【社会考】頼れる人がいない「高齢者」

社会

おはようございます。(* ̄з ̄) ~♪(* ̄з ̄) ~♪

「あれー? コロちゃんずい分機嫌がよさそうね。どうしたの?」by読者様

いえね、昨夜に「編集長&株主様」から、心が躍るメールがきたんですよ。

by<br>編集長&株主様
by
編集長&株主様

同期の父親がコロと同じ「男やもめ」なので、ブログ制作をやってみたらと薦めたんだって。

そしたら、父親が「コロのブログ」を読んで、こんなに「立派な記事」はとても書けないと言って断ってきたってさ(笑)

え、なになに、何と言ったって? 「こ・ん・な・立派な記事」ですって?
(*’▽’*)わぁい♪

いやいや、その同期の方の父親って、いい「お父さま」だね、うんうん、見る眼もあるし、態度が立派だし、心優しい人みたいだね。

ところで「何て言ったの?」、えっ「立派な記事」だって? 

おー「食いねい、食いねい、寿司食いねい。神田の産まれよ※」。

(※戦前~昭和30年代半ば:第二代目広沢虎造:石松三十石船道中のセリフ)

と、上記のようなお褒めの言葉を、「編集長&株主様」の御友人のお父様からいただいて、天高く舞い上がったコロちゃんの喜びを、皆さまにも少しおすそ分けしたいですね。
( ̄皿 ̄)ウシシシシ

今日は「頼れる人がいない高齢者」をカキコキしますね。

0.「今日の記事のポイント」

by<br><span class="bold-blue">コロちゃん</span>
by
コロちゃん

今日の記事は、下記のような内容になっていますよ。どうぞ最後まで楽しみながらお読みください。

☆「頼れる人がいない高齢者が急増するってと、単独世帯高齢者が増えるね」

☆「未婚者は今後も増え続けると、頼れる子どもがいない高齢者は?」

☆「単独高齢者のこの居住地と、コロちゃんの孫世代は独身の高齢者が増える」

☆「3割を超えると常識が変わると、個の時代の到来に備えて」

☆「コロちゃんの孤独観」

1.「頼れる親族がいない高齢者が急増するって」

コロちゃんは、現在の「社会制度」や「高齢者を取り巻くいろいろな風景」を見てみたくて、あちこちをポチポチ探してネットの世界を漂ったりしています。

今日は、その中から「頼れる親族がいない高齢者が今後急増する」という風景を見て行きたいと思いますね。

コロちゃんは、車で1時間ぐらいのところに「長男一家様」が住んでいますが、そのコロちゃんと同じような環境の高齢者の数は、どうやら半分ぐらいしかいないようですね。

そのあたりを詳しく見てみましょう。

2.「単独世帯高齢者が増えるね」

コロちゃんは、3年前に「妻」に先立たれて、今「男やもめ」の生活をしています。そのコロちゃんと同じような「単独世帯高齢者」が増え続けています。

下記の表をご覧ください。内容は下に書き出しますね。

「国立社会保障・人口問題研究所 世帯主65歳以上の世帯の家族類型別世帯数」より

https://www.ipss.go.jp/pp-ajsetai/j/HPRJ2024/hprj2024_gaiyo_20240412.pdf
出典:国立社会保障・人口問題研究所 日本の世帯数の将来推計(全国推計)(令和6(2024)年推計)より(5月9日利用)

