【生活考】コロちゃんの「夏休み清貧日記④」最終話

生活

この「コロちゃんの夏休み清貧日記④」は、「コロちゃんの夏休み清貧日記③」の続編になります。

コロちゃんの夏休み清貧日記③」をまだお読みになっていない方は、下記のリンクのクリックをお願いします。

【生活考】コロちゃんの「夏休み清貧日記③」

おはようございます。「コロちゃんの夏休み清貧日記」も、今日の④で最終日となります。

はてさて、コロちゃんとその一味は、最終日にどんなドタバタが繰り広げるのでしょうか。

なんか、この書き方だと「ドタバタ」しないと悪いように思われますね。しかし、どんな楽しい行事でも最後はちょっと「寂しい気持ち」になるんですよね。

前置きはともかくとして、最終日の面々の様子をご覧ください。

1.本日で帰ります

いよいよ、今日は「清貧夏休み」の最終日となりました。全員が、楽しさと寂しさが入り混じった気持ちを抱きながら、朝食とその後のひと時を過ごします。

食事をしながらも、子どもたちは「まだまだ遊ぶよ」との気分いっぱいでしたね。

下記のフォトが、朝食をとる子どもたちです。

そして朝食が終わると、これが最後の遊びだとばかりに「長男一家家長様+次男一家家長様」が、「子ども軍団」と、最後のバトルロワイヤルを繰り広げています。

子どもたちは、本当に身体を動かして遊ぶのが好きですね。

上のフォトがビフォーで、下のフォトがアフターです。

さすがに、1歳児の「あーちゃん」はまだ孫亀にはなれませんね。

こうやってあと何年遊べるかなー。毎年こういうのをやりたいなーと思ったコロちゃんでした。

遊びが終わったら、「立つ鳥後を濁さず」です。

ちょっと「語源」をポチポチしてみましたが、はっきりわかりませんでした。

しかし、安土桃山時代に書かれた辞書に「タツトリモアトヲニゴサヌ」とあったとも言われていましたから、だいぶ昔から日本では使われていた言葉のようです。

コロちゃんたち御一行も、当然この言葉通り、最後はきれいにして帰ります。みんなが一生懸命に最後の片づけを行なっています。

えっ、コロちゃんは何をしていたのって?

あわあわあわ、コロちゃんは、みんなが忙しく片付けている風景をじっくりと見渡して、万が一忘れていることが無いかを、チェックしていたのです。
ぁゎゎ・゚・(;´゚д゚)ゞ・゚・ぁゎゎ・・

それは何もしてないってこと?

いえいえ、みんなを見守って心の中で激励する任務なのです・・・。

ごめんなさい、何もしていませんでした。
( ┓ ›゚д゚‹)┓{ごめんなさぁぁぁぁいいいいぃぃぃ!!)

下記のフォトは、お別れ前のひと時をかみしめている年長組3人の子どもたちです。なんか「哀愁」が漂っていましたね。

2.コロちゃんボケたか?

みんなが忙しく片付けとお掃除を行ないながら、いろいろと会話を交わしています。

「長男一家家長様」と「次男一家家長様」が、目の前の湖(みずうみ)を指して、いろいろとお話しをしています。

by<br>長男一家家長様
by
長男一家家長様

この湖(湖)は、てっきり浜○湖かと思ったら違うんだね。○○湖なんだって。

「えッ、そうなの? 私も知らなかった」by次男一家嫁さま

by<span class="bold-blue">コロちゃん</span>
byコロちゃん

ふーん、そうなのかー、初めて知ったよ

ここで、「ん?」となったのが、「長男一家家長様」です。

by<br>長男一家家長様
by
長男一家家長様

その○○湖の話しは、昨日車の中でコロちゃんがナビ見ながら自分で言ってたじゃん!

「あれれ、そういえばそんな記憶もあるな。今思い出したよ」byコロちゃん

その場にいた一同は、お互いに目線を交わし、「・・・これは、ボケが来たかな?」と、言葉には出さずに会話をしていました。

by<span class="bold-blue">コロちゃん</span>
byコロちゃん

やーだなー、ちょっと勘違いしただけだよー!

