【社会考】「認知症の行方不明者」が1.9万人もいるよ

社会
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おはようございます。今朝のコロちゃんは、頭を抱えています。

「困ったなー、まいったなー、何とかならないかなー」byコロちゃん

いったい何が起こったのかと言うと、昨夜に「次男一家家長様」から☎がありました。

by<br>次男一家家長様
by
次男一家家長様

長男一家家長様が、コロちゃんがいくら言ってもスイミングや筋トレやらないって怒ってたよ。

あれは、相当怒ってるな。

「あらら、もうばれちゃったの? いやーまいったまいった。だけど昨年は3か月間もスイミングにかよってたんだよ。それが冬は寒いから止めてたら、そのままズルズルと・・・」byコロちゃん

たぶん「長男一家家長様」は、凄く下記のように起こってるんだろうなー?

by<br>長男一家家長様
by
長男一家家長様

くおらーコロ

なんで俺様の言うことを、きーかーなーいんだー?

そういえば、先日の「沖縄旅行」以後には☎がないよね。怖い怖い怖いよー。
((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

参ったなー、コロちゃんは家の中で静かに「読書」している方が好きなんだよね。

だけど、「長男一家家長様」もコロちゃんのことを考えてくれて言って(怒鳴って)いるんだから、無碍には出来ないし・・・。

何とか、この「出口のない問題」の答えをみつけられないかなー?

「梅雨明け」の暑い夏の中で、こんなことを考えながら部屋の中でブログを書いているコロちゃんでしたよ。

どなたか、コロちゃんが陥っている穴(ドツボ)から抜け出す方法をご存じの方は、ぜひお教えくださいね。

今日は「認知症の行方不明者が1.9万人もいるよ」をカキコキしますね。

0.「今日の記事のポイント」

by<br><span class="bold-blue">コロちゃん</span>
by
コロちゃん

今日の記事は、下記のような内容になっていますよ。どうぞ最後まで楽しみながらお読みください。

☆「認知症の行方不明者2023年に1万9000人と、11年連続で高齢者の行方不明者が増えたよ」

☆「年代別では80歳以上が多いよと、認知症患者数は1000万人もいるよ」

☆「平均寿命が伸び続ければ認知症患者数は増えるよねと、恍惚の人というのがあったよね」

☆「認知症は防げないんだってと、コロちゃんは自分が壊れるのを知るのは怖いよ」

1.「認知症の行方不明者2023年に1万9000人」

今朝のコロちゃんが、「長男一家家長様」の怒りの爆発を恐れて震えながら新聞をバサバサ読んでいたら、「認知症の行方不明者、23年に1万9000人」と言う記事に目が留まりました。

「そうだ、コロちゃんがスイミングに行かなくなったのは認知症のせいだ!」って言えばなんとかならないかなー?・・・とは、ちょっとしか考えませんでしたよ。

「ちょっとは考えたんかーい!」
(x_x) ☆\( ̄ ̄*)バシッ

それはともかくとして、1年に1万9000人と言ったら、毎日50人以上にもなりますよ。

いくら「高齢化」って言っても、凄く多い数の高齢者が行方不明になっているのですね。

コロちゃんは、さっそくこの「ネタ元」を探して読んでみましたよ。

2.「11年連続で高齢者の行方不明者が増えたよ」

コロちゃんがネットの世界をポチポチ探して、見つけ出したのは「警視庁」が発表した「令和5年における行方不明者の状況」と題したレポートです。

「行方不明者」の中に、「認知症」の枠で発表しています。

下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出します。

「警視庁 認知症に係わる行方不明者の推移」より

https://www.npa.go.jp/safetylife/seianki/fumei/R05yukuefumeisha.pdf
出典:警視庁 令和5年における行方不明者の状況より(7月19日利用)

上記のグラフは「警視庁」が発表している2014年(平成26年)~2023年(令和5年)の「認知症に係わる行方不明者の状況」です。

下に書き出しますね。

◎「認知症の行方不明者」

➀「2014年:1万0783人」
➁「2015年:1万2208人」
③「2016年:1万5432人」
④「2017年:1万5863人」
⑤「2018年:1万6927人」
⑥「2019年:1万7479人」
⑦「2020年:1万7565人」
⑧「2021年:1万7636人」
⑨「2022年:1万8709人」
➉「2023年:1万9039人」

