いよいよ、来月5月8日には、政府は新型コロナウイルスの感染症状の位置づけを季節性インフルエンザなどと同じ「五類」に移行する方針だそうです。
マスク着用も、本人の自主性に任せるなど、マスクのない方も街で見かけるようになってきました。はてさて、果たして大丈夫なのでしょうか。コロちゃんは心配です。
ちょっと、ポチポチと、コロナの現在の様子を検討してみましょう。
1.以前にも検討したけど・・・
コロナ感染対策について、コロちゃんは、「五類移行」が決まった後の3月4日に、その時点の情報でいろいろ検討してブログに書きました。
その時の記事をお読みになりたい方は、下記のリンクをクリックお願いします。
このブログ記事から、2ヶ月近く経過して、いよいよ「五類移行」が近づいてきました。世の中には、何となく「もうコロナは終わったよ」というような空気も流れ始めています。
来月の黄金週間は、どこの観光地の予約も、もう満員にふさがっていると聞いています。
さて、ではコロナは本当に終わったのでしょうか。新しい情報にアップデートして、ポチポチ検討してみたいと思います。
2.コロナ「五類」移行は、5月8日からです
丸3年間以上続いた「コロナ禍」が、ついに終わるのかもしれないという「五類移行」が、来月5月8日に迫ってきました。もう2週間もありません。
まず、「五類」とは何なのでしょうか。もう一度確認してみましょう。
下記の表をご覧ください。
https://www.mhlw.go.jp/content/10906000/001041576.pdf
出典:厚生労働省 1.感染症法上の位置づけの検討に当たっての前提 関係より(4月16日利用)
上記の表を見ると、非常に怖いペストやエボラ出血熱が「一類」ですね。「インフルエンザ」が「五類」です。
「新型コロナ」は、今までは政府が政令で「指定感染症」として、特別に扱っていたのですが、これを「インフルエンザ」なみの「五類」に変更するということのようです。
外出自粛を求める法的根拠がなくなり、療養期間は個人の自主的な判断に委ねられることになります。
このため厚生労働省は「5日間」を、療養期間の目安として示しています。
現在「新型コロナ」は、病院で行う検査も治療も、すべて公費で負担されております。
今後は、一定期間の経過措置後に「インフルエンザ」と同じように自費負担という扱いになってくると思います。
3.新型コロナの現在
①コロナ死者数は、どうなってるの?
やはり、新型コロナで、一番怖いのは死者数ですよね。新しい直近のデータを見て見ましょう。
下記のグラフをご覧ください。
「厚生労働省 データからわかる-新型コロナウイルス感染症情報-」より
https://covid19.mhlw.go.jp/
出典:厚生労働省 データからわかる-新型コロナウイルス感染症情報-より(4月25日利用)
上記のグラフは、新型コロナの2020年から現在までの累積のコロナ死者数です、74376人になります。
3年ちょっとで、7万人以上の方が亡くなっているのです。
この「新型コロナ」の死者数を年ごとに見てみます。
2020年 3513人。
2021年 14872人。
2022年 39134人。
2023年は、1月1日~4月23日の3.5ヶ月間で、16662人の方が亡くなっています。
この数値を見ると、年ごとに右肩上がりで、死者数が増えています。
しかし、「死亡者数の推移」を見て見ますと、また風景が変わります。
下記のグラフをご覧ください。
「厚生労働省 データからわかる-新型コロナウイルス感染症情報-」より
https://covid19.mhlw.go.jp/
出典:厚生労働省 データからわかる-新型コロナウイルス感染症情報-より(4月16日利用)
上記のグラフは、昨年2022年5月から2023年4月までの日毎の「死亡者数」です。
表示されたグラフの、二つの赤い山は「第7波」と「第8波」です。
2023年1月14日に死者数503人とあります。この数字は、2020年5月以降の現在までで、一番多い数値です。
これを見ると、3年間強の「コロナ禍」の中で、死者数の最大の山は、第8波の「2023年1月14日の503人」だったのですね。
