0.「今日の記事のポイント」

コロちゃん
今日の記事は、下記のような内容になっていますよ。どうぞ最後まで楽しみながらお読みください。
①「年間2兆円のステルス増税が進行中ですよ」
②「課税所得195万円の貧しい層をインフレ課税が直撃しているよ」
③「住民税非課税世帯への影響はどうなるのか?」
④「税制をインフレ連動にすべきだよ」
⑤「コロちゃんと半分のハンバーグ弁当のアルバイト」

1.「年間2兆円のステルス増税が進行中ですよ」
コロちゃんが、朝コーヒーを飲みながら新聞をバサバサ読んでいると「進む『隠れ増税』2兆円/所得税区分、物価と連動せず/インフレ対応遅れ」との見出しが目に入りましたよ。
コロちゃんは、「増税」と聞くと「いよいよ国がバラマキを止めて、増大する社会保険料に充当するために増税を決意した」のかと思ってじっくりこの記事を読んでみましたよ。
そうしましたら、あらら・・・そんなことはなかったですよね。
(´△`)アララ!
この記事は、「物価高と賃上げが重なり『ステルス増税』が進んでいる」と指摘していましたよ。
引用しているデータは、「第一ライフ資産運用研究所」の「星野卓也氏」のレポートです。内容は以下でしたよ。
◎「2019~2025年の物価上昇率を累積11.9%とする」
(それに見合った税制上の調整があった場合と比較)
①「賃金が上がると所得税が高い税率区分に移る」
・「国民全体で0.98兆円の負担増」
②「給与所得控除の未調整分」
・「0.69兆円の実質増税」
(税率5%以上の閾値については調整の仕組みが設けられていない)
③「住民税の基礎控除を調整していない」
・「0.25兆円の実質増税」
④「2025年の実質増税(ステルス増税)は①~③合計の1.92兆円」
うーむ、「税金の仕組み」って複雑で分かりにくいんですよね。
( ̄へ ̄|||) ウーム
そもそも「所得税」が「累進課税」になっているのは知っていますが、「何段階なのか?」はあまり気にしませんから知らない人も多いですよね。
ポチポチ調べてみると・・・現在の「所得税」は「5%~45%の7段階」にわかれていますよね。
そこで賃上げで給料が上がると、この「所得税の階段」を一段上がってしまう方が出てくるので、それらの方は「所得税増税」となって、それが「国民全体で年に0.98兆円の増税」になるみたいですよ。
また「給与所得控除の未調整分」とは、これもまたややこしいですよ。
「控除」とは、「税込みの給料から税金がかからない分を差し引く制度」です。「基礎控除、配偶者控除、扶養控除」などがありますよね。
近年は「インフレ」で、「物価の上昇と名目賃金上昇」が同時に進んでいます。ところが「給与所得控除の基準額」は、「物価の上昇」ほど十分に増やしていません。
そうなると「給料は増えた」が、「控除額(無税枠)が増えない」ので、「課税対象が一段上がる」となるのですよね。
上記の記事では、これを「給与所得控除の未調整分」と呼んで、 「0.69兆円の実質増税」と試算しています。
そこで起きる結果を、記事では「3項目(上記の①~③)を未調整のまま放置すると、年2%のインフレが10年続いた場合には、国民の税負担は1割余り増える可能性がある」と報じていますよ。
これって「起きている現象」をみると「増税」ですよね。しかも「多くの国民」が気が付かないうちに静かに進められています。
「政治家」にとっては、「不人気な増税」を言い出さなくとも、「所得税・住民税の控除額」を今まで通りに据え置くだけで、自然に「増税」が進んでいます。
これを「ブラケット・クリープ」と言うそうですが、コロちゃんはこんな「ステルス増税」は「ずるい」と思いますよね。
「所得税・住民税の区分」は、「物価と連動」にすべきでしょう。それが「インフレ時代の税制」ですよ。
その上で「増税」をするならば、「政治家」が正面から正々堂々と訴えるべきだとコロちゃんは思いましたよ。
なお、この「日経新聞」の「進む『隠れ増税』2兆円/所得税区分、物価と連動せず/インフレ対応遅れ」との見出しの記事をお読みになりたい方は、下記のリンクのクリックをお願いします。


