【社会考】「困窮世帯」の子どもの食事の質が悪化してるって

社会

おはようございます。今朝コロちゃんが目を覚ましたら、全身が汗でびっしょりと濡れていました。

いやいや「熱」がある訳でも、「体調」が悪くなったのではありませんよ。ただ、単に昨夜は「暑かった」のですよ。

昨夜のコロちゃんは、夜9時に寝る時に「エアコンのタイマー」を深夜の12時に切れるようにセットしておいたのですよ。

一昨日までは、その深夜12時に「クーラー」のスイッチが切れても、翌朝まで汗をかくことはなかったのですが、昨夜は違っていましたね。

昨夜は、深夜になっても「気温」が下がらず、暑いまま早朝になったのでしょう。コロちゃんはすっかり「汗みずく」となってしまったのですよ。

どうやら、今年は7月早々「朝までエアコン」のお世話になることになりそうですよ。

やだなー、ちょっと早いよー。暑くなるのはせめて「梅雨明け」してからにして欲しいと思ったコロちゃんでしたよ。

そんな「汗びしょコロちゃん」が、今日は「困窮世帯の食事の質が悪化してるって」をカキコキしますね。

0.「今日の記事のポイント」

by<br><span class="bold-blue">コロちゃん</span>
by
コロちゃん

今日の記事は、下記のような内容になっていますよ。どうぞ最後まで楽しみながらお読みください。

☆「困窮世帯の子どもの食事の量が悪化しているよと、親ごさんが自分の食事を削っているよ」

☆「参議院選挙でバラマキするんなら、子どもに使えよ!と、ひとり親世帯の貧困率を見るよ

☆「給付金や減税より、子どもの貧困を何とかしろよと、コロちゃんと母子家庭」

1.「困窮世帯の子どもの食事の量が悪化しているよ」

コロちゃんが、朝コーヒーを飲みながら新聞をバサバサ読んでいると「子の食事『質が悪化』57%/困窮世帯、物価高響く」との見出しが目に入りました。

この記事によると、「困窮する子育て世帯のうち、昨年に比べて栄養バランスや食品の種類など子どもの食事の質が悪くなったとの回答が57%に上ったことがわかった」と報じています。

これは「キッズドア」という認定NPO法人の行なった「アンケート調査」ですね。

ここは「日本国内こども支援に特化し、すべての子どもが夢や希望を持てる社会の実現」に向けて活動している組織です。

コロちゃんは、現在の「物価高」は「社会の弱い層」から影響が出て来ると思っていますので、この「調査」を探して読んでみることにしましたよ。

なお、この「日経新聞」の「子の食事『質が悪化』57%/困窮世帯、物価高響く」の記事をお読みになりたい方は、下記のリンクのクリックをお願いします。

困窮世帯の子の食事「質が悪化」57% 物価高響く - 日本経済新聞
困窮する子育て世帯のうち、昨年に比べて栄養バランスや食品の種類など子どもの食事の質が悪くなったとの回答が57%に上ったことが、民間団体の調査で分かった。保護者の食事の質悪化は84%だった。物価高騰が困窮世帯の厳しい状況に追い打ちをかけている実態が浮かんだ。調査は、貧困家庭を支援する認定NPO法人「キッズドア」(東京)が...

2.「親ごさんが自分の食事を削っているよ」

この「アンケート調査」は、「NPO法人キッズドア」が提供する「ファミリーサポート」事業に登録している子育て世帯2000人に対して行われています。

コロちゃんが、その「調査結果」を読んでみましたが、「困窮する子育て世帯」の「食事の実態」を見て心が痛みましたよ。下記でしたよ。

◎「昨年同期と比べた食事の量の変化」

➀「子ども」
・「減った  :27%」
・「変わらない:49%」
・「増えた  :25%」

②「保護者」
・「減った  :81%」
・「変わらない:19%」
・「増えた  :0.4%」

あー、これって「②保護者が減った81%」で「➀子どもが減った27%」ってことは、親ごさんが自分の食事の量を減らして子どもに回している姿が見えますよ。
(๑o̴̶̷̥᷅﹏o̴̶̷̥᷅๑)ウルウル

