おはようございます。今日のコロちゃんは、朝からちょっと機嫌が良いのです。
なぜかと言うと、昨日コロちゃんの姉から☎があり、お互いの近況などを長々と☎でお話をしたのです。
コロちゃんは、もう「こらいまれ」年代なのですから、その姉は・・・、おっと女性の年齢を話題にするのはタブーですよね。
コロちゃんは、この姉ととても「仲が良い」のです。
それは、1960年代の少年コロちゃんに父親がいなかったことは、このブログのあちこちで語っていますが、その寂しい家庭で「コロちゃんと姉」の二人は、お互いに支え合って生きてきたのですよ。
そういう意味では、幼かった「少年コロちゃん」と「少女のお姉さん」は、共に同じ寂しさを味わった「仲間」なのですよ。
だから「姉弟の絆」は強くなるのは当然のことですよね。
この「お姉さん」は、コロちゃんちから車で40分ほどの所に住んでいるのですが、時々コロちゃんと☎で近況を交歓しているのです。
そこでひとしきり「昔話など」を語らい合いますと、コロちゃんはいつも心が暖かくなるのですよホッコリと暖かくなるのですよ。
だから、今朝のコロちゃんの機嫌が良いのも当たり前ですよね。そうだ、今度は久しぶりに姉の家を訪ねてみましょうか。一緒にお昼を食べるのも良いですね。
今朝はウキウキ気分のコロちゃんでしたよ。
今日は「夏のボーナスが出ています」をカキコキしますね。
0.「今日の記事のポイント」
コロちゃん
今日の記事は、下記のような内容になっていますよ。どうぞ最後まで楽しみながらお読みください。
☆「夏のボーナスが3年連続過去最高だってと、夏のボーナスの経団連集計は98万円」
☆「日銀さくらレポート別冊では中小・中堅企業の苦境も指摘と、パートタイムに賃上げが拡がる」
☆「未充足求人率が上昇していると、最低賃金は50円引き上げとなるか?」
☆「岸田総理の壮大な実験は成功するのか?と、コロちゃんと夏のボーナス」
1.「夏のボーナスが3年連続過去最高だって」
コロちゃんが、朝コーヒーを飲みながら新聞をバサバサ読んでいましたら、「夏のボーナス3年連続過去最高」との1面トップ記事が目に入りました。
コロちゃんは、思わず「いーなー」と声を漏らしながら、その記事を読んでみましたよ。
(*´罒`*)いー(*´□`*)なー
この記事によりますと、日経新聞がまとめた「2024年の夏のボーナス調査最終集計」で、「全産業の平均支給額は前年比3.72%増の97万2319円」と3年連続で過去最高を更新したと報じています。
さらに「中小企業は7.84%増」と、大手の平均の2倍超となったとしています。
いやいや、凄い「大幅増のボーナス」ですね。コロちゃんは「年金生活」ですから、夏も冬もボーナスなんて言いう「茄子」は食べたことありませんよ。
あ、皆さん引かないでくださいよ。どうか画面から退出しないでくださいよ。
≡;゚д゚)ノ (((¬_¬;) ススス…
2.「夏のボーナスの経団連集計は98万円」
上記の「日経新聞社」がまとめた「夏のボーナス97万2319円」も凄い額ですが、先日7月12日に発表となった「経団連の集計」でも大きな金額が出ていましたね。
こちらは「経団連の2024年夏季賞与第1次集計結果」ですね。
「17業種97社の平均妥結額98万3112円」と、1981年以降の第1次集計の「過去最高額」と報じられていました。
これらの「大企業」は、上記の「日経新聞」の集計対象企業と重なる企業が多いのではないかと思われますが、それでも「大幅賃上げ」が実施されたのは間違いがありません。
コロちゃんは、これらの「賃上げ」が社会全体に波及していけば良いなと考えていますよ。そうなれば来年の1月の「年金受給額の改定」に反映されますからね。
3.「日銀さくらレポート別冊では中小・中堅企業の苦境も指摘」
上記の景気の良い話とは対照的な内容が、先日の7月12日に「日本銀行」の「地域経済報告(さくらレポート)別冊」で発表されています。
これは「地域の中堅・中小企業における賃金動向」との表題で発表されています。
