【経済考】「電気料金」が上がるってよ!

経済

お早うございます。コロちゃんは今、精いっぱい背伸びをしています。それも居間のテーブルの上に立ってです。危なっかしいったら、ありゃしない!

えっ、「何をしているの?」ですか?

いえね、昨夜寝ようと思って、天井の蛍光灯を小さな豆球ランプに切り替えたんですよ。そうしましたら真っ暗になってしまいました。

・・・これは「玉切れ」ですよね。

そういえばこの「ナツメ球」ってのは1年ぐらいしか持たなかったなと、コロちゃんは思い出しました。

コロちゃんは居間にベッドも置いて、ここで寝てますからね。いくら就寝でも真っ暗じゃ危ないですよ。コロちゃんは必ず夜間に2~3回はトイレに行きますからね。

そこで、今日の午前中に近くの「ヤマダ電機」に行って「ナツメ球」を買ってきたんですが、コロちゃんは圧迫骨折を2回やって、背丈が10㎝も縮んでしまったのでこの「球交換」が大変なんですよ。

コロちゃんの背丈は、若い時分は172㌢あったのですが、今は162㌢に縮んでしまっているのです。「脊椎の圧迫骨折」にはそういう後遺症が残るのですよ。

そこでコロちゃんは「球交換」の為に、居間のテーブルの上に上がって、ふらつく身体を何とかバランスをとりながら、思いっきり手を伸ばして豆球をクルクル回しましたが、何とも危なっかしい。

万が一、転んだり落ちたりしたら、腰に響くどころか骨折しかねないですよね。「球交換」は「長男一家家長様」が来る時まで待ってた方が良かったかなー?

いやいや、自分で出来ることはしっかりやらないとね。高齢になると、だんだん自分で出来ることが減ってきますね。

コロちゃんは、そんなことを考えながら、やっとのことで天井の照明器具の「豆球の交換」を済ませましたよ。ふー、良かった良かった、これで今夜も安心して眠れますよ。
(*´д`)エガッタエガッタ…

今日は「電気代が上がるってよ!」をカキコキします。

0.「今日の記事のポイント」

by<br><span class="bold-blue">コロちゃん</span>
by
コロちゃん

今日の記事は、下記のような内容になっていますよ。どうぞ最後まで楽しみながらお読みください。

☆「7月の電気料金最高との報道と、コロちゃんちの電気料金」

☆「アンケートで世の中の様子を見ると、政府は節電をすすめているよ」

☆「値上げの6月を見てみようと、みんなの貧困化がジワリと進む」

☆「日本の相対的貧困率は先進国歳代にと、誰がこんな国にしたんだよ!」

1.「7月電気料金最高との報道」

コロちゃんが、いつものようにコーヒーを飲みながら、まったりと新聞を読んでいましたら、「7月の電気代が補助金ゼロで最高」との見出しの記事を見つけました。

な・な・なんだってぇー! とコロちゃんは飛び上がりましたよ。だって「電気代」ですよ。使わない訳にはいきませんよ。

それにこれから夏に向かって、「熱射病」にならないように部屋で「クーラー」をつけて籠っていようとしているコロちゃんとしては、「電気代の値上げ」は命にかかわりますよ。

そこで、背筋を伸ばしてから、じっくりとこの「電気代値上げ」の記事を読んでみました。

なになに、「7月請求分の電気料金は、標準モデルで物価対策の国の補助金がなくなり、最高値を更新」とありますね。

ふむふむ、来月の7月から上がるのね。

それで「東電」では「標準モデル(平均的な使用分260kw時)の料金は前月比5%増の8930円になる」とありますね。

この数字は過去の2022年の最高水準の9126円に迫る金額だとも書いていますね。

そして「ガス価格」も平均的使用料で95~121円値上げすると書いてありますね。

コロちゃんちは、台所はIHヒーターなのでガスは利用していないんですが、電気代は上がるしなー。それに、お風呂は「灯油ヒーター」を使っていますので、こちらの「灯油料金」も上がりそうですね。

