【経済考】「現役世代の仕送り」はどこまで増えるのか?

経済

おはようございます。コロちゃんは、ついさっき「コロちゃんの浜名湖にょろにょろ日記➂」を書き終えたばかりです。

コロちゃんは、いつもブログをカキコキしていると、その書いている世界に入り込んじゃうのですよね。

だから、コロちゃんはさっきまで「浜名湖旅行の日程」にすっかりズッポリ入り込んでいました。心は今やっと自宅に帰ってきましたよ。

原稿を書いていると、リアルタイムから意識はどうしてもずれちゃいますね。いやー、楽しかったなー。

いやいや、コロちゃんは過去は振り返らないんだっけ。いつまでも過去を引きずるのはコロちゃん流じゃないですからね。心を改めて、次の地平へと向かいましょう。

えっ、「どこまで行くの?」ですか?

そりゃ、ちょっとそこまで。
ꉂꉂ(๑˃▿˂๑)ギャハハ

あ、ここは笑うところですからね、皆さん引かないでくださいよ。どうか画面から退出しないでくださいよ。
≡;゚д゚)ノ (((¬_¬;) ススス…

今日は「現役世代の仕送りはどこまで増えるのか?」をカキコキしますね。

0.「今日の記事のポイント」

by<br><span class="bold-blue">コロちゃん</span>
by
コロちゃん

今日の記事は、下記のような内容になっていますよ。どうぞ最後まで楽しみながらお読みください。

☆「現役世代の仕送りが過去最大の6.7兆円になったよと、現役世代からの仕送りは増えるばかりだよ」

☆「健康保険組合は6500億円の赤字だよと、国民健康保険:市町村健保も赤字だよ」

☆「若い人が多い会社はけんぽから逃げ出したよと、75歳以上の高齢者は増え続けるよ」

☆「コロちゃんは消費税の増税を提案するよと、コロちゃんと後期高齢者」

1.「現役世代の仕送りが過去最大の6.7兆円になったよ」

報道によれば「75歳以上の後期高齢者医療制度」の財政状況が、先日の8月8日に厚生労働省より発表されています。

コロちゃんは、まだ「こらいまれ」に昇格したばかりですので「前期高齢者(65~74歳)」です。

しかし今後生き続けていれば、必ずいずれ「後期高齢者(75歳以上)」になるのですから、ちょっとこの発表を探してみました。

どらどら・・・あったあった。
(○゚∀゚σ)゚ミツケタ!。

下記の表をご覧ください。内容は下に書き出します。

「厚生労働省 後期高齢者医療広域連合の収支状況」より

https://www.mhlw.go.jp/content/12403500/001283120.pdf
出典:厚生労働省 令和4年度後期高齢者医療制度(後期高齢者医療広域連合)の財政状況についてより(8月16日利用)

上記の表は、「厚生労働省」が発表している「令和4年度」の「後期高齢者医療制度の財政状況」です。

ざっと興味のあるところだけを、下記に取り上げてみますね。

◎「後期高齢者医療制度の財政状況」

➀「現役世代からの仕送り(後期高齢者交付金)が6.7兆円と過去最大に」

➁「全体の支出も17.1兆円と過去最大に」

➂「75歳以上の被保険者数は1924万人と過去最大に」(前年度から71万人増)

➃「収入の内訳」
・約5割は公費(税金)
・約4割は現役世代からの仕送り
・約1割弱が高齢者の自己負担

上記の内容を説明しますと、「➂75歳以上の被保険者数は1924万人と過去最大に」は、「団塊の世代(1947~1949年生まれ)」が全て75~77歳になったことが増えた理由ですね。

そして「➃収入の内訳(約4割は現役世代からの仕送り)」が、「6.7兆円と過去最大に」なってしまいました。

2.「現役世代からの仕送りは増えるばかりだよ」

後期高齢者の数が増えれば、それだけ「仕送り」も増えざると得ないのは分かりやすい結果ですね。

それでは、次にこの「仕送り額の推移」を見て見ましょう。

下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出します。

「厚生労働省 後期高齢者支援金の推移」より

https://www.mhlw.go.jp/content/12401000/001013687.pdf
出典:厚生労働省 高齢者の保険料賦課限度額や高齢者医療制度への支援金の在り方より(8月16日利用)

上記のグラフは「厚生労働省」が発表している平成21年度(2009年)~令和4年度(2022年)の「後期高齢者支援金の推移」です。要するに「仕送り額の推移」ですね。

上記グラフの一番左の2009年の「支援金額は4.72兆円」でした。

それが、一番右側の2022年の「支援金額は6.93兆円」と膨れ上がっています。13年間で1.5倍ですね。

一目見ても、右肩上がりに上昇しているのが分かりますね。だけど今後も75歳以上の高齢者は増え続けますよね。

それでは現役世代からの仕送りは、今後も増え続けるのでしょうか?

