【社会考】飲んだら飲むな・・ん?(飲酒ガイドライン)

社会

おはようございます。いやいや今朝は暖かかったですね。まるでもう「春が来た」ような気温でした。

昨日も日中は20℃近くまで気温が上昇して、まるで5月の「黄金週間」の頃のような暖かさでしたよ。

もうこのまま「春」となってもコロちゃんは歓迎しますけど、さすがにまだ早いでしょうね。

腰痛コロちゃんは、冬の寒さが苦手ですから、出来れば「寒の戻り」がない事を祈りますよ。ワンコも暖かい方が気分が良いらしく、今朝もポコポコ歩いてましたよ。

きょうは「飲酒ガイドラインについて」をカキコキします。

0.「今日の記事のポイント」

by<br><span class="bold-blue">コロちゃん</span>
by
コロちゃん

今日の記事は、下記のような内容になっていますよ。どうぞ最後まで楽しみながらお読みください。

☆「お酒飲みますかと、お酒に寛容な日本社会」

☆「健康に配慮した飲酒に関するガイドラインと、高血圧少し飲んでも発症リスク」

☆「飲むなら純アルコール量を考えようと、飲むならば健康に配慮してね」

☆「酒なくて何の己が桜かな」

1.「お酒、飲みますか?」

皆さん、「お酒」を召し上がりますか?

