おはようございます。今朝のコロちゃんは、久方ぶりに「通勤電車」に乗車してきました。
先日に「長男一家様宅」へ「学校の春休み中の留守番」へ車で出かけたコロちゃんに、「次男一家家長様」から、「危ないから電車で行け!」との指示が舞い降りたのですよ。
それで今朝のコロちゃんは、駅まで車で移動してから「電車」に乗り込んだのですよ。
そうしましたら、駅構内で歩いている人の流れが「早いこと、早いこと」。今のコロちゃんの足では、とても流れに乗って歩くことが出来ません。
コロちゃんが「乗換駅構内」を焦って速足で歩きましたら、やっと電車に乗って「ほっ」とする間もなく「ぜーぜー、はーはー」の状態でしたよ。
(:.;゚;Д;゚;.:)ゼイゼイハァハァ
コロちゃんは、満員電車内で「不審者」のように見られないかと、ビクビクしながら息を整えましたよ。
:;((•﹏•๑)));:ビクビク
なにしろコロちゃんは、「通勤電車」に乗らなくなってから、もう10年以上経つ「リタイア老人」ですからね。
久方ぶりの「通勤電車」には、「世の中に若者がこんなにたくさんいるのか」との感想を持ちましたよ。
そんなコロちゃんが、今日は「連合が最低賃金上げに反対しているよ」をカキコキしますね。
0.「今日の記事のポイント」

コロちゃん
今日の記事は、下記のような内容になっていますよ。どうぞ最後まで楽しみながらお読みください。
☆「賃上げ推進役が最低賃金1500円上げは慎重にだってと、岸田・石破総理の決めた最低賃金目標を見るよ」
☆「経済団体は、経済同友会の身賛成だよと、連合のベアゼロ密約は本当にあったのか?」
☆「ベアゼロは12年間続いたよと、密約ってホントにあったのかな?」
☆「連合幹部もベアゼロを反省しているよと、連合は仕事をしろよ」
☆「コロちゃんがどうしても欲しかった本の話」

1.「賃上げ推進役が最低賃金1500円上げは慎重にだって」
コロちゃんが、朝コーヒーを飲みながら新聞をバサバサ読んでいると「最低賃金『20年代1500円』目標/賃上げ推進役が『待った』」との見出しが目に入りました。
コロちゃんは、「なんやこれは?」と首を傾げながらこの記事を読んでみましたよ。
そうしましたら、1月に「連合の清水秀行事務局長(日教組出身)」が「最低賃金1500円を早急に年数を区切ってやることには慎重であるべきだ」と発言したというのですよ。
この「最低賃金を2020年代に1500円」に上げることは、現在の「石破総理の公約」なのですよ。それに「最低賃金:2020年代1500円」については、「経済同友会の新浪代表幹事」も賛成しています。
それを「全国の労働組合の代表たる連合の事務局長」が反対の声を上げるなどということに、コロちゃんはなんかの間違いじゃないかと、耳を疑ってしまいましたよ。
そしてこの「異例の発言」に対して、反応して「言葉を返した」のが「赤沢亮正経済再生担当大臣」ですね。以下の発言ですよ。
「『慎重であるべきだ』と言われても、われわれとは考えが違う」と、これも「異例の発言」ですよね。
だってこの方は「自民党の代議士の大臣」ですよ。
この「赤沢経済再生担当大臣」のキャリアを見てみると、「東大卒・コーネル大大学院修了」後に「国土交通省」に入省した方ですから、いわゆる「官僚上がりの運輸族」ですね。
そして「派閥」は「石破グループ」となっていますから、なるほど上記の発言は「石破総理」に代わりに発言したとコロちゃんは考えましたよ。
「総理大臣」がこんな発言をしたら大事になりますから、言いたいときには誰かに代わりに発言してもらうことが多いですよ。
それでは、なぜ「連合の事務局長」がこんな「労働者の賃上げに反対する発言」をしたのか、「最低賃金」のあれこれを調べてみましょう。
なお、この「日経新聞」の「最低賃金『20年代1500円』目標/賃上げ推進役が『待った』」の記事をお読みになりたい方は、下記のリンクのクリックをお願いします。


2.「岸田・石破総理の決めた最低賃金目標を見るよ」
