【社会考】家族介護者の4割は「ビジネスケアラー」だって

社会

おはようございます。コロちゃんは、毎朝洗濯をしています。朝起きると、まずはシャワーを浴びながら髭を剃ります。

コロちゃんは臭い!」と言われたくないですからね。今の世の中で最大・最悪の悪口は、「お前は臭い!」でしょう。

コロちゃんは「アホ・馬鹿」と言われても何にも感じません。心の中で「お前ほどじゃないよ」とつぶやくだけです。

しかし「臭い」と言われたら、3日間ぐらい落ち込みますね。だから、そうならないように毎朝起きると直ぐにシャワーを浴びるのです。

その後は、そのまま洗濯機を回してワンコの散歩に出ます。スキップしながら散歩を終えると(コロちゃんの心象風景です)、もう洗濯は終わっていますから、そのまま干す作業に取り掛かります。

これがコロちゃんの朝の風景ですね。

コロちゃんは、3年前に妻が亡くなるまでは洗濯はすべて妻任せでした。

妻は洗濯にはこだわりがあって、コロちゃんが「雑な干し方」をするのをいつも嫌って、必ず自分が干さないと気が済まない人でしたね。

いつも、タオルなどを「パンパン」と拡げながら、洗濯物を干していた光景が思い出されますよ。

コロちゃんは、今朝も洗濯物を干しながら「あれから、もう3年もたったんだなー」つぶやきましたよ。
(゚_゚).。oO

空を見上げると、青い空が広がっていて今日も暑くなりそうな空模様でしたよ。

今日は「家族介護者の4割はビジネスケアラーだって」をカキコキしますね。

0.「今日の記事のポイント」

by<br><span class="bold-blue">コロちゃん</span>
by
コロちゃん

今日の記事は、下記のような内容になっていますよ。どうぞ最後まで楽しみながらお読みください。

☆「中小企業でビジネスケアラー支援を開始と、ビジネスケアラーの現状」

☆「なぜ介護保険を手厚くしないのかと、コロちゃんと介護の日々」

☆「お次はコロちゃんの番だよね」

1.「中小企業でビジネスケアラー支援を開始」

コロちゃんが、今朝の新聞で読んだのは「経済産業省が中小企業を対象としたビジネスケアラー支援の実証事業を開始する」と報じた記事です。

記事内容は「自治体や商工団体を3団体ほど選び、複数の中小企業へ社内制度作りを促す」とありましたから、国の「産業政策」としてはあまりにも小さな事業でしょう。

日経新聞の記事の扱いも、下の方でさほど大きなスペースではありませんでしたから、普通だったら流し読みしてしまう記事だと思われます。

しかし「こらいまれ」のコロちゃんにとっては、いつ身体が不自由になるかわかりませんから、このような記事には直ぐに反応してしまうのですよ。

コロちゃんの「妻」は3年前に「肺がん」で亡くなりましたが、最後の6ヶ月間は自宅でコロちゃんが「終末期の介護」を行ない看取りました。

ちょうど2021年の春から秋にかけての期間でしたから、「コロナ禍の真っただ中」でした。

妻を「緩和ケア病院」に入院する選択肢もあったのですが、ここに入院してしまうと「面会は出来ない」と言われましたので、コロちゃんは「妻の自宅介護」を決めたのです。

「次の番」と言ったら変かも知れませんが、いずれはコロちゃんの番が来ます。それは数年先かもしれませんけど明日かも知れません。

そうなるとコロちゃんとしては、自らの介護は誰が担うのかと気にならないと言えばウソになりますよね。

現在のコロちゃんは、「介護保険」の範囲内での介護を期待していますが、高齢者の終末期は千差万別でどこに着地するのかは全くわかりません。

だから、コロちゃんは今朝の「ビジネスケアラーの記事」にも注目したわけです。

「ビジネスケアラー」とは、「仕事を続けながら家族などを介護する人」のことを言います。

最初に言っておきますが、コロちゃんは、自分の介護に子どもたちが「ビジネスケアラー」となって担ってくれることを一切望んでいません。

あくまでも「自宅」で、「介護保険の訪問医療・訪問看護・訪問介護」の最後を目指していますよ。

ただそれを現実に追求するためには、「介護の現状」を詳しく知っておかなければならないと言うのが、コロちゃんの姿勢ですよ。

なお、現在のコロちゃんは「要支援1※」に認定されており、「介護保険」で「週2回1時間の訪問ヘルパー(自己負担:月3000円)」と「週1回の訪問リハビリ(自己負担:月2800円」を受けています。

