【経済考】「日銀」は、物価を上げる政策を続けています

経済

おはようございます。コロちゃんは、このブログ原稿を昨日の土曜日にポチポチしていますが、朝から二本目の原稿ポチポチとなると、さすがにくたびれてきています。

しかし、「日曜日は二話アップしろ」との株主様&編集長様の業務命令ですから、軽い頭にムチうって原稿をカキコキしますね。

もし、この原稿がつまらなければ、それがコロちゃんの限界とお思いになって、暖かく見守ってください。
<(_ _)>よろしくお願いします。

1.「日銀」の狙いは「物価上昇」です

日銀は先日の6月16日に「金融政策決定会合」を開いて、「大規模金融緩和の維持」を決めたと報じられています。

「金融政策決定会合」とは、「日銀」が金融政策の方向性や政策金利の上げ下げなどを討議・決定する会合で、年に8回開かれています。

コロちゃんたちの庶民とは、あんまり関係なさそうに見えますけれど、実は庶民の生活にとても影響がある会合なんです。

最近スーパーに行くと、値上がりした商品が多いですよね。これは「日銀」が物価を上げようと大きな腕を振るっているからなのです。

えっ、日銀はそんなひどいことしてるの? と思っちゃいますけど、実は、「日銀」のお仕事は、「物価の安定」なのです。

その「物価の安定」を行なうためのツールが、「金融調節」で、これを「緩和」したり「引き締め」たりすることによって、「物価」を上げ下げできるというわけなのです。

「日銀」の政策の現状は「大規模金融緩和」ですから、「大規模に物価を上げよう」としているわけです。

それでは、どこまで上げようとしているかというと、下記のとおりです。

「日本銀行は、2%の「物価安定の目標」の実現を目指し、これを安定的に持続するために必要な時点まで、「長短金利操作付き量的・質的金融緩和」を継続する」

この「2%の物価安定の目標」には、現状ではまだ至っていないと「日銀」は考えているようです。現状では、まだ物価が上がり足りないと見ているようですね。

2.最近の「物価上昇率」

それでは、昨年と今年の物価上昇の様子を見てみましょう。

2022年の1年間を通した物価上昇率は、2.5%(総合指数)でした。

今年2023年の「物価上昇率」は以下の通りです。

1月 4.3%
2月 3.3%
3月 3.2%
4月 3.5%

この数値を読むと、「日銀」さん、もう物価目標の2%は超えているんじゃないの?と言いたくなりますけど、「日銀」は、まだまだ「安定的に2%」には達していないと判断しています。

「日銀」の植田総裁は、6月16日の記者会見で「速やかに正常化した場合、目標に達する前にインフレ率が下がるリスクとがある」語っておられました。

この記者会見の発言を聞くと、植田総裁は「このくらいじゃ上がり方が少ないから、今手を緩めると、すぐにまた下がっちゃう」(コロちゃんの推測です)と思っているかもしれません。

「日銀」の物価の見通しは、4月の「経済・物価情勢の展望(展望リポート)」で明らかにされています。

この展望リポートによると、2023年度の消費者物価指数(政策委員見通しの中央値、生鮮食品を除く総合)を1.8%と見込んでいます。

上記の1~4月の数字よりはだいぶ低いですね。「日銀」は、今後今年度の後半には「物価上昇率」が低下すると見ているのです。

なお、この「日銀」の来年2024年の見通しは、2.0%、2025年は、1.6%としています。

確かにこの見通しが当たれば、到底「安定的に2%」とはいかないでしょうから、まだまだ「手は緩められない」でしょうね。

次の「日銀」の「展望レポート」は、7月に発表されますから、今後の物価上昇率の予測がどのように変わるか、コロちゃんは興味深いです。

3.物価上昇で被害が大きいのは、社会的弱者から

現在「日銀」は、上記のように「金融緩和」で「物価を安定的に2%に上げ」ようとしています。

「日銀」は、それがもたらす社会的影響は、注視はしているでしょうが、あまり気にしていないと思います。

それは「日銀」のお仕事ではないからです。それは「政府」のお仕事になります。

「金融緩和」は、いくつかの社会的影響をもたらします。「株高」「不動産値上がり」「諸物価上昇」です。

逆に「金融引き締め」は、一般的には「株安」「不動産下落」「物価下落」となります。

ですから、経営者や政治家は「金融緩和」を歓迎し、庶民は、その逆になるはずなのですが、「金融引き締め」は景気減速をも招来しますので、一概には言えません。

要するに、急激な変化は、必ず「社会的弱者」に痛みを強いることになるということだと思います。

そして、今「物価上昇」によって、庶民(社会的弱者)に痛みが押し寄せています。この傾向が今後加速しないことを、コロちゃんは心から祈っています。

今後、どこまで「物価上昇」が続くのか、いつ「日銀」が政策転換するのかを、コロちゃんは、興味深く注視していきたいと思います。

コロちゃんは、社会・経済・読書が好きなおじいさんです。

このブログはコロちゃんの完全な私見です。内容に間違いがあったらゴメンなさい。コロちゃんは豆腐メンタルですので、読んでお気に障りましたらご容赦お願いします(^_^.)

おしまい。

NoName_13によるPixabayからの画像
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