おはようございます。さっきコロちゃんはワンコと午後の散歩に行ってきました。
今日のワンコは、家を出てから少し歩いて最初の角を曲がったところでもうストップして、何としても動こうとしません。
コロちゃんは、仕方ありませんから、ヨイショっとワンコを抱き上げて「ペットカート」に乗せて、いつもの散歩コースを1時間ぐらいかけて歩いてきました。
このワンコは、それでも済まなそうな顔も見せませんね、
そういえば、昨日の朝のエサもまだ残っていて食欲が全くありません。最近日中は暑くなったから、体調がわるいのかなー?
コロちゃんは、ちょっと心配ですね。しっかりエサを食べろよワンコ!
まだまだ、このワンコには生きていて欲しいコロちゃんでしたよ。
今日は「孤独死年間6.8万人だって」をカキコキしますね。
0.「今日の記事のポイント」
コロちゃん
今日の記事は、下記のような内容になっていますよ。どうぞ最後まで楽しみながらお読みください。
☆「警察庁データで高齢者孤独死が年6.8万人もいるってと、警察庁の発表内容を見てみよう」
☆「内閣府も動いているよと、孤独死・孤立死の実態把握に関する中間論点整理(案)のポイント」
☆「社会の基礎単位の家族が無くなるのか?」
☆「コロちゃんの孤独?と、よもやま話」
1.「警察庁データで高齢者孤独死が年6.8万人もいるって」
コロちゃんが、アイパッドでニュースをポチポチ見ていましたら「独り暮らしの自宅で亡くなった高齢者が2024年1~3月に1.7万人確認された」との報道を見ました。
コロちゃんは、「ん?」と頭を傾げましたよ。
(*゚・゚)ンッ?
なんか、最近「独り暮らしの高齢者の話」をブログで書いたような気がするなー?
どらどら・・・、「ガサゴソ」、あこれだこれだ。
( ¯▽¯ )ミィ~ッケ♪
内容はどうでしたかねー、なになに「今後未婚者が増え続けて単独世帯の高齢者が増えますよ」との内容でしたね。
それで「2050年には、男性の未婚者が6割近くとなり、女性の未婚者も3割を超えるので、今から対策をしておいた方がいいよ」と続けています。
このブログ記事を投稿したのは5月12日ですね。
そして、今回の「警察庁」が「高齢者の孤独死年間6.8万人」を発表したのは、5月13日の「衆議院決算行政監視委員会」の場だと報じられていますね。
あらら、コロちゃんの方が1日早いよね。・・・さてはコロちゃんのブログを読んでから、あわてて・・・なんてことはないよね。
(^o^)v
まあ、それだけコロちゃんの目の付け所が良かったというか、「警察庁の官僚さん」と「コロちゃんの問題意識」が同じだったということにしておきましょう。
2.「警察庁の発表内容を見てみよう」
コロちゃんは、さっそく「警察庁のホームページ」を開いて、どこに発表文が出ているかなとポチポチ探し始めましたが、いくら探しても見当たりません。
報道内容では「衆議院決算行政監視委員会」の場で発表したと報じられていますから、その場だけにペーパーを廻したのかも知れませんね。
報道機関には配られているのでしょうけれど、一般公開は後になるのかも知れません。
しかし、報道を読むだけで、今回の「警察庁発表」の内容の大枠は分かります。
➀「2024年の1~3月に全国の警察が取り扱った、自殺を含む自宅で死亡した一人暮らしの人が2万1034人で、そのうちの65歳以上の高齢者は1万7034人(78%)を占めている」
➁「ここから推定される1年間の自宅死亡の一人暮らしの高齢者の数は6.8万人になると思われる」
③「年齢層別の死者数は以下の通り:多い順」
●「85歳以上:4922人」
●「75~79歳:3480人」
●「80~84歳:3348人」
●「70~74歳:3204人」
●「65~69歳:2080人」
この死者の方は「65歳以上の一人暮らしの高齢者」ですから、コロちゃんそのものですね。いやー、身につまされるなー。
ホント「他人ごと」ではないですよね。
だいたい70歳以上では5歳刻みで3000人台の方が亡くなっていますね。
全国を見てみると、かなりの数(年6.8万人)もの高齢者の方が、自宅で「ひっそりと一人死」していることは、コロちゃんとしてはちょっとショックなことですよ。
皆さんは、誰かに連絡しないで亡くなったのかなー? それとも、誰も連絡する人がいなかったのかなー?