次に「新聞の見出し」になった「食事の質」の回答を見てみましょう。

◎「昨年同時期と比べた食事の質の変化」

➀「子ども」
・「悪くなった:57%」
・「変わらない:42%」
・「良くなった:1%」

②「保護者」
・「悪くなった:84%」
・「変わらない:16%」
・「良くなった:0.3%」

うーむ、こちらも上記の「食事の量」と同じく、「②保護者の悪くなった84%」に対して「➀子ども悪くなった57%」と、親ごさんが必死に子どもの食事の質を保とうと努力していますよ。
( ̄へ ̄|||) ウーム

コロちゃんは、自分が「母子家庭」で育ちましたので、このような記事を読むと感情移入してしまいますよ。

この「調査結果概要」では、以下のように記載しています。

「9割の家庭で昨年同時期と比べて食費が増えたものの、その多くは物価高騰の影響をカバーできるほど食費を増やせていない」

「食費が増えなかった主な理由としては『本当は増やしたいが、これ以上増やせなかった』(82%)が圧倒的多数を占めた」

「 昨年同時期と比べて約8割の家庭で保護者の食事の量・質が悪化、約6割の家庭で子どもの食事の質が悪化」

「所得が低い家庭ほど状況は深刻であり、所得100万円未満では子どもの食事の量が減った家庭が4割」

コロちゃんは、これらの方々は「経済の好循環(物価と賃金の好循環)路線」の被害者だと考えますよ。

この調査によると、この方々の「世帯所得」は以下となっています。

◎「世帯所得」

➀「100万円未満   :17%」
②「100~200万円未満:37%」
③「200~300万円未満:30%」
④「300~400万円未満:10%」

上記のように「200万円未満で54%」と半数を超えています。また「9割が母子世帯」で「貯蓄なしが34%」と回答しているのですよ。

コロちゃんは、これらの方々に一時的な「1人2万円の給付金(+子ども1人2万円追加)」ぐらいでは「焼け石に水」であると思いましたよ。

この調査を行なった「キッズドア」では、以下のような声明を出していますよ。

「これまでも困窮子育て家庭の食料事情は良いものとはいえず、成長期の子どもが肉や魚が食べられない、保護者が食事を抜くといった状況でした」

「これ以上食費を削るにも、削りようがないところまで来ていますが、今回はさらに、子どもの食事の質の悪化が約6割の家庭にまで及んでしまいました」

「もはや困窮子育て家庭の食料事情は崩壊寸前です」

上記の内容を読むと、「日本は先進国じゃなかったの?」と思いますよね。

コロちゃんは、支援の手を伸ばすことはもちろんですが、その根本原因である「物価高」を止めて欲しいと思っていますよ。

なお、この「NPO法人キッズドア」の「2025 夏 子育て家庭アンケートレポート(概要)」をお読みになりたい方は、下記のリンクのクリックをお願いします。

https://kidsdoor.net/data/media/reports/250625_summer_report_summary.pdf?_gl=1*1ejtiz4*_gcl_au*MTkyNTU1MTA3OC4xNzUxMjY2NjI4*_ga*MTU5NjAyNzE3NC4xNzUxMjY2NjI4*_ga_KJQ97EM9B3*czE3NTEzMzE3MzgkbzMkZzEkdDE3NTEzMzE3NTEkajQ3JGwwJGgw

3.「参議院選挙でバラマキするんなら、子どもに使えよ!」

コロちゃんは、ニュースで「参議院選挙向けの各政党の公約」を聞く都度に、全ての政党が有権者にバラ撒く「耳障りの良い公約」を発表していることに苦々しく感じていました。