その内容によると、「原資が十分でない中でも人材の確保・係留を優先した『防衛的な賃上げ』を実施」とか「賃上げの一方で、給与カーブのフラット化などにより総人件費上昇を抑制」などが報告されています。
大企業は、「充分な利益」と「内部留保」を原資とした「大幅ボーナス支給」を実施しているのでしょう。
しかし、地方の中小・中堅企業はかなり無理をして「夏のボーナス」をひねり出している様子が報告されていますね。
コロちゃんが気が付いた点は、以下の内容です。
「給与カーブのフラット化、年齢給や手当の簡素化等の人事給与制度の見直しなどにより、総人件費の上昇を抑制する動きもみられる」
地方の中小・中堅企業は、「賃上げやボーナス増額」を実施した財源として「高年齢者の給与カーブのフラット化や年齢給を削減している様子」が伺えますね。
これは「若い雇用者」を優遇する一方で、今いる「中堅・高齢の雇用者」の給与を削減して財源としているということでしょう。
しかし、長年会社に貢献してきた40代50代の社員の「賃金カーブのフラット化」とは、何とも企業は非情なものですね。
なんかコロちゃんは、このやり方が全国的に拡がっているように思えますよ。いずれ悪い影響が表面化しないといいのですけどね。
「さくらレポート」に戻りますと、「人手不足は一過性のものではなく、今後も継続して賃上げを実施することが必要との認識も深まっている」との記載もありました。
コロちゃんはこれを読んで、「地方の中堅・中小企業」では「持続的な賃上げやボーナス支給」は難しいのではないかと思いましたよ。
これは、上記の「夏のボーナス大幅増」とは反対の悲観的要素ですね。今年は取り敢えず若い方は「ボーナス増」で嬉しいでしょうけど、今後はどうなるのかは不透明だと感じましたよ。
4.「パートタイムに賃上げが拡がる」
先日の7月8日に「厚生労働省」が「毎月勤労統計」を発表しています。
その発表によると「基本給にあたる所定内給与」は、5月に2.5%増加し、特に「パートタイム労働者の時間あたり給与」は1328円で「前年同月比4.0%増」と報じられています。
また報道では「パートの時給は月ごとで変わることもあるため、労働需給のひっ迫が反映されやすい」と報じていますね。
どうやら「人手不足との企業の認識」が、企業社会で広く進んできたようですね。
これは「パートタイム労働者」の時給が上がった話ですから、ポジティブなお話しですね。
5.「未充足求人率が上昇している」
「未充足求人数」という言葉があります。
これは「仕事があるにもかかわらず、その仕事に従事する人がい ない状態を補充するために行っている事業所の求人数」を言います。
「厚生労働省」は、毎年「上半期・下半期」の2回「雇用動向調査」を行なっていますが、その調査項目の中に「未充足求人数」があるのです。
そして「常用労働者数に対する未充足求人数の割合」を「欠員率」と言っています。
下記のグラフをご覧ください、「欠員率の推移」です。内容は下に書き出します。
「厚生労働省 欠員率の推移」より
https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/koyou/doukou/24-1/dl/gaikyou.pdf
出典:厚生労働省 令和5年上半期雇用動向調査結果の概況より(7月18日利用)
上記のグラフは「厚生労働省」が発表している2009~2023年の「欠員率の推移」です。
上の点線グラフが「パートタイム労働者の欠員率」で、下の黒色実線が「全体の欠員率」です。
二つの線グラフは、コロナ禍の2020・2021年は落ち込みましたが、2022年からは上昇しています。特に2023年の「パートの欠員率が4.5%」と大きな数値となっています。
2023年6月末日現在の「未充足求人数は148万9400人」で「欠員率は2.8%」となっています。