いやいや、毎年1万人を越える「認知症の行方不明者」がいるじゃないですか。それも総数もすごいですけれど、右肩上がりに毎年増え続けていますね。

この分だと今年の2024年には「年間2万人越え」が確実に見据えられますね。

だけど、コロちゃんが外を歩いているのは「ワンコの散歩」ですからね。「認知症」で徘徊しているわけじゃな・・い・と思いますよ。
Σ(´Д`ノ)ノダイジョウブ??

3.「年代別では80歳以上が多いよ」

この上記で見た「認知症の行方不明者」の「➉2023年:1万9039人」を、年代別で見ると以下の通りとなっています。

◎「認知症の行方不明者」

➀「30代  :2人」
➁「40代  :9人」
③「50代:140人」
④「60代:826人」
⑤「70代:6838人」
⑥「80歳以上:1万1124人」

「➀30代:2人」と「➁「40代:9人」の方も居るんですね。これは「若年性」と言う「認知症」なのでしょうか。

やはり「高齢」になるほどに「認知症の行方不明者」は増えていますね。コロちゃんの年代「⑤70代:6838人」になると、一気に増加しています。

ただ、2023年以前に届けられた人も含めると、「所在確認(生存者)は1万8221人」で、「死亡確認は553人」となっていますから、行方不明者のほとんどは3日以内に保護されているようですね。

コロちゃんはこれを読んで、他人ごとではないですよ。いつ自分が「認知症」と診断されるのかわかりませんからね。

先日の「長男・次男一家」との「沖縄旅行」の時にも、「コロちゃんは時々、言うことを聞いていない時がある」と言われていますからね。

別にコロちゃんは、「聞こえないふり」をしていたわけではないのですよ。ただ、なにか別なことをやっていると、隣から呼びかけられても気が付かないことがしばしばあるのです。

これは、いままではコロちゃんが「集中力がある」とポジティブに考えていたのですが、ひょっとすると「脳機能が変化している」のかも知れませんね。

4.「認知症患者数は1000万人もいるよ」

よく「少子高齢化」と言われていますが、「内閣府」には「認知症施策推進関係者会議」が設置されていて、「認知症基本法(2023年6月成立)」に沿った「対策」を進めています。

そこで議論されている「認知症施策推進基本計画(素案)」には、以下の記載がありました。

「 我が国においては、急速な高齢化の進展に伴い、認知症の人が増加している。」

「2022年の認知症の高齢者数は約443万人、軽度認知障害(MCI)の高齢者数は約559万人と推計され、合計すると約1000万人を超え、高齢者の約3.6人に1人が認知症又はその予備軍とも言える状況」

この2022年の「認知症患者数1000万人」は凄い数ですね。

しかし推計ではこの数が、2030年に「認知症患者数:523.1万人」と「MIC(軽度認知障害)数:593.1万人」で、合計すると1116.2万人と、さらに増える予測も出ていますね。

ここでちょっと「軽度認知障害」について見ておきましょう。

○「MIC:軽度認知障害とは?」

「軽度認知障害(MCI:Mild Cognitive Impairment)とは、認知症の前段階にあたる状態のことです。

「認知症」に近い症状が現れますが、日常生活への影響は認知症ほど大きくはないとされています。下記に「軽度認知障害の定義」を書いておきますね。

◎「厚生労働省による軽度認知障害の定義」

➀「年齢や教育レベルの影響のみでは説明できない記憶障害が存在する」

➁「本人または家族による物忘れの訴えがある」

③「全般的な認知機能は正常範囲である」

④「日常生活動作は自立している」

⑤「認知症ではない」

(出典:厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイト「e-ヘルスネット」より)

コロちゃんは、これを真剣に読みましたよ。

ひょっとしたら「もうコロちゃん認知症!」と思った時もありましたが、上記の「MIC:経度認知障害」を読むと、・・・こちらかも・・知れないですね。
( ̄へ ̄|||) ウーム

