【社会考】「ピンピンコロリ」出来るかな?

社会

おはようございます。今朝のワンコとの散歩は曇り空でした。どうやら、午後からは雨になりそうですね。

気温は5℃と、最近にしては高い気温でしたが、散歩から帰るとワンコは直ぐに「こたつ」に駆け込んで寝てしまいましたよ。

このワンコが生まれた年は、2009年5月でした。我が家のこたつの中で「オギャー・・・?」とは泣かないよね。

「クーン・・・?」と鳴きながら産まれたのを思い出しますね。

それが、現在はまもなく15歳となる「おじいちゃんワンコ」となって、コロちゃんがこの冬に作った「小さいこたつ」の中で、ほとんど1日中寝ていまうす。

下記に、その「こたつ犬」のフォトを添付しますので、心を癒してくださいね。

今日は「ピンピンコロリ出来るかな?」をカキコキしますね。

0.「今日の記事のポイント」

by<br><span class="bold-blue">コロちゃん</span>
by
コロちゃん

今日の記事は、下記のような内容になっていますよ。どうぞ最後まで楽しみながらお読みください。

☆「コロちゃんが利用している介護保険サービスと、介護保険認定高齢者数と割合」

☆「要支援・要介護者数の増加と、介護離職の現在」

☆「コロちゃんの死生観と、ピンピンコロリとネンネンコロリ」

☆「深刻にならずに笑って最後を迎えるよ」

1.「コロちゃんが利用している介護保険サービス」

コロちゃんは、現在自治体に「要介護認定」の申請を行なって「要支援1」と認定されています。

そして週2回、ヘルパーさんに「家事援助」のお手伝いをしてもらったり、週1回「訪問リハビリサービス」でマッサージを受けたりしています。

「介護保険」の本人負担は1割ですので、この「訪問ヘルパーさん(週2回:1時間)」の料金は月3000円、「訪問リハビリ(週1回:40分)」には月2800円の、合計月5800円をお支払いしています。

この\5800円は、「介護保険」でのお支払いですので、コロちゃんは1割負担での金額ですね。残りの9割は「介護保険」からお支払いされています。

2.「介護保険認定高齢者数と割合」

この「介護保険制度」の「介護サービス」は、コロちゃん以外にも多くの高齢者の方がご利用なさっています。

2023年現在で、コロちゃんのように在宅で利用している方は約413万人、施設に入所してサービスを受けている方は約95万人の、合計508万人の高齢者が利用をしているのです。

やはり「施設入所利用者(95万人)」は、「在宅利用者(413万人)」よりは少ないですね。

これは「高齢者」の要介護度による選別もありますが、「在宅」より「施設入所」の方が「料金負担金額」が高いという事情もあります。

コロちゃんが、もし自分の身体の介護度が上がってきても(要介護5:寝たきり状態)、出来るだけ自宅で暮らしたいと考えている理由の一つには、「施設入所」の料金負担が重いこともあります。

高齢者なら、ほとんどの方がコロちゃんと同じ考えを持っていると思いますよ。

誰しもが、身体が不自由になることを望んではいませんが、現実には一定数の高齢者の方が「要支援・要介護」に認定されています。

それでは同世代の中で、どのくらいの割合の高齢者の方が、「要支援・要介護認定」を受けているのかを見てみましょう。

◎「人口に占める要支援・要介護認定者の割合」

①「40~64歳:0.4%」
②「65~69歳:2.8%」
③「70~74歳:5.8%」(コロちゃんはココ)
➃「75~79歳:12.1%」
⑤「80~84歳:25.8%」
⑥「85歳以上:59.8%」

「要支援・要介護度の認定数」は、年齢が高くなるにつれて加速度的に膨れ上がります。

コロちゃんと同年代(70~74歳)は5.8%です。思ったより少ないですね。

しかし、その後の80歳以上となると「⑤80~84歳:25.8%」と4人に1人となり、「⑥85歳以上:59.8%」は5人に3人と6割近くとなっています。

これは、コロちゃんたちの高齢者自身ではどうしようもない「現実」です。この「現実」に合わせた対策を、今の内から心がける以外に方法はありません。

しかし、80代前半が25.8%で、後半以降で59.8%とは、あまりに多くてコロちゃんも驚きましたよ。

コロちゃんの母は確か83歳で亡くなりましたが、けっこう最後まで元気な様子でしたから、80代後半ではこんなに衰えるのかとびっくりしましたよ。

3.「要支援・要介護者数の増加」

上記の「要支援・要介護認定者」の数は、今後どんどん増加することが予測されています。

下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出します。

「内閣府 65歳以上の要介護度別認定者数の推移」より

https://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/w-2023/zenbun/pdf/1s2s_02-1.pdf
出典:内閣府 令和5年版高齢社会白書 より(3月12日利用)