フーム「値上げの夏か?」、今年は頭から湯気が出るような「夏」になりそうですね。

2.「コロちゃんちの電気料金」

コロちゃんちは、このブログでは何回も書いているように「ワンコ+コロちゃん」の家庭です。コロちゃんは「男やもめの単身高齢者」なのですよ。

それにも関わらず「電気代は高い」のです。

多分その理由は、既に「築35年の古い家で断熱性が弱い」ことにあると考えていますね。とにかく「暖房でも冷房」でも「電気代は高い」のですよ。

昨年2023年の1年間で、一番電気代が高かったのは「1月の2万8535円」です。なんと「1人暮らしの高齢者」の電気代が月3万円近くじゃ高すぎでしょ。

上記で「東電」では「標準モデル(平均的な使用分260kw時)の料金は前月比5%増の8930円になる」と発表していますから、コロちゃんちと比較してみましょう。

◎「標準モデルとコロちゃんちの比較」

➀「東電標準モデル:平均使用分260kw時:8930円」

➁「コロちゃんち2023年7月分:309kw時:昨年は8740円」

ほらほら、コロちゃんちの7月の電力使用量は、「東電標準モデル平均使用分260kw時」よりも大きいのですよ。

それでコロちゃんは「コロちゃんち2023年7月分:309kw時:8740円」が今年はいくらになるのかと思って調べてみましたが、わかりませんでしたね。

「電気料金」って複雑すぎるのですよ。

ただ「➀東電標準モデル:平均使用分260kw時:8930円」よりも、コロちゃんの昨年7月の使用量は多いの(309kw時)で、間違いなく今年は昨年よりだいぶ高くなることが予想されますね。

3.「アンケートで世の中の様子を見る」

最近の世の中を見渡すと「物価上昇」についての懸念を、いろいろなところから耳にしますね。

何しろ、昨年2023年通年の「物価上昇率(変動の大きい生鮮食品を除く)」は3.1%で、今年2024年に入ってからも2%台が続いています。

コロちゃんたち庶民は、もうそろそろ「物価上昇疲れ」が出ていますよね。そこで、まずは世の中のアンケート調査」を見てみましょう。

➀「物価はかなり上がったよ」

「日本銀行」では、全国の約2000人から3ヶ月ごとに「生活意識に関するアンケート調査」を行なっています。

その中で、ここで取り上げるのは、2024年2月8日~3月5日に行なわれた「第97回調査」です。この結果の中でコロちゃんが気になったところのみを下記に書き出しますね。

◎「現在の物価に対する実感」

➀「かなり上がった:62.0%」
➁「少し上がった:32.4%」

❸「上記合計:92.4%」

ふむふむ、ほとんど9割以上の方が「物価は上がった」と回答していますね。しかし、前回調査(2023年12月)・前々回調査(2023年9月調査)よりも、3㌽ほど低くなっています。

「3㌽低い」ことが、誤差の範囲なのか、それとも改善傾向となっているのかは今後を見なければなりませんね。

➁「物価は1年後も上がるよ」

それでは次に「1年後の物価」の質問への回答を見てみましょう。

◎「1年後の物価に対する見方」

➀「かなり上がる:24.3%」
➁「少し上がる:59.0%」

❸「上記合計:83.0%」

多くの方が今後も物価は上がり続けるとみていますね。

日銀の黒田前総裁は、以前に「物価は上がらないと言うノルム(社会規範)がある」とおっしゃっていましたが、その「ノルム(社会規範)」は無くなったとみてよいのでしょうか。

③「5年後も物価は上がるよ」

また、この「日銀アンケート」では、5年後の物価に対する見方も質問しています。

◎「5年後の物価に対する見方」

➀「かなり上がる:40.5%」
➁「少し上がる:40.1%」

❸「上記合計:80.6%」

おー、この「5年後の物価予想」でも8割以上の方が「物価は上がる」とみていますね。この数字を見る限りは「日本社会のノルム(物価が上がらないとする社会規範)は払拭されていますね。

しかも「かなり上がる」の項目が、「かなり上がる:1年後24.3%:5年後40.5%」と年数が経つほど「物価がかなり上がる」とみている方が増えています。

➃「暮らし向きはゆとりがなくなってきたよ」

しかし、ホンのちょっと明るい回答もありますよ。「暮らし向き」に対する質問です。

◎「現在の暮らし向き」

➀「ゆとりが出て来た:5.3%」(前回調査:4.1%」

➁「ゆとりがなくなってきた:49.5%」(前回調査:56.2%)

これを見て「どこがちょっと明るいの?」と言う方もおられると思いますが、「ゆとりが出て来た:前回調査4.1%」が「今回調査:5.3%」に増えていますよ。

そして「ゆとりがなくなってきた:前回調査56.2%」が「今回調査:49.5%」に低下しています。

しかし、「➀ゆとりが出て来た」の改善㌽はわずか1.2㌽ですから誤差(?)の範囲内かも知れませんね。

そして「ゆとりがなくなってきた49.5%」と半分を占める状況では、あんまり明るくないかもしれませんね。

4.「政府は節電をおすすめしているよ」

さて、上記で「電気料金が上がること」と「物価は上がること」を見てきましたが、「政府」は節電をすすめています。

下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出します。

「政府広報オンライン 家電製品別の電力消費の割合は?より

https://www.gov-online.go.jp/useful/article/202208/1.html
出典:政府広報オンライン 節電をして電気代を節約しよう!手軽にできる節電方法とは?より(6月1日利用)