(※介護保険認定は、「要支援1・2と要介護1~5」がある。「要支援1」は一番軽いランク)

2.「ビジネスケアラーの現状」

まずコロちゃんは、最初に「経済産業省」のデータをポチポチ調べてみました。「ビジネスケアラーの現状」がどのようになっているのかには興味がありますね。

➀「若者は減るし高齢者は増えるよ」

まず最初は、「ビジネスケアラー」が今後も増えていくと言う背景を見てみましょう。

下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出します。

「経済産業省 各階層の人口減」より

https://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/healthcare/kaigo/main_20240326.pdf
出典:経済産業省 仕事と介護の両立支援に関する経営者向けガイドラインより(8月5日利用)

上記のグラフは「経済産業省」が発表している2000~2050年の「年齢各階層の人口増減」です。2000年を100とした場合の増減率が記載されています。

三つのラインに分かれていますが、一番下の「青色ラインが15~64歳の現役世代」です。右肩下がりに減っていますね。

そして、真ん中の「薄青色ラインが65歳以上の高齢者」です。コロちゃんはココに入りますね。

さらに、一番上の「薄緑色ラインが75歳以上の後期高齢者」です。右肩上がりに急上昇して2000年比で250%を超える増加率となっています。

「団塊世代(1947~1949年生まれ:現在75~77歳)」がここに入ります。

このグラフの隣には、一目でわかる「人口増減」の記載があります。下に書きますね。

◎「2020年と2050年の人口増減」

○「高齢者:2020年3600万人(28.6%)⇒2050年3900万人(39.1%)」

●「現役世代:2020年7500万人(59.5%)⇒2050年5500万人(52.9%)」

上記のように「2020年と2050年」とでは、高齢者は増え若者が減る現実は、もう皆さんもご承知のことだと思います。

ただこの「規模感」を見てください。「高齢者は300万人増える」のに対して、「現役世代は2000万人」も減るのです。

ですから「介護の負担」は、「高齢者増」と「現役世代減」のダブルパンチで「現役世代」にのしかかることとなりますよね。

➁「子どもが介護するのは4人に1人だよ」

コロちゃんは、「肺がん」の妻を「介護保険」をフルに活用しながら介護しました。ですからこの場合は、コロちゃんが「主たる介護者」ですね。

多くの若い方たちは、「介護」というと「介護保険があるから大丈夫」とお考えになる方も多いと思います。

しかし、現実の「主たる介護者」は「介護保険サービス業者」ではないのです。

下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出します。

「経済産業省 要介護者から見た主な介護者の続柄別構成割合」より

https://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/healthcare/kaigo/main_20240326.pdf
出典:経済産業省 仕事と介護の両立支援に関する経営者向けガイドラインより(8月5日利用)

上記のグラフは、「経済産業省」発表した2004~2022年の「要介護者から見た主な介護者の続柄別構成割合」です。

簡単に言えば「誰が主な介護をしたのか」のグラフですね。下に2022年の分だけを書き出しますね。

◎「誰が介護をしているのか」

➀「配偶者 :23.0%」
➁「子   :26.4%」
➂「子の配偶者:6.3%」
④「父母   :未記載」
⑤「その他の親族:未記載」
⑥「その他 :未記載」
⑦「不詳  :未記載」

上記のグラフでは、数字が記載されているのは「➀配偶者・➁子・➂この配偶者」しかないのです。

コロちゃんの「妻」の場合では「主要な介護者」は、コロちゃんでしたから上記の「➀配偶者23.0%」にあたりますね。

そして「➁子:26.4%」が「ビジネスケアラー」ですが、4人に1人の率ですから、決して少ないものではありませんね。

コロちゃんは、上記のグラフの数字は「介護保険」をフルに活用した上での数字だと思っていますよ。確かに「介護保険」は助かりますけれど、1日24時間をカバーすることは出来ないのです。