さらに、上記の内の「パートタイム労働者の未充足求人数は66万600人」で、「欠員率は4.5%」とこちらの数字の方が大きくなっていますね。
ここまで「人が足らない」と強調されると、次に思うのは「どこで人が足りないのか?」ですよね。
続いて産業別の「欠員率」も見ておきましょう。
下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出します。
「厚生労働省 産業別欠員率」より
https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/koyou/doukou/24-1/dl/gaikyou.pdf
出典:厚生労働省 令和5年上半期雇用動向調査結果の概況より(7月18日利用)
上記のグラフは「厚生労働省」が発表している「産業別欠員率」です。
「茶色棒グラフが欠員率」です。そして「黄土色棒グラフはそのうちのパートの欠員率」です。
「欠員率が多い上位の2産業」は、以下の通りです。
◎「欠員率が多い産業の欠員率と充足求人数」
❶「宿泊業・飲食サービス業:欠員率6.1%:充足求人数33.6万人」
❷「建設業:欠員率4.5%:充足求人数12.44万人」
いやいや、やっぱり予想通りの産業が欠員率が高いですね。「❶宿泊業・飲食サービス業」などでは、人手不足で旅館の予約を断らざるを得ないニュースをよく聞きますね。
そして「❷建設業:欠員率4.5%」などでも、人手不足で工事が遅れたり、入札が成立しないなどのニュースも良く聞きます。
どうやとら「日本」は今でも「人手不足」ですが、今後は構造的な「労働力希少社会」へと突入していくとコロちゃんには思えましたよ。
6.「最低賃金は50円引き上げとなるか?」
上記のように今年の夏の高いボーナス支給の動きは、「大手企業・中小企業・パートタイム労働者」と広い範囲で行なわれてきました。
次の課題は、この動きが来年以降も持続できるのかということと、「賃上げ・ボーナス増額」がより広範に拡がるかということになりますね。
コロちゃんは「最低賃金」に注目しています。
昨年2023年の最低賃金は「全国の加重平均」で1004円となり、初めて1000円を越えています。引き上げ額は43円と過去最高となっています。
今年2024年の春闘賃上げ率は5%を超えています。「最低賃金」を同じように5%以上引き上げようとすると金額では過去最大の「50円」となります。
現在開かれている「中央最低賃金審議会小委員会」は、7月中にも「目安額」を取りまとめる方針とされていますから、この結論でいくらの金額が出て来るのかをコロちゃんは注目していますよ。
岸田総理は、昨年の8月に「新しい資本主義実現会議」で、最低賃金について「2030年代半ばまでに全国平均が1500円を目指す」と表明しています。
昨年2023年の「最低賃金」は、全国加重平均で1004円です。
これを2030年代半ばに50%アップの1500円にしようとすると、仮に2035年とすると今から12年後です。
昨年の最低賃金の対前年比は43円アップですから、今後毎年43円とアップしていれば(43円×12年=516円)となり、昨年の1004円に加えて、1520円となります。
計算上は1500円を超えてきますね。とりあえずの今年の目標は昨年の43円を上回る「5%:50円アップ」ですね。
コロちゃんは、今年の春闘の賃上げ「連合:5.08%:1万5236円」と「経団連:5.58%:1万9480円」を見ると、「最低賃金5%アップ50円」もあり得ると考えていますよ。
7.「岸田総理の壮大な実験は成功するのか?」
上記のように見て行くと「夏のボーナスは大幅増額」で、「中小企業は今年は大幅増額したものの今後の持続性に疑問符」となっているようです。
そして「パート労働者の賃上げも進み」、「人手不足」が目立ってきたとなっていますね。
今月中にも決まるとされている「全国の最低賃金」はまだですが、ここまで見て行くとコロちゃんは「岸田総理はなかなか頑張ったじゃないか」と思いましたね。
