【読書考】「十五の夏」 を読んで

読書

「十五の夏」 (上)(下)(佐藤優 著 幻冬舎)を読んで

とても楽しい本です。1970年代の香りと青春の息吹が全編に漂っています。

著者の佐藤優さんの自伝的本ですね。15歳の夏に当時のソ連邦と東欧を旅した体験を、実に詳細かつ楽しく描いています。

この時期にはコロちゃんは20代前半。読んでいてその当時の社会の雰囲気リアルに思い出しました。コロちゃんも若かったなー。

本書を読みながら、そのまま1975年のソ連邦とヨーロッパに迷い込んだような思いを持ちました。「私もこのような体験をしたかった」と心から思いましたね。

この当時は、海外旅行はよほど特別の人でないと、とてもいけなかったんですよね。

親族でだれかが海外にいくとなると、一族が大勢そろって羽田空港に見送りに行った時代からまだ間がなかったんです。

しかし、本書の出版は2018年、著者はよく鮮明に覚えていたものだと驚きます。いやいや著者は優れた小説家ということなのでしょうか。

詳細なソビエト連邦の旅は、まるで1970年代を追体験しているように思い、引き付けられました。

この旅は、佐藤少年の父から高校入学のプレゼントだったとかいてありましたが、この父親もすごいなと心から思いました。

とにかく、楽しい青春小説でした。コロちゃんはこれ以降、佐藤優氏の本を大量に読みまくりました。

本書を、ぜひ読むことをお勧めしますよ。 絶対面白いですよ。

コロちゃんは、社会・経済・読書が好きなおじいさんです。

このブログはコロちゃんの完全な私見です。内容に間違いがあったらゴメンなさい。コロちゃんは豆腐メンタルですので、読んでお気に触りましたらご容赦お願いします(^_^.)

おしまい。

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