「深夜の介護」等は、どうしても「家族の負担」になってしまうのが現実なのでしょうね。

➂「家族介護者の4割はビジネスケアラーで介護離職者は7万人」

上記のような「家族介護」の現実がある中で、しわ寄せを受けたのが「子の介護と離職」です。

下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出します。

「経済産業省 ビジネスケアラー・介護離職者の人数の推移」より

https://www.mhlw.go.jp/content/12300000/001221559.pdf
出典:経済産業省 経済産業省における介護分野の取組についてより(8月5日利用)

上記のグラフは「経済産業省」が発表している2012~2040年の「ビジネスケアラー・介護離職者数の推移」です。2020年以降は予測数ですね。

このグラフの一番上の「薄青色ライン」が「家族介護者の合計」です。そして真ん中の「濃い青色ライン」が「ビジネスケアラー」で、一番下が「介護離職者」です。

下に2020年の分だけを書き出しますね。

◎「2020年:家族介護者:ビジネスケアラー:介護離職者数」

➀「家族介護者   :678万人」
➁「ビジネスケアラー:262万人」
➂「介護離職者     :7万人」

これを見ると「➀家族介護者が678万人」がいる中で、「➁ビジネスケアラーが262万人」ですから、確かに4割ですね。

そしてその中から「➂介護離職者が7万人」も出てきています。

上記グラフの予測値ですと、6年後の2030年には「ビジネスケアラー:318万人」「介護離職者:11万人」まで増加するとの予測になっています。

④「ビジネスケアラー対策は企業に押し付け」

上記まで「介護とビジネスケアラーの実態」を見てきました。

この「ビジネスケアラーと介護離職者」による「経済的損失」は、2030年に9.2兆円にのぼると計算しています。

それでは「国家」として、どう対処するのかですが、「介護保険」を強化して「ビジネスケアラーが介護離職へ進まないようにする」とは全く考えていませんね。

どうやら「企業」を指導して、「ビジネスケアラー」が退職しなくとも介護を出来るようにする道を選んでいるようです。

だから「ビジネスケアラー」の担当省庁は、「厚生労働省」ではなく「経済産業省」となっているのでしょう。

これを見ると「介護離職」を防ぐのは「国」ではなく、「企業の役目」としているようですね。

下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出します。

「経済産業省 勤務先から充分に支援されているか」より

https://www.mhlw.go.jp/content/12300000/001221559.pdf
出典:経済産業省 経済産業省における介護分野の取組についてより(8月5日利用)

上記のグラフは「ビジネスケアラー」に「勤務先から充分に支援されているか?」との問いへの回答です。

下に書き出しますね。

◎「勤務先から充分に支援されているか?」

➀「充分に支援されている12.0%+多少は支援されている34.9%=46.9%」

➁「あまり支援されていない25.0%+全く支援されていない16.0%=41.0%」

上記を見ると「支援されている46.9%」と「支援されていない41.0%」と、真っ二つに分かれていますね。

「国」は、この半分の「勤務先から支援されていない41.0%」を「企業」に充分支援させれば、今後の「介護離職者」が増えるのを減らすことが出来ると考えているのでしょう。

見事な「国から企業」への、「介護支援の押し付け」ですね。社長さんは怒っていいと思いますよ。

コロちゃんの考えとしては、もっと「国」が介護保険の内容を「充実・手厚くした」上で、「企業」に支援体制をお願いするのが本道だと思いますけどね。

3.「なぜ介護保険を手厚くしないのか?」

上記でコロちゃんは、「ビジネスケアラー対策」は「介護保険を強化・充実」することが本道だと書きました。

しかし、それが出来ない理由があるのでしょう。

➀「介護保険料は簡単には上げられないよ」

下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出します。

「厚生労働省 介護給付、保険料等の推移(2000年→ 2021年)」より

https://www.mhlw.go.jp/content/12300000/001164210.pdf
出典:厚生労働省 社会保障審議会介護保険部会 資料より(11月14日利用)