コロちゃんのこの言い訳を、みんなが信じてくれたかどうかは、その後の沈黙が何よりも物語っていました。

3.そしてお別れの時が来た

そんなこんなと時を過ごすうちに、みんなが「お別れする時」が迫ってきました。

2泊3日の共同生活にお別れを告げて、「次男一家」は西に帰り、「長男一家+コロちゃん」は東に帰るのです。

どんな楽しい日々も、必ず終わりという時が訪れます。いずれその時がくるのは分かっていても、やはり寂しいものですね。

コロちゃんは、感動の別れの場面に遭遇すると必ず頭に浮かぶ言葉があります。

「花に嵐の例えもあるさ さよならだけが人生だ」

この言葉は、中国の唐代の詩人于武陵(うぶりょう)の詩「勧酒」に書かれている言葉です。

中国の詩人の詩ですから、全部漢文なのですが、昭和9年(1934年)に文人の井伏鱒二が日本語に翻訳しています。

その抄訳は以下の通りです。

「どうぞなみなみつがしておくれ はなにあらしのたとえもあるさ さよならだけが人生だ」

この翻訳された中国の詩は、とてもよく知られているのです。コロちゃんも、もちろん知っていました。

コロちゃんは、長い人生の中で、多くの人たちと「別れと出会い」を繰り返してきました。

その「別れ」の中には、望んだのではない止むにやまれぬ「別れ」も数多くあったのですが、その時に心に浮かんだ言葉がこの言葉です。

「花に嵐のたとえもあるさ さよならだけが人生だ」

だから、コロちゃんは子どもたちに言いたいのです。

「別れを悲しまなくともいいよ。悲しさが深ければ深いほど、次に出会ったときのうれしさが大きいからね」とね。

4.別れの後は一路「関東へ」

お互いにきぬぎぬの別れを終えて、コロちゃん+「長男一家」は一路関東に向かいます。

高速道路をヒューンと走っていきます。おりしも天候は、台風7号が接近中の時点でした。

この台風は、進行が遅いらしく、心配していた台風下の夏休みは避けられたのですが、コロちゃん一行の帰還のこの時に影響が及んできました。

それでも帰りの高速道路の4時間以上の走行の中で、時々雨が降る程度で済んだのは運が良かったと思いますね。

車の中では、子どもたちは疲れもあるのでしょう。しっかりお眠(ねむ)していましたね。

途中の静岡S.Aで、一旦休憩で「静岡おでん」を食べて、小腹を満たします。

帰りは、「長男一家家長様」が、コロちゃんを自宅まで送ってくださるということで、ありがたく送ってもらうこととしました。

ん? まさか、コロちゃんがボケちゃったから送るんじゃないよね?

5.「さよなら」と「たーくんおもちゃ話」

コロちゃんは、この夏休み旅行で大きな失敗をしていたのです。それは、子どもたちへの「おもちゃ」のプレゼントです。

コロちゃんは、子どもたちには、たまにしか会うことはありませんから、この一同がそろって顔を合わせる機会に、みんなに「おもちゃ」をプレゼントするつもりだったのです。

それが、毎日忙しく楽しく過ごすなかで、すっかり忘れていました。気が付いたのは最終日ですから、もうプレゼントは間に合いません。

『次男一家の「すーくん(3歳)」と「あーちゃん(1歳)」ごめんね。次に合う時には、必ずおもちゃを買ってあげるからね。』byコロちゃん

「たーくん(4歳)」には、海水浴の後のスーパーでの買い出し時に、ねだられて車のおもちゃを買ってあげたのですが、「たーくん」が本当に欲しかったのは日本メーカーの「ト○カ」のトラックだったようです。

その後、最終日のドライブインで「なーちゃん(8歳)」には、キーホルダーの可愛いおもちゃを買ってあげたのです。

そこで「ト○カ」トラック車を見つけた「たーくん(4歳)」は「買って買って」と大騒ぎです。

さーて、コロちゃんはどうすべきか? 

