おはようございます。今日のコロちゃんは、今年最後の「初めての太極拳教室」に行ってきますよ。
先週のことでしたが、「ジム」の「太極拳教室の先生」が集まった生徒さん全員に「年末と年始の太極拳教室ですが、皆さんのご予定はいかがですか?」と尋ねたのですよ。
「年末年始」ですから「皆忙しくて参加出来ない」様だったら、「太極拳教室」は「お休みにしよう」とお考えになったのですよね。
ところが、その場に集まった10数人の生徒さんで、「年末」に参加出来ないのは1人、「年始」に参加できないのも1人と、何と皆さん暇な人が多・・・ゲフンゲフン。
(´ρ`*).ゲフンゲフン
何と皆さん「積極的に太極拳教室に来たい」と言うのですよね。
それで今日の「年末」も「初めての太極拳教室」が開催されることになりましたから、これからコロちゃんもちょっと出かけてきますよ。
そして帰って来てから、今日の「積極財政は成功できるのか?」をカキコキしますね。さて「行ってきまーす」。
0.「今日の記事のポイント」

コロちゃん
今日の記事は、下記のような内容になっていますよ。どうぞ最後まで楽しみながらお読みください。
☆「積極財政で日本は経済成長ができるのか?と、実質GDP成長率の見通しを、0.9%から1.3%に上げたよ」
☆「過去10年間の実質GDP成長率は平均0.6%だよと、どうやったら成長できるのか、エコノミストもわかっていないよ」
☆「財政政策は1990年代にも行なったことがあるよと、コロちゃんとアマチュア無線」

1.「積極財政で日本は経済成長ができるのか?」
コロちゃんが、朝コーヒーを飲みながら新聞をバサバサ読んでいると「予算案最大の122兆円決定/成長探る積極財政」との見出しが目に入りました。
これは「閣議決定した来年の2026年度の予算案の話」ですよね。記事によると「過去最大の122兆3092億円」と書かれていますよ。
コロちゃんは、コロナ禍(2020年)以前の総予算額が「101兆円(2019年)」だったのを覚えていましたから、それから「7年目で20兆円以上も増えた」と驚きましたよ。
この詳しい内容は、読んでもつまらないでしょうから踏み込みませんね。
しかし、これだけの「大盤振る舞い」をするとなると、それなりの「経済成長の成果」が得られなければ非難ゴーゴーとなるとコロちゃんは思いましたよ。
だって「大型予算の財政出動」をすれば、「物価が上がること」は「経済学の常識」ですからね。
また「政府の借金である国債の金利」も、「大型の財政出動」の影響で今後上昇するリスクも見逃せませんよね。
それだけの「リスク」を取る以上は、何としても「経済成長」をしてもらわなければ困りますよね。
そこで次に、コロちゃんは現在の「高市政権」が今後の「経済成長の目標」をどのように考えているのかを調べてみましたよ。
なお、この「日経新聞」の「予算案最大の122兆円決定/成長探る積極財政」の見出しの記事をお読みになりたい方は、下記のリンクのクリックをお願いします。