上記の表は「国立社会保障・人口問題研究所」が発表した2020~2050年の「世帯主65歳以上の世帯の家族類型別世帯数」です。

ここで2020年と2050年の「65歳以上の単独世帯数」を比べてみましょう。下記に書き出しますね。

◎「65歳以上の単独世帯数」

➀「2020年 :737.8万人」
➁「2050年:1083.9万人」

「単独世帯」なので、単位を「世帯」ではなく「人」にしてみました。2020~2050年の30年間で346.1万人も「単独世帯」が増えていますね。

そして2050年には「単独世帯数」がとうとう1000万人の大台を越えます。

もっとも30年後ですから、コロちゃんは当然生きていないですし、その頃にはコロちゃんの子どもたちが、今のコロちゃんと同じようなジイさんになっているでしょう。

3.「未婚者は今後も増え続ける」

上記の「国立社会保障・人口問題研究所」のデータには、「2020年~2050年の未婚者の予測」も記載されています。

下記に書き出しますね。

◎「未婚者数:2020年⇒2050年」

❶「男性:86.3万人⇒268.8万人」
❷「女性:57.3万人⇒191.0万人」

◎「未婚率:2020年⇒2050年」

➀「男性:33.7%⇒59.7%」
➁「女性:11.9%⇒30.2%」

上記の数字を見ると、2050年には「男性の未婚者」も「女性の未婚者」も共に3倍以上に増えますね。

そしてショッキングなのは「未婚率」です。2050年の男性高齢者の6割が未婚で、女性高齢者の3割が未婚なのです。

今後毎年「単独世帯高齢者」が増え続けることは、間違いがありません。これらの方たちの中には「頼れる親族」がいない方が数多く出て来ると思われますね。

4.「頼れる子どもがいない高齢者は?」

コロちゃんは、今の65歳以上の高齢者の中で、子どもがいない方がどのくらいの数いらっしゃるのかを調べてみました。

下記の表をご覧ください。内容は下に書き出します。

65歳以上の者の数・子との同別居状況
総数 同居の子のみあり 同居・別居の子あり 別居の子のみあり 子どもなし 不詳
3531.5万人 807.0万人 550.0万人 1265.6万人 573.8万人 335.0万人

(出典:政府統計の総合窓口:国民生活基礎調査:平成28年国民生活基礎調査:世帯 報告書掲載 全国編よりコロちゃんが作成)

上記の表の「子どもなし:573.8万人」の方々の中にも、ご兄弟や親族に、いざという時に頼れる方がいらっしゃるかもしれませんが、多くの方は頼れる親族がいないのではないでしょうか。

そして、今後2050年に向けて「未婚者の数」は、現在の3倍に増加すると推測されています。

ますます、多くの制度をこれらを考慮した対応が出来るように変えていかなければならないと、コロちゃんは考えますよ。

5.「単独高齢者の子の居住地」

コロちゃんは、1人暮らしの高齢者の「子の居住地」について調べてみました。

コロちゃんの「長男一家」は、コロちゃんちから車で1時間ぐらいのところに住んでいますが、よく親子の間は「スープのさめない距離が良い」と聞くこともありますよね。

コロちゃん親子の距離は「1時間」ですから、「スープ」は冷めきっちゃいますね。ただコロちゃんは「スープ」よりも「味噌汁」の方が好きですけどね。

それでは、多くの高齢者は子どもたちとどの位離れたところに住んでいるのでしょうか?

◎「単身高齢者の子の居住地」

➀「徒歩5分以内 :12%」
➁「片道15分未満 :13%」
③「片道1時間未満:23%」
➃「片道1時間以上:23%」
⑤「子はいない  :29%」

この数字はコロちゃんがネットで拾ってきた数字ですので正確性は保証できません。しかし、だいたいの傾向は何となくわかるのではないでしょうか。

コロちゃんの場合は「➃片道1時間以上:23%」ですが、➀~⑤を見ると「マジョリティ(多数派)」に入りますね。

上記を見ると「親子の居住地の間の距離」は、「片道1時間前後」が約50%と半数近くになっています。

コロちゃんは、今の親子の距離(1時間)が、遠すぎず近すぎずちょうど良い距離だと思ってますよ。ある程度の距離があった方が、関係は良くなるとコロちゃんは思ってますよ。

ただ今後の日本では、そもそも「頼れる子どもがいない」方が大幅に増えていくことになって行くでしょうね。

6.「コロちゃんの孫世代は独身の高齢者が増える」

現在の「高齢単独世帯」は、「過去の婚姻率」や「過去の出生率の高さ」を考えると、コロちゃんがそうであるように「独り暮らしの高齢者」であっても「別居の子」がいる割合が高いです。

また「子どもがいない高齢者」でも、過去の兄弟姉妹の多さから「近い親族」がいる可能性も高かったのですが、今後はそうはならないでしょう。

「未婚率の高さ」と「夫婦の子どもの数の少なさ」から、近親者が全くいない「高齢単独世帯」が、今後急増すると思われます。

その時代はさほど遠い将来ではありません。上記で見た「2050年の未婚率」をもう一度見てみましょう。

◎「未婚率:2020年⇒2050年」

➀「男性:33.7%⇒59.7%」
➁「女性:11.9%⇒30.2%」

この右側の数字は、今から「26年後の日本(2050年)」です。ちょうどコロちゃんの孫世代が20代の終わりから30代前半の「結婚適齢期」になりますね。

その時代の「未婚率」は「男性で6割、女性で3割」と、男性では結婚する方が少数派となっているのです。また女性でも3人に1人が未婚となっています。

将来の「日本」には、「結婚しない・家族をつくらない」人々が大量に生まれて来ると、コロちゃんは考えていますよ。

7.「3割を超えると常識が変わる」

コロちゃんは、つい先日に「家族社会学」の学者の「山田昌弘さん」の著作「パラサイト離婚社会」を読みました。

そして、その中で書いてあった「3割を超えるとマイノリティでなくなる」という言葉に感銘を受けましたね。

この本では「未婚率・離婚率」が一定の量を超えると「社会での認識が変わる」と指摘しています。「世の中の常識」は量で変わるとしているのです。

もしそうならば、上記での考察の「2050年の男性の未婚率6割時代」の「結婚観」はどのように変わるのでしょうか?