上記の円グラフは、「政府広報オンライン」での「夏の電気使用割合」です。

上記のグラフを見てもわかるように、「夏の電力消費はエアコン・冷蔵庫・照明」の三種類で、全体の65.2%を占めています。

ですから「節電」するには、上記の三種類の節電を計れば良いとなるようですね。そこで「政府」は下記のようにおすすめしていますね。

◎「政府のおすすめ節電方法」

➀「クーラーの節電」

「窓にカーテン・エアコンフィルター掃除・扇風機使用・室内温度適温」

うーむ、あんまり電気代が安くならないような気がしますね。それに、あんまり「クーラー」を節約すると「熱中症」の方が怖いですよね。
(´ヘ`;)ウーム…

➁「冷蔵庫の節電」

「無駄な開閉しない・詰め込み過ぎない・熱いものはさましてから」

こんなの「節電」になるのかなー? コロちゃんなんかは、一人暮らしだから食材の量も少ないし、そもそも無駄な開閉なんてしないよ。

③「照明の節電」

「照明器具の掃除・点灯時間を短く・電球形LEDランプに取り換える」

コロちゃんは別に明るくなくても平気だし、今以上に点灯時間を短くしたら眼が悪くなっちゃうでしょう? そっちの方が困るし高くつきますよ。

それに「LEDランプ」って値段が高いし、替えられる場所は風呂場とトイレぐらいかな。そこは点灯時間も短いしコストを考えると電気代削減よりは、最初の「LEDランプ購入」の方が高くつきそう。

せっかくの「政府広報オンライン」のおせっか・・・ゲフンゲフン・・親切な節電アドバイスでしたが、コロちゃんにはあんまり役に立ちそうも無かったですよ。

残念ですけどね。
(*´Д`)=3ハァ・・

5.「値上げの6月を見てみよう」

上記で「電気料金の値上げ」と「世の中の動向」を見て、さらにその対応策の「節電」がどうやらあてになりそうもない事を見てきましたが、ここで冷静に「6月の値上げ」を見ておきましょう。

報道によりますと「6月から家計の負担が増える項目」が、以下の様の並んでいます。

◎「6月の値上げ」

➀「電気料金:400円」(東電一般家庭モデル)

➁「医療:診療報酬改定+0.88%:初診料27円増:再診料12円増」

③「森林環境税:1人1000円」(2024年度から開始:個人課税:住民税と併せて徴収)

⑤「介護報酬改定+1.59%:利用者の自己負担増加」

コロちゃんが報道で知ったところでは、ざっと上記のように「6月の値上げ」が目白押しでしたね。ちょっと変わったところでは「森林環境税:1人1000円」の項目ですね。

あまり「注目」されていませんが、こっそりとこの「新税」が忍ばせてありました。コロちゃんも今回調べていて初めて知りましたよ。

この「森林環境税」は「住民税」と一緒に徴収されますから、多くの方は気が付かないうちに「増税されている」となりますね。

家族4人では計4000円ですから、じんわりと家計に影響するでしょうね。

コロちゃんは、なぜマスコミがこのような「新税」をもっと取り上げないのが不思議ですよ。

6.「みんなの貧困化がジワリと進む」

コロちゃんは、最近の「物価上昇」の進み方と、春闘の「賃上げ」を見ていて、一般の国民の「貧富の2極化」が今以上に進むのではないかとの強い懸念をもっています。

世の中の「格差」については、今までにも多くの言説がありました。

コロちゃんは、2006年に当時の「小泉総理」が参議院予算委員会で「格差が出るのは別に悪いこととは思っていない」と発言していたことを思い出しますね。

しかし、あの時代ではまだ「日本社会の格差」はさほど拡がっていなかったと、コロちゃんは考えています。

今から思うと、その発言がされた2006年はちょうど「就職氷河期(1993~2005年)」の最後の年ですね。

まだその時点では「就職氷河期世代」が、その後に「格差の底辺」から脱出できなかったことは分かっていませんでした。

しかし、今では「就職氷河期世代」以外にも、多くの高齢者の皆さんが「格差の底辺」に落ち込んでいます。

そこでコロちゃんは思うんですよね。その方々には何か「罪があった」のかと。そして「貧しい事は罪なのか」と。

コロちゃんは、決して「貧しさは罪でない」と思うんですよ。

しかしこれからの「日本」では、「物価上昇」は続くでしょうし「大企業の賃上げ」も進むでしょう。その結果は「国民の2極化」が誰の目にも明らかになる時代が来るのではないでしょうか。

かつて福沢諭吉が「 天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず」と、「学問のすすめ」で書いていました。