現在の「各政党の公約」とその「必要財源」は、以下と報じられています。

◎「参議院選挙バラマキ公約」

➀「自民党」
・「現金給付1人2万円」
・「必要予算:3兆円半ば」

②「公明党」
・「現金給付1人2万円」
・「必要予算:3兆円半ば」

③「立憲民主党」
・「消費減税」(食料品1年間ゼロ)
・「税収減:5兆円」

④「維新の会」
・「消費減税」(食料品2年間ゼロ)
・「税収減:年間5兆円」

⑤「国民民主党」
・「消費減税」(一律5%)
・「年間15兆円」

⑥「共産党」
・「消費減税」(一律5%)
・「年間15兆円」

⑦「令和新選組」
・「消費税廃止」
・「年間25兆円」

⑧「参政党」
・「消費税段階的廃止」
・「廃止なら年間25兆円」

あー、⑦令和と⑧参政党(年間25兆円)は「論外」ですよね。
( ¯ O¯)アー

「消費税の25兆円」の穴埋めをどうしようって言うのでしょうか。そんな「財源」はどこにもありませんよ。まともな「政策」とは言えないとコロちゃんは考えますよ。

一番「お安い」のが、「➀自民党②公明党」の「3兆円半ば」ですね。ただ「1人2万円は1回こっきり」ですからね。

「参議院選挙向け」にしか、ほとんど役には立ちそうもありませんね。

コロちゃんは、これらの「全ての政党のバラマキ合戦」については、コロちゃんのような「貧困層」にわたるのはまだ良いですよ。

だけど「バラマキ」だと「富裕層」にもわたるんですよね。これって「不愉快」ですよね。誰か「富裕層は給付金を受け取らない国民運動」でも始めてくれないかなー?
(*。_。)⁾⁾ゥンゥン

そうそう「愛国心があるお金持ち」は、「お国のために給付金を返上します国民運動」なんてどうでしょうね。

そうやって返って来た「給付金」を、将来のある子どもに使うなんて素晴らしいとコロちゃんは思いましたよ。

4.「ひとり親世帯の貧困率を見るよ」

今日は「NPO法人キッズドア」の「困窮世帯の子ども」の「食料事情」を見てきましたが、この「アンケート調査」の対象者の9割は母子家庭でした。

「日本」では「母子家庭」となると、その半数近くは「貧困」に陥ってしまうのです。

下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出します。

「内閣府 こども家庭庁 こどもの貧困率の推移」より


https://www.cfa.go.jp/assets/contents/node/basic_page/field_ref_resources/f1dc19f2-79dc-49bf-a774-21607026a21d/9bde9c85/20230725_councils_shingikai_hinkon_hitorioya_6TseCaln_01.pdf
出典:内閣府 こども家庭庁 こどもの貧困対策・ひとり親家庭支援の現状についてより:7月1日利用)

上記のグラフは、「こども家庭庁」が発表している1997~2021年の「こどもの貧困率の推移」です。

このグラフの一番上の黄色ラインが「ひとり親世帯の貧困率」です。下に書き出しますね。

◎「ひとり親世帯の貧困率の推移」(少数点以下切り捨て)

➀「1997年:63%」
➁「2000年:58%」
③「2003年:58%」
④「2006年:54%」
⑤「2009年:50%」
⑥「2012年:54%」
⑦「2015年:50%」
⑧「2018年:48%」
⑧「2019年:48%」(新基準)
⑩「2022年:44%」

https://www.cfa.go.jp/assets/contents/node/basic_page/field_ref_resources/f1dc19f2-79dc-49bf-a774-21607026a21d/9bde9c85/20230725_councils_shingikai_hinkon_hitorioya_6TseCaln_01.pdf
(出典:内閣府 こども家庭庁 こどもの貧困対策・ひとり親家庭支援の現状についてより:7月1日利用))

うーむ、少しずつ減っては来てますが、「ひとり親家庭」の半分近く(2022年:44%)は「貧困」ですよ。
( ̄へ ̄|||) ウーム

日本の「ひとり親家庭の構造」は、下記のようになっています。

◎「日本のひとり親家庭:2021年度」

➀「母子世帯:119.5万世帯」
②「父子世帯: 14.9万世帯」
③「合計  :134.4万世帯」

このうちの「➀母子世帯119.5万世帯」の、44%である「52万世帯」は「貧困家庭」ですよ。「母子家庭の8割は離婚家庭」です。

と言うことは「両親が離婚」となった家庭の子どもたちの半数近くは、必ず「貧困家庭」となっているとも言えますよ。

「両親の離婚」は子どもには一切の責任がありません。

その「離婚」の結果、冒頭で見てきたような「食事の量が足りない・食事の質が悪化」などの苦しみを何の罪も責任もない子どもが受けることには、コロちゃんは憤りを感じますよ。