コロちゃんが調べたところでは、これに対する抜本的な解決策は出ていませんね。今後もいろいろ「制度の軋み」は出て来るのでしょうけれど、これまでの延長線上に推移するものと思われますよ。

いずれコロちゃんも、この「後期高齢者の仲間入り」するかもしれませんから、あまり高齢者の負担増になるような施策は歓迎できませんが、この状態で果たして制度が続けられるのか不安になりますね。

3.「健康保険組合は6500億円の赤字だよ」

上記で「75歳以上の後期高齢者保健」に仕送りを行なっている「現役世代」は、下記の「健康保険組合」に分かれています。

◎「各健康保険組合」

➀「健康保険組合」(大企業:2830万人)

➁「協会けんぽ」(中小企業:3930万人)

➂「国民健康保険」(都道府県・市町村国保+国保組合:2850万人)

日本では国民全員が、上記のどれかの「健康保険」に加入しています。

その上記の「➀健康保険組合(大企業:2830万人)」ですが、今年2024年4月に「健康保険組合の2024年度予算の早期集計を発表しています。

その内容によると、全国1400組合の経常収支は合計で「6578億円の赤字」と発表しています。もちろん過去最大の赤字だそうですよ。

その赤字の組合数を見ると、1400組合中の1194組合と全体の9割弱が赤字とされてますね。

「健保組合」としては、赤字だから会社員から徴収する「保険料率」を上げれば良いかと言うと、現状の全国の健保組合の保険料率は「平均9.32%」とされています。

中小企業が加盟する「協会けんぽ」の保険料率は10%とされていますから、これを上回るようでは、大企業が自前で「健康保険組合」を運営する意味がないとなってしまいますね。

「健保組合(大企業)」が解散して、みんな「協会けんぽ」に入れば「保険料率」が10%ですみます。(協会けんぽには収入の11.8%の国の税金が投入されています)

この様な状況ですから、「➀健康保険組合(大企業:2830万人)」は、「後期高齢者保健」への仕送りの重さで、運営の危機に追い込まれていると思いましたよ。

4.「国民健康保険:市町村健保も赤字だよ」

上記は「大企業の健康保険組合」の話しですが、「厚生労働省」は8月8日に「国民健康保険(市町村健保)の財政状況」も発表しています。

この「国民健康保険:市町村健保」にはコロちゃんも加入していますね。

どれどれ、ちょっとマジになって見てみましょう。今以上にコロちゃんが払っている「国民健康保険料が上がる」のはイヤですからね。

下記の表をご覧ください。内容は下に書き出します。

「厚生労働省 国民健康保険の財政状況」より

https://www.mhlw.go.jp/content/12400000/001283515.pdf
出典:厚生労働省 令和4年度国民健康保険(市町村国保)の財政状況についてより(8月16日利用)

