0.「今日の記事のポイント」

コロちゃん
今日の記事は、下記のような内容になっていますよ。どうぞ最後まで楽しみながらお読みください。
①「日本の名目GDPが2027年に世界6位になるって?」
②「日本はもともと世界では中堅国で、世界2位はできすぎだったよ」
③「背伸びするとしわ寄せが来るよ。今後広がる国の風景を想像するよ」
④「コロちゃんと、主任への出世と労組の役員の誘い」

1.「日本の名目GDPが2027年に世界6位になるって?」
コロちゃんが、朝コーヒーを飲みながら日経新聞をバサバサ読んでいると「日本のGDP、世界6位に/27年IMF見通し 印・英に抜かれる」との見出しが目に入りましたよ。
コロちゃんは、かつて「日本」が「アメリカ」に次ぐ第2位だった時代を覚えていますから、とうとう「6位まで落ちちゃったのか」と何とも複雑な気分を抱きましたよ。
そこで調べてみると「日本が世界2位だった時代」とは、「1968~2010年の42年間」でしたよ。
記事では、「国際通貨基金(IMF)は日本の名目GDPが2027年にインドと英国に抜かれ、世界第6位に転落するとの見通しを示した」と報じています。
「日本」の「名目GDPの世界順位」は、「1968年に2位」となり、「2010年に中国に抜かれて3位」へ。
その後「ドイツに抜かれて4位」となり、IMFの最新見通しでは「2027年に英国とインドにも抜かれて6位」になる見通しです。
ただ、これは「日本が没落して6位」というより「円安も影響して順位が6位になる見通し」ですよね。
しかし、一見すると「日本は順調に順位を落としている」ように見えますよね。
( ̄へ ̄|||) ウーム
この理由について、記事では「日本は低成長が続き、世界経済における地位の低下が止まらない。25年までの四半世紀の間の実質の年平均成長率は0.7%にとどまる」と報じています。
さらに「主要先進国の間で比べても米国の2.1%、英国の1.6%、ドイツの1.0%を下回る」と指摘していますね。
ここで「なぜ日本だけ経済成長率が低いのか?」については、「対内投資も乏しく円安基調になっているため」として、「ニッセイ基礎研究所の斉藤太郎氏」の以下の言葉を紹介しています。
「可処分所得を増やし、消費を喚起することで経済成長につなげる政策が必要だ」by斎藤氏
うーん、確かに「可処分所得を増やし消費を喚起する」のが「経済学的にも正しい対処法」ですが、これは「言うは易く行うは難し(※)」だとコロちゃんは考えましたよ。
(※中国:塩鉄論の利議篇より:口先で言うのは簡単だ行動に移してやり遂げることは非常に難しいという意)
コロちゃんは、この「世界6位に」との見出しを読んで、「もう6位でいいじゃないか」と考えるようになっていますね。
その理由を、次から書いてみますね。
なお、この「日経新聞」の記事はこちらです。

2.「日本はもともと世界では中堅国で、世界2位はできすぎだったよ」
コロちゃんは「1960年代に10代、1970年代に20代の時代」を生きてきましたから、冒頭での「日本が世界2位だった1968~2010年の42年間の時代」を身をもって経験してきました。
この間に「日本は一億総中流の時代」を築き上げ、その後の「失われた30年の低い経済成長率(四半世紀の間の実質の年平均成長率は0.7%※)」に向かいましたよね。
(※日経新聞の記事の記載)
ここでコロちゃんが考えたのは、「日本はもともと世界では中堅国で、世界2位はできすぎだった」のではないかということです。
戦後日本は、日本の歴史上「稀有な幸運な時代」を迎えています。コロちゃんが考えたのは、以下の「幸運」ですよ。
◎「日本の戦後の稀有な幸運の時代」
①「パックスアメリカーナの世界支配のもとでの自由貿易体制」
・「戦後アメリカの下での自由貿易体制の最大の利益を享受した国の1つは日本」
②「中東原油の供給拡大と国際的なエネルギー価格環境(原油安)」
・「戦前の最大の原油輸入相手国はアメリカ、中東原油の輸出体制が整ったのは戦後」
③「戦後に日本の人口ボーナス期が訪れた」
・「日本の人口ボーナス期は1960年代から1990年代にかけて進み、その後は人口オーナス期へ移行した」
④「冷戦によるアメリカの同盟国との地位による利益」
・「1ドル=360円の固定相場のもとで、輸出産業が国際競争力を高めやすい環境が続いた」
(※①~④はコロちゃんの考えです)
上記の①~④は、コロちゃんが思いついた「戦後日本の稀有な幸運の時代」の指摘なのですが、このような「幸運」は「日本の歴史上ただ1度しか訪れない」と思うのですよね。
そして、もう「そんな幸運の時代」はとうに過ぎ去っています。
元々の「日本の実力」は、「名目GDPは現在世界4位」ですが「人口では世界12位」で、「1人当たりGDPでは世界30~40位台」、「生産性や平均賃金でもOECDのトップグループ」とは言いにくいですよね。
つまり、「日本のGDP総額が世界4位」なのは、「人口が約1億2000万人」いることも大きいのですよ。
コロちゃんは、この数字を見ると「日本は世界トップクラスの大国」というより、「人口規模の大きな中堅国(※)」と考えてしまいますよ。
(※コロちゃんの考えです)
冒頭の記事では、「(GDP成長率は)主要先進国の間で比べても米国の2.1%、英国の1.6%、ドイツの1.0%を下回る」と書いています。
しかしコロちゃんは、「アメリカは世界最大の経済大国」なので、日本の成長率を「単純比較するのは適切ではない(※)」と思っていますよ。
さらに「英国・ドイツ」には「近い国が固まっているEU経済圏」がありますし、「植民地時代からの蓄積」もありますから、これも「日本と比較するのはちょっと違う(※)」と思っていますよ。
(※コロちゃんの考えです)
コロちゃんは上記した「日本の戦後の稀有な幸運の時代」は、もう終わっていると考えています。だから「もう日本は低い成長率の中堅国でいいじゃないか」と思っていますよ。

