【経済考】「コロちゃん」大予想、再び

経済

おはようございます。今現在のコロちゃんのリアルタイムは午後時間です。ついさっきワンコの散歩に行ってきました。

今日の朝はいつも通りに寒かったのですが、お昼を過ぎると太陽さんが頑張って照らしてくれているせいか、陽だまりは暖かい陽気でした。

ちょうど風もなかったので、コロちゃんとワンコは近隣の川の土手を歩いてきました。ワンコは久しぶりに歩く土手を気持ちよさそうにポコポコ歩いていましたよ。

流れる川には、白鳥とカルガモらしい鳥がスイスイと泳いでいました。気持ちよさそうでしたよ。下記にカルガモのフォトを添付します。ご堪能くださいね。

今日は「コロちゃん大予想、再び」をカキコキします。これは1年前の「コロちゃん予想」の検証記事です。

0.「今日の記事のポイント」

by<br><span class="bold-blue">コロちゃん</span>
by
コロちゃん

今日の記事は、下記のような内容になっていますよ。どうぞ最後まで楽しみながらお読みください。

☆「昨年のコロちゃん大予想の結果」

☆「賃上げ、物価上昇率、経済成長率、1勝1敗1ギリセーフ」

☆「今年のコロちゃん新予想、春闘ベア3%、物価上昇率下落、経済成長率1%以下」

☆「当たるかな? あったるっかな? あったるといーいな?」

1.「昨年のコロちゃん大予想の結果」

コロちゃんは、昨年の2月19日に「【経済考】コロちゃん大予想」とのテーマのブログ記事を投稿しています。

その中では「3つの大予想」を行なっていたのですが、その結果を今日は発表してみたいと思います。そして新たな今年2024年の「3つの大予想」をぶち上げたいと思いますね。

昨年の「大予想」は「当らなかったかなー?」、「それとも外れたかなー?」

んっ?、これじゃどっちも「ハズレじゃん!」
((乂°∀°))ダメダヨー

それでは昨年の「三大予想」を見てみましょう。

①「予想❶ 春闘で3%賃上げは実現しない」

これは見事に外れました。

昨年2023年の春闘の最終結果が、7月5日に「連合」から発表になっています。賃上げ率は3.58%となりました。

3%を大きく超えてきています。コロちゃんの「3%以下」という予想は大外れになりました。

コロちゃんが言い訳がましく言うならば、一昨年2022年の賃上げ率は2.28%でした。

そして、民間エコノミストの2023年春闘の平均予測も2.85%でしたから、予想が当たらなかったのはコロちゃんだけではありません。

みーんな予想が外れたのです。
(イイワケ、イイワケ)

予想を外したコロちゃんは残念でしたけど、労働者の方たちは「大幅賃上げ」が実現してニコニコでしょうから「良し」としましょう。

そして、コロちゃんは今年は当たるように気合を入れて予想しましょう。

②「予想❷ 物価上昇率は今年の後半には下がる」

これは一応は当たっていますね。

コロちゃんは昨年に以下の様に予想しました。

●「スーパーに行っても、じわじわと物の値段が上がっていることを体感しますが、世の中を見渡しても、消費が活性化しているようには思えません」

●「給料や年金が上がらずに、モノの値段が上がれば、次に来るのは生活防衛のための消費の削減です。コロちゃんは、身を縮めて節約して生活を守ろうとしています」

●「65歳以上の高齢者が3627万人(2022年推計)もいらっしゃる現在においては、コロちゃんと同じ行動をする方が圧倒的多数派で、世の中の主流なのではないのでしょうか」

以上の様に昨年のコロちゃんは、一時的に物価が上がっても、その後消費が落ち込むことによって、いずれ物価は下落に転ずると予想していました。

下記に昨年2023年の「物価上昇率」を見てみましょう。

下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出します。

「総務省統計局 消費者物価指数」より

https://www.stat.go.jp/data/cpi/sokuhou/tsuki/pdf/zenkoku.pdf
出典:総務省統計局 2020年基準 消費者物価指数 全国 2023年(令和5年)12月分及び2023年(令和5年)平均より(1月21日利用)

