お早うございます。今日のコロちゃんはちょっと忙しいのです。
どうしたのかと言うと、明日の夕方にはワンコを「ペットホテル」に預けて、その後には「長男一家様宅」へお泊りして、翌日の早朝から3泊4日のお出かけとなります。
行先では「次男一家様」も合流しますから、久々に3人の子どもたち「すーくん(4歳)・あーちゃん(2歳)・ゆーちゃん(0歳)」の顔を見ることができますね。
この「あーちゃん(2歳)」は、少し前に送られてきた動画で、言葉をハッキリしゃべる様子が見れましたから、コロちゃんは言葉を交わすのが楽しみですね。
しかし、この「あーちゃん(2歳)」は言葉が早いですね。ひょっとしたら天才!
( ̄へ ̄|||) ウーム
「ジジ馬鹿」です。
まあ、そのような事情で、明日の出発準備の支度で、今日はいろいろ忙しくなっていますね。
特にコロちゃんは、最近とみに「忘れ物」が多くなっていますから、何度も「持っていくもの」の確認を繰り返していますよ。
そんな中ですが、今日は「やっぱり死ぬまで働けだよ」をカキコキしますね。
0.「今日の記事のポイント」
コロちゃん
今日の記事は、下記のような内容になっていますよ。どうぞ最後まで楽しみながらお読みください。
☆「明治安田生命は定年70歳だってと、高齢者の定義を変えるって?」
☆「日本老年学会が高齢者を75歳以上にしろと提言と、コロちゃん年代の就労率は3人に1人」
☆「75歳以上まで働くことを望んでいるのは2割と、高齢者はなぜ働くのか」
☆「引退実行年齢は日本の男性が69.1歳で世界1位と、引退して健康な期間は男3年女8年しかない」
☆「高齢者が75歳になったら男性は途端に健康寿命が尽きると、国のために高齢者がいるのではなく高齢者のために国はある」
☆「コロちゃんと老後」
1.「明治安田生命は定年70歳だって」
コロちゃんが、いつものように新聞をバサバサ読んでいると「明治安田生命、定年70歳」との見出しを見つけました。
別にコロちゃんが「明治安田生命」の社員だったわけでもないですし、「明治安田生命」の生命保険に加入しているわけではないですよ。
コロちゃんとは全く関係がない会社なのですが、この「明治安田生命、定年70歳」のニュースは他のメディアでも取り上げられていたのですよね。
コロちゃんは、数多くのニュースがある中でこの「明治安田生命、70歳」をあえて取り上げて流しているメディアに、政治からの「高齢者は70歳までは働け」との意思を感じたのです。
だって、この「新聞紙」をよく読むと、この「70歳定年は内勤職のみ」なのですよ。しかし、多くの報道ではそこまでは詳しく流していませんでしたね。
むしろ「定年を70歳にするのは大手金融機関で初めて」と、好意的な取り上げ方でしたよ。
これは絶対「わざと」でしょう。
このような報道を通じて世の中に「高齢者は70歳まで働くのが普通」という観念を拡げようとする意図を、コロちゃんは感じましたよ。
2.「高齢者の定義を変えるって?」
ちょっとコロちゃんが気が付いたことなのですが、5月23日に開かれた「政府」の「経済財政諮問会議」において、実に「怪しからん」提案がなされていたのです。
下記の概念図をご覧ください。内容は下に書き出しますね。
「内閣府 誰もが活躍できるウェルビーイングが高い社会の実現」より
https://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/minutes/2024/0523/shiryo_02.pdf
出典:内閣府 経済在世諮問会議 会議資料 誰もが活躍できるウェルビーイングの高い社会の実現に向けてより(7月2日利用)
上記の概念図は、「内閣府」が発表している「経済財政諮問会議」」に提出された「提案」です。字が小さいので必要な部分のみを下にご紹介しますね。
この概念図の、真ん中の一番下の部分に「健康寿命の延伸による労働供給の増加」と書かれています。
これだけでは「抽象的」で何を指しているのかよくわかりませんが、この「会議」には、文書の提案書もありました。
そこには「高齢者の健康寿命が延びる中で、高齢者の定義を5歳延ばすことを検討すべき」とハッキリ書かれているのです。
この提案を出した方は、以下の4名の方々の連名です。
◎「高齢者の定義を5歳伸ばすことを検討:提案者名」
❶「十倉雅和:経団連会長」
❷「中空麻奈:BNPパリバ証券」
❸「新浪剛史:経済同友会代表幹事」
➍「柳川範之:東京大学大学院教授」
この4名の方たちは「日本の経済界」の代表ですね。その方たちが、そろって「高齢者の定義を5歳延ばせ」と言っているのです。
コロちゃんはムカッとしましたよ。
(# ゚Д゚) ムカッ!
