【社会考】やっぱり静かな方がいいよね?

社会

おはようございます。最近の気候は変わりやすいですね。朝から暑い日もあれば、雨模様で肌寒い日もあったりで、朝は長袖、日中は半そでと、なかなか衣替えが進みません。

できれば、毎日爽やかな5月の気候が続いてほしいですね。

今日は新聞をバサバサしていましたら、「コロちゃん同感!」と思わず膝を打ったコラムについてポチポチします。

1.「大きな声で乱さないで」

コロちゃんは、毎朝コーヒーを飲みながら新聞をバサバサめくっていますが、時々興味深い記事をみつけることがあります。

今日も、思わず「その通りだね!」と声を上げそうになったコラムがありました。

それは5月21日の日経新聞の「NIKEI Asia Opinion」の欄の「台湾、現状維持こそ最適解」との記事です。

その記事をお読みになりたい方は、下記のリンクのクリックをお願いします。

台湾、現状維持こそ最適解 元シンガポール国連大使 キショール・マブバニ氏 - 日本経済新聞
台湾をめぐる戦争はアジアにとって惨事だが、欧州への影響はわずかだろう。にもかかわらず、欧州の指導者の台湾をめぐる騒がしい発言が目立つ。アジアの指導者が概して沈黙を保つのと対照的だ。フォンデアライエン欧州委員長は最近、「武力行使による一方的な現状変更に強く反対する」と台湾問題についてコメントした。ドイツのベーアボック外相...

この記事は、元シンガポール国連大使のキショール・マブバニ氏の署名記事です。

この記事では、「台湾をめぐる戦争はアジアにとって惨事だが、欧州への影響はわずか」にもかかわらず、「欧州の指導者の台湾をめぐる騒がしい発言が目立つ」と現状を指摘します。

そして「アジア人は台湾の現状維持が最適解だと考えてきた」と、アジア人としての意見を言います。

「欧州の政治家は、中国が現状変更を試みていると指摘するが・・・現状を変更しようとしているのは米国であると公言する勇気がない」と語るのです。

そして「静かな現状維持が半世紀以上にわたり台湾海峡の平和を守ってきた」「私たちは注意深い沈黙によって現状を維持し、平和を守ってきた」と主張するのです。

このコラムは、最後を「あなた方の大きな声によって乱さないでもらいたい」と締めています。

この「あなた方」というのは、「欧州の指導者」を指しているのでしょう。

このコラムの執筆者のキショール・マブバニ氏は、シンガポールのリー・クアワンユー公共政策大学院院長をなさっている方ですね。

経歴をポチポチしてみますと、シンガポール大学、カナダ・ダルハウジー大学院で学んでおられます。

その後、シンガポール外務省勤務で、外務事務次官。その後シンガポール国連大使などを歴任していますね。

コロちゃんは、この「コラム」の内容に、まったく同感の思いを持ちました。争いは相手があることですから、「大きな声」を上げるとお互いに段々エスカレートしてしまうことが多いです。

それは、個人も国家も同じなのではないでしょうか。

2.G7首脳会議「中ロ威圧に対抗」

ちょうど、上記の記事が掲載された日経新聞の1面のトップ記事が「G7首脳会議」の「首脳宣言」の記事でした。

その記事は「中ロ威圧に対抗」として、「G7首脳宣言」の内容が掲載されていました。

その内容は、「法の支配による国際秩序を維持・強化」と「世界のいかなる場所でも武力や強制力での一方的な試みに反対」と書かれています。

また、中国に関しては、東・南シナ海の状況ヘの「深刻な懸念」の表明と、「力や威圧による一方的な現状変更にも強く反対する」と訴えています。

この記事をお読みになりたい方は、以下のリンクのクリックをお願いします。

G7「国際秩序維持へ結束強化」 首脳宣言 中ロの威圧に対抗 - 日本経済新聞
主要7カ国首脳会議(G7広島サミット)は20日、討議の成果をまとめた首脳宣言を発表した。中国やロシアに対抗し「法の支配」に基づく国際秩序を維持するため結束を強化すると明記した。「核兵器のない世界」を究極的な目標と位置づけ、現実的な方法で核軍縮を進めると強調した。首脳宣言はサミットの最終日に公表するのが通例だが、今回は1...