上記のグラフの「黒太線」が2023年の毎月の「物価上昇率の推移」です。

以下に今年の「消費者物価指数」(CPI)を書き出します。「変動の大きい生鮮食品を除く総合指数」です。

1月 4.2%上昇
2月 3.1%上昇
3月 3.1%上昇
4月 3.4%上昇
5月 3.2%上昇
6月 3.3%上昇
7月 3.1%上昇
8月 3.1%上昇
9月 2.8%上昇
10月 2.9%上昇
11月 2.5%上昇
12月 2.3%上昇

この数字を見ると、1月は大きく4.2%の上昇となり、その後はやや下がりましたが3%台の推移となり、8月以降は12月まで下落し続けています。

コロちゃんがこのブログで「3大予想」をしたのは、昨年の2月ですから「今年の後半に下がる」との「予想」は当たったと言えると思いますね。

③「予想❸ 経済成長率は上がらない」

昨年のコロちゃんの予想は「今年は1%程度の成長率」となるとしていました。

内閣府は、昨年の12月8日に「令和6年度の経済見通しと経済財政運営の基本的態度」を閣議了解しています。その中の「GDPの実績と見込み、見通し」は下記のように記載されています。

コロちゃんが予想対象としたのは「実質」の方ですね。

①「2021年度(令和4年度):実質2.5%(実績)」

②「2022年度(令和5年度):実質1.5%(実績見込み)」

③「2023年度(令和6年度):実質1.6%(見通し)」

昨年4月から今年の3月までの「2022年度1.5%」は、まだ終わっていませんから「実績見込み」となっています。

しかし「実質1.5%」と見込まれていますので、「コロちゃん予測1%程度」はギリでセーフという所でしょうか。

このように見ていくと、コロちゃんが昨年2月19日に投稿した「三大予想の結果」は以下の通りとなりました。

「予想❶春闘で3%賃上げは実現しない」⇒ハズレ

「予想❷物価上昇率は今年の後半には下がる」⇒当たり

「予想❸ 経済成長率は上がらない」⇒ギリセーフ

なお、この昨年の「【経済考】コロちゃん大予想」を読んでみたい方は、下記のリンクのクリックをお願いします。

【経済考】コロちゃん大予想

2.「今年の新予想① 春闘ベア3%は実現しない」

昨年のコロちゃんの予想が「1勝1敗1ギリセーフ」になったところで、今日は今年の「新予想」をカキコキしてみましょう。

まずは、春闘の賃上げの予想ですね。コロちゃんは「ベア3%」は実現しないと予想します。

昨年の予想は「賃上げ(定昇∔ベア)が3%に届かない」でしたが、今年の予想は「ベア3%に届かない」です。

「定昇」は入らない「ベアのみが3%に届かない」との予想です。

皆さん、「春闘」の賃上げの中には「定期昇給」と「ベア(ベースアップ)」の二つが入っているのをご存じですか?

だいたいは、この二つをまとめて「賃上げ額」にしてしまうのですけど、経済全体を見た時にはこの二つは大きな違いがあるのです。

①「定期昇給とは?」

「定期昇給」とは、年齢や勤続年数によって一定の賃金額が上昇するシステムです。

「雇用者」にとっては、毎年賃金が上がる実感を持ちますが、「経営者」から見ると「高給の定年退職者」の代わりに「低い給与の新卒者」が入社してきますから、「人件費の総支給額」は変わりません。