「最低賃金1500円」の目標設定は、最初は「岸田前総理」の公約から始まっています。
「岸田前総理」は、2023年の8月に「2030年代半ばまでに全国加重平均が1500円となることを目指す」と表明していたのです。
その流れで昨年2024年の最低賃金は、過去最高額の「全国加重平均:1054円(前年より50円アップ)」となりました。
「岸田前総理」としては、公約の「2030年代半ばまでに全国加重平均が1500円」の第1歩を無事踏み出したのですよ。
その後2024年の10月に「石破政権」が発足しました。
その「石破総理」は、就任前の「自民党総裁選挙出馬の公約」の中で「2020年代に最低賃金を1500円に引き上げる」と表明しました。
「岸田前総理の公約と比較すると、以下ですね。
◎「おふたりの最低賃金公約」
①「岸田前総理:2030年代半ばに1500円」
② 「石破総理 : 2020年代中に1500円」
③「二つの公約の差 :5年前倒し」
上記のように、「岸田前総理は2030年代半ばに1500円」で、「石破総理は2020年代中に1500円」ですから「5年ほど前倒しした公約」となっています。
「石破総理」の「2020年代中」となると、あとは2025~2029年までの5年間しかありません。
昨年の「最低賃金」は、全国加重平均で「1054円」ですから、以下の計算となりますね。
●「(1500円ー1054円)÷5年=89.2円」
昨年の2024年のアップ額は「50円アップ」です。もちろん過去最大のアップ額です。
今年以降は、この50円から毎年2倍近い89円以上に引き上げ続けなければ、「石破総理」の公約の「2020年代中に1500円」は達成できません。
だけど「石破総理」にしてみれば、「物価高」の中で消費支出を増やして「経済の好循環」に持っていくためには、このぐらい「最低賃金」をあげないとダメだとお考えになったのでしょうね。
ところがこの方針に対して、あちこちから「反対の声」が上がってきているのですよ。

3.「経済団体は、経済同友会のみ賛成だよ」
次に「経済団体」が、上記の「石破総理」の「2020年代中に最低賃金1500円達成目標」をどのように考えているのかを見ておきましょう。
冒頭で「経済同友会の新浪代表幹事」は「賛成している」とご紹介しましたが、正確なご発言は以下でしたよ。
◎「最低賃金を巡る経済界の発言」
➀「2024年10月18日:経済同友会:新浪代表幹事」
・『上がらないと駄目でそれを払わない経営者は失格だ。できない企業は退出し、払える企業に移る方が人々の生活も上がる』
➁「2024年10月22日:経団連:十倉会長」
・『あまり乱暴な議論はすべきではない』
「2024年11月26日:経団連:十倉会長」
・『達成不可能な目標を掲げて進めていくことになってはいけない』
③「2024年10月4日:日本商工会議所:小林会頭」
・『支払い能力以上の最低賃金が設定された場合、中には支払えなくて人を手放し、事業が続けられずに倒産する事態が起きかねない』
上記のように「石破総理」の「2020年代中に最低賃金1500円達成」に対して、「経済団体」の意見は割れています。
「①経済同友会」は賛成ですね。そして「➁経団連と③日本商工会議所」は反対の立場です。
このように「経済団体」の中でも、今回の「最低賃金上げ」については意見が割れているのですよ。
その状況の中で、今回「連合の清水秀行事務局長(日教組出身)」が「最低賃金1500円を早急に年数を区切ってやることには慎重であるべきだ」と爆弾を投げてきたというわけです。

4.「連合のベアゼロ密約は本当にあったのか?」
コロちゃんは、この話(連合が最賃上げに反対)を聞いて、頭に2つのことが浮かびました。以下ですよ。
◎「コロちゃんの頭に浮かんだこと」
➀「連合はどこを向いて方針を決めているのか?」
➁「過去のベアゼロで連合・経団連の密約があったのか?」