3.「背伸びするとしわ寄せが来るよ。今後広がる国の風景を想像するよ」
さて、ここからはコロちゃんの「考え方と主張」ですよ。2つありますよ。ここからはちょっと「コロちゃんのとがった意見」を書きますよ。ご了承くださいね。
まず第1には、現在の「高市政権」は、成長戦略として2040年度までに「官民370兆円超」の投資を想定しています。
コロちゃんは、これだけ大きな投資を続けて成長を目指すことに、少し不安を感じていますよ。
ここでコロちゃんが懸念するのは「経済政策」だけに限ったことではないですが、どんな「政策でも無理をするとどこかにしわ寄せがくる」のではないかと思うのですよね。
コロちゃんは、これまで「アベノミクス(2012~2020年)」を見ていて、コロちゃんが考える「最大の成果」は「高齢者と女性の就労率を上げたこと」だと思っています。
「アベノミクス期」には、「高齢者の就業率」が「2012年の19.7%から2020年には25.1%」へ、「65~69歳では37.1%から49.6%」へ上昇しました。
「女性の15~64歳の就業率」も「60.7%から70.6%」へ上昇しています。
ほらほら、上記を見ると「アベノミクス期」には、金融緩和などによる景気回復も背景となって、「高齢者と女性の就労」が大きく進んだんですよね。
(  ̄O ̄)ホラホラ
「高齢者と女性の就労動員に大成功をおさめていた」のですよね。コロちゃんは、これは「アベノミクスの大きな成果」だったと考えていますよ(※)。
(※コロちゃんの考えです)
しかし「光輝けば闇深し(※)」ですよね。その代わりに何が達成できなかったかというと「経済成長」ですよ。
(※ドイツのゲーテの戯曲「ゲッツ・フォン・ベルリヒンゲン」の一節)
コロちゃんは、つい最近「日本経済はなぜ沈下したのか(著:伊藤修、朝日新聞出版、2026年)」を読みました。

本書には、以下の記載がありました。
「バブル後危機の1991~2005年の実質経済成長率は1.3%。それ以降こんにちまでの平均が0.5%で、通算では0.8%となる。超低成長と言わなければならない。そして前半=危機時よりも、後半=停滞期の方が低い」by「なぜ日本経済は沈下したのか」より
本書が示す「それ以降こんにちまでの平均0.5%」という期間には、「アベノミクス期」も含まれています。
この「低い成長率」以外にも、「ゼロ金利・マイナス金利の長期化」によって、低収益でも市場から退出しない「ゾンビ企業」の問題が指摘されました。
一方で、「高齢者・女性が働けるようになった(働かざるを得なくなった?)」ことは、コロちゃんが考えるアベノミクスの大きな成果です。
しかし、「期待されたほど高い経済成長を実現できなかった」のも事実ですよね。
(※コロちゃんの考えです)
何事も「背伸びするとしわ寄せがある」というのは、「日本の経済政策」でも同じなのではないでしょうか。
そして第2には、今後の「日本の風景」ですよ。
コロちゃんは、現在「政治の世界」で焦点となっている「消費税減税時の給付金」について、その詳細が明らかになっていないことには、「それなりの理由がある」と想像しているのですよね。
現在示されている「大綱」では、2027年度から「飲食料品の消費税率を2年間1%」に引き下げることになっています。
また、その間に「就業者負担軽減支援金」を先行実施し、2029年度から「本格的な給付付き税額控除へ移行する構想」です。
ただし、「支給額や具体的な対象者」など、制度の詳細には今後詰める部分が残っています。
コロちゃんは、今後「具体像」が発表された時に、「日本の社会」に「働いている者と働いていない者の間にミシン目が入る(※)」のではないかと懸念しているのですよね。
(※コロちゃんの考えです)
「社会学者」で早稲田大学教授の「橋本健二氏」が定義する「アンダークラス」には、非正規雇用で働く人たちが含まれていますが、「2022年時点で約890万人」とされています。
こうした人たちを含む社会の中で、「就業者への給付」と「それ以外の人の無給付」に違いが出れば、「社会階層に目に見えるミシン目が入る」とコロちゃんは思うのですよね(※)。
(※コロちゃんの考えです)
まだ「消費税減税時の給付金の詳細が明らかになっていない」のは、その「風景が誰の目にも見えるようになる時期」を先延ばししたいのではないかと、コロちゃんは邪推していますよ(※)。
(※コロちゃんの考えです)
その時に「支給を受けた働いている方たち」が、「働いていない(働けない)方たち」に対して、「働いていないのだから貧しいのは自己責任だ」との風潮が生まれるのではないと懸念しますよ。
コロちゃんは、古代ローマの統治原則だった「分断して統治せよ(※)」が頭に浮かびましたよ。
(※古くから伝わるラテン語の格言 Divide et impera(分割して統治せよ))
それに、仮に「就業者」を中心とした「就業者負担軽減支援金」が実現した時には、日本社会に残る「働かざるもの食うべからず(※)」という価値観に拍車をかけるのではないでしょうか(コロちゃんの考えです)。
(※新約聖書「テサロニケ人への手紙二」3章10節の「働こうとしない者は、食べることもしてはならない」という趣旨の言葉に由来し、後にレーニンも政治的スローガンとして用いた)
現在働いていない「70代の高齢者のコロちゃん」は、居心地の悪い社会になるのではないかと、少し不安を感じていますよ。