コロちゃんは、この宣言の内容に反対するわけではないですよ。

ただ、このようにあえて大声を上げることへの違和感を感じたのです。

3.過去を振り返る

コロちゃんは、このコラムとG7 首脳宣言を読んで、過去の「イラク戦争」と「アフガニスタン紛争」を思い起こしました。

①イラク戦争

この二つの戦争ともアメリカが当事者の戦争ですが、2003年に始められた「イラク戦争」は、国連決議なしに行なわれました。

そして、その開戦理由であった「イラクの大量破壊兵器保有」は、戦後には、存在しなかったことがわかっています。

このイラク戦争の詳細をお知りになりたい方は、以下の引用のリンクからお読みください。

「ウィキペディア イラク戦争」より

「イラク戦争とは、アメリカ合衆国が主体となり、2003年3月20日からイギリス、オーストラリアと、工兵部隊を派遣したポーランド等が加わる融資連合によって、イラク武装解除問題の大量破壊兵器保持における進展義務違反を理由とする『イラクの自由作戦』の名の下に、バアス党政権下のイラクへ侵攻したことで始まった軍事介入である」

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%A9%E3%82%AF%E6%88%A6%E4%BA%89
ウィキペディア (Wikipedia): フリー百科事典:「イラク戦争」最終更新 2023年5月4日 (木) 10:27 

②アフガニスタン紛争

そして、「アフガニスタン紛争」は、2001年9月11日の同時多発テロ後の2003年に開戦されています。

この戦争は、アメリカ・フランス・カナダ・ドイツ等と共同で行なわれましたが、国連軍ではありませんでした。

反米テロを繰り返すアルカイーダの活動拠点の破壊と、庇護者とみなされたターリーバーンの転覆を目的としてアフガニスタンに侵攻しました。

この戦争は、法的には「集団的自衛権」の行使として行われましたが、「テロ攻撃に対して自衛権は発動できない」という法学者もおり、議論が発生していました。

開戦後アメリカは、目的を達成できずに、19年10ヵ月後の2021年に撤退しています。

この紛争は、ベトナム戦争(1955~ 1975年)を5か月上回り、米国史上最長の戦争となりました。

「ウィキペディア  アフガニスタン紛争 (2001年-2021年)」より

「アフガニスタン紛争とは、2001年から2021年にかけてアフガニスタンで起きた紛争である。アメリカ合衆国を中心とする連合軍とターリーバーンとの19年10か月に及ぶ戦闘の後、米軍は撤退、ターリバーンが政権を回復することで終結した」

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%95%E3%82%AC%E3%83%8B%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%B3%E7%B4%9B%E4%BA%89_(2001%E5%B9%B4-2021%E5%B9%B4)
ウィキペディア (Wikipedia): フリー百科事典:「アフガニスタン紛争」最終更新 2023年5月17日 (水) 10:07  

この二つの戦争・紛争をみても、あとから振り返ると、どうしてそんな戦争や紛争をしてしまったのだろうと思うようなことが多いのです。

上記の「イラク戦争」は、戦争目的だった「大量破壊兵器」の存在自体がなかったことが判明しています。

また、「アフガニスタン紛争」に至っては、テロ組織庇護のターリーバーン政府の転覆のための内戦介入という、「自衛権」というにはやや無理のある開戦理由です。

そして、この二つの戦争・紛争で死んだり怪我を負った人々の数を考えると、なぜ戦争が避けられなかったのかと、考えてしまうのです。

このようなことが頭にあると、つい先日に行なわれたG7首脳会議の「G7首脳宣言」の内容に目が向きます。

「法の支配による国際秩序を維持・強化」

「世界のいかなる場所でも武力や強制力での一方的な試みに反対」

「力や威圧による一方的な現状変更にも強く反対する」

コロちゃんは、上記と同じ言葉を「イラク戦争」と「アフガニスタン紛争」の時に、欧米の指導者から聞きたかったと思いました。

4.「今日のウクライナは明日の東アジアかもしれない」

この小見出しの言葉は、3月26日に防衛大学校の卒業式での岸田総理の訓示での言葉です。

「今日のウクライナは明日の東アジアかもしれない」

なんとも物騒な言葉ですよね。コロちゃんは、この言葉を読んで「煽っているの?」と問いたくなりました。

冒頭で取り上げたキショール・マブバニ氏のコラムの文章をもう一度読んでみましょう。

「静かな現状維持が半世紀以上にわたり台湾海峡の平和を守ってきた」

「私たちは注意深い沈黙によって現状を維持し、平和を守ってきた」

コロちゃんは、危機を煽り立てる行為は嫌いです。
コロちゃんは、戦争は嫌いです。
コロちゃんは、平和主義です。

コロちゃんは、もうおじいちゃんですから、戦地に行くことはないとは思いますが、戦争は多くの場合「経済」をも破壊します。

戦争の惨禍から逃れられる人は、ごく上層の一握りの人たちだけです。下層の人間ほど酷い目に合うのは、歴史がもの語っています。

だいたい「突っ込めー!」と叫ぶ人は、後ろにいる人って決まっているんですよね。

止めましょうよ、煽ることは。

コロちゃんは、社会・経済・読書が好きなおじいさんです。

このブログはコロちゃんの完全な私見です。内容に間違いがあったらゴメンなさい。コロちゃんは豆腐メンタルですので、読んでお気に障りましたらご容赦お願いします(^_^.)

おしまい。

PetraによるPixabayからの画像
PVアクセスランキング にほんブログ村

コメント

タイトルとURLをコピーしました