だって、普通の方は18歳か24歳から40年以上の「65歳まで」働いてきているのですよ。
それをあと5年伸ばして70歳まで働かそうと、「日本の経済界」は提案してきているのですからね。
70歳と言うと、18歳からだったら50年以上も働くことになりますよ。その後の「気楽な老後の期間」が無くなっちゃうじゃないですか。
コロちゃんは、もう「ヽ(`Д´)ノプンプン」ですよ。
なお、この上記の4名の方が提案したペーパーは、下記のリンクからお読みになれます。
表題は「資料1:誰もが活躍できるウェルビーイングの高い社会の実現に向けて①」です。
また、本文中の該当部分は「〇全世代リスキリングの推進:高齢者の健康寿命が延びる中で、高齢者の定義を5歳延ばすことを検討すべき。」となっています。
https://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/minutes/2024/0523/shiryo_01.pdf。
3.「日本老年学会が高齢者の定義を75歳にしろと提案」
上記のような「経済団体」の、「高齢者の定義を5歳伸ばし70歳までにしろ」との身勝手な意見にコロちゃんがプンスカ怒っていたところ、他にも腹が立つ提言をしている団体がありました。
プンスカ ٩(๑`н´๑)۶ プンスカ!
それは「日本老年学会」と言うところです。
この団体は、先月6月に「高齢者および高齢社会に関する検討ワーキンググループ報告書」というものを発表しています。
執筆者のメンバーを見ると、全員が「医学会の大物」らしき肩書の方たちですね。
その中で、「高齢者」の定義を「65歳以上」から「75歳以上」に変えて、65〜74歳を「准高齢者」、90歳以上を「超高齢者」と呼称すべきと提言しているのです。
ということは、現在「こらいまれ年代」のコロちゃんは、「高齢者」ではなく「准高齢者」となってしまいます。
要するにコロちゃんにも「まだまだ働け!」と言うんでしょう。
コロちゃんは、この「報告書」をパラパラ読んでみましたが、上記の「高齢者の定義」の変更の根拠として、最初に「アンケート調査」の結果をあげているんですよね。
曰く「自分自身を高齢者と感じているかという質問」や「支えられるべき高齢者に関する質問」、更に「就労に関する意識に関する質問」などですね。
それらへの回答は、当然にして割れますよね。100%の方が自分を「高齢者と思っている」なんてことはあるはずありませんからね。
それの結果を引いてきて「まだまだ高齢者と思っていない高齢者がいる」から、「定義を変更しよう」とはちょっと強引ですよ。
さらに「海外においては、余命によって規定される新たな高齢者基準の考え方が提示されている。平均余命15年の年齢を基準とする考え方がその1つで、日本では2030年まで74〜75歳程度で推移する見込みである。」と紹介しています。
だから「日本」も海外の例に倣えと言っているのでしょう。どこの国の例かは書いていませんでしたけど。
そもそもフランスだって「年金支給年齢は62歳」ですよ。そっちの方の例を紹介すべきでしょう。欧米の方がリタイア年齢は「日本」より低いんですからね。
まとめとして「今回のすべての調査結果は、高齢者の定義は引き続き75歳以上とすることが適切であることを支持する。」とあるのは、コロちゃんは全然納得できませんよ。
だいたいにおいて「高齢者」の方たちは、ホワイトカラーの管理職だった方ばかりじゃないんですよ。人数的には、肉体労働やブルーカラーだった方たちの方が圧倒的に多いのですよ。
コロちゃんだって外回りの仕事でしたし、65歳まで働くのが精いっぱいのような方たちも多いのですよ。
そりゃ、社長や部長のような「机で座ってパソコンをポチポチやる仕事」だったら、70歳以上でも務まると思いますよ。
だけど、そんな方たちは、「高齢者」のごく一部しかいませんよ。
この「高齢者および高齢社会に関する検討ワーキンググループ報告書」の執筆メンバーの肩書は、「国立○○研究センター理事長」や「○○大学医学部高齢医学主任教授」と偉そうな方ばかりです。
この方たちはすべて「医師」であり、その世界で上り詰めた方たちばかりでしょう。
このような「管理職」の方だったら、「高齢者は75歳から」でも良いでしょうけど、世の中の下積みで身体を使って働いてきた高齢者は「65歳で精いっぱい」だとコロちゃんは思いましたよ。
なお、この「日本老年学会」が発表した「高齢者および高齢社会に関する検討ワーキンググループ報告書」を読んでみたい方は、下記のリンクのクリックをお願いします。
最初のページが「革表紙」のような体裁になっていて、如何にも権威ががありそうに見える報告書ですよ。
(●`ε´●)プンプン
4.「コロちゃん年代の就労率は3人に1人」
さて、上記のように「75歳までは働け」と、わが国では大声で命令するように叫ぶ方もいらっしゃるようですが、コロちゃん年代の方はどの位働いているのでしょうか。
それをちょっと見てみましょう。下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出します。