上記の表は「厚生労働省」が発表している「国民健康保険の財政状況」です。下にポイントを書き出しますね。

◎「国民健康保険の財政状況」

❶「収支差引額:1067億円の赤字」
❷「前年度収支  :67億円の赤字」

「国民健康保険の財政」には、赤字の穴埋めを目的とした一般会計からの繰入金(748億円)が投入されています。

上記の「❶収支差引額:1067億円の赤字」は、その繰入金を除いた実質ベースです。前年の赤字67億円と比較すると1000億円も赤字額が膨れ上がっています。

コロちゃんは、思わずこんな状況で「制度の持続性」が大丈夫かと不安になりましたよ。

この上記の内容をコロちゃんがポチポチ見ていましたら、この「国民健康保険財政」から「後期高齢者保健制度」へ仕送りが1兆5082億円もあるんですよね。

この「国民健康保険」から「後期高齢者保健」への仕送り額も、今後ますます増えるんでしょうね。

今年度のコロちゃんの「国民健康保険料金」は、年間7万3200円(月6100円)です。高いですよね。「清貧年金老人」から、こんなにむしり取っているんですよ。

まあ、コロちゃんも病院通いが多いですから、あまり文句は言いにくいのですけれど、「国民健康保険料」が、これ以上に上がるのはイヤですね。

しかし上記で見てきたように、どこ見ても赤字なんじゃいずれ上がることは間違いがなさそうですね。
ヤダε٩(゚ロ゚*)۶з

5.「若い人が多い会社はけんぽから逃げ出したよ」

報道によれば「若い社員が多い企業が新しい健康保険組合をつくる動きが進んでいる」と報じられています。

日本の健康保険制度は「国民皆保険」となっていて、下記のいずれかに加入することになっています。

◎「各健康保険組合」

➀「健康保険組合」(大企業:2830万人)
➁「協会けんぽ」(中小企業:3930万人)
➂「国民健康保険」(都道府県・市町村国保+国保組合:2850万人)

この上記の①②は、以下のような違いがあります。

❶「健康保険組合」
・大企業2830万人
・平均年齢:43.2歳
・平均月収:38.4万円
・保険料率:9.26%

❷「協会けんぽ」
・中小企業3930万人
・平均年齢:46.2歳
・平均月収:30.2万円
・保険料率:10%

上記のように「中小企業」が加入する「協会けんぽ」は、「平均年齢」も高く「保険料率」も10%と高いのですよね。

そこで、若い社員の多い新興企業が、新たに「健康保険組合」を設立して安い「保険料率」を実現し始めていると報道されていますね。

その原因と理由は「高齢化による医療費の増加」です。

若い社員が多いほど、医療費負担は軽くなりますからね。違法ではありませんから、「クリームスキミング※」が成り立っていますね。

(※クリームスキミング:牛乳から美味しいクリームだけをすくい取ること:ある分野のうち利潤の多い部分にのみ参入すること)

コロちゃんは、日本全体で背負うべき「高齢化の負担」を、自分たちだけは逃れようとする「新興企業の健保組合」はズルいと思いますよ。

だけど、逃げ出したくなるような「国民皆保険制度」を、抜本的に改革しようとしない「国家の責任」の方がはるかに大きいと思いましたよ。

6.「75歳以上の高齢者は増え続けるよ」

今日のテーマは、「現役世代から仕送りを受ける後期高齢者(75歳以上)」ですが、その数は今後も増え続けます。

下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出します。

「総務省統計局 高齢者人口及び割合の推移」より

https://www.stat.go.jp/data/topics/topi1321.html
出典:総務省統計局 統計トピックスNo.132 統計からみた我が国の高齢者-「敬老の日」にちなんでより(8月16日利用)

上記のグラフは「総務省統計局」が発表した「1960~2040年の高齢者人口の推移です。下記にバックデータから2022年~2040年の「75歳以上の人口及び割合」を書きますね。

◎「75歳以上の人口及び割合」

➀「2022年:1937万人:15.5%」
➁「2025年:2180万人:17.8%」
➂「2030年:2288万人:19.2%」
➃「2035年:2260万人:19.6%」
⑤「2040年:2239万人:20.2%」