3.「内閣府も動いているよ」
今回の「警察庁の発表」は、「孤独死・孤立死」の実態把握のために初めて集計したとされています。
そして孤独や孤立の問題を所管する「内閣府の担当者」は、「今回の発表」について「孤立死の実態把握にあたって参考になりうる」との見解を示したと報じられています。
コロちゃんがポチポチ調べてみると、「内閣府」は2023年に「孤独死・孤立死の実態把握に向けたワーキンググループ」を設置しています。
へー、知らんかったなー。「内閣府」もちゃんとやってるんじゃん!
( *¯ㅿ¯*)へー
その「ワーキンググループ」は、昨年2023年に4回会合を開いて議論をしています。
コロちゃんは、その内容を覗いて見ましたが、まだ「孤独死・孤立死」の定義を議論している段階で、具体的な対策に入る以前の「基礎工事」を行なっているように見えました。
4.「孤独死・孤立死の実態把握に関する中間論点整理(案)のポイント」
その「内閣府」のワーキンググループの、昨年12月会合の「中間論点整理(案)」をちょっと覗いて見ましょう。
➀「孤独死・孤立死の用語」
この「孤独死」という言葉は、マスコミで多く使われており、その理由は「独」という字が眼をひきやすいのではないかとされています。
また「厚生労働省」では「孤立死」を使われているとしていますね。この「孤立」は客観的な状況でひとりの状況を表現しているから、意味合いとしてはこちらが正しいのではとの記載があります。
それらを参考にして、以下のようにまとめていますね。
「『孤独』は主観的概念、『孤立』は客観的概念であることから、実態把握の対象としては、『孤立』からアプローチする『孤立死』が適当」(ただし、一般に広く認知されている「孤独死」という用語も排除するものではない)
これを読んでみると、どうやら正式には「孤立死」として、カッコを付けて(孤独死)となるのか・・・な?
コロちゃんは、どっちでも変わらないと思いますけれど、行政上はそうもいかないのでしょうね。いろいろ考えるものですね。
➁「孤独死・孤立死の定義」
そして、「孤立死・孤独死」の「定義」は以下のように記載されています。
◎「孤立死(孤独死)の定義」
➀「概念的定義」
「誰にも看取られることなく死亡し、かつ、その遺体が相当期間の経過後に発見されるような死亡の態様」
➁「操作的定義」
●「死亡場所:屋外を認めず自宅を基本」
●「世帯類型:検討」
●「自殺の扱い:除外しない」
●「生前の状況:客観的、外形的事実の属性から推認」
●「看取りの有無:客観的、外形的事実の属性から推認」
●「年齢基準:幅広い年齢層」
●「死後経過時間:検討」
はー、細かく考えるものですね。だけどこれは「独り暮らしの高齢者」だけを対象とするのではないのですね。「年齢基準:幅広い年齢層」ですものね。
だけど、実態上は「孤独死(孤立死)」のほとんどが高齢者になるように思われますね。それは集計ができれば、容易に確認できることでしょう。
あとはいくつか「検討項目」もありますけれど、今後詰めていくことになるのでしょうね。
③「孤独死・孤立死の実態把握の必要性」
次に「基本的考え方」として、「孤立死に関するデータや調査、統計は、社会の重要なインフラの一ツつ」としています。
まずは「背景」としては、「単独世帯数は2020年で36%、今後とも高い割合で推移し、高齢化率は2020年で28.6%となり、今後とも上昇傾向にある」としています。
その「背景の」下で、以下のような問題が生じているというのです。
❶「尊厳の問題」
「死後の発見が遅れ、腐敗した状態で発見されることに尊厳がある死といえるか」
❷「社会のあり方としての問題」
「一人で亡くなる方は、経済的に厳しい状況に陥っている、家族や友人とのつながりを失っているなど
の傾向があり、個人の選択だけでは片づけられない」
❸「死因の究明の問題」
「発見が遅れ、死後経過日数が長くなることにより、死因が不明瞭という事例の増加につながる」
その上で「不動産等の経済的価値の下落の問題」や自治体の「死後手続の関係」でも問題が生じるとして、早く対策が求められるとしていますね。
コロちゃんは、今回の「警察庁」の「孤独死年間6.8万人」を読んでから、「内閣府」でもワーキングループを作って対策を進めていたことを知りましたが、遅すぎですよね。
それも昨年1年間かけて4回(8・9・10・12月)の会合を開いて、決まったのが上記の項目だけですよ。
「用語・定義・必要性」がやっと決まっただけとは、スピード感が無さすぎでしょう。
そりゃ「少子化対策」や「経済対策」と違って、「高齢者のひとり死問題」などは「人気」がないでしょうから、政治家からすれば「票にならない」のでしょうけどね。
