0.「今日の記事のポイント」

コロちゃん
今日の記事は、下記のような内容になっていますよ。どうぞ最後まで楽しみながらお読みください。
①「所得の格差は拡大しているのか?」
②「所得格差が拡大していると感じる人が73%だよ」
③「1989~2020年はみんな仲良く貧乏になったよ」
④「2022⇒2025年は、所得十分位の全部がみんな貧しくなっていたよ」
⑤「コロちゃんと十畳一間のアパート」

1.「所得の格差は拡大しているのか?」
コロちゃんが、朝コーヒーを飲みながら新聞をバサバサ読んでいると「『所得格差拡大している』最多73%」との見出しが目に入りましたよ。
コロちゃんは、少し前に「みんな仲良く貧乏になったよ」とのテーマのブログ記事を書いたことがありましたので、この「見出し」に興味を持ってじっくり読んでみましたよ。
そうしましたら、この記事は「日経新聞」が「2025年10月~12月に実施した世論調査」で、「個人間の所得格差」について聞いた結果の内容でしたね。
記事によると、「『所得格差は1年前に比べて拡大している』と答えた人が73%を占めた。18年の調査開始以来、過去最多となった」と報じていますよ。
さらに「40代で格差拡大を感じている人が79%と最も高かった。60代も77%と目立った」と報じています。
この「世論調査」の「格差は拡大している」との認識について、記事では「関西学院大の四方理人准教授」の以下の言葉を紹介していますね。
「かつてはほとんどの子が親の世帯所得を抜いていたが、いまの現役世代は半分ぐらいしか親の所得を抜けなくなっている。こういった現状も格差が広がっているという意識に繋がっているのではないか」by四方准教授
うーむ、「格差拡大意識が広がっている」ということですよね。
( ̄へ ̄|||) ウーム
しかも「40代が79%」と8割近くだということは、「子育て世代」が一番「格差拡大」を実感しているとコロちゃんは読みましたよ。
現在の「子育て世代」は、「共働き」で世帯収入は増えても、「子育ての出費」が多いですからね。そのあたりが「40代の中堅世代」が一番「格差拡大」を意識させているようですよ。
そこでコロちゃんは、次にこの「世論調査」を覗いてみようと思いましたよ。
なお、この「日経新聞」の「『所得格差拡大している』最多73%」との見出しの記事をお読みになりたい方は、下記のリンクのクリックをお願いします。


2.「所得格差が拡大していると感じる人が73%だよ」
さてコロちゃんは、さっそく冒頭の「日経新聞」の「世論調査」を探して見たところ、以下の「世論調査結果」が記載されていましたよ。
◎「Q.所得格差は1年前と比べると?」
(2025年)
①「拡大している:73%」
②「変わらない :21%」
③「縮小している: 3%」
https://vdata.nikkei.com/newsgraphics/postal-mail-research-2025/
(出典:日経新聞 数字で見るリアル世論調査より:5月1日利用)
うーん、上記をみると「①拡大73%」が「②変わらない21%」の3倍以上となっていますよ。
(´ヘ`;) ウーン
それにコロちゃんがポチポチ見ていたら、この「同じ質問」の2018年~2025年までの「回答」をみると、全部「60%越え」で今回の「73%」が最大となっていましたね。
このグラフには数字の記載までありませんでしたから、コロちゃんが目測で見ると、「2018年に①拡大しているが約60%」から始まっています。
そして、その後の「2019~2024年」はずっと「60~70%」で推移し、「2025年は最高の73%」にまで拡大していましたよ。
つまりこの「世論調査」では、「1年前と比べた所得格差」は「2018~2024年は60%台に高止まり」しています。
そして、その後の「2025年」にはヘビが鎌首を持ち上げるように「上昇(73%)」をみせていますね。
コロちゃんはこの数字を見て、「物価の上昇」で生活が日々圧迫される状況を、「格差拡大」と誤認しているのではないかと感じたのですよね。
だって「データ」を見る限り、「格差拡大」だけでは説明できず「全体の水準低下」も起きているようなのですよね。
つまり「みんな仲良く貧乏になった」とも言えるとコロちゃんは思いましたよ。だからと言って「全員が均等に貧しくなった」わけではありませんけれどね。
その「驚くべき」風景を次に見てみましょうね。

3.「1989~2020年はみんな仲良く貧乏になったよ」
次にコロちゃんがご紹介するのは、「一橋大学経済研究所特任教授の小塩隆士氏」の「所得格差・貧困の近年の動向」という論考です。
ここでは「1989年と2020年の所得分布状況」を取り上げています。比較するのは「再配分所得」ですので、「給料の手取り額」とは少し違っています。