うーむ、増えますね。上記のデータを見ると、人数では「➂2030年:2288万人」がピークで、2022年よりも351万人も増加します。

そして、割合では「⑤2040年:20.2%」まで増えていますね。
( ̄へ ̄|||) ウーム

ここまで増えると、制度の小幅なバージョンアップではもう無理になるのではないかと不安になりますね。

7.「コロちゃんは消費税の増税を提案するよ」

上記の内容を読んでいると、もう「現役世代からの仕送りは限界」だと思いますよ。

増え続ける「後期高齢者数」ですが、「現役世代」は逆に減り続けるのですから、その結果どうなるのかは素人のコロちゃんでもわかります。

どこかからお金を引っ張って来なければならないのですから、どうすれば良いのかは明らかですよ。

広く薄く国民が負担する「消費税」を増税するのが、一番わかりやすい道だとコロちゃんは考えていますよ。

ちょっと、消費税の歴史を見ておきましょう。

◎「消費税の歴史」

➀「1989年(3%)竹下総理」
➁「1997年(5%)橋本総理」
➂「2014年(8%)安倍総理」
➃「2019年(10%)安倍総理」

上記の「①3%:竹下総理」は、リクルート事件の影響もあり、消費税導入直後に退陣していますね。

そして「➁5%:橋本総理」は参議院選挙敗北で退陣しています。消費税増税の影響が無かったとは言えないですね。

このお二人の総理大臣は、消費税が原因で退陣したと言えるとコロちゃんは思っていますよ。

「消費税増税」を政治的に切り抜けることが出来たのは、「③8%」と「➃10%の安倍内閣」です。消費税増税でのダメージを最小に抑えて、政治的に生き残りましたね。

こう見ると、「安倍総理」は時代と世界経済の好転に助けられた運のよい総理大臣だったと言えるとコロちゃんは思いましたよ。

しかし、その最後は「テロ」に倒れるという不幸な結果に終わりましたね。合掌。

上記のように「政治家にとっては鬼門」と言われるような「消費税増税」です。

しかし、コロちゃんは「国家百年の大計」のために、政治生命を賭けて「消費税増税」を言い出す政治家が出て欲しいと思っていますよ。

8.「コロちゃんと後期高齢者」

コロちゃんは、「こらいまれ」に入ったばかりの「鼻たれ小僧※」ですが、いずれ生きていられれば「後期高齢者(75歳以上)」にレベルアップします。

(※鼻たれ小僧:91歳で亡くなった渋沢栄一の言葉:40、50は洟垂れ小僧 、60、70は働き盛り、90になって迎えが来たら 100まで待てと追い返せ)

あと5年も生きられるかなー?
(。・_・?)ハテ?

コロちゃんの妻は、3年前に71歳で亡くなりました。コロちゃんも直ぐに後を追うのだろうと考えていましたが、なかなかそう簡単ではないようですね。

そもそも、コロちゃんの人生は思い通りに進んだことはほとんどないのです。

だからコロちゃんは、自分の人生を「ゲームセンター」にある「ピンボールマシン」のようなものと考えて来たのですよ。

どこにぶつかって、どこに進むのかがわからない、予測の出来ない人生ですよ。

ただ考えてみれば、そのような人生の方がいつも「新鮮な感動を感じることが出来る」とも言えるのですよね。

コロちゃんが生きてきた時代は、高度成長の1970年代、一億総中流の1980年代、子育て真っ最中の1990年代です。ここまでは波乱万丈の人生でしたね。

何しろ生き方の振れ幅が大きく動いていました。

その後の2000年代以降が、一番平和な時代だったように思われますね。そして「老後の生活」に入りましたが、人生をともに歩んだ「妻」が先に逝きました。

だからコロちゃんは、もういつ妻の所へ行ってもいいと思っているのですよ。あまり生への執着は今ありません。

だからコロちゃんの余生は、世の中を斜めから見ながら、言いたいことを勝手にほざいてスッキリしたいと考えていますよ。

せっかくこのブログという媒体を知ることが出来たのですから、活用することで世の中を広く睥睨して、言いたいことを今後もまだ言い続けたいと思っていますよ。

今日は「現役世代からの仕送りはどこまで増えるのか?」というテーマで、「健康保険の実態」を掘り下げてみました。

働いている若い世代の方は、毎月の給料から天引きされていることは知っていても、その中から巨額の仕送りが「後期高齢者(75歳以上)」に送られていることにはご存じない方も多いかと思われます。

その「仕送り」が、もう限界近くに来ていることは、ぜひ知っていただきたいと思いますね。今後は、どこかの時点で制度がクラッシュするかも知れませんからね。

コロちゃんは「後期高齢者」と言えば間もなく我が事になりますから、今後も注意深くチェックしていきたいと考えていますよ。ぜひお楽しみにお待ちくださいね。

コロちゃんは、社会・経済・読書が好きなおじいさんです。

このブログはコロちゃんの完全な私見です。内容に間違いがあったらゴメンなさい。コロちゃんは豆腐メンタルですので、読んでお気に障りましたらご容赦お願いします(^_^.)

おしまい。

Simon OberthalerによるPixabayからの画像
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