言葉を変えれば「コロちゃんの孫たちの結婚適齢期(2050年:30歳前後)での常識(結婚観)」は、コロちゃん世代やその子ども世代とはだいぶ違ったものとなると思われます。

おそらく、それは「お一人様であることが普通」で「結婚は限られた者たちのイベント」という「結婚観」に変わっていると、コロちゃんは考えていますね。

8.「個の時代の到来に備えて」

現在「岸田総理」が「少子化対策」を進めていますが、日本人の結婚観が「愛情+経済」で成り立っている以上、子どもを持つ以前の「婚姻数の減少」は止めることが出来ないでしょう。

だって今だって「所得300万円以下が4割※」の時代なんですよ。

(※国税庁:令和2年分「民間給与実態統計調査」:「給与階級別給与所得者数・構成比」より)

若者たちは、いくら「愛情」があっても「経済」が伴わなければ「結婚」にまでは至らないでしょう。

そして現在でも「頼れる人がいない高齢者」は増え続けているのですから、これからの「日本」では増え続ける単身者の「個の時代」の到来に備えなければなりません。

今後は「個人単位の社会制度」に、あらゆる制度を組み変えていかなければならないとコロちゃんは考えていますよ。

今日のブログテーマは「頼れる人がいない高齢者」です。

しかし、これは弱い立場の「高齢者」が最初に問題化しただけであって、今後は社会のあらゆる階層と場面で「個の時代」の到来が見られるようになっていくと思いますね。

例えば「住宅」や「賃貸アパート」でも、「お一人様専用」が大量に必要とされていくと思います。

また「貧困」も、世帯単位ではなく「個人単位」で把握して、「セーフティネット」をつくる必要が出て来ると思いますよ。

ただ、現在の「政治の世界」では、男性の高齢者のオールド・ボーイズクラブが「古き良き日本」の「大家族制度」の発想から抜け出すことが出来ないでいます。

これでは、ダメなんですけどねと、コロちゃんは見ていて思っていますよ。早く「見たくない真実を見る勇気」をもって欲しいと考えていますよ。

9.「コロちゃんの孤独観」

上記の小見出しは「孤独感」じゃないですよ、「孤独観」です。

今のコロちゃんは「お一人様」の「年金老人」ですけど、ワンコもいますし「孤独感」は感じていませんからね。

ただ今日のテーマを書いていて、コロちゃんがどのような「孤独観」を持っているかを掘り下げてみようと思ったのです。

コロちゃんは、1970年頃に自立してから数年は1人で生きてきました。その頃には「1人」の生活でも「孤独感」よりは「解放感」が全身を満たしていたように記憶しています。

そうなんです。コロちゃんは田舎の保守的な人間関係よりは、1人暮らしの「解放感」の方が嬉しかったのです。

その後は、今は亡き妻と知り合い結婚して子どもをもうけるようになりました。それ以降は「孤独感」とは縁のない「賑やかな生活」となりましたね。

そして3年前に妻を看取り、コロちゃんは半世紀ぶりに「独り暮らし」となったわけですが、今コロちゃんが「孤独感」を感じているかというと、まったく感じていません。

むしろ、一人で生活の全部をにコントロールできる「自由さ」を感じています。その「自由」とは、少し掘り下げて見ると「責任感からの解放」かなと思っています。

コロちゃんは、結婚してから以降は「妻との生活・子どもたちとの生活を維持する」という責任を負っていたわけです。

それはその時には「重圧」よりも「やりがい」だったのですが、今から振り返るとやはり「プレッシャー」も伴っていたのでしょう。

それが、今は「自分の身だけのことを考えていればよい」わけですから、何とも「気楽」になったものですね。

ですからコロちゃんは、今が「個の時代」となっても、個人的には対応できますね。

あまり皆さんの参考にはならないかと思いますが、それが今のコロちゃんの「孤独観」です。あまり支障は感じていません。

ただ、社会のみんなが軒並み「個の時代」の信奉者となってしまっては、社会の「持続可能性」がダメージを受けるのが何とも難しい点だと思っていますよ。

コロちゃんは、社会・経済・読書が好きなおじいさんです。

このブログはコロちゃんの完全な私見です。内容に間違いがあったらゴメンなさい。コロちゃんは豆腐メンタルですので、読んでお気に障りましたらご容赦お願いします(^_^.)

おしまい。

CouleurによるPixabayからの画像
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