2.「課税所得195万円の貧しい層をインフレ課税が直撃しているよ」
コロちゃんは、冒頭の記事を読んで、この「ネタ元」の「第一ライフ資産運用研究所」の「星野卓也氏」のレポートを探して読んでみましたよ。
いやいや、難しいけど興味ぶかいですよね。まず「ブラケット・クリープ」については、以下のようにわかりやすく説明をしてくれていましたよ。
◎「ブラケット・クリープとは?(※)」
(※インフレや賃上げで名目所得が増えた際に「所得税の累進課税制度」によって賃金上昇率以上に税負担が増え実質的な手取り収入が減る現象)
①「課税所得300万円までは税率10%300万円超は20%という税制を仮定」
②「物価が10%上がりそれに合わせて名目所得も300万円から330万円に増えた」
③「300万円を超えた30万円部分に20%の高い税率がかかるため、増加した所得には20%の税率がかかる」
・「税額は30万円から36万円に増える」
④「物価・賃金ともに10%上昇しており増加した所得は単なるインフレによるもの」
・「実質的な賃金は上昇していない」
⑤「実質的な賃金は上昇していないが、所得の一部がインフレ前よりも高税率になる」
・「これがブラケット・クリープ」
上記の①~⑤は、コロちゃんが「星野卓也第一ライフ資産運用研究所主席エコノミスト」のレポートの一部をご紹介したものですが、これなら「ブラケット・クリープ」が何か分かりますよね。
上記は、「物価・賃金が共に10%上昇する」と「①税額は6万円増える」が「④実質的な賃金は上昇していない」ことを表しているのですよね。
その上で、「星野首席エコノミスト」は、「2019~2025年」の「所得税率の移行者数」を以下のように試算しています。
◎「限界税率が変化した給与所得者数」
①「5%⇒10% :412万人」
②「10%⇒20%:271万人」
③「20%⇒23%: 78万人」
④「23%⇒33%: 55万人」
⑤「33%⇒40%: 4万人」
⑥「40%⇒45%: 1万人」
https://www.dlri.co.jp/report/macro/598540.html
(出典:第一ライフ資産運用研究所 ブラケット・クリープによる「隠れ増税」の試算より:5月11日利用)
うーん、上記の一番多い「①5%⇒10% :412万人」というのは、確か「課税所得195万円超で税率が上がる(※)」んですよね。
(´ヘ`;) ウーン
(※課税所得:名目所得から給与所得控除や基礎控除などを差し引いた金額)
この方たち「課税所得195万円前後の層(影響の最多ゾーン)」って「低所得者層」ですよね。
そんな「低所得者層」が、「物価の上昇」で「課税所得ラインが一段上がるステルス増税」が行なわれているなんて、コロちゃんは「酷いな」と感じましたよ。
ただこの「ステルス増税の全体像」を見ると、「増税割合」は「中・高所得者」が高くなっていて、このまま「物価の上昇」が続くと「所得税の累進性は上がる(格差是正)」となるようですね。
つまり「低所得者層が数多く増税となる」けど、「実効税率の上昇幅は中・高所得者層が大きい」となっています。
コロちゃんは、これを読んでちょっと考えこんじゃいましたよ。
だって「物価の上昇でみんな仲良く増税になっている」のですが、その結果が「格差の是正」に進むんですよね。
これって、あんまり「嬉しくない」とコロちゃんは思いましたよ。ホント「税と社旗保証の制度」は複雑すぎますよね。
この「レポート」では、現在進行中の「社会保障国民会議」で、「ブラケット・クリープの問題と給付付き税額控除をはじめとする税・社会保障改革の議論はセットで行う必要がある」と〆ていますよ。
なお、この「第一ライフ資産運用研究所」の「星野卓也氏」のレポートをお読みになりたい方は、下記のリンクのクリックをお願いします。


