【読書考】「プロジェクト・ヘイル・メアリー」を読んで(ネタばれ注意)

読書

おはようございます。今朝コロちゃんが目を覚ましたら・・・ブルブル寒い!
(((﹡•﹏•﹡)))ガクガクブルブル

昨日までは、ようやく「春が来た」とばかりに暖かな陽気が続いていたのですが、今朝は一転して「寒の戻り」ですよ。

コロちゃんは、思わず「アマゾン・エコー」に「気温は何度?」と聞きましたよ。

そうしましたら「摂氏1℃です」と「冷たい言葉」ですよ。コロちゃんは、ワンコを連れて朝の散歩に出ましたら「北風ビュービュー」です。

どうやらこの「寒さ」は3日ほどは続くようですね。

コロちゃんは寒いと「腰痛」が酷くなる傾向がありますから、早く「春の陽気」に戻って欲しいなー、と思いながら散歩から帰ってきましたよ。

そんな、ブルブル震えていたコロちゃんが今日は「プロジェクト・ヘイル・メアリーを読んで(ネタばれ注意)」をカキコキしますね。

0.「今日の記事のポイント」

by<br><span class="bold-blue">コロちゃん</span>
by
コロちゃん

今日の記事は、「ネタバレ注意」ですので、目次は表示しません。既に本書を読んだ方のみお読みください。

1.「プロジェクト・ヘイル・メアリー:著:アンディ・ウィアー:2021年:早川書房」

今日は【読書考】なのですが、この「プロジェクト・ヘイル・メアリー」という本は、いわゆる「SF小説」ですね。

コロちゃんは、かつて1970年代の20代の頃には「SF小説」を読みふけった時期もありましたが、ここ20年近くは、もっぱら「経済学・社会学」のジャンルを読むようになっています。

それがなぜいきなり「SF小説」の「プロジェクト・ヘイル・メアリー」を読んでみようとしたのは、「次男一家家長様」の推薦によります。

「次男一家家長様」は、子ども3人で忙しいにもかかわらず、本書を読んで「面白いから読んでみて!」と推奨してきたのですよ。

コロちゃんは、それなら読んでみようと直ぐに「図書館」から借りてきましたよ。

さっそく読んでみると・・・。

ふーん、なるほど「着想が良いね」、「読ませるわー」、「科学的知見(モドキ)も豊富だし」。
( ̄へ ̄|||) フーン

コロちゃんは、本書(上・下巻)を4日ほどで読み終わりましたよ。特に「下巻」は1日で一気読みしちゃいましたよ。やはり「SFは面白いわー」。
(⁎•ᴗ‹。)イイね♡*˚

問題は、その後なんですよ。コロちゃんに「次男一家家長様」からメールが届いたんですよ。

by<br>編集長&株主様
by
編集長&株主様

プロジェクト・ヘイル・メアリーを

読み終わったら、

ブログで【読書考】書いてね?

今度は「編集長&株主様」からのとんでもない指示が飛んできましたよ。

コロちゃんは「SFはネタが命だよ、ネタばれになっちゃあまずいでしょう!」と悲鳴を上げましたよ。

だけど「業務命令じゃしょうがないよね」となりましたので、ポチポチと次に本書のご紹介をしますね。

ネタバレには出来るだけ気を配りますけど、どうしても内容を知りたくない方は、今日のブログは読まないでくださいよ。

2.「ここよりネタバレですから、本書を読んでいない方は読み進めないでください」

➀.「地球の危機を救うために宇宙のかなたの星を目指すよ」

本書は、「太陽のエネルギー」を食べて増殖する「謎の粒子」が宇宙から襲来することから始まります

「光のエネルギー」を食べて増殖する粒子が太陽系の惑星に充満してしまえば、地球はたちまち「寒冷化」のアイスボールになってしまいます。

その「謎の粒子」を解析・調査した内容が、いかにも科学的にありそうなところが「SF小説の肝」ですね。

当然それに成功するのは「主人公」です。

しかし、その「主人公のキャラ」が、ヒーローではなく「ヘタレな普通人」の「悩める青年」のところも、読者の共感を得やすいところかと思われますね。

だけど、この「地球の危機を救うために宇宙のかなたに向かう宇宙船」って設定は、どっかで見たことがありませんか?