「再配分所得」とは、「年金などの社会保障給付」も加えた所得になります。だから、下記の式になりますよ。
◎「再配分所得」=「当初所得-税・社会保険料+社会保障給付」
「小塩教授の論考」では、この「再配分所得」の「1989年と2020年」を比較して、どの位「みんなが貧乏になったのか」を証明しているのですよね。
下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出しますね。
「再配分所得の分布状況」より
https://www.yu-cho-f.jp/wp-content/uploads/2025autumn_articles01.pdf
出典:ゆうちょ財団 所得格差・貧困の近年の動向より:5月1日利用
上記のグラフは、「小塩教授の論考」の「所得格差・貧困の近年の動向」からの「1989年と2020年」の「再配分所得の分布」です。
「世帯所得の所得階級別」になっています。一番左が「0~100万円」で、一番右が「1000万円~」になっていますよ。
「灰色ラインが1989年」で、「黒色ラインが2020年」です。二つのラインはちょうど「400~500万円でクロス」しています。
このグラフは、以下のことを表しているのですよね。
◎「上記グラフの示していること」
(1989⇒2020年の31年間の変化)
①「世帯所得500万以上の数が減少した」
(1989年のラインより2020年のラインは下に下がっている)
②「世帯所得400万円以下の数が増加した」
(1989年のラインより2020年のラインは上昇している)
③「世帯所得400~500万円の数は変化しなかった」
上記を一言で言うと、「1989年と2020年の世帯所得」を比較すると、「500万円以上の全世帯」が「400万円以下の世帯」に「ずり落ちている」となっているのですよね。
これを「小塩教授」は、以下のように記載していますよ。
「日本の所得分布は水準の高いところで厚みを減らし、低いところで厚みを増している」by小塩教授
「ピケティが描くような所得の二極分化は見られず、いわば『みんな仲良く貧乏に』なっていると表現してもよいだろう」by小塩教授
ふーむ、この「小塩教授の分析」が正しければ、「日本の格差は拡大している」のではなく、「みんな仲良く貧乏になった」とみるのが正確ということになりますよね。
( ̄へ ̄|||) フーム
論語の言葉に「貧しきを憂えず、等しからざるを憂う」というのがありますけどね・・・、かと言って「みんな仲良く貧しくなった」が目の前に広がっているとは驚きますよね。
ただ、これは「1989年と2020年の比較」ですからね。この「1989年はバブルの真っ最中」でしたから、その辺も考慮しなければならないのかも知れませんね。
冒頭の「世論調査」では、「所得格差は1年前と比べると拡大している73%(2025年)」でしたから、
次に、この「1989~2020年以降」のデータを見てみましょう。
なお、この「小塩教授」の「所得格差・貧困の近年の動向」と言う論考をお読みになりたい方は、下記のリンクのクリックをお願いします。
https://www.yu-cho-f.jp/wp-content/uploads/2025autumn_articles01.pdf

4.「2022⇒2025年は、所得十分位の全部がみんな貧しくなっていたよ」
前項では「1989~2020年の世帯所得の推移」を「みんな仲良く貧しくなった」とみてきましたが、次に「2022~2025年の世帯所得の増減率」を見てみましょう。
これは「久我ニッセイ基礎研究所上席研究員」のレポートです。下記でしたよ。
これは「世帯所得十分位」ですから、一番初めの「①が所得が一番低いクラス」で、段々「所得上位クラス」へと進んでいき「⑩が一番所得が高いクラス」となっていますよ。
◎「世帯年収別にみた家計収支の現状」
(年間収入十分位)
(実収入・可処分所得は2025年の分)
(増減率は2022⇒2025年)
(1000円以下切り捨て)
①「2025年の実収入:月31.8万円」税込み
・「可処分所得 :月27.8万円」税社保ぬき
・「名目増減率 : +6.5%」
・「実質増減率 : -4.0%」
(コロちゃんはココ)
②「2025年の実収入:月41.0万円」税込み
・「可処分所得 :月35.4万円」税社保ぬき
・「名目増減率 : +6.5%」
・「実質増減率 : -4.1%」
③「2025年の実収入:月46.6万円」税込み
・「可処分所得 :月39.4万円」税社保ぬき
・「名目増減率: +7.8%」
・「実質増減率: -2.9%」
④「2025年の実収入:月52.0万円」税込み
・「可処分所得 :月44.0万円」税社保ぬき
・「名目増減率 : +10.1%」