上記のグラフは、「厚生労働省」が発表している2000~2021年の「介護給付・保険料率の推移」です。

2000年度に「3.6兆円」だった「介護給付」が、2023年度には「13.8兆円」まで、3.8倍に膨張しています。

さらに皆さんが納める「介護保険料」も、2000年度の「全国平均2911」円から、2023年度には「6014円(全国平均)」にまで、2.1倍も増加しているのです。

同じ期間の2000~2023年に「医療保険」は6割増し、「年金」は5割増しだったそうですから、「介護保険」の3.8倍は実に大きな膨張と言えます。

そして2000年以降で3.8倍に膨れ上がった「介護給付」を抑制することは、今後も高齢者が増えることから不可能と思われますね。

現在40歳以上の方が納めている「介護保険料金」は、上記で書いたように2000~2023年の23年間で既に2.1倍に値上げしています。

今後は、どこまで上げることができるのか、探りながら上げるようになるのではないでしょうか。

➁「税金だってそう簡単には上げられないよ」

上記で「介護保険料金」と「介護給付」が、そう簡単には上げられない現状を見ました。それでは、「税金から財源を投入する」方法はあるのでしょうか。

下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出します。

「厚生労働省 介護保険制度における第1号保険料」より

https://www.mhlw.go.jp/content/12300000/001182066.pdf
出典:厚生労働省 給付と負担について(参考資料)より(8月5日利用)

上記のグラフは、「厚生労働省」が発表している「介護保険の負担割合」です。

「第1号被保険者」とは、65歳以上の方です。そして「第2号被保険者」は40~64歳の方になります。

「介護保険料」は、40歳以上の方たちから徴収されるのです。

その理由としては、制度を設立した時に「40歳以上の人だったら、親が介護保険のお世話になるかも知れないから反対する人は少ないだろう」と考えたと言われていますね。

上記のグラフの「介護保険の負担割合」は、以下のとおりです。

◎「介護保険負担割合」

➀「国    :25%」
➁「都道府県:12.5%」
➂「市町村 :12.5%」
④「第1号被保険者:平均23%」(65歳以上)
⑤「第2号被保険者:平均27%」(40~64歳)

「介護保険負担」は、上記のような分担割合となっています。

「国」も「都道府県・市町村」も、どこも予算が潤沢なところはありません。この上記の「分担割合」を増やすことは、「国」も「都道府県・市町村」も考えたくないでしょうね。

➂「トリプル改定とコロちゃんの介護保険料」

今年2024年度は、「介護報酬」が3年に1回の改定が行われる年になっています。当然「値上げ」ですよね。

「改定で値上げ」になるのは、「介護報酬」だけではありません。

「医療の診療報酬」は2年に1回、障害福祉サービス等報酬」は3年に1回改定されます。 2024年度は、これらの改定が重なるため「トリプル改定」と呼ばれています。

そして「介護報酬」が上がれば、その分は「介護保険料」に反映します。

現在の「全国の介護保険料の基準額」は、月6225円で過去最大になっています。コロちゃんの住む「埼玉県」では「基準額は月5992円」でしたね。

コロちゃんは、今年の「介護保険料」は昨年と比べてどの位増えるのかを「市役所」に電話して聞いてみました。

「☎もしもし、コロちゃんの介護保険料は今年値上げになるの?」byコロちゃん

by<br>市役所のお兄さん
by
市役所のお兄さん

はい、コロちゃんさんの介護保険料金は、今年から年間¥8万2千円となりますね。

(; ・`д・´) ナ、ナンダッテー!! 
なんと、なんとコロちゃんの支払う「介護保険料」が、今までの7万6300円(月6300円)から、一気に8万2000円(月6800円)に上がると言うのですよ。

「埼玉県」の基準額の月5992円よりも、コロちゃんの「介護保険料」は高いのですよ。これはおそらく、コロちゃんの住む町がお年寄りが多いのでしょうね。

「月500円の値上がり」ですね。大きいですよね。しかし、これが「高齢化が進む日本の現状」なのでしょう。

上記のような「介護保険」の給付と保険料の実態をみると、「ビジネスケアラー」を減らすために「介護保険」の内容を「充実・強化」する余裕があるようには、コロちゃんには見えませんでしたよ。