確か「連合」って「労働者の代表」ですよね。「正式名称は日本労働組合総連合会」ですし。
コロちゃんがポチポチ調べてみると、「47の産業別組織と47の地方連合会」で構成されており、「加盟組合員数700万人」となっていますね。
その「労働組合の事務局長」が「最低賃金上げを慎重に」って、まるで「経営者の代表」みたいですよね。
普通は「労働組合」は「労働者の利益」を代表するものですけどね。
コロちゃんが、この話を聞いて頭に浮かんだのは、かつて「連合がベアゼロ」を受け入れたことがあったっていう事実と、それについては「経団連と連合の密約」があったとの説でしたよ。
次に、その「ベアゼロの経過」を書いて、更に「ベアゼロ密約説」を書きますね。

5.「ベアゼロは12年間続いたよ」
最初に「連合が過去にベアゼロを受け入れた事実」から見てみましょう。
一昨年の2023年の「春闘賃上げ率は3.58%(連合調べ)」で、昨年2024年の「春闘賃上げ率は5.08%(連合調べ)」でした。
そして今年2025年の「春闘賃上げ率は5.42%(連合第三回集計)」と高い賃上げが続いています。
しかし、それ以前に「長い年月ベアゼロ時代」があったことを忘れるわけには行きません。
下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出しますね。
「独立行政法人 労働政策研究・研修機構 主要企業春季賃上げ率」より
https://www.jil.go.jp/kokunai/statistics/timeseries/html/g0402.html
出典:独立行政法人 労働政策研究・研修機構 早わかり グラフでみる長期労働統計より(4月7日利用)
上記のグラフは、「独立行政法人:労働政策研究・研修機構」が発表した1956~2023年の「主要企業春季賃上げ率の推移」です。
「春闘の賃上げ率」は、「定期昇給(2%)+ベースアップ(ベア)」で構成されます。経営者の人件費が増えるのは、このうちの「ベースアップ(ベア)」のみです。
「定期昇給」は、毎年「高い賃金の高齢者が退職」して、「低い賃金の新入社員が入社」することにより「人件費総額は増えない」のですよ。
だから「実質的な賃上げ」は、下記の「賃上げ率」から「定期昇給(2%)」を引いた「ベースアップ(ベア)」のみとなります。
分かりやすく言うと、「ベアゼロ」とは「実質的な賃上げなし」を意味するのです。その視点で下記の「賃上げ率」をご覧ください。
◎「主要企業春季賃上げ率:2%を下回った年は➁~⑬です」
➀「2001年:2.01%」
➁「2002年:1.66%」(この年から2%以下となる)
③「2003年:1.63%」
➃「2004年:1.67%」
⑤「2005年:1.71%」
⑥「2006年:1.79%」
⑦「2007年:1.87%」
⑧「2008年:1.99%」
⑨「2009年:1.83%」
⑩「2010年:1.82%」
⑪「2011年:1.83%」
⑫「2012年:1.78%」
⑬「2013年:1.80%」(この年まで2%以下だった)
⑭「2014年:2.19%」
https://www.jil.go.jp/kokunai/statistics/timeseries/html/g0402.html
(出典:独立行政法人 労働政策研究・研修機構 早わかり グラフでみる長期労働統計より:4月7日利用)
上記のように「春闘賃上げ率」は、「➁2002年:1.66%」~「⑬2013年:1.80%」の間の12年間は、「定昇の2%」を引くと「実質ベアゼロ」です。
それどころか「実質的にはベアゼロ以下(2%以下)の賃下げ」となっています。
さらに、この後の「2014年~2022年の9年間」も、「定昇の2%」を引くと、0%台前半の小さな「賃上げ率」でしかありません。
これらの「春闘ベアゼロ」の始まりには、下記のエピソードが報道されています。
日本の春闘で「ベアゼロ」が広がったのは、2002年の「トヨタの春闘」がきっかけでした。