3.「住民税非課税世帯への影響はどうなるのか?」
コロちゃんは、ここまで書いてきて「はて? これって『住民税非課税世帯』に影響が出るんじゃないの?」と気が付きましたよ。
「日本」の「貧しい方への支援策」は、「生活保護制度」以外では「住民税非課税世帯に対する給付金」で行なわれていることが多いのですよね。
コロちゃんが知る限りでは、以下でしたよ。
◎「最近の主な給付金」
①「2020年度:国民1人当たり10万円」
②「2021年度:住民税非課税世帯に10万円」
③「2022年度:住民税非課税世帯に 8万円」
④「2023年度:住民税非課税世帯に 7万円」
⑤「2024年度:住民税非課税世帯に 3万円」
⑥「2025年度:子ども1人あたり 2万円」
ふむふむ、上記の「①2020年度1人当たり10万円」は対象が全国民」ですが、それ以外の「②2021年度~⑤2024年度の給付金」は、(⑥以外は)全部「住民税非課税世帯」が対象ですね。
(σロ-ロ)✧フムフム…
上記は、コロちゃんが調べた「全国規模の支援策」ですが、このほかにも各地方自治体で「住民税非課税世帯への給付金」が数多く実施されています。
この「住民税非課税世帯数」は、全国で「1320万世帯」とされており、そのうちの「65歳以上の高齢者は72%」を占めているようですよね。
この中には「多額の金融資産を持つ高齢者がいる」との指摘はありますが、その逆の「貧しい高齢者も多い」ことも事実ですよね。
そんな「住民税非課税世帯」ですが、「日本では多くの給付制度」がこのライン以下を対象としているのですよね。
現在の「単身者」の「住民税非課税世帯のライン」は、「給与収入で年収110万円程度」で「65歳以上の年金収入では155万円程度」となっています。
これを見ても、「年金生活の高齢者」が優遇されていることが分かりますが、それはまた別の機会に書くことにしますね。
この「住民税非課税ライン」が「物価の継続的な上昇」にさらされると、以下の事態が生じますよね。
◎「住民税非課税ラインで起きること」
①「物価の上昇とともに賃金・年金が上がる」
②「住民税非課税ラインは変更されない」
③「わずかな賃金・年金上昇で非課税ラインをオーバーし住民税非課税世帯の対象外に押し出される」
④「住民税非課税の優遇措置がなくなる」
・「給付金」
・「医療、介護軽減縮小」
・「国保 軽減縮小」
・「NHK 減免対象外」
・「大学無償化 対象外」
ふーむ、上記をみると「物価の上昇」とともに「賃金・年金が少額上がって」も、「住民税非課税世帯」を外れる方が「生活苦」になりそうですよね。
( ̄へ ̄|||) フーム
こうなると現在の「住民税非課税世帯」の方の中には、「賃金・年金が上がらない方が得の層」が出てきそうですよ。
なんとも「おかしな話だ」とコロちゃんは思いましたよ。
コロちゃんは、ぎりぎりで「住民税非課税世帯」に入っていませんから、この「ブラケット・クリープの影響」はまだありませんが、何とも「物価の上昇は罪深い」と思いましたよ。

4.「税制をインフレ連動にすべきだよ」
さて、ここでちょっとコロちゃんの考え方を書いてみますね。
「日本」は「1990年代からほぼ30年間」に渡って「デフレ」で物価が上がらない状態が続いていましたから、「社会の制度」の「国民の意識」もそれに「慣れ切って」います。
ここまで見てきた「所得税と住民税のブラケット・クリープ」も、「デフレ時代の遺物だ」とコロちゃんは思いましたよ。
だっておかしいでしょ。
「インフレで賃金・年金が上がって」も、「税率区分・控除額・非課税額を据え置く」と、「実質的に生活は豊かになっていない」のに「税金は増える」のですよ。
Σ(´ロ`;)ナンジャソリャー!!
こんな「ステルス増税」は、「あってはならないことだ」とコロちゃんは言いたいですよ。
今ちょっと調べてみると、「アメリカ」は「連邦所得税の多くがインフレ連動で自動調整されている」とありましたよ。
また「カナダ」も「インフレ連動が強い制度」ですね。
つまり、この「ステルス増税」を放置すると、以下の事態がおきやすくなります。
◎「ステルス増税の下で起きること。
①「税収の自然増」
②「非課税世帯の減少」
③「給付金の対象減少」
うーん、これは「貧しい層」を、年々切り捨てる政策だとコロちゃんは受け取りましたよ。
(´ヘ`;) ウーン
もう「日本」は「2022年からインフレ時代に突入した」と言うのがコロちゃんの考えですから、「税制を始めとした諸制度」も「インフレ連動」に変えていただきたいとコロちゃんは主張しますよ。