4.「コロちゃんと介護の日々」

コロちゃんが「介護保険」を利用し始めたのは「妻の介護」が初めてでしたね。もう5年ほど前になりますが、「妻」が長期入院した後に自宅での「介護」が始まりました。

入院は3ヶ月間ほどしていましたから、その間に「自宅での受け入れ準備」として「家の内外に手すりを設置」したり、室内の「バリアフリー化」の工事を行ないました。

それらの工事には「介護保険」の補助が出ましたので助かりましたよ。

そして「妻」が帰宅した後には、「デイサービス」や「通所リハビリ」に通う中で生活を再構成していきましたね。これらはすべて「介護保険」を利用していましたよ。

コロちゃんは、その「介護の日々」は全くイヤではありませんでしたよ。むしろ毎日の「リハビリ」の中で、「妻」がだんだんと歩けるようになっていく姿を見るのは嬉しかったですね。

そして「肺がん」の「緩和ケア」に進むと、だんだんと「妻」の身体の機能が衰えていきました。

コロちゃんは、哀しみよりも「最後まで看取る」ことを目指して、自分を奮い立たせていましたね。

コロちゃんは「ヘタレ」ですから、悲しくなるととことん落ち込んでしまうのです。

だから、精神が「哀しみ」に向かわないように「最後まで看取ること」を意識的に自分に課していましたよ。

しかしコロちゃんは、この時期に2度目の「腰椎の圧迫骨折・破裂骨折」を起こしています。

コロちゃんは痛みの中、必死になって「妻」の看取りを行ないましたが、これもこの「介護生活」にコロちゃんの身体が悲鳴を上げていたということなのでしょうね。

コロちゃんは「妻を最後まで看取ることが出来て良かった」と思うばかりですよ。

その「介護生活」を助けてくれた「介護保険制度」には、コロちゃんは感謝をしていますよ。

5.「お次はコロちゃんの番だよね」

コロちゃんの「妻」は、姉さん女房でした。コロちゃんよりも3歳年上だったのです。

コロちゃんは、よく「 金の草鞋を履いて見つけました※」と笑い話にしていましたね。

(※古くは夫より年上の妻が普通であった。「姉女房は福の神」「ヒトツアネは金のわらじをはいて探せ」のような諺が各地に残っています)

その年上だった「妻」を、コロちゃんはもうすぐ追い越そうとしています。

1970年代前半に一緒になった時以来、ずーっと「年上だった妻」を今追い越すことになる日が来るとは、まったく考えてもいなかったですね。

しかし、年上から順に亡くなっていくのが順当だと考えれば、今度はコロちゃんの番ですよね。

人間は最後になってみないと、自分の「死ぬ姿」は分かりません。コロちゃんは「妻」を看取ることが出来ましたから、「一つの最後の姿」を見ることが出来ました。

コロちゃんちの居間においたベッドの上で、両手を二人の子どもに握られて、3人が涙を流すなかを「妻」は静かに息を引き取りました。

コロちゃんは、「妻」は満足して逝ったと思っていますよ。71年の人生を力いっぱい走り抜けるように、妻は生き抜いたと思っていますよ。

コロちゃんは、できれば妻のように逝きたいですが、それはなかなか贅沢のような気がしますね。

ただ今日のテーマの「ビジネスケアラー」のように、子どもたちが「介護」に追い込まれるのは絶対に拒否しますからね。

若い時から「自立」を目指して生きてきたコロちゃんが、最後の最後でコケルのはそれこそ死んでも死に切れませんからね。

コロちゃんは最後に「尊厳死」をしたいなー、してみようかなー、できるといいなー。
(*ノ´□`)ノガンバレェェェェ

コロちゃんは、社会・経済・読書が好きなおじいさんです。

このブログはコロちゃんの完全な私見です。内容に間違いがあったらゴメンなさい。コロちゃんは豆腐メンタルですので、読んでお気に障りましたらご容赦お願いします(^_^.)

おしまい。

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