米中対立の進行により、日本の防衛費を増額しようという話は前から出ていたけど、その財源はどうやら法人税増税もふくめた幅広い国民負担でまかなうらしいよ。
ということは一部はコロちゃんもだすようになるのかな?
1.法人税って右肩下がりなんだね
コロちゃん、税金って少しづつ上がるもんだと思ってたけど、法人税は違うんだね。昭和62年(1987年)から右肩下がりに下がり続けている。
35年間もかけて半分近くにさがってるのね。これなら、少しぐらい上げてもいいかな。
https://www.mof.go.jp/tax_policy/summary/corporation/c01.htm
出典: 財務省 税制 我が国の税制の概要 法人課税 法人課税に関する基本的な資料(11月17日利用)
法人税は、昭和59年ごろは43.3%もあったのに、現在では23.2%。借金大国日本としては、少し負担をしてもらうのもしょうがないかな。
2.企業の内部留保金は516兆円
https://www.mof.go.jp/pri/reference/ssc/results/r3.pdf
出典:財務省 報令和4年9月1日 道発表 年次別法人企業統計調査(令和3年度)結果の概要 第6表 利益剰余金の推移より(2月19日利用)
この引用は前にも見たよね。大事なところは何回でも見ましょう(^.^)
こんなにあるんだー。
企業は、もう少し法人税を出してお国に貢献してもいいとコロちゃんは思います。
3.コロちゃんは増税論者です
税金を上げることに賛成する人はあまりいません。コロちゃんも所得は年金のみですからこれ以上支出が増えるのは困ります。お金持ちでも増税はイヤでしょう。誰だってイヤに決まってます。
しかし、日本の借金をみるとすでにあまりにも大きすぎます。これを返すのは孫以降の世代です。今でも毎年孫名義の借金を毎年30兆円ほどつみかさねているのは、あまりにもひどい。
「成長して返済」って言い続けてもう30年が経ちました。これって「オオカミ少年」だよね。
もう「成長しなくてもその範囲で生活」するべきじゃないかな。
たまった借金は孫にツケ回しせずに、自分たちの世代で返しましょう。自分たちでつくった借金なんだからね。
4.日本の借金はいくらあるの?
https://www.mof.go.jp/zaisei/current-situation/situation-comparison.html
出典:財務省 日本の財政を考える 4 日本の借金の状況(2月19日利用)
この1029兆円のほかに政府短期証券等もあるそうで、それも合わせると1225兆円と言われているけど、ここまで大きな額になると、神経がマヒしてくるよね。
5.借金返済は三方一両損で
税金を上げることに賛成する人はまずいないよね。
コロちゃんも所得は年金のみですからこれ以上支出が増えるのは困ります。お金持ちでも増税はイヤでしょう。誰だってイヤに決まってます。
けど、全員がそれぞれに合わせて増税されるならどうでしょうか。日本には、三方一両損という素晴らしい考え方があります。
三方一両損(落語)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E6%96%B9%E4%B8%80%E4%B8%A1%E6%90%8D_(%E8%90%BD%E8%AA%9E)
『左官の金太郎は、三両の金が入った財布を拾い、一緒にあった書付を見て持ち主に返そうとする。財布の持ち主はすぐに大工の吉五郎だとわかるが、江戸っ子である吉五郎はもはや諦めていたものだから金は受け取らないと言い張る。しかし、金太郎もまた江戸っ子であり、是が非でも吉五郎に返すと言って聞かない。互いに大金を押し付け合うという奇妙な争いは、ついに奉行所に持ち込まれ、名高い大岡越前(大岡忠相)が裁くこととなった。
双方の言い分を聞いた越前は、どちらの言い分にも一理あると認める。その上で、自らの1両を加えて4両とし、2両ずつ金太郎と吉五郎に分け与える裁定を下す。金太郎は3両拾ったのに2両しかもらえず1両損、吉五郎は3両落としたのに2両しか返ってこず1両損、そして大岡越前は裁定のため1両失ったので三方一両損として双方を納得させる。
そして場が収まったところで越前の計らいでお膳が出てくる。普段は食べられないご馳走に舌鼓を打つ二人を見て越前は、いかに空腹だと言っても大食いは身体に悪いと注意する。すると、二人は答えた。
「多くは(多かあ、大岡)食わねえ。たった一膳(越前)」』
出典: フリー百科事典 ウィキペディア(Wikipedia)最終更新 2020年12月2日
お国の基幹税は消費税・法人税・所得税とされています。いっぱい税金を払っているのは一般国民と企業と雇用者なわけですね。
お国がお金がなくて困っているなら、お国と一般国民・企業・雇用者みんなで少しづつ痛みを分けあう「三方一両損」でこの苦境から脱出できないものかなぁとコロちゃんは夢を見ます。
企業は内部留保金516兆円の一部をだしましょう。
国民は金融資産2000兆円の一部をだしましょう。
雇用者も所得税の一部を上げて出しましょう。
国は非効率な縦割り行政や、いまや継ぎはぎで複雑化した年金制度や健康保険制度をガラガラポンして新しい制度に作り替えることで無駄を無くしましょう。
三者とお国が、それぞれいやな事を少しづつ分け合う変革に、みんなで進む・・・なんてこと夢だよね?
コロちゃんは、社会・経済・読書が好きなおじいさんです。
このブログはコロちゃんの完全な私見です。内容に間違いがあったらゴメンなさい。コロちゃんは豆腐メンタルですので、読んでお気に触りましたらご容赦お願いします(^_^.)
おしまい。
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