それでも、今後は「高齢者の一人暮らしと一人死が増えること」は目に見えているのですから、最優先で取り組んでも良いと、コロちゃんは思いましたよ。
まあ、コロちゃんだって「内閣府のワーキンググループ」のことは、今回初めて知ったのですから、あまり大きい事は言えませんけどね。
あと今回の「警察庁」の発表を聞いていて、コロちゃんがちょっと思ったことは、これは「警察案件」として予算獲得の良い機会と考えているんじゃないかなということですね。
「高齢者の孤独死」が、死後誰にも気づかれずに経過すると、それは「警察」の担当事案になるんじゃないでしょうか。
今後そのような「孤独死」が続発すると、警察署は事前に予算措置をしたうえで担当者を決めたりするのならば、予算獲得のチャンスになりますよね。
だから「警察庁」のお偉い方が、わざわざ「衆議院決算行政監視委員会」の場で公表して、同時にマスコミにも資料を配布したと思うのは、コロちゃんの考えすぎかもしれませんね。
コロちゃんはヒトが悪いから、直ぐにこんな考えを持ってしまうのですよ。
5.「社会の基礎単位の家族が無くなるのか?」
コロちゃんは、自分が「高齢1人暮らし」の身の上ですから「高齢者の単独死」の話しを耳にしますと、直ぐに気になって調べたりするのですが、今日ちょっと感じたことがあります。
それは「社会の基礎単位」である「家族」が、これからの「日本」では徐々に消滅していくかもしれないのではないかということです。
どこの国でも、社会の最小の基礎単位は「家族」です。その上あるいは周りに「親族」があり、その上に「地方自治体・県・国」がありますよね。
その「家族」は、1960年代以前には「大家族」でしたが、その後「核家族」へと変貌しています。
それが、今後は「単独世帯」化が進むことにより、「家族」がいない方がどんどん増えていくのではないでしょうか。
「国立社会保障・人口問題研究所」が発表している2050年の「65歳以上の単独世帯数」と「未婚者率」を下記に書きますね。
比較するために2020年のデータも並べてみましょう。
◎「65歳以上の単独世帯数:2020年⇒2050年」
〇「2020年:737.8万人⇒2050年:1083.9万人」
◎「未婚率:2020年⇒2050年」
➀「男性:33.7%⇒59.7%」
➁「女性:11.9%⇒30.2%」
いかがでしょうか。上記を見ると今から26年後の2050年には、「65歳以上の高齢者の単独世帯数」が1000万人を越えて、「未婚率」は男性が6割、女性が3割となります。
どう考えても「家族のいない一人暮らし」が激増しますよね。
その結果社会にどのような変化が起きるのかは、コロちゃんには想像もつきません。
以前読んだ本の「家族社会学」を専門とした「山田昌弘教授※」に、ぜひ聞いてみたいとコロちゃんは思いましたよ。
(※山田昌弘教授は「婚活」という言葉を造語された方です)
今までの「日本社会」では、高齢となった後の介護や死後の手続きはほとんど「家族」が担って来ましたが、将来はすべて「行政」が行なわざるを得なくなるでしょうね。
そのくらいは、コロちゃんでもわかりますが、「社会」にもっと根源的な変化が起こりそうだなと、コロちゃんは何となく感じていますよ。
6.「コロちゃんの孤独?」
今までにもコロちゃんは、「孤独・孤立」については、何度もこのブログで書いてきていますが、今日のテーマですので、再び語ってみましょう。
上記の小見出しで「コロちゃんの孤独?」と、クエスチョンマーク(?)が付いている理由は、現在のコロちゃんは何ら「孤独感・孤立感」を持っていないからです。
それは、毎日行なうべきことが多いこともありますが、やはり周りが良く見えているために「不安が小さい、少ない」ことがあると考えています。
生きていく上ではさまざまな「障害」が起こり得ますが、事前にその「障害」をある程度知っていれば、対処は出来ます。
そして対処できない「障害」については「心の準備」ができます。その「心の準備」があるだけでも、「不安」はかなり減少します。
コロちゃんの様な「単身高齢者の不安要因」って、だいたいみんな同じなのですよね。それをネットでポチポチ調べるだけで、だいたい8割方は事前に知ることができますよ。
7.「コロちゃんのやり方」
コロちゃんのやり方を一つお教えしましょう。
コロちゃんは、10年前に「大腸がん」と診断され、その後大学病院で手術・抗がん剤治療を受けました(※)。
(※コロちゃんの大腸がんはその後完治しました。コロちゃんはがんサバイバーです)
最初に「大腸がん」と医師から宣告された時には、コロちゃんは大きなショックを受けましたよ。
しかし、その後のコロちゃんの「闘病」は「大腸がん」を調べることから始まりました。