5.「平均寿命が伸び続ければ認知症患者数は増えるよね」

上記のように「認知症患者数」が増える背景には、高齢者の増加と、もう一つ「平均寿命の伸び」も構造的要因としてあります。

下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出します。

「内閣府 平均寿命の推移と将来推計」より

https://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/w-2023/html/zenbun/s1_1_1.html
出典:内閣府 令和5年版 高齢者会白書より(7月19日利用)

上記のグラフは「内閣府」が発表している1950~2070年の「平均寿命の推移と将来推計」です。2021年以降は「推計」になります。

この数値を見ると、コロちゃんの青年時代に「認知症」が知られていなかった理由が分かりますね。

だって1970年の「平均寿命は男性69.31歳、女性74.6歳」ですよ。大部分の方は「認知症」になる前に、寿命が尽きていたんでしょう。

上記で見たように「認知症で行方不明」となるのは、70代以降に激増していますからね。

こう見ると「平均寿命の伸び」は、いろいろな影響が出るとわかりますね。ハッキリ言うと良い事ばかりではないと、コロちゃんは思いましたよ。

直近の2023年の「平均寿命」は、「男性:81.05歳・女性:87.09歳※」です。コロナ禍の影響のためか2年連続で低下しましたが、長期的には上昇すると見込まれています。

(※厚生労働省:令和4年簡易生命表より)

ですから、上記で「認知症患者の行方不明者」が、70代と80歳以上で激増しているのを見ると、今後も「平均寿命の伸び」による「認知症患者の増加」と「行方不明者の増加」も続くと思われますね。

6.「恍惚の人と言うのがあったよね」

コロちゃんは、ここまでポチポチ書いていて、まだ「認知症」という病気が世の中でほとんど知られていなかった時代のことを思い出していました。

かつて「恍惚の人」という本がありました。

著者は「有吉佐和子」さんで1972年に新潮社から出版され、194万部のベストセラーとなり、その後ドラマや映画にもなっています。

あらすじは、「高齢になった認知症の男性に振り回される家族の物語」ですが、時代は「高度成長の最中」の1970年代(※)です。

(※1970年の平均寿命は男性69.31歳・女性74.6歳)

この本は、日本人の平均年齢がまだ30歳そこそこの時代(1970年平均年齢:30.5歳)に、将来起こることを予測したような「先駆的な小説」であり、「ドラマ・映画」でしたね。

この「恍惚の人」のベストセラー以降に、初めて日本人は「認知症」と言う言葉が世の中に広く知られるようになったように、コロちゃんは記憶していますね。

コロちゃんが記憶を遡ると、昔は「ボケ老人」と言う言葉はありましたが、「認知症」と言う言葉は一般的ではなかったように思います。

それがこの「恍惚の人」以降は、広く「認知症」と言う言葉が使われるようになりました。

やはり「専門用語」が広く知られるようになり、その後使われるようになるには、「文学作品やドラマ、映画など」がきっかけとなることが多いように思われますね。

7.「認知症は防げないんだって」

コロちゃんは、ここまで書いていて、今年2024年1月に近隣の「文化会館」で開かれた「認知症フォローアップ講座:認知症とともに生きる」の内容を思い出しました。

確か、この「講座」では「認知症は防げない」と言っていたんですよね。だいたいの内容は以下の通りでした。

➀「テーマは、認知症とともに生きる」

「認知症の予防」には、次の内容をお話しされていました。

●「認知症予防という言葉は使わないようにして、かかったらおしまいと考えない。そして発症時期や進行を遅らせると考えて、認知症予防ではなく、認知症リスクの軽減と考えましょう」

ここの内容は「認知症は防げない」という趣旨でした。だから「認知症にかかったらおしまい」と思わないことを強調していましたね。

だから「認知症予防」という言葉は使わないんだと強調されていました。

②「認知症の促進因子」

ここでは「認知症」についての知識を教えていただきました。

●「まずは認知症最大の促進因子は加齢である。そして加齢は制御できないのです。また遺伝もありますが遺伝因子(APOE4:アルツハイマー病の感受性遺伝子)も制御できないのです」