「内閣府 年齢階級別就業率の推移」より
https://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/w-2023/html/zenbun/s1_2_1.html#:~:text=%E7%94%B7%E5%A5%B3%E5%88%A5%E3%81%AB%E5%B0%B1%E6%A5%AD%E7%8A%B6%E6%B3%81%E3%82%92,%EF%BC%85%E3%81%A8%E3%81%AA%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8B%E3%80%82
出典:内閣府 令和5年版高齢社会白書(全体版)より(7月2日利用)
上記のグラフは「内閣府」が発表している2012~2022年の「高齢者」の「年齢階級別推移」です。
下記に2022年の分のみを書き出しますね。
◎「年齢階級別の就業率:2022年」
❶「60~64歳:73.0%」
❷「65~69歳:50.8%」
❸「70~74歳:33.5%」(コロちゃんはココ)
➍「75歳以上:11.0%」
ふむふむ、コロちゃんと同年代は3人に1人(33.5%)が働いているのですね。皆さん頑張っていますね。
\(`°∀°)/スッゲェ
これを逆に言えば3人に1人しか働いていないということですよね。
上記の「高齢者は75歳以上」と主張なさる方は、この「❸70~74歳:33.5%:コロちゃんはココ」の就労率をもっと上げろとおっしゃるのでしょう。
コロちゃんは、70~74歳の高齢者だったら3人に1人も(!)働いていれば十分だと思いますし、よく頑張っているなあと感心しますよ。
高齢者の中には、まだまだ働けるぞとおっしゃる方もいると思いますよ。それでは、その対象となる「高齢者自身」はどのようにお考えになっているのでしょうか?
それを次に見てみましょう。
5.「75歳以上まで働くことを望んでいるのは2割」
下記は、昨年2023年11月に行なわれた「内閣府」の「世論調査結果」です。
下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出します。
「内閣府 何歳まで仕事をしたいか、またはしたか」より
https://survey.gov-online.go.jp/r05/r05-nenkin/2.html#midashi1
出典:内閣府 世論調査 生活設計と年金に関する世論調査 令和5年11月調査より(7月0日利用)
上記のグラフは「内閣府の世論調査」の「何歳まで仕事をしたいか、したか」への回答です。下記にちょっとまとめて書きますね。
◎「何歳まで仕事をしたいか、したか」
➀「65歳以下:51.1%」
➁「66歳以上:39%」
大分ざっくりした括りにしてみました。この数字を見ると、「65歳以上まで働きたい」と答えた方は4割です。
半数以上の方は「65歳以下」で引退したいと答えています。
上記では「経済界・老人医学会のお偉方が高齢者は75歳以上にしよう」と提言されていましたが、「内閣府の世論調査」で、「71歳以上まで仕事がしたい」と回答した方は「21.6%※」です。
(※71~75歳11.4%+76~80歳6.1%+81歳以上3.6%=21.6%)
世の中の方で「75歳以上まで働きたい方」は、全体の2割しかいないのです。それでもなお「75歳までは働け!」とおっしゃるのでしょうか。
コロちゃんは、当然反対しますよ。「老後の充実した期間」が無くなっちゃいますからね。「高齢者」はいつ身体が不自由になるか分からないのですよ。
6.「高齢者はなぜ働くのか?」
それでは、上記の「内閣府の世論調査」から、もう一つ「収入を伴う仕事を61~81歳まで働く理由」を聞いた回答を見ておきましょう。
下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出します。
「内閣府 その年齢で退職したい、またはした理由」より
https://survey.gov-online.go.jp/r05/r05-nenkin/2.html#midashi1
出典:内閣府 世論調査 生活設計と年金に関する世論調査 令和5年11月調査より(7月2日利用)
上記は「高齢で働く理由」への回答ですね。上位3つを下に書き出します。
◎「高齢で働く理由」
➀「生活の糧を得るため:75.2%」
➁「生きがい・社会参加のため:36.9%」
③「健康にいいから:28.7%」
いやー、やはり厳しいですね。「➀生活の糧を得るため:75.2%」がトップなのはわかりますけれど、二番目の「➁生きがい・社会参加のため:36.9%」の「2倍以上」の回答数となっています。
要するに、働く理由は圧倒的に「お金が欲しい」なのですよ。
やはり、高齢でも「働かなければ食べていけない」、あるいは「老後の備え」の為には少しでも「働く期間を延ばそう」という姿が見えるように、コロちゃんには見えましたね。
このような事情を、上記の75歳まで働けと言う「経済界・老人医学会のお偉方」はご存じなのでしょうか?
