おはようございます。今朝のワンコとの散歩は、涼しくてとても気持ちが良い朝でした。
気温は何度くらいかなー、と思って帰宅後に「アマゾンエコー」に聞いてみたところ、「現在の気温は22度です」と教えてくれました。
やはり「秋の朝」は過ごしやすいですね。日中はまだまだ気温が上がりますけど、朝は「「秋の気配」が漂ってきました。
「長い夏」もやっと終わりに近づいてきました。もう少しですよ、日中の暑さに負けないように過ごしましょう。
今日は「共働きと専業主婦」についてポチポチします。
1.今は「共働き」がデフォルト
コロちゃんは、もうすぐ70歳になるおじいちゃんですから、「昭和の時代」と長く生きてきました。
その「昭和の時代」には、若者は結婚するのが当然で、奥さんは「結婚退職」して、子育てに専念するのが当たり前という時代でした。
それが、現在では全く違った世界となり、「昭和の時代」とは真逆の風景に変わっています。
以下のグラフをご覧ください。
「労働政策研究・研修機構 早わかりグラフでみる長期労働統計」より
https://www.jil.go.jp/kokunai/statistics/timeseries/html/g0212.html
出典:労働政策研究・研修機構 早わかりグラフでみる長期労働統計 Ⅱ労働力、就業、雇用 > 図12 専業主婦世帯と共働き世帯 より(9月13日利用)
上記のグラフは「専業主婦世帯(赤点線)」と「共働き世帯(黒実線)」の1980~2022年の推移です
一目見てもわかるように、昭和の時代に大きなボリュームを占めていた「専業主婦世帯(赤点線)」が、現在では減り続けていて、逆に「共働き世帯(黒実線)」が増加しているのがわかります。
データで確認してみると、1980年(昭和55年)と2022年(令和4年)の「専業主婦世帯(赤点線)」と「共働き世帯(黒実線)」の数は以下の通りです。
1980年(昭和55年)
「専業主婦世帯」 1114万世帯(64%)
「共働き世帯」 614万世帯(36%)
2022年(令和4年)
「専業主婦世帯」 539万世帯(29.9%)
「共働き世帯」 1262万世帯(70.1%)
かつての「昭和の時代」には、男女とも結婚すれば、女性は会社を「寿退社」して、家庭に入るのが一般的でした。
その象徴が上記の1980年(昭和55年)の「専業主婦世帯(64%)」なのです。
それが、2022年にはすっかり「共働き夫婦(70.1%)」が増えて、「専業主婦世帯(29.9%)」の倍以上の数値になっています。
コロちゃんは「社会参加」は大切なことだと考えていますので、「共働きの夫婦」を支持しますよ。
家の中に籠っているよりも、多くの人たちと交流をもって、いろいろな経験を積み重ねることは、人生にとって重要なことだと思っています。
コロちゃんの妻も、子どもを身ごもるまでは普通に会社に勤めていましたし、子どもが少し大きくなったところで、社会復帰して働いていましたよ。
2.「子無し世帯」は「専業主婦世帯」が多い
上記で2022年の「共働き世帯」と「専業主婦世帯」の割合が、だいたい7:3と見てきました。
このうちの「子無し世帯」の割合は、「共働き世帯34%」、「専業主婦世帯39%」となっています。
なんと「専業主婦世帯」の方が「子どもがいない世帯数」が多いというのです。
しかも、そのデータは、「平成27年(2015年)国勢調査」と「令和2年(2020年)国勢調査」で共に確認できるそうです。
このことから分かるのは、「昭和の専業主婦の時代に戻れば、少子化は解決する」という考え方が、全くの間違いであるということです。
この事実を知って、コロちゃんは驚きました。
コロちゃんの生きてきた「昭和の時代」は、ほとんどの若者たちが結婚していき、女性は結婚時に「寿退社」するか、子どもを身ごもったら「退社」するかのどちらかだったのです。
だから、つい「昭和」の昔に戻れば子どもは沢山生まれてくるとの、安易な発想を「時代が違う」と否定しながらも、つい理解できると思っていたのです。
そんな考えは「国勢調査」というデータで、はっきりと否定されているのです。
今の若者たちには、子どものあるなしとは関係なしに、結婚後も男女が共に働き続けることは、既に当たり前のこととなっているのでしょう。
3.若者が望む「ライフコース」
それでは、コロちゃんの「昭和話し」はさておいて、今の「若者が希望するライフコース」が、どのように変わってきているのかの推移を見てみましょう。
下記のグラフをご覧ください。
「厚生労働省 結婚に関する意識」より
https://www.mhlw.go.jp/wp/hakusyo/kousei/13/dl/1-02-2.pdf
出典:厚生労働省 平成25年版厚生労働白書 結婚に関する意識若者が望む結婚 ~子どもも仕事も~
より(9月13日利用)
上記のグラフは、1987年~2010年の間に、若者の結婚観(妻の就業観)がどのように変わってきたのかを調査したものです。
グラフを見てもゴチャゴチャしていてわかりにくいですので、下記に書き出します。