2002年の「日経連(のちに経団連と統合)の奥田会長(当時トヨタの会長でもあった)」が、「雇用維持」のため「ベア見送り、定期昇給の凍結にも踏み込む」姿勢を表明したのです。
当時1兆円の利益を計上していたトヨタが、奥田会長の「まだ100円玉を積み上げる交渉をしているのか!」との一喝で、「ベアゼロ」となりました。
当時はこれを「トヨタショック」と呼んで、たちまち世の中に拡がりました。この時の「トヨタ」は営業利益が1兆円あったとされています。
「あのトヨタさんがベアゼロなのに、うちなんかがベアアップできるわけない」と、それ以来の「ベアゼロ」は多くの企業で2013年まで12年間も続きました。
いやいや、これは酷いですね。コロちゃんも「ベアゼロ期間」を検証した時にはビックリしましたよ。
( ̄口 ̄∥)ショック
そして、この「ベアゼロ」については驚くべきことに「連合と経団連の密約説」が流れているのですよ。
それを、次にご紹介しましょう。

6.「密約ってホントにあったのかな?」
この「密約説」とは、「2002年から12年間続いた春闘のベアゼロ」に「連合と経団連の密約」があったとの説です。
その「密約」とは「ベアゼロを受け入れる代わりに雇用は守る」というものです。
コロちゃんが、この「密約説」を初めて知ったのは、「物価を考える:著:渡辺努:2024年:日本経済新聞出版」を読んだ中に書かれていたのですよ。
この本の著者の「渡辺努東大教授」は、現在「物価の神様」と言われているお偉い先生ですよ。「政府の財政制度審議会」の委員も務めていらっしゃいますね。
この本の中で、著者は経済学者の「早川英男氏」とのレストランでの会話を紹介しています。以下ですよ。
1990年代の末に経営者たちが「賃金が高い日本では、このままでは到底中国と戦えない。賃金を抑えるべきだ」と提案し「1997年頃に労使の密約があったと考えている」と語った。
この後段の「1997年頃に労使の密約があったと考えている」という部分が「経団連と連合幹部のベアゼロ密約」というわけですよ。
この「早川英男氏」は、やはり「経済学者」の方ですね。「日本銀行」の出身で、現在は「東京財団政策研究所主席研究員」をお勤めになられています。
コロちゃんは、この方の「金融政策の誤解※」という本を読んだことがあり、切れ味の良い考察と文章に感嘆したことがありますよ。
(※金融政策の誤解:2016年:著・早川英男:慶応義塾大学出版会)
それ以来、この方の「雑誌での論考」は必ずジックリ読むことにしていますよ。
この「経団連と連合のベアゼロ密約」の「真偽」は分かりませんよ。
だけど結果を見るとホントかもと思っちゃいますよね。何しろ「ベアゼロ期間」は、2002年から2013年までの12年間も続いたのですからね。
この「密約」は、上記でも書きましたが「ベアゼロを受け入れる代わりに雇用は守る」というものでしたよね。
これって、言葉を変えれば「賃上げがあっても会社がつぶれては意味がない」となりますよね。
冒頭の今回の「最低賃金」についての「連合事務局長」の発言に戻ると、「最低賃金1500円を早急に年数を区切ってやることには慎重であるべきだ」というものでした。
また、冒頭の「新聞記事」には「連合幹部の発言」として、以下を紹介しています。
「最低賃金の引き上げに異論はないが、人件費負担に耐えられず、会社がつぶれては意味がない」
なんかコロちゃんは、「連合が2002年のベアゼロの失敗」をまた繰り返しているんじゃないのかと思いましたよ。
上記の二つを並べてみますね。
➀「ベアゼロを受け入れる代わりに雇用は守る(賃上げがあっても会社がつぶれては意味がない)」
➁「最低賃金の引き上げに異論はないが、人件費負担に耐えられず、会社がつぶれては意味がない」
うーむ、上記の2つは同じ発想ですね。
( ̄へ ̄|||) ウーム
コロちゃんの目には「懲りない・過去を顧みない・反省することを知らない」ようにうつりますけどね。