いやいや、全て知ったうえで「高齢者は75歳以上にしよう」と言っているのかも知れませんね。そちらの方がはるかに質が悪いと、コロちゃんは考えますよ。
7.「引退実行年齢は日本の男性が69.1歳で世界1位」
それでは次に、高齢者の皆さんが「実際にリタイヤしている年齢」を見てみましょう。
「平均実効引退年齢」という言葉があります。これは「40歳以上の労働者が実際に労働市場から退出する平均年齢」です。
下記のグラフをご覧ください内容は下に書き出します。
「内閣官房 平均実効引退年齢」より
https://www.cas.go.jp/jp/gaiyou/jimu/jinjikyoku/files/000282581.pdf
出典:内閣官房 高齢者会における労働の在り方 より(5月20日利用)
上記のグラフは「先進7ヵ国」の「平均実効引退年齢」です。「先進7ヵ国」と言ってもG7ではありません。
「G7諸国」と比べると、「カナダ・イタリア」が入っていなくて、その代わりに「スウェーデン・オランダ」が入っていますね。
下記に7ヵ国の「男性の引退年齢」を書きますね。
◎「男性の引退年齢:年齢が高い順」
➀「日本 :69.1歳」
➁「スウェーデン:66.1歳」
③「アメリカ:65.0歳」
➃「イギリス:63.7歳」
⑤「オランダ:63.6歳」
⑥「ドイツ :62.1歳」
⑦「フランス:59.7歳」
おー「日本」は、「世界1位」に引退年齢が高いですね。頑張って高齢まで働かなきゃならないのですから、まったく威張れません。
「日本」は、世界的にも「高齢者の引退年齢が高い国」なのです。
「日本」は、「欧米と価値観を共有している」とよくおっしゃっている指導者の方がおられます。
この「高齢者の引退年齢」も、ぜひ「欧米と価値観を共有」してもらいたいと、コロちゃんは思いますよ。
8.「引退して健康な期間は男3年女8年しかない」
最後に、コロちゃんたち高齢者が「お仕事」からリタイアしてからの「老後の生活」をどのくらいの期間楽しめるのかを見ておきましょう。
「健康寿命」と言う数値があります。
「健康寿命」とは、「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」を言います。この数値は以下になりますね。
◎「健康寿命」
➀「男性:72.68歳」
➁「女性:75.38歳」
(2023年)
上記で見ました「日本」の男性の平均実効引退年齢は69.1歳で、女性は66.7歳でした。
この「健康寿命」と「平均実効引退年齢(引退年齢)」の差の「老後健康年金生活」の期間は、以下のようになります。
◎「平均実効引退年齢と健康寿命の間の期間」
❶「男性:3.58年」
❷「女性:8.68年」
うーむ、「男性」の場合はたったの3年半しか「健康な年金生活」は出来ないことになりますね。
( ̄へ ̄|||) ウーム
「女性」も8年半ですか、10年に満たない期間しか「楽しい老後生活」は味わえないのですね。
これでは、ちょっと短すぎるのではないですか?
9.「高齢者が75歳になったら、男性は既に健康寿命が尽きている」
ココで、もう一度上記の「健康寿命」を見ておきましょう。
◎「健康寿命」
➀「男性:72.68歳」
➁「女性:75.38歳」
(2023年)
これを見ると上記の「経済界・老人医学会のお偉方が高齢者は75歳以上にしよう」との提言が実施された場合は、男性では「75歳の高齢者」に入る前に「健康寿命」が尽きてしまいます。
そして、女性は「75歳の高齢者」に入った途端に「健康寿命」が終わるとなりますね。
また、現在の「介護保険制度」では、65歳以上の高齢者しか利用が出来ません(※)。
(※一部特定疾患は40~64歳で利用可)
もし「75歳以上が高齢者」と定義が変わった場合には、年金支給や介護保険サービスの利用条件も引き上げられる可能性が出てきますね。
更に「年金」を受給できるのも、現在は65歳以上です(繰り上げ受給制度はあります)。
これが「75歳以上が高齢者」と変わった場合は、年金が受給できる年も変わる可能性も出てきますね。
だって74歳以下は「高齢者ではなくなる」のですからね。
どちらにしろ、このような問題がありまくる「改革(?)」なんて、コロちゃんは到底許すことができませんよ。
だって「老後の楽しみ」はあの世で味わえと言うのですか?