就任当初の「新しい資本主義」の色は大分薄くなったり、いつの間にか「分配して成長」と言わなくなったりはありましたが、「政治家は結果が全て」です。
そのようにコロちゃんは考えていますから、社会に「賃上げなくして経済成長なし」との観念を定着させたことの功績は大きいと思っていますよ。
しかし、今後は「大企業の賃上げと中小企業の一部の賃上げだけで果たして経済成長ができるのか?」という大きな課題が乗り越えられるかが問われてきます。
コロちゃんは「難しい、おそらくダメだろう」と予想していますが、まだまだわかりませんね。
今の岸田総理は、9月に行なわれる「自民党総裁選」のことで頭がいっぱいかと思われます。
しかし、もし総理が変わっても今の「経済路線の賃上げして成長」はそう簡単に変えられないんじゃないかと、コロちゃんは思っていますよ。
8.「コロちゃんと夏のボーナス」
コロちゃんが、60歳の時に「大腸がんの闘病」のために会社を退職して「夏のボーナス」をいただくことが無くなってから、もう10年以上になります。
コロちゃんがいた会社では、以前は毎月の給料や夏のボーナスは「現金で支給」されていました。と言うか、昔は「給与・賞与」の現金支給は、どこの会社でも普通に行なわれていたのです。
それが変わったのは、1968年に起きた「三億円事件」からです。この事件は「東芝府中工場」の給与を運んでいた社員がねらわれました。
その後「現金輸送の危険性」が社会に認識されることによって、1969年には国家公務員の給与振り込みが実施されています。
しかしコロちゃんが勤めていた会社は、会社の創立も明治時代で古かったのですが、「給与・賞与」の渡し方も古いやり方の「現金封筒」が長く続けられていたのです。
コロちゃんの会社で、その「現金封筒」が給与振り込みに変わった切っ掛けは、同業他社で起きた「窃盗事件」です。
当時の「給与・賞与」の渡し方は、銀行から事務職員が現金を会社に運び、その後に事務職員が封筒詰めをして、翌日の朝に社員に手渡すやり方が、多くの会社では行なわれていました。
ところがコロちゃんの同業他社で、その封筒詰めした「給与・賞与」をその夜には金庫に保管していたところを泥棒に狙われたのです。
おそらく「窃盗した泥棒」は、事情に詳しい「退職者」だろうと「うわさ」されていましたね。
その同業他社の「泥棒事件」後に、直ぐにコロちゃんの会社では「銀行振り込み」に変更されましたが、同僚で困った人が出ていましたね。
その同僚は、それまでは「給料袋」からコッソリと現金を抜いてから奥さんに渡していたそうなのですが、給与振り込みと変わったことで、それまでの悪事がみんなバレちゃたそうですよ。
「天網恢恢疎にして漏らさず※」ですね、みんな笑ってこの話を拡げていましたよ。
(※天網恢恢疎にして漏らさず:古代中国:老子の一節:天の網は広くて目が粗いように見えるものの、悪人をその目から漏らすということは無い)
「昭和の時代」には、家計は奥さんに任せて、給料袋を渡してからお小遣いをもらう父親が多かったのです。
その場合、奥さんに渡す前に給与明細書とお札を何枚か抜いてしまえば、奥さんにはいくら給料袋に入っていたかわかりませんからね。
そんな「悪だくみ」を考えるお父さんもいたのですよ。「昭和の匂い」を感じるエピソードでした。
今日のブログは、最後を柔らかいお話しの「昭和時代のエピソード」で締めてみました。
コロちゃんはいつもブログの内容で新しい挑戦をし続けたいと思っていますから、時々外れることもあるかと思いますが、どうかご容赦くださいね。
コロちゃんは、社会・経済・読書が好きなおじいさんです。
このブログはコロちゃんの完全な私見です。内容に間違いがあったらゴメンなさい。コロちゃんは豆腐メンタルですので、読んでお気に障りましたらご容赦お願いします(^_^.)
おしまい。
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