上記のグラフは、2010~2020年の「65歳以上の要介護度別の認定者数」の推移です。

最後の2020年には、「認定者数」は668.9万人となっています。

 この人数668.9万人は、「介護保険制度」がスタートした2000年度の認定者数約256万人と比べると、約2.69倍も増加しているんです。

この「要介護・要介護認定者数」は、今後2035年まではさらに大きく増加して、2040年に988万人でピークを迎えると推計されています。

いやいや、これは今後だいぶ増えてきますね。

やはり「人口のボリュームゾーン」である1947~1949年生まれの「団塊の世代※」がこれから順次80代を迎えますから、「要介護・要介護認定者数」が増えるのは当然と思いますね。

(※団塊の世代の現在年齢は75~77歳)

次に、高齢者の「要介護者」が増えることに伴う影響についてみて見ましょう。

4.「介護離職の現在」

今現在でも「介護業界」は、人手不足と将来に人材不足を懸念する声が数多く上がっていますが、それが今後も続くと、「要介護認定」を受けても施設に入れないことも懸念されますね。

また、いろいろな事情で自宅での介護を余儀なくされる方もいらっしゃるでしょう。その場合の「介護」は、近親者しかいない場合もあり得ます。

下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出します。

「内閣府 介護・看護を理由とした離職者数の推移」より

https://www.gender.go.jp/about_danjo/whitepaper/r02/zentai/html/zuhyo/zuhyo01-00-38.html
出典:内閣府 男女共同参画局 介護・看護を理由とした離職者数の推移 より(3月12日利用)

上記のグラフは、「介護・看護を理由とした離職者数の推移」です。だいたい毎年10万人規模で「介護離職」が発生しています。

最新のデータですと、2018年と2019年は10万人を超えており、2020年は7万人に減少しています。厚生労働省の「介護離職者対策」が効果を表したのかもしれませんね。

しかしこの「介護離職」は、介護される「高齢者」も決して望んでの事ではないでしょうね。

自分が子どもの生活の足を引っ張ることを望んでいる親はいません。やむを得ない選択なのでしょうけど、何とも親子の双方が辛い選択だと、コロちゃんは思いましたよ。

5.「コロちゃんの死生観」

これまでのブログで、コロちゃんは何回か「死生観」を書いてきています。それと重複するところもあるとは思いますが、現時点でのコロちゃんの思いを書いておきますね。

コロちゃんは、今までに「死を間近に意識した時」が2回あります。

その1回目は、コロちゃんがまだお仕事をしていた60歳の時です。その時は60歳の誕生日から2ヵ月後に「大腸がん」が検査で分かったのです。

その時のコロちゃんは「命のタイムリミットが迫っている」ことを強く意識しましたね。そして、死んだ後に残される妻の生活を準備することに注力しましたよ。

その後、幸いなことに5年後に「大腸がん」は治癒となりました。

次に「死を意識した」のは、「大腸がん」発覚から2年後に「悪性リンパ腫」に罹患した時です。

この時点ではまだ「大腸がん」が治癒となっていませんでしたから、「今度こそダメか」とため息をつきましたよ。

しかし、この「悪性リンパ腫」も5年後に無事「治癒」となりました。

コロちゃんは「悪運」が強いんです。

この「悪性リンパ腫罹患」の時も、コロちゃんは身の回りの物を片付けて、再び残される妻の生活の確保の準備をしましたね。

それが何の因果かコロちゃんは生き延びて、妻が「肺がん」で先に逝くなんて、コロちゃんは「予定してないぞ!」と天を仰ぎましたよ。

しかし生きているものは、最後までシッカリと生き続けなけらばならないのですよね。

コロちゃんは、今までで「現在」が一番メンタルが安定しています。

なぜかと言うと、今まではずっと「家族の生活と人生」に責任があったのですが、今は自分一人だけのことを考えれば良いのです。

コロちゃんは、若い時分の一人で生きることを選んだ時から、生活の為に働き、やりたいことの為に力を注ぎました。

それらには当然のこととして「社会的責任」が付きまといます。それが、齢が「こらいまれ」にして、初めてそれらの「社会的責任」から解放されたのです。

もちろんコロちゃんは、当時の「社会的責任」や「家族の生活と人生の責任」を背負うことが嫌ではなかったですよ。充実感もありましたしね。

しかし、それらがなくなった現在、初めて「解放感」も感じていますね。

現在のコロちゃんの課題は、上記で見てきたように「要介護度」が高い数字になるような状態になった場合の対応ですね。

将来のことは分かりませんからね。もしコロちゃんが介護を受けるようになった時に、万が一にでも「子ども世代」が離職を強いられることないようにしていきたいと考えていますよ。

6.「ピンピンコロリとネンネンコロリ」

皆さん、「PPK」ってご存じですか?