「図書館」から「大腸がん」と題名にある本を片っ端から借りて来て読むのです。
また、毎日ネットで「大腸がん」関連のサイトを軒並み覗きました。そうそう「大腸がん患者の方のブログ」も随分読みましたね。
これらの「大腸がんの先達の方々のブログ」には、大変励まされましたよ。
このような「調査活動」を1ヵ月も行なうと、医師への質問もできるようになりますね。「知識がない」と、自分が何を知らないのかも分からないのです。
そして「医師の診察」の前の日には、ノートに質問事項を考えて箇条書きにして、書いておくのです。もちろん「診察時」のノートとペンは必需品ですよ。
その時の医師の発言も出来るだけメモして、あとでネットで調べるのです。そのような「作業」をしていると、「大腸がん」のショックでメンタルを病む暇がありません。
人間の「心の不安」は、知らない事分からない事から大きく膨れ上がると、コロちゃんは考えていますよ。
ですから、現在や将来について「単身高齢者」の方が、過度に悲観することはないと、コロちゃんは思っていますよ。
7.「よもやま話」
話はちょっとそれるのですが、コロちゃんは昨日に「中国農村の現在」という本を読了しました。
この本は「田原史起東京大学大学院教授」がお書きになった「中国農村」のあれこれを専門的に調査した本なのですが、コロちゃんにはなかなか「興味ぶかい」本でした。
この本の中で書いていることは、中国の「農民」は「家族主義者」だというのです。「中国農村の農民」は、「家族が繫栄」する以外には関心がないと言うのです。
とにかく「大切なのは家族」との考えで、政治や行政への関心はほとんどないとしていますね。
「日本」では、「家族」の外側に「会社」や「農協」や「利害をともにする集団」がありますが、「中国」ではそれらの「中間権力」が一切ないと言うのです。
その背景として、著者は「歴史的経緯」を考察しています。本書では「中国」の「農村に係わる地方行政単位」として、以下を上げています。
「省⇒市⇒県⇒郷・鎮⇒村民委員会⇒村民小組」
この下が「家族」や「親族・氏族」になるわけですね。
日本の場合は「県⇒市⇒町」でしょうか? しかし「日本」の「町」は「行政単位」という感じはないですね。
とにかく「中国」は「日本」に比べると、「家族」から「国」までの距離が遠いことがわかります。距離が遠くなればなるほど、関心は薄くなるようです。
この理由として「田原教授」は、「中国」は秦の始皇帝以来、封建制の歴史がないから、国民は「中間の権力」というものを知らないので「家族と国家の距離が遠い」のだとしているのです。
これを言葉で表すと、「中国」では「天は高く皇帝は遠い国」だと言うらしいです。
そして「民主主義的な制度としての選挙が機能するにはある程度社会構造がそれに対応していなければ難しい」と言っています。
さらに「封建制の伝統から遠く離れた中国の社会は、歴史社会学的に見て競争的な選挙と代議制を受け入れる素地を欠いていた」とも書いていますね。
そして「中国」ではこれらの理由によって「民主主義」になじまない国だといっているのですよ。
これを読んでいて、コロちゃんは「家族制度」と「社会制度」との関係をどうとらえるのかという問題だと感じました。
どこの国でも「家族制度」が、国家の制度の一番下の「基盤」なのでしょう。
そしてお隣の国「中国」では、「家族制度」が強靭な紐帯を維持しているのは、歴史的に「農村」に権力が徴税以外では入ってこなかった事から生まれてきたのだと思いましたね。
そこでわが国「日本」を振り返ってみると、「社会の基盤」である「家族」が変貌して、「お一人様」がジワジワと増えていっています。
そうなると今後は、どう「日本社会が変わっていく」のだろうかと思いましたね。
かつて1960年代以降に、日本社会では「大家族から核家族へ」と変わる中で、社会は大きく変わっていきました。
それが、今後は「核家族」が中心だった社会が、「単独世帯」が社会のかなりの部分を占める社会へと変わるのです。
その中で「社会」が、どのように変わっていくだろうかと、考えるだけでも興味深いですよね。
このテーマは、そのうちにまた考えてみたいと思いますよ。
今日のテーマは「高齢者の孤独死年間6.8万人」でしたが、コロちゃんの思考のおもむくままにちょっと脱線して「よもやま話」を追加してみました。
コロちゃんは、社会・経済・読書が好きなおじいさんです。
このブログはコロちゃんの完全な私見です。内容に間違いがあったらゴメンなさい。コロちゃんは豆腐メンタルですので、読んでお気に障りましたらご容赦お願いします(^_^.)
おしまい。
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