4.「コロちゃんと、主任への出世と労組の役員の誘い」
今日のテーマは、「世界6位じゃダメですか?──背伸びするとしわ寄せが来るよと思ったコロちゃん」でした。
政治家も官僚も「もう成長は無理です」とは言えないのでしょうね。
コロちゃんとしては、その「しわ寄せ」が前項で書いたように「働かない人」に来ないといいなーと願っていますよ。
さて、ここからはいつもの「コロちゃん話」ですよ。
今日のテーマは「世界6位じゃダメですか?」と日本の世界での位置が下がったことを書きましたが、コロちゃんって「上昇志向がまったくない」のですよね。
時代は「1990年代の頃」でしたが「コロちゃんはまだ30代の青年」でしたよ。「妻と2人の子どもの4人家族」で、毎日元気に働いていましたよ。
そんなある日に「会社」で課長から次のような言葉をかけられたのですよね。
「コロちゃん、主任にならない? そろそろいい頃ですよ」by課長
この会社では、「入社」してから5年程度が経つと、会社から「主任」の声がかけられるか、「労組」から「役員」のお誘いがあると言われていたのですよね。
そこで青年コロちゃんは、すぐに返事をしましたよ。
「いやいや、勘弁してください。コロちゃんはみんなと同じに働けるだけで、もう十分ですよ」by青年コロちゃん
同時に「労組」からも「支部長」から「執行委員のお誘い」がありましたが、こちらも「丁寧にお断り」をしましたよ。
青年コロちゃんは、20代の頃に以前の会社で「青年部長と執行委員を2年間」務めた経験がありましたから、「労組の活動」はだいたいわかっていましたから「もういいよね」と考えていました。
この時の青年コロちゃんの心境としては、「出世も人望もいらない、欲しいのは家族4人が暮らせる生活費があれば十分だよ」というものでしたよ。
そうなると「怖いものがない」のですよね。
別に気を使ったり配慮しなくとも、頭を少し下げて働いていれば、「こいつらも苦労しているなー」と余裕を持って周囲と付き合いができましたよ。
なにも「人生で1番をめざさなくとも良いじゃないの」、「努力と根性で成功を目指す」のはもう「昭和の時代」で終わっていますよ。
こんな「青年コロちゃん」でも、無事に「2人の息子たち」を自立・独立させることができましたし、現在は「清貧ライフ」を送っていますよ。
ほんとに「コロちゃんは運が良かった」と痛感していますよ。ただこれは「時代に恵まれた」ことにもよるのですよね。
これからの「日本」では、前項で書いたような「貧しい層」にミシン目が入るような「格差社会」になって欲しくないと願っているコロちゃんでしたよ。
今日の「コロちゃん話」は、「出世の主任と労組の役員の誘いの話」でしたよ。
「地位も名誉も金も残せなかったコロちゃん」が、「負け惜しみばかりを言ってるよ」と笑いながらお読みいただければ嬉しいです
コロちゃんは、社会・経済・読書が好きなおじいちゃんです。
このブログはコロちゃんの完全な私見です。内容に間違いがあったらゴメンなさい。コロちゃんは豆腐メンタルですので、読んでお気に障りましたらご容赦お願いします。
(^_^.)
おしまい。


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