そうです、かの名作「宇宙戦艦ヤマト※」と同じですね。

(※宇宙戦艦ヤマト:1974年:読売テレビ:アニメ:監督・松本零士)

もちろん「マネ」ではありませんよね。文芸作品には「オマージュ※」があるのが当たり前です。

(※オマージュ:素晴らしい作品から影響を受けた作品のこと)

この「オマージュ」の代表例には、黒澤明の「用心棒(1961年時代劇映画)」を見て感銘を受けたイタリアのセルジオ・レオーネが、時代背景を「西部劇」に作り替えた「荒野の7人」が有名ですね。

それに「タイムスリップ」や「謎の病原体」まで、ほとんど考え付くような「SFのネタ」は、もう1970年代には出揃っていますね。 

おっと、話しがそれちゃいましたね。
\(-\)(/-)/ ソレハコッチニオイトイテ…

とにかく本書は、「地球を救うためにはるかかなたの星までの旅」に旅立つのですが、それを主人公が望んでいなかったのに、その役回りを務めることになってしまったという設定なのですよね。

だから、主人公は「ヒーロー」ではありません。

普通の「ヘタレな人間」であるところが、なんともコロちゃんには面白く感じましたよ。

だけど「男くさいマッチョ好み」のアメリカなどでは、この「ヘタレなヒーロー」は人気が出ないんじゃないかなー?
(*´・д・)はて?

いやいや、本書は2021年にアメリカで「ベストセラー」となったと巻末に書いてありましよたよ。アメリカ人も成熟したのかな?
┓(´д`;)┏ ワカンナイ

著者の「アンディ・ウィアー」は、アメリカの作家で過去に「火星の人」という小説を発表していて、それお「世界的ベストセラー」となっているようですね。

その後「アルテミス」という小説を発表し本書は3作目になるようでしたよ。

➁.「10㍈のエネルギー粒子が敵だよ」

本書は「宇宙空間」が舞台です。そして「登場人物」は、「ヘタレな主人公」と「人類の敵として10㍈のエネルギー粒子」が登場してきます。

「SF小説」の歴史で「敵の宇宙人」が最初に登場したのは、コロちゃんの知る限りでは「H・G・ウェルズの宇宙戦争※」です。

(※宇宙戦争:1988年:ハーバート・ジョージ・ウェルズ)

この本の挿絵画家が描いた「宇宙人」が「タコのような形態」をしていたのですよ。それ以来「宇宙人」というと「タコのイメージ」が広く伝わっていましたね。

本書で描く「地球の敵」は、「生命体」ではありません。架空の設定の「エネルギー粒子」です。それをいかにホントらしく科学的に説明できるかが、「SF小説」としての本書の肝ですね。

コロちゃんは、いかにもありそうな「科学的理論」を楽しく読むことが出来ましたよ。

そして本書のような「微細な地球の敵」を設定した、過去の「日本のSF小説」の「復活の日※」を思い出しましたよ。

(※復活の日:1964年:著・小松左京:角川書店)

この「復活の日」の「人類の敵」は、「空気感染:致死率100%のウイルス」です。その敵に「主人公」がどのように戦うのかの小説ですが、のちに映画化もされていますね。

おっと、また話がそれちゃいましたね。
\(-\)(/-)/ ソレハコッチニオイトイテ…

とにかく本書は、その敵である「10㍈のエネルギー粒子」の特徴を「主人公」が発見するところから、その特性を生かし、逆に「宇宙船の恒星間飛行」に活用するなどのアイデアは面白いですよ。

③.「異星人も登場するよ」

上記で「ヘタレな主人公」と「人類の敵として10㍈のエネルギー粒子」が登場しますが、あとの主要な登場人物は、地球を出発する前の地球人とのやり取りを除くと「異星人1人」です。

この「異星人」が、意表を突く・・・あんまり詳しく紹介しない方がいいよね。とにかく「ヒューマノイド(人類型)」とはかけ離れた「生物」なのです。

面白いのは、この「異星人」は、「常識が違う」どころか「原始生物発生の道のり」が全く「人類とは違う」環境から生まれ進化してきた「生物」なのですよ。

その「異星人」とのコミュニケーションをどう図るのか、その経過がまた「説得力がありそうな試行錯誤」なのですよ。

コロちゃんは、以前「パイオニア探査機の金属板」を興味を持って見たことがありました。

皆さんご存じですか、「人類」は過去に「異星人へのメッセージ」を作成して太陽系外へ送りだした事例があるのですよ。

下記ですよ。

「ウィキペディア パイオニア探査機の金属板」より

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%91%E3%82%A4%E3%82%AA%E3%83%8B%E3%82%A2%E6%8E%A2%E6%9F%BB%E6%A9%9F%E3%81%AE%E9%87%91%E5%B1%9E%E6%9D%BF
ウィキペディア (Wikipedia): フリー百科事典:「パイオニア探査機」2024年1月21日 (日) 21:19 