2.「実質GDP成長率の見通しを、0.9%から1.3%に上げたよ」
現在「政府」は、「将来の実質GDP予測」を毎年2回発表しています。
1つは「内閣府年央試算」として夏に試算・発表しており、もう1つが今回の毎年12月に発表されている「政府経済見通し(閣議決定)」です。
これを見比べれば、前の「石破前総理時代」と現在の「高市政権の経済政策」の姿勢の違いが分かるのですよね。
だって「高市政権」の発足は今年の10月からで、それ以前は「石破政権」でしたからね。
それでは、最初に「石破前総理の時代」に発表された「2025年8月」の「令和8(2026)年度 参考試算」を見てみましょう。
以下の表をご覧ください。内容は下に書き出しますね。
「内閣府 2026年度参考試算」より
https://www5.cao.go.jp/keizai1/mitoshi/r070807shisan.pdf
出典:内閣府 令和7(2025)年度 内閣府年央試算より:12月28日利用
上記のグラフは、今年2025年8月の「石破政権時代」に「内閣府」から発表された「2026年度参考試算」です。内容の一部を下に書き出しますね。
◎「2026年度参考試算」
①「実質GDP成長率 :0.9%」
②「消費者物価(総合):1.9%」
https://www5.cao.go.jp/keizai1/mitoshi/r070807shisan.pdf
(出典:内閣府 令和7(2025)年度 内閣府年央試算より:12月28日利用)
うーむ、2026年度の「①実質GDP成長率:0.9%」って、控えめですよね。
( ̄へ ̄|||) ウーム
ただ後で書きますけれど、過去の推移を見るとこの「①実質GDP成長率:0.9%」でも、かなり「背伸びした数字」なのですよね。
この数値を、今回「高市政権」は一気に上振れさせようと、12月24日のクリスマスイブの日に「大胆な予測」を発表しましたよ。以下でしたよ。
下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出しますね。
「内閣府 経済見通し主要経済指標」より
https://www5.cao.go.jp/keizai1/mitoshi/r071225mitoshi-point.pdf
出典:内閣府 令和8年度政府経済見通しについてより:12月28日利用
上記は、「内閣府」が「閣議決定」した「経済見通し主要経済指標」です。一部を下に書き出しますね。
◎「2026年度経済見通し」
①「実質GDP :1.3%」
②「消費者物価(総合):1.9%」
https://www5.cao.go.jp/keizai1/mitoshi/r071225mitoshi-point.pdf
(出典:内閣府 令和8年度政府経済見通しについてより:12月28日利用)
うーん、「②消費者物価(総合)の1.9%」は、前の「石破前総理時代」と同じですが、「①実質GDPの1.3%」はだいぶ高くなっていますね。以下で比べてみましょう。
(´ヘ`;) ウーン
◎「2026年度の実質GDP予測(見通し)の比較」
①「石破前総理時代:0.9%」⇒
②「高市総理 :1.3%」
③「上振れ値:0.4㌽上方修正」
おー、凄いですよね。大胆ですよね。こんなに「意欲的な見通し」に変えるなんて、ホントに実現できるんでしょうかね。
(o゚Д゚)オー
コロちゃんは、この「意欲的な見通し(0.4㌽上方修正)」の実現のために、冒頭の「過去最大の予算案122兆円決定」をしたのだと思いましたよ。
だけど、相当背伸びした「見通し(実質GDP1.3%)」ですからね。これがもし実現出来なかったら、この「積極財政の大型予算」の「負の側面」がありますから、後から問題となるかも知れませんよね。
次に、この今回の「高市総理」の「実質GDP成長率1.3%」がどれだけ達成が難しい見通しなのかを、過去の推移を見て考えてみましょうね。

3.「過去10年間の実質GDP成長率は平均0.6%だよ」
よく「失われた30年の実質GDP成長率は平均0.8%」だったと言われています。
そこでコロちゃんは、ちょっと「過去10年間の実質GDP成長率の推移」を調べてみましたよ。以下でしたよ。
◎「実質GDP成長率の推移」
①「2015年度:+1.8%」
②「2016年度:+0.6%」
③「2017年度:+1.8%」
④「2018年度:+0.6%」
⑤「2019年度:-0.9%」
⑥「2020年度:-3.8%」(コロナ禍)
⑦「2021年度:+3.9%」
⑧「2022年度:+1.4%」
⑨「2023年度:-0.0%」
⑩「2024年度:+0.5%」
https://www.esri.cao.go.jp/jp/sna/data/data_list/kakuhou/files/2024/sankou/pdf/point_flow20251223.pdf
(出典:内閣府経済社会総合研究所 2024年度国民経済計算年次推計より:12月28日利用)
ふーむ、上記の「➀2015年度~⑩2024年度」の「10年間の平均実質GDP成長率」は、ポチポチと計算すると「平均0.59%」になりますよね。
( ̄へ ̄|||) フーム
だいたい「平均0.6%増」ということは、今回の「高市総理」の「実質GDP成長率見通しの1.3%」は、「過去10年間平均の0.6%」の「2倍以上」となっていますよ。
コロちゃんは、「意欲的」なのは良い事だとは思いますけれど、そもそもこんな「背伸びした見通し」は実現可能なのでしょうか。