経営者視点では、「定期昇給」では全体の「人件費負担」は増えないので、経営上の負担はないのです。

②「ベースアップ(ベア)とは?」

「ベースアップ(ベア)」は、年齢や勤続年数に関係なく、全雇用者の基本給を引き上げるものですから、「人件費の総支給額」が増加します。

だから「経営者」にとって「ベア」は、できれば避けたいものなのです。

このように「現役の雇用者」にとっては、賃金が上がることは同じなのですが、「経営者」から見ると大きな違いがあるのです。

③「経済の好循環の視点から見る」

岸田総理も「経団連」も、多くの方々が「経済の好循環」をもたらそうとして一生懸命に努力なさっています。

この「経済の好循環」のためには、以下の回路をつなげなければなりません。

◎「経済の好循環の概念」

「賃上げ」⇒
「消費の拡大」⇒
「物価上昇」⇒
「企業利益増加」⇒
「賃上げに戻る」

この回路を見ると、「賃上げ」が「消費の拡大」に繋がらなければ、「経済の好循環」は成り立ちません。

そこで、上の「定期昇給とベア」に戻って考えてみると、「定期昇給」では「全体の人件費は増えない」のです。

「マクロな経済の視点」からすれば、「雇用者総報酬」が増えなければ「消費」は増えません。

だから「経済の好循環」のためには、「定期昇給」だけではダメで、「ベースアップ」が必要なのです。

④「ベアゼロの歴史を見る」

日本の春闘で「ベアゼロ」が広がったのは、2002年の「トヨタの春闘」がきっかけでした。

当時1兆円の利益を計上していたトヨタが、奥田会長の「まだ100円玉を積み上げる交渉をしているのか!」との一喝で、「ベアゼロ」となりました。

当時はこれを「トヨタショック」と呼んで、たちまち世の中に拡がりました。

「あのトヨタさんがベアゼロなのに、うちなんかがベアアップできるわけない」と、それ以来の「ベアゼロ」は多くの企業で2014年まで続きました。

2002年から2014年頃までは「ベアゼロ」を多くの経営者は推進し、労働組合もそれを容認していたのです。

「労働組合」は「賃上げ」を放棄して「雇用確保」を選択したのです。

その結果として、日本の企業は「正規労働者」の雇用を守りながら、「賃上げ」を抑えると同時に「非正規雇用」の採用で人件費削減を進めました。

今から考えれば、個別企業の「経営者」にはプラスでしたが、「雇用者全体」にも「日本経済全体」にもマイナスでしたね。

⑤「ベアは3%に届かない・・・と予想」

昨年2023年の賃上げ額は、連合最終集計で3.58%でした。しかし、これは「定昇∔ベア」の金額です。

このうちの「ベア」は、2.12%と言われています。

上記しましたように、「経済の好循環」の為には「定昇」以外の「ベア3%」は必達目標です。

コロちゃんは、経営者の皆さんはそこまでの賃上げを許容するとは思えませんので、「ベアは3%に届かない」と予想しますよ。

そもそも「経済の好循環」のためには「実質賃金」がプラスに転換されることが必要ですが、「実質賃金」は2023年11月まで20ヶ月連続でマイナスとなっています。

こちらの「実質賃金のプラス転換」も、コロちゃんは無理だろうと予想しますよ。

3.「今年の新予想② 物価上昇率は今年の後半には下がる」

この「物価上昇率」の予想は、昨年は当たりました。

昨年2023年「8月3.1%上昇」から「12月2.3%上昇」と、物価上昇率が下がってきています。

今年2024年の物価上昇率を、「日銀」は一旦は鈍化するものの、再び上昇基調を取り戻すとシナリオを描いていますね。

報道によれば、その理由は2つある模様です。

①「政府補助金の押し下げ効果の剥落」

「電気・ガス料金補助金政策」は、昨年2月に始まったので、2024年以降は前年比の押し下げ効果が無くなる。

②「企業が賃上げ原資を確保するための値上げが進む」

コロちゃんは、この「日銀」の「物価上昇が一旦鈍化後に上昇基調に戻る」という見方に懐疑的です。

コロちゃんのように、生活を守るために消費を抑えている層が多いことを考えると、消費の低迷により物価は年内に下落するのではないかと、予想していますよ。

4.「今年の新予想③ 経済成長率は1%以下となる」

昨年の「実質GDP成長率」のコロちゃんの予想はギリでセーフとなりました。

コロちゃんの予想は「1%程度」でしたが、その結果は以下の通りです。

「2023年度(令和5年度)1.5%(実績見込み)」