●「そして喫煙・飲酒・高血圧・うつ病・ストレスは制御可能なんです。特に酒は全く飲まない方が健康には良い」と強調されていました。

(2018年:英医学誌ランセットに「健康への悪影響を最小限に抑えるアルコール量はゼロ」との研究結果が発表される)

この上記の「英医学誌ランセットの酒は全く飲まない方が健康には良い」との知見は、コロちゃんの「長男一家家長様」に教えておきましょう。彼は酒好きですからね。

確かに「加齢」とか「遺伝」とかは、対策をしようがないですよね。それでも「喫煙・飲酒・高血圧・うつ病・ストレス」は制御可能だと強調していましたね。

コロちゃんは、喫煙は若い時にはしていましたが、もう40年以上前に止めていますし、飲酒も10年前に「大腸がん」を患った時に止めていますから、一応制御できていると思いましょう。

③「認知症の防御因子」

また「認知症」には防ぐための「防御因子」があるとお話しされていました。

それは「教育・知的活動(読書・ゲーム等)」です。65歳以上でも、より頻繁に読書やゲームをする人の認知症リスクが少ないとされていました。

また食事内容は、下記の「マゴタチワヤサシイ」がお薦めだそうです。

●マ:大豆(マメ)
●ゴ:ゴマ
●タ:卵
●チ:チーズ、乳製品
●ワ:ワカメ、海藻類
●ヤ:野菜
●サ:青魚(サカナ)
●シ:シイタケ類
●イ:イモ類

そして「睡眠」です。1日の睡眠時間は7~8時間程度は必要で、寝ている間に脳内のアミロイドβが洗い流されるとほ為されていました。

最後は「運動や社会活動」です。身体運動を増加させる方法としては、外出する機会を増やすことですね。ボランティア活動やサークル活動を行なうことが望まれるそうです。

ざっと上記のような内容を語られていましたね。

周りの皆さんも、静かに傾聴していましたが、みんな「私だけはかかりたくない」と心の中で思っていたでしょうね。

しかし、「認知症最大の原因因子」が「加齢」だとは、避けようがないですね。だからこそ、「認知症予防」という言葉を使わないとされたのでしょう。

この「講師の方」のおっしゃっていたことは、「インフルエンザ予防」とか「コロナ予防」と「認知症予防」は意味が違ってくると言うのでした。

「インフルエンザ・コロナ」は対処次第で防げるが、「認知症」は防げないから「リスク軽減」という考え方になるというものでしたね。

あと「食事:マゴタチワヤサシイ」には、思わず微笑んでしまいました。いろいろ考えるものだと感心しましたよ。

8.「コロちゃんは自分が壊れるのを知るのは怖いよ」

上記で「認知症は防げない、リスク管理と考えよう」との「講座の内容」は分かりましたが、納得をしているわけではありません。

コロちゃんは、自分の意思で人生の荒波と闘ってきた意識がありますから、当然にして最後も同じように「明瞭な意識を維持したまま」逝きたいと考えています。

しかし、こればかりはどうなるのかわかりませんね。

せいぜいできることは「マゴタチワヤサシイの食事」と、あとは「読書とブログ投稿」で「脳細胞が活性化」するのを期待しましょう。

そしてコロちゃんが「行方不明になったりして」、子どもたちがアタフタすることのないように心がけましょうね。

最後に「長男一家家長様」あんまり怒らないでね。

コロちゃんは身体を使う運動は、直ぐに挫折しちゃうんですよ。3日?3ヶ月?、過去を見てみるとだいたいそんなとこが多かったですね。

また運動を始めましょう・・・そのうちに。

コロちゃんは、社会・経済・読書が好きなおじいさんです。

このブログはコロちゃんの完全な私見です。内容に間違いがあったらゴメンなさい。コロちゃんは豆腐メンタルですので、読んでお気に障りましたらご容赦お願いします(^_^.)

おしまい。

Adina VoicuによるPixabayからの画像
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