4.「どうやったら成長できるのか、エコノミストもわかっていないよ」
ここでコロちゃんが、歯切れよく「そんなのできるはずがない」とか「これをやれば良いんだ」とか断言すればカッコ良いのですが、そんなの「市井のおじいちゃんのコロちゃん」では無理ですよね。
そう言えば「君ならできる」「諦めんなよ!」「もっと熱くなれよ!」と叫ぶ、「暑苦しい方」がいらっしゃいましたよね。
コロちゃんには、キャラ的にもそれはちょっと無理ですから、いつも「誰かが日本経済が成長できる方法」を示してくれないかなと思っているのですよ。
そんなコロちゃんが、最近「日経新聞」の「エコノミスト360°視点/強い経済に必要な覚悟」との見出しの「コラム」を読みました。
この「コラム」は、「門間一夫:みずほリサーチ&テクノロジーエグゼクティブエコノミスト」の執筆ですね。
「門間氏」は、この「コラム」で「人手不足が実質賃金の上昇につながるか、事業の拡大を制約するだけで終わるのか、両者を分けるのは成長期待」であると指摘しています。
ここでコロちゃんが注目したのは、次の言葉ですよ。
「問題は、どのような経済政策を行なえば企業の成長期待が上がるのか、どの国も確実な答えを持っていないということだ」by門間氏
「ましてや日本は、資源やエネルギーの乏しさ、人口減少・高齢化というハンデを負っている。それをはね返して成長期待の引き上げに成功した政権は、この30年間ひとつも現れなかった」by門間氏
ふーむ、この方は「日銀出身の偉いエコノミスト」の方ですよね。
( ̄へ ̄|||) フーム
その方がおっしゃる「企業の成長期待を上げる方法」って、「企業経営者に間違いなく経済成長率が上がる道」を示すことですよね。
それが「どの国も確実な答えを持っていない」って、コロちゃんは「経済学者とエコノミスト」が「そんなこと言っちゃあダメなんじゃないの?」と思いましたよ。
だけど、ちょっと考えてみれば「誰かが正解を知っていたならば」、30年間以上も「成長できない日本経済」じゃなかったと思いましたよ。
だから、「日経新聞」でも「高市総理」の「積極財政」に強い批判はしていませんね。「懸念」はいっぱい書いていますけど。
このように見ていくと、今日の「テーマ」の「積極財政は成功できるのか?」の答えは「やってみなきゃわからない」じゃないかとコロちゃんは思ったのですよね。
これが「良い」のか「ダメ」なのか、誰もわかっていないんですよ。
こんな「偉いエコノミスト」でもわからないんですから、「素人のおじいちゃんのコロちゃん」が、答えを断言できるわけがありませんよ。
この「門間氏」は、コラムの最後を以下のように書いていますよ。
「強い経済は一朝一夕には実現しない・・・長期の財政支出を支える恒久財源が必要だ・・恵まれた人々には堂々と負担を求めるべきだ。さもなければ・・強い経済の道は財源不足によって絶たれるだろう」by門間氏
ふー、そうだよねー。やっぱり「恵まれた人々には堂々と負担を求めるべき」にコロちゃんは同感ですよ。
ε- ( ̄、 ̄A) フゥー
何とも「歯切れの悪い結論」でゴメンナサイね。だけどこれが「現在の経済学の限界」なのでしょうね。
コロちゃんとしては「高市総理の挑戦」をドキドキしながら見ることにしますよ。
なお、この上記の「日経新聞」の「エコノミスト360°視点/強い経済に必要な覚悟」との見出しのコラム」をお読みになりたい方は、下記のリンクのクリックをお願いします。