・「実質増減率 : -0.8%」
⑤「2025年の実収入:月55.6万円」税込み
・「可処分所得 :月46.3万円」税社保ぬき
・「名目増減率 : +4.9%」
・「実質増減率 : -5.5%」
⑥「2025年の実収入:月62.9万円」税込み
・「可処分所得 :月51.7万円」税社保ぬき
・「名目増減率 : + 7.8%」
・「実質増減率 : -2.9%」
⑦「2025年の実収入:月68.4万円」税込み
・「可処分所得 :月56.0万円」税社保ぬき
・「名目増減率 : +3.0%」
・「実質増減率 : -7.2%」
⑧「2025年の実収入:月76.9万円」税込み
・「可処分所得 :月62.1万円」税社保ぬき
・「名目増減率 : +5.3%」
・「実質増減率 : -5.2%」
⑨「2025年の実収入:月92.9万円」税込み
・「可処分所得 :月73.7万円」税社保ぬき
・「名目増減率 : +7.6%」
・「実質増減率 : -3.1%」
⑩「2025年の実収入:月125.3万円」税込み
・「可処分所得 : 月 95.4万円」税社保ぬき
・「名目増減率 : +5.3%」
・「実質増減率 : -5.1%」
https://www.nli-research.co.jp/report/detail/id=85037?site=nli
(出典:ニッセイ基礎研究所 世帯年収別にみた家計収支の現状2025年より:5月1日利用)
うーむ、これは驚きますよね。
(´ヘ`;)ウーム…
というのも、上記をみると「世帯所得十分位すべての世帯」で、2022年から2025年の3年間で「実質可処分所得(※)が低下」していたのですよ。
(※実質可処分所得:物価の影響を差し引いた本当の手取り額)
ほらほら、上記で「黒太字」になっている「実質増減率は①~⑩」のすべてが「マイナス」に沈んでいますよ。
(  ̄O ̄)ホラホラ
ただ実際の「手取り額の方」は、すべての階層で「名目上は増加」しているのですよ。
つまり「十分位のすべての階層」が、「受け取った給料は増えた」が、「物価上昇率」を差し引いたら「実質的には下がっていた」となりますよ。
「名目の増加率」が最大だったのは、「④の階層の2025年の実収入:月52.0万円」で「名目増減率は10.1%」も増えています。
しかし、この「④月52.0万円の世帯」でも「実質増減率は-0.8%」に沈んでいます。
上記からこの「実質可処分所得」のみを、もう一度「全十分位」別に書き出しますね。以下でしたよ。
◎「2022年⇒2025年の実質可処分所得の減少率」
(十分位は貧しい順)
①「第1分位 :-4.0%」コロちゃんはココ
②「第2分位 :ー4.1%」
③「第3分位 :-2.9%」
④「第4分位 :-0.8%」最小
⑤「第5分位 :-5.5%」
⑥「第6分位 :-2.9%」
⑦「第7分位 :-7.2%」最大
⑧「第8分位 :-5.2%」
⑨「第9分位 :-3.1%」
⑩「第10分位:-5.1%」
https://www.nli-research.co.jp/report/detail/id=85037?site=nli
(出典:ニッセイ基礎研究所 世帯年収別にみた家計収支の現状2025年より:5月1日利用)
うーん、上記を見ると「一番減ったのが⑦第7分位で月収は手取りが月57万円の世帯」ですよね。
(´ヘ`;) ウーン
そして「所得中位〜上位層」の「⑤第5分位-5.5%・⑦第7分位-7.2%・⑧第8分位-5.2%・⑩第10分位-5.1%」と、いずれも「-5%以上」で大きく減っているのが目立ちますよね。
つまり「中位~高所得層」ほど、「実質可処分所得の低下が大きい」のですよ。
このことを「久我上席研究員」は、「賃上げの恩恵が、必ずしも年収の高い層に十分届いているわけではない点は、この3年間の家計動向における重要な特徴の一つである」と書いていますよ。
つまり、データでみると「前項の小塩教授の論考」では、「1989年から2020年」に「500万円以上の全世帯」が「400万円以下の世帯」にずり落ちていましたよ。
そして、上記の「久我上席研究員のレポート」では、「2022年⇒2025年」に「所得十分位の全階層」が「実質可処分所得を減らしていた」となっています。
これって、まさに「みんな仲良く貧乏になった」と「言い得て妙(※)」ですよね。
(※非常に巧みな表現で的確に物事を言い表している様子)
ただ「言い得て妙」ではあっても、まったく嬉しくない結果だと思ったコロちゃんでしたよ。
そして「全員が均等に貧しくなったわけではない」点にも注意を払うべきだと、コロちゃんは思っていますよ。
なお、この「久我ニッセイ基礎研究所上席研究員」のレポート「世帯年収別にみた家計収支の現状(2025年)」をお読みになりたい方は、下記のリンクのクリックをお願いします。


