【社会考】「女性活躍」してないね

社会

おはようございます。今朝のワンコとの散歩では一面の厚い雲が、大空を覆っていました。天気予報では「晴れ時々曇り」となっていたんですけど、一日中はっきりしない天気になりそうですね。

なかなか、「気持ちの良い秋空」は到来してくれませんね。ちょっと残念です。明日は晴れて欲しいです。

今日は「第2次岸田再改造内閣人事での女性活躍」をポチポチします。

1.「副大臣・政務官人事」で女性ゼロ

先日9月16日の報道によると、第2次岸田再改造内閣人事として、「副大臣・政務官人事」を決定しましたが、その中に女性は1人もいなかったと報じられています。

岸田内閣の閣僚人事では、過去最多と並ぶ5人の女性の大臣を任命していますが、副大臣・政務官人事は、派閥推薦を踏襲したとの声が上がっているようです。

任命された「副大臣」は26名、「政務官」は28名で合計54名となりますが、すべて「男性」となりました。

昨年8月の内閣改造では、女性議員11人が起用されていたので、今回の「女性0人」がより目立っていますね。

2.「副大臣・政務官」って何?

首相を除く「大臣・副大臣・政務官」を「政務3役」と言います。

「大臣」は、言うまでもなく担当した省の最高責任者ですが、「副大臣」は、その省の「政策全般について大臣を助ける」とされています。

そして「政務官」は、「特定の政策について大臣を助ける」とされています。

ここが「副大臣」と「政務官」の違いですね。

そしてそれらの役職は「政治家」にとっては、「総理大臣」への一里塚ですから、誰しもが一度は着任したい役職となります。

「副大臣」は、次には「大臣」となる可能性の高い役職ですし、「政務官」は、その「副大臣」の手前の役職とされています。

自民党の場合は、「副大臣」は当選4~5回の代議士、「政務官」は当選2~3回の代議士から選ばれることが多いとされていますね。

この「副大臣・政務官」制度は、2001年の再編によって生まれたものですが、発足以来「女性0人」は初めてだとされています。

こんなことで「発足以来初めて」を記録するとは、ちょっと情けないですね。

3.「国際的な指数」は?

「世界経済フォーラム」が2023年6月に「ジェンダー・ギャップ指数」を発表しています。この指数は、「経済」「教育」「健康」「政治」の4つの分野のデータから作成されています。

0が完全不平等、1が完全平等を示しています。

2023年の日本の順位は、146か国中125位でした。先進国の中で最低レベルです。アジア諸国の中で韓国や中国、ASEAN諸国より低い結果となっています。

下記の引用をご覧ください。

「内閣府 男女共同参画に関する国際的な指数」より

https://www.gender.go.jp/international/int_syogaikoku/int_shihyo/index.html
出典:内閣府 男女共同参画局 男女共同参画に関する国際的な指数 より(9月16日利用)

上記の引用の図では、日本(赤線)は「教育(赤線の右のでっぱり」と「健康(赤線の下のでっぱり)」は世界のトップクラスです。

しかし、「政治参画(赤線の左のふくらみ)」と「経済参画(赤線のうえのでっぱり)」の数値がひどい。

特に「政治参画(赤線の左のふくらみ)」は、ほとんど「0」に近い最下位グループとなっています。

本来ならば、この調査を受けて「改善」すべきなのですが、今回の「副大臣・政務官」人事では、これを裏付ける結果となってしまいました。

まったく情けない話だと、コロちゃんは思いましたね。

4.「先ず隗(かい)より始めよ」

「隗より始めよ」という言葉があります。

「隗(かい)」とは、中国戦国時代の燕の学者であり政治家である「郭隗(かくかい)」のことです。

燕の昭王が「天下の賢者を集めるにはどうすれば良いか」と郭隗に尋ねた時に、郭隗は以下の様に答えたとされます。

「まず私のような凡庸な者を登用してください。そうすれば郭隗のような者が優遇されるのだからと、より優秀な人が集まってくるでしょう」

その結果、その通りになったという故事により、「大事業をするにはまず身近なことから始めよ」転じて「物事は言い出したものから着手せよ」という意味になったとされています。

岸田総理は「すべての女性が輝く社会づくり」を掲げています。

その再先頭に立つお方の今回の「副大臣・政務官」人事で、女性が一人もいらっしゃらないとは、コロちゃんには、とても残念に感じられますね。

「副大臣・政務官」は、国会議員でなくとも任命できるのですから、女性の適任者がいなかったは、言い訳にはならないと思いますね。

(憲法68条に「国務大臣の過半数は国会議員の中から選ばれなくてはならない」とあります。大臣は半数未満ならば民間人でもよいとされています)

(大臣を補佐する「副大臣政務官は、法律上民間人を起用することは可能とされていますが、これまでに民間人が起用された例はなく、すべて国会議員から起用されているそうです)

4.コロちゃんの「女性観」

コロちゃんは、元気のよい女性がいろいろチャレンジする姿を見るのが好きです。

男女を問わず、何事かに挑戦する姿は見ていても楽しくなるのですが、とりわけ「女性」の場合は社会的なハンデがありますから、その分苦労が大きくなります。

今の日本では、女性は「産め・働け・活躍しろ」との三重苦を強いられているのです。

その上で「社会的地位」は低く、「賃金」も低く抑えられています。

その「苦労」を跳ね返すような努力する女性の姿は、見ていても心地よいし、コロちゃんは若い頃からそのような女性を尊敬する目で見てきました。

コロちゃんは、今はもう亡くなった妻が、若い頃にはっちゃけるようにいろいろな活動をしていたことを思い出します。

スイミング、ハイキング、飲み会、キャンプなどなど。コロちゃんも参加することもあったけど、楽しかったなー。
(  ̄- ̄)トオイメ

なにしろ、1970年代のまだ若者たちが貧しかった時代です。できるだけ、お金を使わずにどう遊ぶのかを追及していた時代でした。

その後、現在に至るまで「女性の置かれた社会的地位」は、一部では改善されているかもしれませんが、諸外国と比べるとまだまだ「低い地位」に置かれています。

コロちゃんの視点からすると、「女性活躍は口で言うだけ」「やるやると言うだけ」の方が多すぎると思っています。

社会の上層の方たちは、どうか「言行一致」していただきたいと、コロちゃんは心から願いますね。

コロちゃんは、社会・経済・読書が好きなおじいさんです。

このブログはコロちゃんの完全な私見です。内容に間違いがあったらゴメンなさい。コロちゃんは豆腐メンタルですので、読んでお気に障りましたらご容赦お願いします(^_^.)

おしまい

PeggychoucairによるPixabayからの画像
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