5.「財政政策は1990年代にも行なったことがあるよ」
さて今日は、「積極財政は成功できるのか?」をテーマに考察してみましたよ。
現在の「高市総理」が、過去最大の「122兆円の積極財政」で「実質GDP成長率1.3%」という、過去10年間の平均である「0.6%」の2倍以上を目指すという「野心的な目標の姿」が見えてきましたね。
この結果は、「来年2026年の末頃」にはだいたいわかるでしょうから、コロちゃんは楽しみにしていますよ。
だけど今回の「高市総理の積極財政」って、これが初めてじゃないのですよね。
コロちゃんの記憶ですと、「1991年のバブル崩壊後」の「1990年代の10年間」に当時の「政府」が「積極財政政策」を行なっていました。下記でしたよ。
◎「1990年代の減税政策」
①「1994年度 :特別減税 : 3.8兆円」
②「1995年度 :制度減税 : 2.5兆円」
③「同年度 :特別減税 : 1.4兆円」
④「1996年度 :特別減税 : 1.4兆円」
⑤「1998年度 :特別減税 : 1.4兆円」
⑥「同年度 :特別減税 : 1.4兆円」
⑦「1999年度:定率減税 : 2.7兆円」
⑧「同年度:最高税率の引き下げ: 0.3兆円」
⑨「合計 :14.9兆円」
https://www5.cao.go.jp/j-j/wp/wp-je12/h05_hz030210.html
(出典:内閣府 過去の主要な減税政策より:12月28日利用)
上記は、「内閣府」が発表した「過去の主要な減税政策」の「1990年代の分」です。
「バブル崩壊後」の「経済低迷」をなんとか打破しようとした、当時の政府の努力の道なのですが、1990年代に総額で「⑨15兆円近く」を投じてもダメだったのです。
だからこの時代の終わりに「財政政策では効き目がない」とあきらめて、「2000年代」の「小泉政権の聖域なき構造改革の時代」へと進んだのですよ。
だけどコロちゃんが知る限りでは、その後に「政府」が「1990年代の財政政策が失敗したこと」の「検証と総括」をしたとは聞かないんですよね。
シッカリと誰かが「総括」しとけばよかったんですけどね。
さて、今回の「財政政策」はどうなるのか興味津々ですけど、前回(1990年代)と同じになるのじゃないかとコロちゃんは予想をしていますよ。

6.「コロちゃんとアマチュア無線」
さあ最後の「コロちゃん話」は、上記の「1990年代のバブル崩壊後」に「政府が財政政策」を大盤振る舞いしていた時代の「40代のコロちゃん」について書きますね。
この1990年代の当時は、「就職氷河期(1993~2004年)の真っ最中」でしたが、この時代の「庶民の被害者」は「高校・大学の新卒者」に限られていました。
既に「正社員」として働いていたコロちゃんたちの「現役世代」は、「給料は上がらなかった」のですが、同時に「物価も上がらなかった」ので生活が苦しいということはありませんでしたよ。
この頃「40代だったコロちゃん」は、「アマチュア無線の免許」を取得しようとして、通勤時間を利用して一生懸命に勉強していましたね。
当時「ボーイスカウト運動のボランティア」をしていたコロちゃんは、リーダー間の「キャンプ地での連絡」のために「アマチュア無線機」を活用しようとしていたのです。
この「アマチュア無線免許」を取得するには、分厚い「参考書」を丸暗記する必要があったのですよね。
当時「ボーイ隊の少年スカウト」にも「アマチュア無線免許取得」を奨励していましたから、まさか「大人のコロちゃん」が試験に落ちるわけにはいかないと、必死に暗記した記憶がありますよ。
下記のフォトが、コロちゃんが取得した「アマチュア無線免許証」ですよ。もうとっくに「失効」していますけどね。

上記の年代は、「平成8年(1996年)」です。この時代は、まだ「携帯電話」がほとんど普及していません。
ですから「郊外や山のキャンプ場」では「連絡を取るすべがない」のが当たり前の時代だったのですよ。
コロちゃんは、当時「アマチュア無線機」を「1台5万円以上」で購入していましたね。
コロちゃんちでは、当時「小学生だった2人の息子」にも「1台ずつ」買いましたから、大きな出費だった記憶がありますよ。
しかしコロちゃんは、一時は「CQ.CQ.こちらは7L4○○○です。どなたかお聞きの方は応答願います」と電波を発信して、知らない方と「交信証明書(QSLカード)」を交換して集めていましたよ。
だからこの時代のコロちゃんは、まさか「新卒者が就職氷河期だった」なんて、まったく知らないままに「充実した自分の暮らし」に満足して生活していましたよ。
いやー、世の中の事って「同時代」には知らないこと、気が付かないことが多いもんだと、今振り返って痛感していますよ。
そんなことも、その後のコロちゃんが「世の中のことをもっと知りたい」と思った理由の1つでしたよ。
今日の「コロちゃん話」は、「財政政策と就職氷河期の1990年代」を、何も知らずに過ごしていた「コロちゃんのアマチュア無線の話」でしたよ。
皆さん、無知だったコロちゃんをお笑いくださいね。コロちゃんは、その自覚から今では「社会のこと」をもっと知りたいと思うようになりましたよ。
コロちゃんは、社会・経済・読書が好きなおじいさんです。
このブログはコロちゃんの完全な私見です。内容に間違いがあったらゴメンなさい。コロちゃんは豆腐メンタルですので、読んでお気に障りましたらご容赦お願いします。
(^_^.)
おしまい。








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