5.「給付金や減税より、子どもの貧困を何とかしろよ」

さて、コロちゃんの考え方を書いてみますね。

おそらく今回の「物価上昇」で一番苦しみが集中しているのが、上記の「ひとり親家庭の子どもたち」でしょう。

コロちゃんのような「高齢者」も「社会的弱者」ではありますが、それでも「少ないながらも安定した年金所得」があります。

確かにジワジワと真綿で首を絞められるような「生活の悪化」は進んでいますが、まだコロちゃんは「食事の量と質」を大幅に落とすところまでにはなっていません。

現在本当に「たすけ」が必要なところは、今日のテーマとなった「ひとり親家庭の子どもたち」ではないでしょうか。

おりしも「参議院選挙」が間近になり、各政党は「数兆円規模の給付金と減税のバラマキ合戦」を繰り広げています。

しかし、これらの「政党」が本当にやるべきことは、「日の当たらないところの人たち」に「暖かい支援の手」を差し伸べることですよ。

コロちゃんは、自分が「母子家庭」で育ってきましたから、他人ごとではありませんね。

コロちゃんがちょっと調べてみましたら、「母子家庭の貧困率」って「1985年でも54%」もあったんですよね。

ということは、ここ40年間も変わっていないのですよ。これって「福祉政策の谷間」なんでしょうか?

誰も「選挙」では、これらの「ひとり親家庭の貧困をなくすこと」を主張していないのが悲しいとコロちゃんは思いましたよ。

6.「コロちゃんと母子家庭」

さて最後の「コロちゃん話」ですが、今日のテーマを考えるとやっぱり「コロちゃんと母子家庭の話」を書きましょう。

コロちゃんが育った家庭には「父親」がいませんでした。母と祖母と姉とコロちゃんとの「4人家族」でした。

ですからコロちゃんと姉は、家族でどこかに「旅行」したり「動物園や遊園地など」に行ったことは一度もありませんでした。

今で言う「体験較差」ですよね。

しかしコロちゃんは、そんな環境がデフォルトだと思っていましたから、まったく疑問を感じたりどこかに行ってみたいとは思ってもみなかったのですよ。

これも「悲しい話」ですよね。「体験較差の意識」は、他の家庭と比べることから生じるのですよね。

コロちゃんは、普通の家庭では親が子どもをあちこち連れていろいろな体験をさせるものだということをまったく知らなかったのですよ。

だから当時のコロちゃんは、少しの不満すら感じませんでしたよ。

それでも子どもは何かを見つけるものですよね。

そんなコロちゃんが夢中になったのは、自宅にあった姉が持っていた「少年少女文学全集※」でした。下記の本ですよ。

(※少年少女文学全集:1959年発行:講談社:全50巻)

コロちゃんの「読書習慣」への入り口は、この姉の持っていた「少年少女文学全集」でした。

コロちゃんは、本の世界に入り込むことで、家庭内の暗い雰囲気や、貧しさの辛さなどから離れて、はるか広い本の世界に想像の翼を拡げて羽ばたくことを憶えたのです。

そして、今でもコロちゃんは「図書館通い」を止められないで、多くの本の世界に魅了されていますよ。

面白い事に、コロちゃんよりも3歳年上の姉もまた「本の虫」でしたよ。

コロちゃんは、寂しい少年時代の代償に「一生の趣味」を見つけたのですよ。姉に感謝ですよね。

つい先日も、コロちゃんちに姉夫婦が訪れてきました。「少年・少女時代」に本が好きだった2人は、もう70代にもなりましたよ。

お互いに近況を報告し合う中で、最近読書している本の話題を交わしました。

コロちゃんは、このブログでも書いた「SF小説」の話などをしましたが、姉もまたこの本を読んでいて楽しい会話のひと時を過ごしましたよ。

コロちゃんは、「私は現在1日中本を読んでいても楽しいですよ」と、姉夫婦にちょっと自慢してしまいましたよ。

コロちゃんは、あの「母子家庭」で1人本を読むしか楽しみのなかった少年時代を振り返って、よく現在の心安らかな老後にたどり着いたものだと、感慨深い思いを持ちましたよ。

そして「現在の子どもたち」には、かつてのコロちゃんと同じ寂しさは感じて欲しくないと、心から思いましたよ。

コロちゃんは、社会・経済・読書が好きなおじいさんです。

このブログはコロちゃんの完全な私見です。内容に間違いがあったらゴメンなさい。コロちゃんは豆腐メンタルですので、読んでお気に障りましたらご容赦お願いします(^_^.)

おしまい。

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