「国連平和維持活動(Peacekeeping Operations)の略ではありません。

「PPK」は、大勢の高齢者の方が願っている最後のあり方の「ピンピンコロリ」の略です。

この言葉は、「寿命と健康寿命の差の無さ(不健康期間の短さ)」を言い表した表現で、「亡くなる直前まで病気に苦しむことなく元気に長生きし、最後は寝込まずにコロリと死ぬこと」です。

それに対して「NNK(ネンネンコロリ)」というものもあります。これは不幸にして長期の「寝たきり生活」の後に亡くなることを言います。

ほかにも「NNG(ネンネンゴロリ)」と言う方もいらっしゃいましたね。

コロちゃんは、できれば「PPK(ピンピンコロリ)」で逝きたいと考えて、ポチポチ調べてみましたら、以下の二つの説がありました。

①「健康寿命と平均寿命の差はけっこう長い」

「平均寿命」は皆さんもご存じですよね。「平均寿命」とは0歳における平均余命の事で、2023年は「男性81.05年、女性の87.09」と発表されています。

そして「健康寿命」とは、「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」と定義されて言います。

この「健康寿命」は「男性男性72.6歳、女性75.5歳」と発表されています。
(WHO:世界保健統計2023年版より)

そうすると、「PPK(ピンピンコロリ)」は、「寿命と健康寿命の差の無さ(不健康期間の短さ)を言い表した表現」ですから、できれば短いほど良いですね。

しかし、その「平均期間」は、男性は8.45年、女性は11.5年となります。けっこう長いんですよね。この年数が短いほど「幸せ」とわけです。

しかし、正式な統計データはありませんが、「PPK」が実現している高齢者は10%ほどだとされていますね。

コロちゃんは、8.45年も不健康寿命が続くのは、勘弁してもらいたいですね。出来ればさっくり逝けると良いのですけど。

②「PPK(ピンピンコロリ)が7~8割」

また、別の考察を記載しているところもありました。それは、「健康から要介護1までを自立期間(ピンピン状態)」とした考察です。

「PPK(ピンピンコロリ)」の出発点を、「健康状態」ではなく「要介護1」にする考え方です。

そうすると「PPK(ピンピンコロリ)」のまま亡くなる方が、7~8割になるというのです。

これをコロちゃんは読んで、なるほどと思いました。

現在の医療があると、昨日まで普通に元気でいた高齢者がいきなりバッタリ亡くなると言う事は少ないでしょう。

ですから「終末期の直前まで要介護1までの自立生活が出来ている」ことを「PPK(ピンピンコロリ)」の前提とすれば、7~8割の高齢者が達成できる」という考察でした。

これは良いですね、コロちゃんもこれを「目標」として生きるとしましょう。

このプランは、病状に流されるのではなく、目標に向けて積極的に努力できる点がコロちゃんは気に入りましたよ。

よーし、コロちゃんは「終末期の直前まで要介護1までの自立生活が出来ている」ことを目指すぞ!
✧ ٩( ๑•̀o•́๑ )وエイエイオー!!

7.「深刻にならずに笑って最後を迎えるよ」

だいたいほとんどの「高齢者」は、長く寝たきりになってから逝くことを望んではいないんですよね。

みんな、死の直前まで元気に生きて、それから眠るように逝くのが望みなんですよ。コロちゃんだって同じですよ。しかし、それは自分の意思では選べませんから、いろいろ考えるのでしょうね。

はてさて、人間の最後は思うようにいかないのが人生です。どうなるかは後のお楽しみですよ。

コロちゃんは、気持ちが沈んだまま逝くのはイヤですよ。出来れば最後は「良い人生だったね」と笑って逝きたいと願っていますよ。

そして、コロちゃんの生き方でしたら、それが出来ると確信していますよ。

コロちゃんは、「みんな世話になったね」と笑いながら目を瞑りましょう。

今日は、「介護保険」の状況と「PPK(ピンピンコロリ)・NNK(ネンネンコロリ)」をカキコキしました。

このブログをお読みの皆さんは、お父さん・お母さんはご存命でいらっしゃいますか?

もしいらっしゃった場合には、いずれ今日のブログで書いたような状況が必ず来ますよ。今の内から、時々は考えてみることをお勧めしますよ。

コロちゃんは、もうすぐこの「PPK(ピンピンコロリ)・NNK(ネンネンコロリ)」が訪れそうですから、真剣に考えてていますよ。

コロちゃんは、社会・経済・読書が好きなおじいさんです。

このブログはコロちゃんの完全な私見です。内容に間違いがあったらゴメンなさい。コロちゃんは豆腐メンタルですので、読んでお気に障りましたらご容赦お願いします(^_^.)

おしまい。

Adina VoicuによるPixabayからの画像
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