今から振り返れば「2002年以来のベアゼロの結果」を見ても「日本経済」は成長出来ていませんよね。
それを今になって「賃上げ5%以上」と「経済の好循環」を合唱していますけど、それなら「2002年にベアゼロ」ではなく「賃上げ5%以上」を目指したら良かったのじゃないでしょうか。
「ベアゼロ路線」は、結果から見れば単に「企業の内部留保」を増やしただけで、「日本経済の成長」には何ら資することがありませんでした。
このことから見ても、「連合のベアゼロ容認」が間違っていたことは明らかだと思いますよ。やっぱり「労働組合」は「賃上げを要求する原則」は守らなきゃダメだと考えますよ。

7.「連合幹部もベアゼロを反省しているよ」
コロちゃんは、昨年「日経新聞」で、「連合副会長・JAM会長の安河内賢弘氏」が「ベアゼロを反省する」とインタビューに応えている記事を読んだことがありますよ。
記事の見出しは「労組がデフレの共犯だった」との見出しですね。以下でしたよ。
「バブルが崩壊し、組合はリストラを選ぶか賃金を我慢するかの二者択一を迫られた。私たち組合は雇用を守る方を選んだ。」
「雇用を守るために非正規雇用・賃下げ・最終的にはリストラも受け入れた。本当に守ろうとしたのは何だったのか?」
「労働組合がデフレに陥った戦犯だったとは思わないが、共犯であることは間違いがない。(今振り返れば)デフレの時代においても『自分たちの生活は苦しい』という組合の基本的な主張を忘れるべきではなかった」
上記のように「連合副会長の安河内賢弘氏」は、2000年代の「ベアゼロ受け入れ」が「雇用を守るため」だったと語っています。
そして、「自分たちの生活は苦しいという組合の基本的主張は忘れるべきでなかった」と反省の弁を述べているのですよ。
これって「労働組合の役割である賃上げ要求をしなかったこと」の自己批判ですよね。
この「2000年代の連合」のベアゼロの「反省」が、今もしっかり生きていると良いとコロちゃんは思いましたよ。
なお、この「日経新聞」の「労働組合はベアゼロの共犯だった」との記事をお読みになりたい方は、下記のリンクのクリックをお願いします。


8.「連合は仕事をしろよ!」
今日は「連合が最低賃金上げに反対しているよ」というテーマで、「最低賃金」を巡るあれこれを書いてみました。
コロちゃんは、もう「現役生活はリタイア」していますから、「賃上げにも最低賃金」にも直接関係はない立場です。
そのフリーな立場から言えば、「石破総理の経済の好循環(物価上昇と賃金上昇の好循環)」にはあまり好感は持っていません。
だって「年金生活者」は、その「好循環の輪」に入っていませんから、得られるのは「物価高のみ」と良いとこなしですからね。
だけど今の「石破総理の政策」は、ある程度まで進めてその結果を見ないと「止めること」も出来ないでしょう。
だからコロちゃんの意見は、「経済の好循環は上手く回らない」と考えますが「早く結論を出せ」となっていますよ。
過去の「アベノミクスの異次元緩和」も12年間かけて、やっぱりダメだったと周囲がやっと認められるようになったのですよ。
だから、今回の「経済の好循環」も「結果を認める」までには「10年ぐらい」かかるかもと、コロちゃんは考えていますよ。
なに「10年」と言っても、それ以前にはおおよその結果は分かりますよ。
「異次元緩和」も5年目にはもう上手くいかないのは見えてましたからね。ただ、それを「認める」にはもう5年が必要だっただけでしたよ。
「経済の好循環」を始めたのは「2021年10月の岸田政権発足」からです。もう4年近くになりますから、来年ごろにはそろそろ「結果」が見えはじめて来るかと思われますよ。
だからコロちゃんは、「高い賃上げ」と「高い最低賃金上げ」をどんどん進めて「早く経済の好循環の結果を出してくれ」と望むのですよ。
そのためには「石破総理」と「連合」と「経済団体」が共に手を携えて「足並みをそろえて高い賃上げを実現することが国益」でしょう。