コロちゃんは、10年前に「大腸がん」を患った時に「禁酒」して、そのまま現在までほとんど飲んでいません。

それ以前には、晩酌型で毎晩夕食時には必ずお酒を頂いていましたね。またコロちゃんの「長男一家家長様」は、今でもお酒をほぼ毎晩たしなんでいると聞いています。

なぜ、いきなりこのような話題を選んだかというと、先日の2月19日に「厚生労働省」が「飲酒ガイドライン」を公表したのです。

個人の趣向である「飲酒」について、わざわざ「国家の機関」が口を出す理由は、飲酒が「国民の健康に明らかにネガティブな影響を及ぼしている」との認識があるのでしょう。

そこで今日は、その「飲酒ガイドライン」を見てみようと思いますね。

その前に、この飲酒と日本社会のかかわりについてちょっと見ておきましょう。

2.「お酒に寛容な日本社会」

もともと「日本社会」には、酒の上での失敗に寛容な土壌がありました。

よく「宴会」での「無礼講」という言葉を聞きますよね。お酒を飲んだ時の失敗は大目に見ようという寛容な雰囲気が「昔の日本社会」にはあったのです。

話しはちょっと変わりますが、この「無礼講」とい概念は、日本には古代からあったようです。

しかしその「無礼講」という言葉が歴史上確認できるのは、鎌倉時代の1320年代初頭に儒学者「日野資朝」と「日野俊基」が開いた会合の記録だそうです。

けっこう古くから使われていた言葉なのですよね。

そして、その「無礼講」の語源は、神事由来とされています。

神様にささげた酒を、その後に上位の者から順番にお神酒を頂くのが「礼講」で、その後に皆でいただく宴席が「無礼講」とされたようですね。

そのような伝統を持つ「日本」では、長く「酒飲み」に寛容な時代が続いていました。

今では考えられないことですが、車の「飲酒運転」には、以前は罰則がなかったのです。

初めて「道路交通法」に「飲酒運転の規定」が出来たのは1960年ですが、その「規定」には「罰則」が無かったのです。

コロちゃんがまだ「小学生」の頃の事ですね。あの頃はまだ車が一般に普及する前でしたから、よほどのお金持ちでないと、自家用車は所有できない時代でしたね。

その後初めて「飲酒運転」に「罰則」が出来たのは1970年でしたが、その時はまだ軽い「罰則」でした。

この頃から「日本社会」は高度成長期に入り、だんだんと一般庶民でも車が手が届くようになって行きました。

自家用車の普及につれて「飲酒運転」も増えていきましたが、まだまだ「罰則」は軽かったようです。

その後の1990年代になった頃から、悪質な「飲酒運転」が続いたことから、ようやく「厳罰化」が進められたのです。

最初に「飲酒運転」が「厳罰化」されたのは2002年です。その後2007年、2009年と「飲酒運転厳罰化」の法制化が相次ぎ、現在に至っています。

もともと「酒の上の事ですから・・・」と、「飲酒」に寛容だった日本社会が、相次ぐ「飲酒事故の続発」により、徐々に厳しく変わっていったと言えると思いますね。

3.「健康に配慮した飲酒に関するガイドライン」

これでやっと「厚生労働省」の「飲酒ガイドライン」に入れますね。正式名称は「健康に配慮した飲酒に関するガイドライン」です。

この「ガイドライン」では、アルコール健康障害の発生を防止するために、不適切な飲酒を減らすことを目的としているとしています。

そして、飲酒する習慣がない方等に対して無理に飲酒を勧めることは避けるべきであると、よけいなお世・・・ゲフンゲフン・・ご親切にも指摘しています。
(@_+ *)ヨッパラッタ

内容としては、「飲酒による疾病・行動のリスク」や「飲酒量・飲み方・避けるべき飲酒」などを示すとしていますね。

また「飲酒する習慣がない方等に対して無理に飲酒を勧めることは避けるべきである」と、ご丁寧にアドバイスしてくださっています。

なんかコロちゃんがこの「ガイドライン」を読んでいたら、「親の小言と冷たい酒はすぐにきかずに後できく」ということわざが頭に浮かびました。

このことわざは、親からの小言は、言われたときは反発したりしますが、しばらく時間が経つとその通りだなと納得したりすることを言ったものです。

この「ことわざの意味」はどうでもいいのですが、コロちゃんが感じたことは「飲酒の是非」を「親の小言」でならわかりますが、「これはわざわざ国家がするものなのか?」という疑問ですね。

コロちゃんは、語る内容の是非よりも、上から目線でお説教されるのが嫌いなんです。
(゚Д゚)ウゼェェェ

(ホントめんどくさいヤツですねコロちゃんは!)

まあ、せっかくですから内容を見てみましょう。

4.「高血圧、少し飲んでも発症リスク」

やはり、皆さんとコロちゃんが気になるのは「疾病(しっぺい)」でしょう。お酒を気持ちよくいただいても、後でいろいろな「病気」の原因になるのでは困りますよね。

この「ガイドライン」には「少しでも飲酒をするとリスクが上がると考えられる疾病(0g<)」が紹介されています。

表題は「我が国における疾病別の発症リスクと飲酒量(純アルコール量)」となっています。それでは下記に書いてみますね。

◎「少しでも飲酒をするとリスクが上がると考えられる疾病」

①「高血圧(0g<)」
②「胃がん(0g<)」
③「食道がん(0g<)」

全部で12種類の疾病の内で、「少し飲んでもリスクあるよ」というのは、上記の3つでした。

コロちゃんの亡くなった妻が「高血圧」で、長いこと薬を服用していましたが、亡くなる少し前に「脳梗塞」を発症していました。

3ヶ月の入院の後に退院してきましたが、身体が不自由になり、その当時に予定されていた「次男の結婚式」に出席するんだと一生懸命にリハビリに取り組んでいたことを思い出しましたね。

妻はその後に「肺がん」に罹患して亡くなりましたが、高血圧は「脳障害の発症リスク」がありますから、とても怖い病です。

これが怖い方は、ぜひ断酒をお勧めしますよ。ああ怖い。
(ll゚Д゚)怖ァ・・

5.「飲むなら純アルコール量を考えよう」

上記のような疾病のリスクを理解しても、まだお酒を飲みたいと言うのが人の常ですね。いくら「厚生労働省」が文書を発表しても、言う事を聞く方は余りいらっしゃらないでしょう。