それでもコロちゃんたち「高齢者」に「もっと働け!」というのですか?
10.「国のために高齢者がいるのではなく高齢者のために国がある」
コロちゃんは、「経済界・老人医学会のお偉方が高齢者は75歳以上にしよう」という提言に強い憤りを抱いています。
確かに「少子高齢化」や「人口減少」によって、働く若い方が減って高齢者が増えている現状があります。
そこで、今までに高齢で退職していったお年寄りを、更にその後も働き続けさせようと言う国家の政策は分からないでもありません。
しかし、そんなに困っているのならば、「国家の指導者」が正直に「国民」に真正面から語れば良いのですよ。
「このままでは国の先行きが立ち行かないから、申し訳ないけど退職年齢を少し伸ばして働いてくれ」と話しかければ良いのですよ。
それを「高齢者を今までの65歳から75歳に定義を変える」ってなんですか? こういうのを「姑息」っていうんですよ。
コロちゃんたち「高齢者」は国のために生きているのではありませんよ。みな「自分たちの幸福」のために生きているんですよ。
それに応えるのが「国」でしょう。「国」は国民の幸福の最大化のためにあるんだと、コロちゃんは思っていますよ。
11.「コロちゃんと老後」
コロちゃんは、60歳の誕生日を過ぎて、会社員から「嘱託」へと身分を切り替えた2ヶ月後に「大腸がん罹患」が発覚しました。
その後「大腸がんの治療」を続けながら、1年半あまりを出社と休職を続けていましたが、とうとう職場への復帰はかなえられませんでした。
コロちゃんの「人生計画」では、65歳までは働き続ける予定だったのですよ。
だけどコロちゃんは、同時に65歳になったら必ず仕事は辞めるとも考えていましたよ。
それは、コロちゃんの就いていた仕事が大変にキツイものであったこともありますし、老後はのんびりと好きな「読書三昧の生活」をすごそうと楽しみにしていたのですよ。
それが「60歳の大腸がん」と「63歳の悪性リンパ腫」という二つのがんの罹患により、すっかり予定が狂ってしまいましたよ(※)。
(※その後二つのがんはともに治癒しました)
しかし、その「がんとの闘い」は辛くキツイものでしたが、妻の看病もあって無事「寛解・治癒」することができました。
そして、その後は「妻の肺がん罹患の闘病」と「終末期の介護」がありましたね。そして「妻」を看取ることとなったことは痛恨の思いでしたね。
コロちゃんは、「こらいまれ」になった今、自分の60代を振り返って、前半はコロちゃん自身の「がんとの闘い」で、後半は「妻の肺がんと介護と看取りの闘い」だったと思っていますね。
このコロちゃんの60代は、自分で選んだ道ではなかったのですが、全力を振り絞った濃密な生活でしたよ。
だからコロちゃんは、60代の生活を自分では決してイヤではなかったし、ある意味では「充実すら」していたとも思っています。
そこでコロちゃんは思うのですよ。
「老後」って、やはり振り返ってみて「充実していた・力いっぱい生きた・満足感を憶えた」、そのような感慨が持てるものであって欲しいと思いませんか?
コロちゃんの60代は、「台風時の大波が押し寄せる海岸に立っている人」のように、めちゃくちゃに振り回されたように過ぎましたけど、今から振り返って見ると「よくやったな」と思っていますよ。
「老後」って、そういうものであって欲しいし、あるべきだとコロちゃんは思っていますよ。
だから「老後が無くなってしまう高齢者の75歳への変更」には、コロちゃんは絶対に反対しますよ。
このブログをお読みの皆さんにも、必ず「老後」は訪れるのです。今日のテーマの「やっぱり死ぬまで働けだよ」は、決して無関係ではありません。ぜひ、興味を持っていただきたいと思いますよ。
コロちゃんは、社会・経済・読書が好きなおじいさんです。
このブログはコロちゃんの完全な私見です。内容に間違いがあったらゴメンなさい。コロちゃんは豆腐メンタルですので、読んでお気に障りましたらご容赦お願いします(^_^.)
おしまい。
コメント