源をどうするのか?」は、遅々として議論が進みませんでした。もちろん「社会保障給付を削減する」とか「消費税を増税する」とかもあまり出ていませんよね。
今から振り返ってみると「経済の好循環」が始まったのは「2021年の10月の岸田前政権の発足」からです。
この「経済の好循環」は、まずは「賃金を上げること」から始まりましたね。その後は「物価の上昇」が始まって「実質賃金」が下がり続けて、「消費支出」が減ることが続きました。
この「物価上昇」を振り返ってみると、以下のようになっていました。
◎「物価上昇率」(生鮮食品を除く総合)
①「2021年:-0.2%」
②「2022年: 2.3%」
③「2023年: 3.1%」
④「2024年: 2.5%」
https://www.stat.go.jp/data/cpi/sokuhou/tsuki/pdf/zenkoku.pdf
(出典:総務省 消費者物価指数 全国2025年6月分より:7月27日利用)
皆さん、上記の「物価上昇率」を見て、2025年の現在になってから「消費税増税」が出来ると思われますか?
既に「物価上昇」は、上記のように「丸3年以上」続いています。コロちゃんのような貧しい庶民は「生活苦」が徐々に迫ってきています。
とてもではないですが、現状では「消費税増税」などは受け入れられないとみなが叫ぶでしょう。
それでは、この「物価上昇の原因」には何があったのでしょうか。
1つは「円安による輸入物価の高騰」ですよね。また2つ目には「ウクライナ戦争による原油の高騰」もあったかと思われます。
しかしコロちゃんは、「企業経営者」が「賃上げ」を予想し、その「原資」を確保するために「値上げ」をしたことも大きな要因だったと思ったのです。
ちょっと「経済の好循環の仕組み」を見てみましょう。下記ですよ。
◎「経済の好循環の概念」
①「賃上げ」⇒
②「消費の拡大」⇒
③「物価上昇」⇒
④「企業利益増加」⇒
⑤「賃上げに戻る」
上記を見ると、最初が「賃上げ」から始まっています。
「有能な経営者」ならば、来年も続く「賃上げ」を予想して、「商品の値上げ」を進めることぐらい考えても不思議ではありません。
コロちゃんはここまで考えて、「岸田前総理」が上記の「経済の好循環」を始める時にちゃんと「物価の上昇が先行すること」を考慮したのかと疑問を持ちましたよ。
つまりコロちゃんの言いたいことは、「消費税値上げを先行すべきだった」と言う事です。
「デフレ経済」で、物価が30年間上がらなかった時こそ「消費税増税のチャンス」でしたよ。
現在のように「物価上昇が続く中」では、到底「消費税増税」に国民の理解を得ることは出来ないでしょう。
今から振り返ってみれば「経済の好循環」は手順違いでしたよ。
「政府」が「賃上げ」を呼びかければ、「経営者」の「値上げが始まり物価が上昇する」ことを計算していなければなりませんでしたね。
そして一度物価が上昇し始めれば、もう「消費税増税」を訴える環境が失われてしまいます。
それでもコロちゃんは「消費税増税」支持しますけれど、こうなってしまうと実現は無理そうですよ。
最後にもう一度「日本の選択肢」を書きますね。
皆さん、どれを選びますか? どれも難しい「究極の選択」ですよ。選ぶのは皆さん全員ですよ。
◎「日本の将来の選択肢」
①「消費税増税」
②「社会保障給付を見直して伸びを抑える」
③「高齢者の金融資産を把握し負担者にする」

4.「コロちゃんと消費税導入の記憶」
今日のテーマは「消費税増税は無理なのか?」でしたので、過去の消費税の歴史を簡単に振り返った後に「コロちゃん話」を書きますね。
「日本」で「消費税」が導入されたのは、以下の経過をたどりました。
◎「消費税導入の歴史」
①「1989年:3%導入」
(竹下総理退陣)
②「1997年:5%に」
(橋本総理退陣)
③「2012年:段階的に10%にすることを決めた」
(野田総理退陣)
④「2014年: 8%に」
「2019年:10%に」
(安倍総理)
うーむ、こうやって見ると「消費税増税」は「時の総理」にとっては「鬼門」ですよね。
(´ヘ`;)ウーム…
最後の「④安倍総理」を除いて、全部の「総理大臣」が退陣していますよ。こう見ると「安倍元総理」って「運が良かった」ように見えてきましたよ。
だけど「安倍元総理」は、テロにあいましたからね。安らかにお眠りください。
(-∧-)ナムナム
そこで、最後の「コロちゃん話」は、「消費税導入エピソード(1989年)」を書いてみましょう。
日本で最初に「消費税」が導入されたのは1989年でした。最初は「3%」でしたよ。その時の「スーパーや商店」では「1円玉」が足りなくなって、大わらわとなりましたね。
その時起きた問題は、端数をどう扱うのかです。「100円の3%は3円」ですけれど「30円の3%は0.9円です」。しかしこの端数は切り捨てにする小売店がほとんどでした。
その時に話題に上がったのは、「コンビニ」で「ビックリマンチョコ(1個30円)を購入した小学生の話です。
この1980年代の子どもたちの間では「ビックリマンチョコ」が大流行していたのです。
ある「小学生」がお小遣いの300円を持って「ビックリマンチョコ(1個30円)」を買うと、それまでは10個買えたのが9個しか買えなくなりました。
「30円×10個=300円」の他に「消費税の9円(3%)」がかかりますからね。
しかし、レジに1個ずつ持っていけば「30円×1.03=30.9円(0.9円は切り捨て)」となり10個買うことが出来ると騒がれたのです。
これではさすがに「コンビニの店員さん」が困ったかと思われますが、ホントにこんな小学生がいたのかはコロちゃんは知りませんよ。
だけど、当時のコロちゃんの子どもたちは「5歳と3歳」でした。おもちゃ箱の中に「ビックリマンシール」が入っていたことを憶えていますよ。
当時の「小学生」の間での「ビックリマンシール」の流行りぶりは、街角に「チョコレートが大量に捨ててあった」との報道が流れるほどでしたよ。
「ビックリマンシール」の収集に熱中した「小学生」は、「ビックリマンチョコ」を買った後に「シール」のみを取り出して、後の「チョコ」は捨ててしまっていたと言われていましたよ。
こんな「豊かな時代」もあったのですよ。
今のコロちゃんは、1980年代の「一億総中流時代」らしいエピソードだと思いましたね。
今日の最後の「コロちゃん話」は、「消費税とビックリマンチョコの思い出」でしたよ。
最後に「消費税」が導入された1989年に、ビックリマンシールを集めていたコロちゃんの長男と次男のフォトをお見せしますね。場所は「群馬サファリパーク」でしたよ。

あの頃は楽しかったなー。コロちゃん一家にとっては、1980年代はとても「良い時代」でしたよ。
コロちゃんは、社会・経済・読書が好きなおじいさんです。
このブログはコロちゃんの完全な私見です。内容に間違いがあったらゴメンなさい。コロちゃんは豆腐メンタルですので、読んでお気に障りましたらご容赦お願いします(^_^.)
おしまい。

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