上記は「パイオニア探査ロケットに搭載された金属板」です。

これは、1972年と1973年に打ち上げられた「アメリカの宇宙探査機:パイオニア10号・11号」に取り付けられた「人類からのメッセージ」の金属板なのです。

上記の「金属板」には「人間の男女の姿」と共に、地球に関する情報を示す記号が描かれています。下に書き出しますね。

◎「地球に関する情報」

➀「左上の2つの〇」
・「宇宙に最も多く存在する水素原子の超微細遷移の概念図」

➁「右側の男女の姿」
・「男性は友好の印として右手を挙げている。両手の親指を相手に見せることで、手足を動かせることを示している」

③「探査機の外形」
・「人間の姿の背後にはパイオニア探査機の外形が描かれている。この絵は人間と同じ縮尺で描かれており、探査機の実物のサイズを元に、地球人の大きさや体格が推定できる」

④「下側には太陽系」
・「金属板の下側には太陽系の模式図が描かれている。ここには探査機の小さな絵とその経路も描かれている」

ざっと、上記のような「情報を描いた金属板」を乗せた「パイオニア10号・11号」は、1980年代に太陽系を脱出しているそうですよ。

上記の「金属板」の解説をウイキペディアで読むと、おそらく宇宙で共通であると思われる「水素原子」の電磁波の波長と振動数を、長さと時間の単位として活用している様でした。

それでこの内容が「異星人」にも理解できると、当時の専門家は考えていたようですね。

おっと、また話がそれちゃいましたね。
\(-\)(/-)/ ソレハコッチニオイトイテ…

そんなわけで「本書」の異星人とのコミュニケーションは、本来ならばそれだけで数年間もかかるような大事業なはずですが、ストーリー展開上それはトントンと進みますね。

しかし、その難しさは読者に伝わりつつも、なおかつ「科学的に共通な法則」を利用して意思疎通を図る面白さがギッシリ詰まっていますよ。

とにかく、最終的には「主人公」と「異星人」はともに手を携えて(はて?あれは手と言えるのかな?)、共に「故郷の惑星の危機」を救うために活躍するのですよ。

④.「ヒロインがいないし、最後が物足りないよ」

はー、このくらいならば「ネタばれ」にはならないよね。

あんまり書きすぎないように気を使いながら本書をご紹介しましたが、久々に「SF小説」を読んだコロちゃんが一気読みしたくらいですから、面白いのは間違いがありません。

だけど、コロちゃんが不満に思った点は「ヒロインがいない」んですよ。ドラマとしては物足りないですよ、色気もないし。

何しろ「主人公」が地球を出発する前の準備までは、それなりに登場人物は出てくるのですが、その後の「宇宙旅行」は「冷凍冬眠」ですし、起きてからは「主人公+異星人1人」だけです。

「主人公」のモノローグと「異星人」との会話はありますが、人間関係のドラマがない!

ちょっと寂しすぎますよ。
(。•́ – •̀。)ショボーン…

「異星人との交流」は、それなりに興味深く読めますが、あまりにも「異質な異星人」には感情移入どころではありません。

そして「SF小説」のお約束の「小説最後の場面でのどんでん返し※」が、あることはあるのですが、なんとも「えっ、これで終わりなの?」と不満を持ちましたよ。

(※SFどんでん返し:「猿の惑星」の最後の場面を想起:猿の惑星ではなく未来地球だった)

その「不満を持った内容」は、控えますね。ちょっと淡泊な感じを受けたのですよ。やはり「新天地」には未来を感じさせる終わり方良いですね。

コロちゃんは、「SF小説」には今の苦しい世の中から「夢の世界」を仰ぎ見て「カタルシス※」を爆発させるような終わり方が望まれると思いますよ。

(カタルシス:日ごろの鬱積が解放されて快感を得ること:浄化)