2023年の1月14日が最大数だというと、今年の「年末・年始の人の移動」が最大のピークをもたらした原因なのでしょう。
この日以降は、波は急速に終息に向かっています。この終息への動きを専門家は重視して、「五類移行」を決めたのでしょう。
しかし、このグラフを見ると、直近の1月の死者数は最大の山なんですよね。
その後は少なくなっていますけれど、来月5月の黄金週間で人出が一気に増えた時に、再び患者数と死者数が増えてこないか、コロちゃんは不安を憶えます。
②「インフルエンザ」と比較する
「新型コロナ」と「インフルエンザ」の怖さを比べるために、死者数をもう一度確認してみましょう。」
インフルエンザの死者数は、正確な数字はあまり発表になっていないようですが、以下の数字が載っているサイトがありました。
2017年 2569人。
2018年 3325人。
2019年 3575人。
2020年 956人。
コロナで大騒ぎとなった2020年が、異常にインフルエンザの死者数が少なかったのはニュースでも聞きましたよね。
マスク・手洗い・うがいの効果だと言われてました。
その2020年を除けば、おおむね年間3000人ぐらいの方がインフルエンザで亡くなっているようです。
2021年以降のインフルエンザ死者数は、確認できませんでした。
③やっぱり「新型コロナ」は怖い
上記のように、「新型コロナ」と「インフルエンザ」の死者数を比べてみると、昨年の「新型コロナ」の死者数は、38000人以上ですから、インフルエンザの10倍以上の方が亡くなっています。
そして、今年の「新型コロナ」の死者数は、足元では急減していますが、3.5ヶ月しかたっていないのに、16000人以上の方が亡くなっています。
この数字を見ると、やはり「新型コロナ」は、「インフルエンザ」と同じように怖いですね。
4.死者は「お年寄り」が多い
上記でも引用した「データからわかるー新型コロナ感染症情報ー」に「新型コロナ」で亡くなった方の年代別のグラフがあります。
下記のグラフをご覧ください。
「厚生労働省 データからわかる-新型コロナウイルス感染症情報-」より
https://covid19.mhlw.go.jp/
出典:厚生労働省 データからわかる-新型コロナウイルス感染症情報-より(4月16日利用)
上記のグラフの、男性は、80歳代が、そして女性は、90歳以上が死亡者のボリュームゾーンという傾向は、前回ブログで確認した時と変わりません。
やはり、「新型コロナ」で亡くなる方はほとんどが「高齢者」です。
もっとも、コロちゃんは医療の世界については、まったくの素人ですから、これはコロちゃんがこう考えているということでご理解ください。
5.まだまだ怖い「新型コロナ」
厚生労働省が「マスクは個人判断」と言い、「五類」に移行し「全数把握」もなくなるということで、何となく、世の中が「もうコロナはおしまいね」っていう雰囲気となってきています。
すでに、黄金週間の観光地の予約はいっぱいとなっていると聞きますし、マスコミでも、「マスクをするかしないかの話題」がしばしば報道されています。
だけど、伝えられている情報を、もう一度確認してみると「高齢者」の立場からは、まだまだ怖い病気です。
6.黄金週間以降に第9波がこないだろうか
多くの専門家の方々が、詳細な数値をもとにして「五類移行」や「マスク自主判断」を決めたのでしょうから、このまま「コロナ」が終息にむかうとご判断されたのでしょう。
しかし、「今後の5月中旬~下旬に東京で新たな感染のピークを迎える」とする専門家の方もいらっしゃるようです。この方は、おそらく専門家のなかでの少数意見なのでしょうね。
まずは、5月の黄金週間以降に、再び感染者が急増しないことを願います。第9波の襲来など誰も望んでいませんからね。
そして、基礎疾患を抱えているコロちゃんは、マスク・手洗い・うがいを、まだまだ励行しようと思っています。
コロちゃんは、社会・経済・読書が好きなおじいさんです。
このブログはコロちゃんの完全な私見です。内容に間違いがあったらゴメンなさい。コロちゃんは豆腐メンタルですので、読んでお気に障りましたらご容赦お願いします(^_^.)
おしまい。
コメント