5.「隣の芝生は青く見えるよ」
さてここで、ちょっとコロちゃんの考え方を書いておきますね。
ここまでの内容は、「データ」では「みんな仲良く貧乏になった日本」なのですが、「世論調査」では「1年前と比べて格差が拡大した」と7割以上の方が考えているとなっていました。
コロちゃんは、この「落差・意識とデータの乖離」は、「隣の芝生は青く見える」からではないかと考えましたよ。
この言葉は、「英語のことわざ」の「The grass is always greener on the other side of the fence」からきています。
直訳すると「フェンスの向こう側(隣)の芝生は、いつも青く見える」となり、「他人のものは自分のものより良く見えるという心理」からきたことばですよね。
コロちゃんが少年だった1960年代では、強固な「ご近所共同体」がありましたから、隣の家の「お財布事情」までお互いに知っていました。
どちらの家が「少し豊かなのか?」、あるいは「少し貧しいのか?」も、みんな筒抜けだったのですよね。
もちろん「衣服・持ち物」も、「貧乏人・お金持ち」という格差が目に見えるものとしてあったのです。
しかし、現在では「お金持ち」だって「ユニクロ」は着るでしょうし、「貧しい人」でも「背広」ぐらいは持っているでしょう。
今は目で「豊かさ」は見えにくくなりました。「所得・資産」も、今では見ただけではわかりませんよね。
「年金所得」だって、月35万円の高齢者もいますし、「企業年金」や「個人年金」がある方もいらっしゃいますから、こちらも「豊かさ」は目で見えにくくなっています。
そんな中で、「物価」が毎月上昇し「実質賃金」が低下する中で、わが身が「貧しくなっている」のか、それとも「賃上げ」で「横這い」なのかを正確に把握できる方は少数派ですよね。
大多数の方は、「少しずつ生活が圧迫されているような気がする」というところではないでしょうか。
その中で、多くの人たちが「隣の人は自分より豊かに見える・格差が拡大している」と考えるようになったとコロちゃんは考えましたよ。
もちろん、これはコロちゃんの見方ですからね。正しいかどうかは分かりません。
ここまでの「データ」をみると「全体的に苦しくなりつつ、格差もじわっと存在している」と言ったところかとも思いましたしね。
しかし、「みんなが格差が拡大している」と考え始めると、「実態」は別にしても今後は「国民の分断が進む」ということですよね。
そう考えると、どう考えても「あまり喜ばしい事態」とは言えないとコロちゃんは思いましたよ。

6.「コロちゃんと十畳一間のアパート」
さて、今日のテーマは「格差は本当に広がったのか?データと実感のズレを読み解く」を考察してみましたよ。
この「みんなが仲良く貧乏になった」という見方は、コロちゃんの見解ですからね。正しいかどうかは、お読みの皆さんにお任せしますね。
ただ大きな間違いはないとコロちゃんは思っていますけどね。
今日の「コロちゃん話」は、1970年代初頭に青年コロちゃんが妻と一緒に住み始めた「10畳一間のアパートの話」を書きますね。
当時の青年コロちゃんは、妻との結婚を機にそれまでの「6畳のアパート」から「10畳一間のアパート」に転居したのです。
1970年代初頭の「地方から上京した若者たち」にとって、「結婚後の共働き」はそのまま「収入の増加」で周囲の友人たちより「豊かになる道」でもあったのですよね。
そこでその頃の「若者たちの独身と結婚後の所得格差(アパート格差)の話」を書いてみますよ。
「独身時代」のコロちゃんも妻は、それぞれ「6畳一間のアパート」に住んでいました。もちろん当時のアパートですから、「トイレ共同・風呂なし」のアパートでしたよ。
それが「2人が結婚することに」よって、「十畳の部屋と2畳程度のフローリングが付いた部屋」に引っ越すことになったのです。
当時のコロちゃんも妻も交友範囲が広かったですから、たちまち週末は「友人たちが集まるたまり場」のようになりました。
「会議、飲み会、麻雀など」で、毎週のように友人たちが訪問していましたね。そんな時に、みなが口々に言うことは、以下でしたよ。
「コロちゃんちは、こんな広い部屋でいいなー、うらやましいよ」by友人たち
当時の上京してきた若者たちは、ほとんどが「例外なく四畳半か6畳一間のアパート」に住んでいたのですよね。
そんな時には、コロちゃんは「お前らも早く結婚すれば広い部屋に住めるぜ」と、偉そうに上から目線で言うことが常でしたよ。
コロちゃんも友人たちも「同じような給料」で働いていたのですが、「豊かさの感覚は相対的なもの」です。
「五十歩百歩と笑わば笑え」、ちょっとだけ「優越感」を感じていたコロちゃんでしたよ。
o(`⌒´*)oエッヘン!