本書の最後の終わり方は、コロちゃんにはその点がもの足りないと感じましたね。

しかし、本書「プロジェクト・ヘイル・メアリー」は、上巻323ページ、下巻307ページ」の堂々たる「長編SF小説」です。

コロちゃんの辛口批評なぞは、宇宙の果てに吹き飛ばすような「人気SF小説」ですよ。

今日コロちゃんは、できるだけ「ネタばれ」をしないようにご紹介しましたけれど、是非1度は読んでみることをお勧めしますよ。

3.「コロちゃんのSF小説論」

コロちゃんは、20代だった1970年代の頃に「SF小説」を耽読した時代がありました。

当時読んでいた作家は「小松左京、星新一、光瀬龍、半村良一、レイ・ブラッドベリ、アーサー・C・クラークなど」手あたり次第でしたね。

今から振り返ってみると、「社会の転換期」には、世の中の不安が高まってきて、新しい未来を切り開く姿を表現する「SF小説」がはやるのではないかと思うのですよ。

コロちゃんが1970年代に好んで読んでいた「小松左京」の作品の「日本沈没」は、最初は1973年に発行されています。

これが「映画化」されたのは「1973年と2006年」です。

初め映画化された「1973年」ごろは、「高度成長の歪み」が「公害病」や「環境汚染」として表面化してきた時代です。

2回目の「2006年」は、ちょうど「就職氷河期」が取りざたされた時代ですね。

「明るい未来」が見えない時代には、人類の危機を知恵と団結で突破するような「SF小説」が流行するのではないかと、コロちゃんは考えていますよ。

だけど、今の日本の危機は、「経済成長が出来ない」とか「格差の拡大」や「少子化」ですからね。
( ̄へ ̄|||) ウーム

これを「SFの科学技術で突破する小説?」

・・・、量子で? クローンで? AIで?

んー、「AI」はアメリカと中国に勝てそうもないし、「クローン」で「少子化問題解決」は倫理上ダメだよね。
( ̄へ ̄|||) ウーン、

「量子」は?

これは「理化学研究所・東京大学・NTTなどの共同研究グループ」が挑戦しているっっていいますけど「量子コンピューター」でも「格差の拡大」はどうしようもできないでしょうね。

何か「夢のない時代」になっているよな気がしたコロちゃんでしたよ。

4.「コロちゃんがお薦めするSF小説」

さて最後の「コロちゃん話」は、コロちゃん「秘蔵のSF小説」をご紹介しちゃいましょう。

コロちゃんは、10年以上前の「大腸がん」に罹患した時に、「終活」で蔵書を大量に処分したのですよ。

その時に「約400冊あった蔵書」のうちの「300冊」を売却しました。その時に「どうしても後で読みたい本を100冊程度」を残したのですよ。

その中でコロちゃんが「厳選し残したSF小説」のうちの2冊をご紹介しますね。

◎「コロちゃんが死のベッドの枕元に置いておきたいSF小説」

➀「果てしなき流れの果てに:著:小松左京:1974年:角川文庫」
➁「宇宙船ビーグル号:著:A・E・ヴォクト:1978年:ハヤカワ文庫」

上記の「➀果てしなき流れの果てに」は、太古の地層から未来の物が出てくる「オーパーツ」の物語ですね。

しかし、タイムマシンによる「古代」と「未来」の移動と、「歴史」をからめた展開は今読んでも古さを感じません。

というか、本書は現在の「転生もの小説」の始まりともいえるでしょうね。

次の「②宇宙船ビーグル号」は、異星人との邂逅の話しですが、「宇宙船クルー」の人間臭い派閥の動きと「異星人の社会文化論」に切り込む考察は斬新なものでしたね。

コロちゃんは、この2冊は「終活」で大量に蔵書を処分した時にも手放すことが出来なかったのですよ。

今10年ぶりに取り出して見たら、本のページが黄色く変色していましたよ。それに、初めて気が付きましたが、この本の活字の大きさが現在の新書版よりも大分小さいのですよ。

今のコロちゃんの「老眼が進んだ眼」では、ちょっと読めなくなっていますね。ちょっと残念な思いを持ちましたよ。

この上記の「2冊」のフォトを、下記に添付しておきますね。日本と海外の過去の「SF小説」の中では、もっともレベルが高いものだとコロちゃんは思っていますよ。

是非、上記でご紹介した「プロジェクト・ヘイル・メアリー」と一緒にお読みください。面白いことはコロちゃんが太鼓判を押しますよ。

コロちゃんは、社会・経済・読書が好きなおじいさんです。

このブログはコロちゃんの完全な私見です。内容に間違いがあったらゴメンなさい。コロちゃんは豆腐メンタルですので、読んでお気に障りましたらご容赦お願いします(^_^.)

おしまい。

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