その後段には「人は生まれながらにして貴賤貧富の別なし。ただ学問を勤めて物事をよく知る者は貴人となり富人となり、無学なる者は貧人となり下人となるなり」と続きます。

コロちゃんは「いいこというなー」と思いますが、今から見るとちょっと「社会的視点」が弱い言葉のように思いますね。

だって「大学を卒業しても貧人・下人」である人はどうするのですか。

現在の世の中は、個人の努力や才能だけでは「運の悪さ」に対抗できない場合が多いと、コロちゃんは思いますよ。

7.「日本の相対的貧困率は先進国で最大に」

「貧困」を調査するのには「相対的貧困率」という指標を使います。

この「相対的貧困率」は、「貧困線」を下回る「等価可処分所得(手取り収入)」しか得ていない方の割合になります。

「貧困線」は全体の手取り収入を世帯人数で調整した所得の中央値の半分となります。

ホントややこしいですよね。簡単に言うと「みんなの所得の半分以下だったら貧困だよ」ってことですね。

この「相対的貧困率」は、世界での「貧困の基準」となっているのです。

その「貧困率」が、「日本」は昨年にアメリカに抜かれて「Gで最下位」に転落しています。

それまでは「日本の相対的貧困率」は、欧州よりは高いものの、アメリカよりは低かったのですよね。

下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出します。

「内閣府 相対的貧困率の国際比較」より

https://www5.cao.go.jp/j-j/wp/wp-je09/09f32140.html
出典:内閣府 平成21年度 年次経済財政白書より(6月1日より)

上記は「内閣府」が発表している「相対的貧困率の国際比較」のグラフです。ただし2009年の発表です。

「相対的貧困率」は、高いほど「貧しい人が多い」となりますから、このグラフではアメリカが一番「貧しい人が多い」となっています。

コロちゃんも、この図がずっと頭にあったのですよね。

ところが、昨年にOECDが新しいデータを発表していました。それによりますと以下になります。

◎「OECD:相対的貧困率:国際比較:2021年度版」

❶「日本  :15.4%」
❷「アメリカ:15.1%」
❸「イタリア:13.5%」
➍「イギリス:11.2%」
❺「ドイツ :11.0%」
❻「カナダ  :8.6%」
❼「フランス :8.4%」

ね、酷いでしょ。いつの間にか、あの「格差大国」である「アメリカ」よりも「日本」の方が貧しい方の割合が多くなっていたのですよ。

コロちゃんは、それまでは「ヨーロッパ」は税金も高いけど「格差は小さく」て、「アメリカ」は税金は安いけど「格差が大きい」と思っていたのですが、今はもう違いました。

世界の先進国で「一番格差が大きい国」が「日本」なのです。

いやいや、ちょっと「電気料金の値上げの話し」からは、だいぶ離れてしまいました。

しかし、この「日本」の貧困者数が拡大する傾向は今後も続きそうですから、コロちゃんは警世を発するつもりで書いてみましたよ。

どうか皆さんにも、コロちゃんの眼に写る「日本の姿」をぜひ見ていただきたいとおもっていますよ。

8.「誰がこんな国にしたんだよ!」

ここまで書いて来て、もう終わろうと締めの言葉を上記で書いたのですが、なんかコロちゃんはムカムカしてきて、追記することにしました。

コロちゃんは、もう何度もこのブログで書いている通り、1970年代に20代の青年時代を生きてきました。

その後「日本経済は高度成長」が終わりつつも、1980年代に「1億総中流」という円熟した社会を創ってきたのです。

もちろんコロちゃんが創ったわけではないですよ。それでもコロちゃんは国民の1員として参加してきましたよ。

それが「失われた30年」とか言って、いつの間にか「格差が大きな社会」に変貌してしまっています。

かつての「一億総中流」から、今では「格差(相対的貧困率)がG7諸国で一番大きな不平等な国」になり下がったのです。

コロちゃんは大声で言いたいですよ。「誰のせいだよ!」「誰がこんな国にしたんだよ!」と。

そこで周りを見渡すと「何?ウラ金?、何?賃上げ?」、「政界も財界も何をやってきたんだよ!、反省しろよ!」。

ちょっと、感情が噴き出てしまったコロちゃんでしたね。だけど、偉い方はもう少し謙虚に過去を反省して行いを正してもらいたいと思っていますよ。

反省もろくに出来ない方には、将来も切り開くことはできないと、コロちゃんは思っていますからね。

コロちゃんは、社会・経済・読書が好きなおじいさんです。

このブログはコロちゃんの完全な私見です。内容に間違いがあったらゴメンなさい。コロちゃんは豆腐メンタルですので、読んでお気に障りましたらご容赦お願いします(^_^.)

おしまい。

ОльгаによるPixabayからの画像
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