このグラフは、女性のライフコースを「5つの類型化」にして調査したものです。
①「専業主婦コース」結婚し子どもを持ち、結婚あるいは出産の機会に退職し、その後は仕事を持たない
②「再就職コース」結婚し子どもを持つが、結婚あるいは出産の機会にいったん退職し、子育て後に再び仕事を持つ
③「両立コース」結婚し子どもを持つが、仕事も一生続ける
④「DINKS(Double Income No Kids)コース」結婚するが子どもは持たず、仕事を一生続ける
⑤「非婚就業コース」結婚せず、仕事を一生続ける
①「男性が期待する女性のライフコース」
「男性」が妻となる女性へ期待するライフコースは、1987年には以下の様でした。
●1987年「再就職コース 38.3%」
〇1987年「専業主婦コース37.9%」
上位二つの両者は、ほとんど同じ数値でしたね。
それが、1987年から2010年にかけて、以下の様に変わっています。
〇1987年「専業主婦コース37.9%」→
〇2010年「専業主婦コース10.8%」
●1987年「両立コース10.5%」→
●2010年「両立コース32.7%」
「再就職コース」は、ジグザグしながらも、ほとんど同じ位置をキープしていますが、「専業主婦コース」は大きく減少して、入れ変わって「両立コース」が上昇してきました。
②「女性の理想とするライフコース」
「女性の理想とするライフコース」は、1990年代に「専業主婦コース」と「両立コース」が逆転していますが、その幅は「男性が期待する女性のライフコース」よりは小さくなっています。
〇1987年「専業主婦コース33.6%」→
〇2010年「専業主婦コース19.5%」
●1987年「両立コース18.5%」→
●2010年「両立コース30.4%」
こちらの変化も、基本的には「男性が期待する女性のライフコース」と同じです。「専業主婦コース」が下落して、「両立コース」が上昇しています。
③「女性の予定ライフコース」
この「予定ライフコース」とは、「女性が実際になりそうだと考えるライフコース」です。
「専業主婦コース」が減少しているのは、「他のライフコース」と同じですが、「再就職コース」も大きく減少し、「両立コース」が増加してきています。
〇1987年「再就職コース 42.2%」→
〇2010年「採取職コース 33.6%」
●1987年「両立コース 18.5%」→
●2010年「両立コース 30.4%」
そして、このコースに特徴的なのは「非婚就業コース」の増加です。
☆1987年「非婚就業コース 7.1%」
☆2010年「非婚就業コース 20.3%」
この「非婚就業コース」の増加は、他の「①男性が期待する女性のライフコース」と「②女性の理想とするライフコース」ではわずかしか見られません。
これは何を意味しているのでしょう。
2010年の「女性の理想とするライフコース」では「非婚就業コース」は5.1%です。それが同じ2010年の「女性の予定ライフコース」になると20.3%に跳ね上がっているのです。
これは、女性が「理想としては結婚したいよ、だけど現実はたぶん結婚しないよね(できないよね)」ということを表しているのではないでしょうか。
この「非婚就業コース」の増加は、結婚しない(できない)女性の増加を反映していると思われます。
コロちゃんは、今の若い方の結婚しない(できない)ハードルを解決して欲しいと思いましたね。
4.めざすは「晴耕雨読」
今日のテーマは「共働きと専業主婦」です。
コロちゃんは、上記しましたように「会社」に勤務して社会に参加することに大賛成ですから、若い方の「共働き」が増加する傾向は良いことだと思っています。
しかし、つい先日に「長男一家家長様」から電話があり、あれこれとお話しをしました。
次男一家家長様
コロちゃんは、高齢で働くよりもリタイヤ人生を推奨しているけど、仕事は「社会参加」だから、高齢者が働くことにおいらは賛成だよ。
コロちゃん
もうコロちゃんは身体が労働には耐えられないよ。それに毎日読書したりブログポチポチで「社会参加」するだけで満足しているよー。
コロちゃんは、今の若い方がどんどん社会参加で働くことには大賛成ですが、それが自分の身のこととなると・・・・。
(+。+)あちゃ-
「晴耕雨読」という言葉があります。
意味は、晴れの日には畑を耕し、雨の日には読書をする。要するに俗世間から離れて、のんびり暮らすことを表した言葉です。
コロちゃんは、この言葉のような生活をのんびり過ごして、世の中を睥睨することに専念したいと思っていますので、今後「社会参加」ができないことには、ぜひご容赦いただければ幸いですね。
コロちゃんは、社会・経済・読書が好きなおじいさんです。
このブログはコロちゃんの完全な私見です。内容に間違いがあったらゴメンなさい。コロちゃんは豆腐メンタルですので、読んでお気に障りましたらご容赦お願いします(^_^.)
おしまい。
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