5.「コロちゃんと半分のハンバーグ弁当のアルバイト」
今日のテーマは、「インフレでステルス増税が現在進行中です」を考察してみましたよ。コロちゃんは、経済の悪化は「一番弱い層から影響が出てくる」と考えているのですよね。
この「ステルス増税」は、「所得の低い層と住民税非課税世帯」に今後年々影響が拡大し続けると思いましたよ。
最後の「コロちゃん話」ですが、コロちゃんの今までの人生で「所得税」を気にするようになったのは「60代」に入ってからなんですよね。
だって、それまでは「会社」が全部「所得税や社会保険料」を給料から天引きしていましたし、「1970~1990年代」の若い頃には「税金や社会保険料」も今と違って安かったのですよね。
そこで、たぶん「税金や社会保険料」などを払っていなかったと思える「1970年代初頭のコロちゃんのアルバイト風景」を書いてみますね。
当時の空気を少しでも感じていただきたいと思いますよ。
「1970年代初頭」に東京に上京してきたコロちゃんは、まだ「住むところ」も「仕事」も決まっていませんでした。
知り合った「知人」や、「グループ」の場所を、点々と泊まり歩いていましたが、ある日「コロちゃんアルバイトしない?」と誘われたのですよね。
この人のグループの幹部に「東京大学卒」の方がいて、数人で「東大進学塾」を立ち上げて、「定期試験の会場の監督員」が不足しているというのです。
当時のコロちゃんは、手持ちのお金も心もとない「その日暮らしの自転車操業の日々」をおくっていましたから、もちろんすぐに「いいですよ、喜んで」と返事しましたよ。
「アルバイト料」は、「1日1500円」と当時の「アルバイトの日当」としては、やや高かったですよね。他のバイトだと、だいたい「1日1200~1300円」が相場でした。
しかし、この「試験会場」は「東京の本郷の東大キャンパスの近く」にあると聞きましたから、コロちゃんは「昼食を食べに外に出ると高い値段の食堂しかない」と考えたのですよね。
それでコロちゃんは、前夜の夕食の「ハンバーグ」を半分だけ残しておいて、翌朝に「弁当箱」にご飯を詰めると、上にポンと「半分のハンバーグ」を載せてふたをギュッと閉めたのです。
翌朝「バイト先の試験会場」に行くと、沢山の「高校生」が教室に集合していました。この当時のコロちゃんとほぼ同年配ですよね。
コロちゃんは、彼らの「試験風景」を眺めながら(これがお仕事です)、この内で一番着る服がボロなのはコロちゃんだなと、どうでもよいことを考えていたことを思い出しますよ。
今でも記憶が鮮明に残っているのは、この時の「昼食時」のことですよね。さすがのコロちゃんも「真ん中に半分のハンバーグだけのお弁当」は恥ずかしかったのですよね。
それで「休憩場所」の隅っこに、あちらを向いて「隠す」ようにして「お弁当」を食べていたことが思い出されますよ。
その後「無事試験が終わった後」に、渡された「封筒の中に1枚の1000円札ともう1枚500円札」が入っていてうれしかったことも記憶していますよ。
もちろん「給与明細」もありませんでしたし、「所得税・社会保険料など」の記載もありませんでした。
だからたぶん当時の知人の先輩たちの「東大進学塾」では、「国税・社会保険」は一切払っていなかったのではないかと思われますよ。
だけど皆さん「500円札」をまだ覚えていらっしゃいますか?
この「500円札」は、その後「1982年に硬貨に移行し「1985年」には印刷を終了しています。「岩倉具視の紙幣」ですよね。以下のフォトですよ。

ウィキペディア(Wikipedia):フリー百科事典:500円紙幣:最終更新 2026年5月5日 (火) 05:43
今と違って「1970年代初頭の500円札」には、それなりの価値がありましたよ。今で言うと「3000円ぐらいの価値」でしょうか。
当時のコロちゃんは、「丸1日試験会場で立って見ているだけで1500円の収入になるバイト」に得したような気がしていましたよ。
だけど、今思うと「あの頃のコロちゃんはよくやるよなー」、「日の丸弁当」はよく聞くけど「半ハンバーグ弁当」なんて、いくら「貧しい1970年代」でもちょっと他にはなかったと思いますよね。
だけどこの当時のコロちゃんは、「試験会場」に集まってきた高校生たちをみて「こいつらつまらない大人になるんだろうな」と生意気なことを考えていましたよ。
だって、その時のコロちゃんは「刺激的で輝くばかりの生活をおくっている」と自分では考えていましたからね。
当時のコロちゃんが、いかに「誇り高い貧乏人だった」かがうかがわれるエピソードでしょ?
「貧しく」とも、「誰にも恥じない生き方をしていた」と、ちょっと「言い訳がましく」書いておきますね。
今日の「コロちゃん話」は、「(たぶん)税金を払っていなかった1970年代初頭のアルバイト風景」を書いてみましたよ。
かつての日本に、こんな「時代もあった」と、軽く読み流していただければ嬉しいですよ。
コロちゃんは、社会・経済・読書が好きなおじいさんです。
このブログはコロちゃんの完全な私見です。内容に間違いがあったらゴメンなさい。コロちゃんは豆腐メンタルですので、読んでお気に障りましたらご容赦お願いします。
(^_^.)
おしまい。






コメント