その点は「厚労省」もよくわかっていて、それでもお酒を飲む方に向けて「あんまり飲むなよ、この程度にしろよ」と、ご親切にも「純アルコール量」を記載しています。

この「純アルコール量」の計算式は、以下の通りです。

「純アルコール量(g)=摂取量(ml)×アルコール濃度(度数/100)×0.8(アルコールの比重)」

こんなの読んでもわかりませんよね。特にお酒を飲んでいる時に、いちいちこの計算をしながら飲むなんて誰もするはずはありません。

そこで、お酒ごとに目安が報じられています。

上記で「少しでも飲酒をするとリスクが上がると考えられる疾病」としては、「高血圧・胃がん・食道がん」を挙げています。

この「高血圧・胃がん・食道がん」は、1滴でも飲むとリスクが増えるとしており、閾値(それ以下ならノーリスクとする値)がないのです。

それでは、次に「1日の純アルコール量が20g以上の飲酒をするとリスクが上がる」と考えられる疾病を見てみましょう。

❶「脳卒中  :20g/日)」
❷「大腸がん :20g/日)」
❸「前立腺がん:20g/日)」

これを読んでも「20g/日)」って、どの位かわかりませんよね。下記にモデルケースを書きますね。

◎「純アルコール量20g」

①「ビール:中瓶1本:500ml」
②「日本酒:1合:180ml」
③「ウイスキー:ダブル1杯:60ml」
➃「ワイン:グラス2杯弱:200ml」
⑤「酎ハイ:缶1本:350ml」
⑥「焼酎:グラス1/2杯:100ml」

皆さん、これ以上飲んだらダメですからね。これ以下なら安心なんですからね。

コロちゃんは、10年ちょっと前に「大腸がん」に罹患する以前は、毎日晩酌で「焼酎の水割り」を2杯ほど飲んでいましたね。

この上記の一覧を見ると、「⑥焼酎:グラス1/2杯:100ml」となっています。それに比べると、コロちゃんは大分お酒を飲みすぎていました。

だからコロちゃんは「大腸がん」になっちゃたのかなー?

まあコロちゃんは「大腸がん」に罹患した後に、「手術・抗がん剤治療」で完治しましたから、今も元気でブログをカキコキできていますけど、これは紙一重で生き残ったわけですよ。

やはりお酒の飲み過ぎは怖いですね。

全国のがん患者の「死亡数の順位」は、1位が肺がんで、2位が大腸がんです。

そして日本人が、がんで死亡する確率は「男性:26.2%(4人に1人)」で、「女性17.7%(6人に1人)」となっており、がんは怖い病いなのです。

皆さんも、このような知識を頭においてから、お酒を飲んだ方がいいですよ。

「大腸がん」に罹患したことのあるコロちゃんが言うのですから間違いないですよ。

6.「飲むならば、健康に配慮してね」

この「ガイドライン」は、飲酒をやめろとは言っていません。あくまでも「リスクを理解してね」との立場ですね。

そこで「どうしても飲むならば、健康に配慮して飲みましょう」と、ご丁寧に具体的な内容を指南までしてくださっています。

下記に書いてみますね。

◎「健康に配慮した飲み方」

❶「自らの飲酒状況等を把握する」

何をいまさら、とコロちゃんは思いましたが、そういえばコロちゃんも終電で遠方の終着地駅まで乗り過ごしたこともありましたね。

目を覚ました時には「一体ここはどこだ?」と驚きましたよ。
\(゜ロ\)ココハドコ?

あの時は、おそらく飲み過ぎていたのでしょうから、飲んでいる時に「自らの飲酒状況を把握できていれば・・・できるかそんなもん!」
( ゚д゚)ケッ

あ、失礼しました。思わず本音がちょっと漏れてしまいました。だけどお酒を飲んでいる時に「飲酒状況を把握」は困難ですよね。

この「ガイドライン」では、「自分の状態に応じた飲酒によりリスクを減らせ」と言っていますね。

❷「あらかじめ量を決めて飲酒をする」

うんうん、これは「晩酌型」となっていれば、毎日飲む量はほとんど同じですよ。ただ、何か気分が良い事があると、「御褒美にもう1杯!」となることたまにはありましたけどね。
((乂°∀°))ダメダヨー

❸「飲酒前又は飲酒中に食事をとる」

これも、コロちゃんはキチンと夕食は食べていましたが、亡くなったコロちゃんの妻は夕食は「お酒とつまみのみ」でしたね。

それが悪かったのかなー? 