買うのは簡単ですが、「たーくん」には既に一つおもちゃを買ってあげています。大声を上げれば何でも買ってもらえると思ってしまうのは、あまり好ましくありません。

それに、ここでもし「たーくん」に買ってあげると、姉の「なーちゃん(8歳)」が「ずるーい! なんでたーくんだけ2個なの!」と声を上げるのは目に見えています。

自信の無いコロちゃんは、こっそり「長男一家家長様」にコチョコチョと相談します。「長男一家家長様」は、「おれなら買わないけどね」と自信たっぷりに断言します。さすが現役パパです。

コロちゃんは、「お土産は一回に1個だよ、たーくん」と教育的指導をします。

「あーん、つらいよー」byコロちゃんの心の声

「因果応報」善い行いには良い報いがあり、悪い行いには悪い報いがある。

コロちゃんへの報いは、その後のコロちゃんの自宅前で返ってきました。

コロちゃんは、無事に「長男一家家長様」に自宅まで送られて、みんなと「バイバイ、さよなら」と最後の挨拶を交わすなかで、ひとり「たーくん」のみがよそを向いていて返事してくれません。

みんなとコロちゃんが「たーくん、どうしたの?」と聞くと、「たーくん」は一言。

「ジイジは、車買ってくれなかった。ふん!」byたーくん
( ̄^ ̄)プクー

「たーくん」を除くみんなが大爆笑です。コロちゃんは、傷ついた心を隠して言います。

「たーくん! おもちゃんは一回に一個だけだよ、また今度買ってあげるね」byコロちゃん

コロちゃん、まいったまいった。次回は子どもたちへの「おもちゃのプレゼント」を最優先にしましょう。

「だから、ジイジを嫌わないでね、お願いお願いお願いね」
お願いm(。´・_・`。)m

6.あー、楽しかったなー

今日までの「前夜」を含めると4日間の様子を、「コロちゃんの夏休み清貧日記①~④」として、お届けしました。

今回の「夏休み」のスケジュールは、すべて「長男一家家長様+次男一家家長様」がいろいろと考えて、チョイスしてくれました。

小さい子が多いので、それに合わせた娯楽を考えていましたね。子どもたちの体力に合わせて、よく練られていました。

しかし、本来の一番の旅行目的は、3家族が一つに集まることでした。

今の社会において、「自分の家庭」を運営しマネジメントしていくことは、決して容易い事ではありません。

そして「家族の在り方」には教科書はありません。100の家族があれば、100通りの違った「家族」があると、コロちゃんは考えています。

その前提の上で、三つの家族がひとところに集まって何泊かを過ごすことは、その参加者の全てに様々な良い影響をもたらしてくれると、コロちゃんは思っています。

子どもたちは、楽しめます。そして親たちは、楽しんでいる子どもたちを見つつ、親族との絆を確認できます。

また、コロちゃんは、皆が一同に集まっているだけでも、大きな満足感に包まれることができます。とても楽しかったのです。

今回のコロちゃんたち3家族が、中間点で集合するという「夏休み」は、多くの方々の好意の下に実現しました。コロちゃんは、心からありがとうと感謝していますよ。

それぞれの子どもたちがまだ小さいこともあって、行動が限られる中で、みんなが一緒にワイワイするというお目的は充分に達成されたと思います。

このような「夏休み」は、それぞれの条件がそろわないと、なかなか実現が難しいものですから、この夏の思い出は、それぞれの心の中にずっと残るのではないかと思います。

最後にもう一つふれておきたいことがあります。

男性が料理をしたり、家事をすることは、日常では比較的少ないものですから、キャンプや旅行で行なうことが娯楽になります。

しかし、女性陣は違います。普段から、目いっぱい家事や炊事を行なっている女性たちにとって、最高の娯楽とは、家事・炊事のない旅行となると思います。

今回の旅行は楽しかったですけれど、今度は「温泉旅行」などもいいと思いますね。コロちゃんは、何もやらないくせに、あれこれ言ってごめんなさいね。

コロちゃんは、自宅に送ってもらった後に、ワンコをペットショップから引き取って、自宅の居間で両手を広げて大きく伸びをしながら、一人つぶやきました。

「あー、楽しかったなー!」
*\(^o^)/*

コロちゃんは、社会・経済・読書が好きなおじいさんです。

このブログはコロちゃんの完全な私見です。内容に間違いがあったらゴメンなさい。コロちゃんは豆腐メンタルですので、読んでお気に障りましたらご容赦お願いします(^_^.)

おしまい。

ChristianeによるPixabayからの画像

 

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