そんなある夜に、コロちゃんの部屋をノックする客人がいました。
コロちゃんがドアを開けると、まったく知らない少し年配の青年が、次のように話を始めたのですよね。
「あのー、妻がきていませんか?」by知らない青年
はて? 何のこと?
(*´・д・)はて?
青年コロちゃんの頭の中は「???」でいっぱいでしたよ。
そこでコロちゃんは、後ろを振り向いて妻に「知っている方なの?」と聞くと、妻も「??」の様子でした。
とりあえずその青年から話を聞いてみると、「妻が子ども(乳児)を置いて出ていってしまったのですけど、離婚届にお宅の奥さんの名前が記載されていたので・・・」というのですよね。
その当時の青年コロちゃんは知りませんでしたが、どうやら「離婚届」には「証人2名の署名が必要」とされていて、その「証人」に妻が署名をしていたのですよね。
どうやら「逃げ出した奥さん」は、コロちゃんの妻と友人(女性)の2名に「離婚届の証人」を頼んでいたらしいのですよ。
それで、「逃げ出した妻」を旦那さんが探しにコロちゃんのアパートを訪ねてきたとなったみたいでしたね。
その事情を、その青年は痩せた顔で話をした後に、コロちゃんの部屋をしきりに見渡して、どこかに「妻が隠れていないか」を探すようなしぐさをしていましたよ。
だけど、コロちゃんの部屋は「友人たちのアパート」よりは広いと言っても「たった10畳一間のアパート」ですよ。「+2畳の板の間」はありましたけれどね。
多分「逃げ出した奥さん」は、別の友人の家に隠れていたのでしょう。その「少し年上の青年」は「げっそり」して帰っていきましたよ。
その後コロちゃんと妻は、「世の中にはいろんなことがあるもんだなー」と話し合いましたよ。
しかし、目の前で拡げられた「離婚のごたごた」を始めてみた驚きに、「ああなるとつらいだろうなー」と同情しきりでしたよ。
ただ、コロちゃんちは「新婚ホヤホヤ」でしたからね。目の前の「離婚のごたごた」を見ても、自分たちとは「別世界のできごと」と信じていましたよ。
あれから「50年経ったコロちゃん」は、当時の「離婚が別世界」が証明されてよかったと胸をなでおろしましたよ。
だって「50年近く経った後に実証された」のですからね。
コロちゃんと妻の共同生活は、その後「50年近く」続いて悲しいことに「妻の死」でピリオドを打っています。
コロちゃんと妻の「一緒に生きた日々」には、「いろんなことがあったなー」と懐かしく思い出すコロちゃんでしたよ。
今日の「コロちゃん話」は、1970年代当時の友人たちより少し広い「十畳一間+2畳の板の間のアパート」であった「初めての離婚トラブルの話」でしたよ。
「初めての離婚トラブル」と言っても、コロちゃん夫婦の問題ではなかったことを強調しておきますね。
こんな話題が面白いかどうかは分かりませんが、「1970年代の若者の雰囲気」を感じていただければ嬉しいですよ。
コロちゃんは、社会・経済・読書が好きなおじいさんです。
このブログはコロちゃんの完全な私見です。内容に間違いがあったらゴメンなさい。コロちゃんは豆腐メンタルですので、読んでお気に障りましたらご容赦お願いします。
(^_^.)
おしまい。







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