亡き妻は晩年に「脳梗塞」と「肺がん」を発症しましたからね。

➍「飲酒の合間に水(又は炭酸水)を飲むなど、アルコールをゆっくり分解・吸収できるようにする」

これも、コロちゃんと妻は、水や炭酸水などを飲むことはなかったですね。

大体そんなことをしたら、お腹がタプンタプンになって、お酒が入らなくなっちゃ・・・あ、それが目的ですか? 

確かに、そうすれば飲むお酒の量は減りますね。

だけど、お水や炭酸水をお酒の間に飲むと、満足度は低下しますね。

❺「一週間のうち、飲酒をしない日を設ける」

いわゆる「休肝日」というやつですね。これはコロちゃんも妻も守っていませんでしたね。毎日毎日毎人、全く休まずに1年中夕食時には「晩酌」をしていました。

何しろ、コロちゃんも妻も「わかっちゃいるけどやめられない」の世代ですからね。

(♬わかっちゃいるけどやめられない♪:1961年:スーダラ節:歌:ハナ肇とクレージーキャッツ:作詞:青島幸雄:作曲:萩原哲晶)

コロちゃんが「大腸がん・悪性リンパ腫」に罹患し、妻が「脳梗塞・肺がん」で亡くなった原因には、お酒もあったのかもしれませんね。

ただコロちゃんは、過去の生活スタイルに後悔はありませんから、このブログをお読みの皆様は、コロちゃん夫婦の「アルコール飲酒生活」を「反面教師」とすることをお勧めしますよ。

(反面教師とは?:反省の材料となるような人や事例を指す:1957年中国:毛沢東演説が初出)

7.「酒なくて何の己が桜かな」

コロちゃんは、若い時からあまりお酒は強くなかったものですから、20代の頃はあまりお酒を飲むことはしませんでした。

しかし、30代に転職して夜勤勤務をするようになると、朝帰宅後になかなか眠れないのですよね。そこで「寝酒」に軽くお酒を頂くようになりました。

一方、コロちゃんの亡くなった妻の方は、お酒が強かったですね。酒豪でしたよ。飲んでも飲んでも乱れることが無かったのです。

まあ、コロちゃんが妻にかなわなかったのは、お酒だけではないですけどね。最後の黄泉への旅路でも先に逝かれてしまいましたよ。

まったくあいつには最後までかなわなかったなー。
 <(; ^ ー^) マイッタマイッタ…

お酒の飲み過ぎは健康には悪いと百も承知しながら、コロちゃんと妻は長年夕食時に2人でお酒を飲んでいましたね。

今思いだしても、心がほんわりと暖かくなる「団らんの時間」でしたよ。

どんなお話を交わしていたかというと、日常のつまらない出来事ばかりだったのですが、それがコロちゃんを心から励ましてくれていたのですよね。

「酒なくて何が己の桜かな」という川柳があります。(出典:滑稽本:大わらい臍の西国)

これは「酒がなければ、花見をしようと月見をしようと、まことにおもしろくないものだ。花見には酒がつきものだ」という意味のようです。

コロちゃんが言うとしたら「酒無くして何が己の人生だ」でしょうか。

お酒があるから、妻との夕食時の晩酌のひと時があったのですよね。

コロちゃんは、長い人生の中で、「辛い時・イヤなことがあった時・苦しい時」に、1杯のお酒を飲むことでぐっすり眠れたは夜は多かったですよ。

だから、上記でお酒のネガティブな情報をたくさん知っても、お酒には良い所はあると思っていますよ。

ただ、健康に悪いほど飲むのは周りの方が迷惑しますから、ほどほどに飲んでねと言う事で、今日は〆ましょう。

皆さんも、コロちゃんの「長男一家家長様」も、飲み過ぎには気を付けましょうね。

(「長男一家家長様」は毎晩お酒をたしなんでいるそうです。酒豪だったコロちゃんの妻の遺伝子を引き継いだようですよ)

コロちゃんは、社会・経済・読書が好きなおじいさんです。

このブログはコロちゃんの完全な私見です。内容に間違いがあったらゴメンなさい。コロちゃんは豆腐メンタルですので、読んでお気に障りましたらご容赦お願いします(^_^.)

おしまい。

MariyaによるPixabayからの画像

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