昨年4月から今年の3月までの「2023年度(令和5年度)」は、まだ終わっていませんから「実績見込み」となっています。

しかし「コロちゃん予測1%程度」に対して、「政府実績見込み1.5%」ですから、「ギリセーフ」でいいでしょう。

①「2024年度(令和6年度)経済成長率コロちゃん予想」

それでは、今年の4月以降の「2024年度(令和6年度)」の「コロちゃん予想」を発表しましょう。

\( ̄∀ ̄*)/ジャジャジャジャ~ン♪

「経済成長率は1%以下となる!」byコロちゃん

おっと、大胆ですね。岸田総理に手袋をぶつけるようなコロちゃんの宣言です。

「1%以下」とは、岸田総理の「成長路線」を真っ向から否定したような「成長率」ですよ。

それでは、政府の予測を見てみましょう。

〇「2024年度(令和6年度)1.3%」
(令和6年度:2024年度:政府経済見通しの概要より)

なるほど「政府」は、2024年度(令和6年度)の実質GDP経済成長率を1.3%と見ているのですね。

コロちゃんは「1%未満」の「0%台」と宣言したのですから、どちらの予想が当たるのかを来年を楽しみに待ちましょう。

②「2025年度(令和7年度)経済成長率:政府予測」

なお、参考までに再来年「2025年度(令和7年度)」の「政府」の「経済成長率予測」を見ておきましょう。

◎「2025年度(令和7年度)実質経済成長率予測」」

①「2025年度(令和7年度)成長実現ケース:1.3%」

④「2025年度(令和7年度)ベースラインケース:0.8%」

(2023年7月:中長期の経済財政に関する試算より)

 この「日本政府」の経済予測を見ますと、来年4月からの2025年度は「0.8%と1.3%」と、二つのケースを予測しています。

コロちゃんは、この「成長実現ケース1.3%」は実現せずで、「ベースラインケース0.8%」が順当であると予測しています。

「日本経済」は、もう1%以下の成長しかできないと言うのが、コロちゃんの見解ですよ。

5.「当たるかな?あったるっかな?あったるといーいな?」

コロちゃんの思考の方向性なのですが、自分自身のことについて予想する時には、楽観的に予想することが多いのです。

要するに「なんとかなるさ、おてんと様とコメのメシはついてまわるよ」という言葉でわかる価値観ですね。

この言葉は、太陽がどこでも照らすように、どんな苦しい境遇にあっても、食べていくことはできるとの楽観的な考えなのですが、まあ一般的には「開き直り」とされます。

コロちゃんは、自分自身の人生が波乱万丈でしたので(コロちゃん視点)、最後良ければそれでよしと考えることが多かったのです。

しかし、コロちゃんが社会を見る時には、悲観的な要素を重視することが多いですね。それはコロちゃん自身が今の社会のシステムに共感できないからだと思います。

コロちゃんは、社会を見る眼が厳しいのです。だってコロちゃんには生きづらい社会でしたもん!

コロちゃんは、なんとか「清貧ライフ」にこぎつけましたけれど、それまでの人生は苦労しましたからね。

だから「今の日本社会なんかキライだよ!」と本音で思っているから、世の中を見る眼が厳しくなるのでしょうね。

そのようなコロちゃんですが、今日のブログでは新しく三つの予想をしました。

この「大予想」は「当らないかなー?」、「それとも外れるかなー?」

んっ?、これじゃどっちも「ハズレじゃん!」
( ´・д・)ン?

えへへ、このギャグは、冒頭でもやりましたね。

「大予想」が、当たるか当たらないか来年また検証してみましょう。

このブログをお読みの皆様も、一緒に予想してみませんか? 当たっても何も出ませんが、コロちゃんと一緒に楽しむことはできますよ。

最後に「コロちゃんの新予想」をもう一度カキコキして終わりますね。

●「今年の新予想① 春闘ベア3%は実現しない」

●「今年の新予想② 物価上昇率は今年の後半には下がる」

●「今年の新予想③ 今年の経済成長率は1%以下となる」

コロちゃんは、社会・経済・読書が好きなおじいさんです。

このブログはコロちゃんの完全な私見です。内容に間違いがあったらゴメンなさい。コロちゃんは豆腐メンタルですので、読んでお気に障りましたらご容赦お願いします(^_^.)

おしまい

Manfred RichterによるPixabayからの画像
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