そんな時に「連合の事務局長」が「最低賃金1500円を・・・慎重であるべきだ」とは呆れますよ。
「労働組合」が「賃上げ・最低賃金上げ」を主張するのは「お仕事」でしょう。それを少なく抑えようとするのは「経営者のお仕事」ですよ。
「連合は自分の仕事を真面目にやれ」というのがコロちゃんの意見ですよ。
そして、一刻も早く「経済の好循環の結果」を出して、うち続く「物価上昇の流れ」を食い止める政策への転換の道を開いてもらいたいと思っていますよ。

9.「コロちゃんがどうしても欲しかった本の話」
今日は「最低賃金の話」だったのですが、コロちゃんは「アルバイト・パート」をしたことは、若い20代の頃以外にありませんでしたから、そちらのエピソードは全くありません。
そこで「賃上げや最低賃金」が上がれば、趣味の出費も増やすことが出来るということで、コロちゃんの「児童文学書購入の話」を書きますね。
コロちゃんは1960年代の「中学2年生」の時に、「アーサー・ランサム全集」という「児童文学書」に出会いました。
これは「全部で12巻もある全集もの」です。
当時のコロちゃんは夢中になりましたね。高校の受験勉強中にも、夜中まで何度も繰り返し読み返した思い出があります。
この全集は、少年と少女が大勢集まって、キャンプやヨットで遊ぶ話です。イギリスのウィンダミア湖とノーフォーク湖沼地帯が活動場所ですが、これは実際に存在する場所です。
リアルなんです。いかにもありそうだけど、ちょっと現実にはなかなかできない、少年少女の冒険と探検の物語です。
子どもたちは、キャンプやヨットを通じて知り合い、遊び、冒険をし、そこでちょっとした事件が発生します。その中で、子どもそれぞれの個性と葛藤が実に生き生きと描かれているんです。
小説が書かれたのは1900年代前半でしょう。日本では、日露戦争から満州事変のあったころかと思います。
小説の中には年代は出てこないのですが、大英帝国全盛の時代の、比較的上の階級の子どもたちと、一般の子どもたちが入り混じって活躍する少年少女小説です。
今から100年ほど前のお話しなのに、ちっとも内容は古くないのです。少年少女が今でもワクワクする普遍的な内容のお話しだと思います。
当時の中学生コロちゃんに、この全集を購入するだけのお金はありません。図書館から借りて一生懸命読みましたよ。
その後、大人になってからこの「全集」を「大人買い」しました。30代になる頃だったかなー。もちろん、今でも大事に保管しています。
この「全集」は、ずいぶん前に「絶版」になっていますからもう入手しようと思ったら、リサイクルしかありませんが、ご安心ください。
本書は「岩波少年文庫」で2016年に新書版で再発行されていますので、すぐに新しい本が入手できますよ。
コロちゃんは、この「アーサー・ランサム全集全巻」を、昨年に「長男一家様」の「なーちゃん(10歳)ん」に1セットをプレゼントしました。
彼女も、いずれコロちゃんみたいに「本の世界」で想像の翼を拡げるようになってくれると嬉しいですね。
もちろんコロちゃんは、「次男一家のすーくん(5歳)」にも彼が小学3年生になった時に1セットをプレゼントするつもりですよ。
(※アーサー・ランサム全集は本の最後に小学4・5年生用向けと記載あり)
コロちゃんは、この本を読んで子どもたちが本を好きになり、たくさんの世界の扉を開き、羽ばたいてほしいと思いますよ。
この「全集」を、ぜひ読むことをおすすめします。大人が読んでも面白いですよ。
今日の終わりの話は、「高い賃上げ・最低賃金上げ」が出来れば「趣味の本」も買い放題だと、かなり苦しい繋がりの「コロちゃん話」でしたよ。
コロちゃんは、社会・経済・読書が好きなおじいさんです。
このブログはコロちゃんの完全な私見です。内容に間違いがあったらゴメンなさい。コロちゃんは豆腐メンタルですので、読んでお気に触りましたらご容赦お願いします(^_^.)
おしまい。
コメント